ヨーロッパ女ぶらり一人旅 -7ページ目

2000.11.15 クール

泊まったホテルは値段のわりにはとっても素敵なところ。7時に朝ご飯をとる、ビュッフェスタイルで久しぶりにスイスチーズが盛りだくさん。ハム&ヨーグルト&フルーツ&パンに紅茶をいただく。やはりのんびりとホテルに宿泊するのは気分がいいし身体もらく。今日は移動デー、一日かけてスイスを横断しオーストリアのウィーンへ向かう。
早速チェックアウトし、駅までむかうが朝の光に雄大な山々の景色にかこまれていてびっくり。昨夜は暗かったのでまわりの景色がよく見えなかったので驚く。昨日はミラノ、今日は山の麓で目覚めるだなんて旅しているなあと実感する。駅に向かう道を歩いているだけでうれしくなる。さて、本日からはユーレイルパス使えないので切符を購入せねばならない。とりあえずザルツブルグまでの切符を買い、インフォメーションにてタイムテーブルをチェック。ところがウィーンへ行くにはドイツを経由したほうが早くつくということに気づきチケットを購入しなおす。
クールからは国境まで行き、そこで列車を乗り換える。山裾を30分くらいかけて走る。乗り換え後はインツブルグまで2時間。長時間のる列車にはビュッフェカーがついているのでそちらでひとやすみすることに。で、荷物をチェーンで座席にまきつけて食堂車でお茶。お茶を飲みながらの旅、ひたすら窓の外に目をやってすごす。まわりも心なしかハイソな雰囲気で女ひとりでものんびろとくつろげる。久しぶりに山間の列車に乗り、ワクワクするので私って山が好きなんだと自覚する。日本に帰っても山は身近に感じる暮らしをしていきたいと思った。
さてインツブルグ到着後、すぐとなりのホームにウィーン行きが。らくちん移動で2等席へ、結構混んでいる。うとうとしながらも席周辺をウォッチング、前はオーストリア軍らしき青年たちだ。その後ろは楽器をもった女の子が乗り込んでいる。あーウィーンに行くんだなって実感した。なんとこの座席に座って4時間かけてウィーンに行く、ながい・・・。また途中リンツあたりからの終点までは都会の風景で車窓もかなりたいくつ、ウィーンにやっとついたころにはへとへと。

外はまっくらで、とにかく新しい国についたのでオーストリア紙幣を手に入れ、時刻表を手に入れて今夜の宿の手配をする。まずはYHにアタックするべく電話してみると空室ありとのこと。めずらしくガイドブックの地図通りにいくと迷うことなく到着できた。宿についてほっとひといき、ルームメイトは韓国の女の子二人組。とにかくおなかがすいたので近くのレストランで食事する。ウィーンに来たからには、とウィーン料理が食べたくなった。適当に注文してビールでいい気分になる。YHにインターネットがあったので久しぶりにメールをチェック。YH自体は部屋に洗面台がないのが不便だけど、となりにトイレ&シャワーがあって便利なお部屋だった。でもとにかく疲れていたので10時過ぎには寝る。


【本日の旅の費用】
列車 111SF
お茶 10SF
YH 160ATS
メール 20ATS
夜ごはん 131ATS
トータル  121SF+311ATS(9558円)

2000.11.14 ミラノ

ミラノ2
今日のメインイベントはダビンチの最後の晩餐を見ること。しかーし、外は雨で目覚めたときからあまりいい気分になれない。旅していると基本的に雨がふっている朝は憂鬱。はがきや身の回りの整理をしているうちに予約している観覧時間が近づいていることに気づき、宿を出る。
目指すのはサンタマリア・デラ教会。この教会自体はそんな有名なものではないと思うけど、とにかく名画「最後の晩餐」がある教会なので多くのツーリストが群がるところ。宿からはメトロを2回乗り換える。これが非常にわかりずらかった。テレビジョンでサッカーの試合情報を流すくらいなら路線図をかわりに作ってほしいと思う。メトロに乗車中おじさんに時間を聞かれ、親切に答えるとなにやら話しかけてきた。「日本人?キレイダネェ」などなど、怪しげだったので無愛想にしたらすぐにどこかへ行ってしまった。ほんとはいいひとだったのかも。
さてめざす教会は駅から迷いながら到着、雨の中迷いながら歩いたのでつらい。10時45分到着でお金を支払うと11時15分に来て下さい・・・といわれ、近くのバルで時間つぶし。サンドイッチをオーダーするとけっこう美味。イタリアコーヒーも雨のなか歩いた疲れを癒してくれる。このイタリアコーヒーとも今日でお別れか、と思いながら味わって飲む。
さて、時間がきたので入場開始。英語ガイドで説明をうける。中は食堂だったらしく天井の高いホール。入って初めて知ったことはフレスコ画がふたつ両端の壁に描かれていたということ、最後の晩餐がでーんとひとつだけ飾られているのではなく、もうひとつ磔刑。くらべるとさすがダビンチ、いい仕事しているなあなんて生意気にも思ったりして。実物を見たと言うことに満足、日本に帰ったらこの絵についてちょっと掘り下げて本でも読んでみたいと思った。となりにいた外国人たちは(たぶんキリスト教徒)、絵を指さして「この人は~」とあれやこれやいいあっていた。わたしには裏切り者のユダしかわからなかった。ちなみに出口にはしっかりとおみやげ物がずらーり、寄付する気分でえはがきを購入。
このあと隣の教会へいく。先ほどとちがって中はフリーに入れる。なんといっても外はあめなので建物の中にはいるとほっとする。ちょっと教会内をぶらっとした後、ホテルに戻る。荷物を預かってもらっていたのであいそのいいフロントのおじさんに最後に「チャオ」と挨拶して駅にむかう。インフォメーションにいくとどうも乗り継ぎがわるそうだけど、今日はとりあえずスイスへむかうことにする。なんといっても、本日でユーレイルパスがきれるのだ!なんだかんだと存分に活用したパス、明日からは毎回列車にのるたびに切符を購入しなきゃいけないのかと思うと憂鬱。とにかくティラノまで行く、この時間はベルニナエクスプレスという特急はないけど同じルートのローカルラインが動いているのでそちらに乗車。こんでいたので2等に座る。Locoという駅で一気に人がおりてすいた。ここからコモ湖にそって列車は走る。霧だけどきれい、思えば久しぶりに山間の列車にのるなあとしばし車窓を堪能。

ティラノは国境の街、おりると目の前に山があり夕暮れできれい。次の列車まで30分時間があったのでイタリアリラを見事に使い切る。夕食をたくわえて駅に向かうと、なんと入念なパスポートコントロールがあるではないか!おまけに私のナンバーを別室にてコンピューターでチェックしだす。長旅なせいかあやしまれているのかしら、と思ったけど無事パスポートを返してもらいスイスへ入国。いざベルニナ特急にのりこむも、列車は一両編成。実はとっても有名な特急らしいけど日暮れに乗る人なんていないみたいで乗客は私オンリーで貸し切り状態、逆にさみしい。で、車窓からはまっくらで何も見えず、私としてはなんだか疲れてしまったのでうとうと。このラインの車窓はいつかまた訪れたときのためにとっておくとして・・・なんておもっていると電車後ろの方でぱちぱちという音がする。何かなーって振り向くとなんと火花がちっているではないかっおまけに途中から郵便物が車内につみこまれたりして、かなりのローカル度。案の定サンモリッツまで定刻より遅れて到着。外は雪でびっくり。とりあえずクールというまちまでいって今日はそこで宿をとる。このまま夜行列車にのってオーストリアまで行こうかとも思ったけどとりあえず疲れたので宿で眠りたい。
途中下車したクールの駅で時刻表をチェックし、駅前のホテル直通電話で一番安いホテルをリザーブ。スイスって簡単に宿の予約ができるから好き。夜の10時に駅周辺をうろうろしていてもちゃんとベッドを確保できるんだからなんていい国なんだろうと思う。ホテルは駅からあるいて五分もかからないところ。テレビつきのふかふかベッドでシャワーをあびて就寝。


【本日の旅の費用】
最後の晩餐 20000L
はがき×2 3000L
メトロ×2 3000L
朝ごはん 8500L
切手 12000L
ホテル 60SF
ディナー 4300L
トータル  50800L+60SF(5988円)

2000.11.13 パドヴァ

ミラノ
8時半に学校へ行くというMちゃんと一緒に出発予定。7時過ぎにおきてお茶をのんでクロワッサン&デザートを頂く。おうちの前にあるバス停に時間通りにバスが来ない、しかも雨が降っている。やっと来たバスに乗り込むも遅刻しちゃうわ~というMちゃん、語学学校に通っているのですがイタリアライフを少しのぞかせていただいて楽しい滞在でした。学校前で急いでおりていく彼女を見送りながら本日私が向かう先はここパドヴァの修道院。
この町には私の好きなジョットの絵がたくさんあるという「スロヴェニエ修道院」がある。街自体がとっても静かな学問の街、という雰囲気でまず修道院周辺の雰囲気がいいなと思った。中はミュージアムになっていて重たい荷物を預けることができるのがうれしかった。お目当ての礼拝堂への入場は時間が決まっていて10分ほど待たされる。周りにツーリストが誰もおらず、ひょっとして一人で貸し切り状態で見れるの?とワクワク。入場に際しては結構厳重な警備体制でやや驚き。無事入場後は一人で半時間ほどかけてじっくりと鑑賞。ここはまさしくジョットワールド。はじまりはヨアキムが宮殿を追い出される所から描かれている。訪れて初めて知ったことは上から下までフレスコ画だということ。壁だけだと思っていたら天井にまで描かれていたのにびっくりした、圧巻。ちなみに私のお気に入りの、ヨアキム荒野でうなだれるという絵が天井一番上に描かれていて鑑賞するにはものすごく首がいたいし、遠すぎてよく見えない、もっと間近でみたいものだわ。で、ものすごく疲れてしまった。でもやはり迫力のある場所、これだけフレスコがでおおわれているっていうのがすごいと思った。しかも一人で鑑賞できるって言うのが幸せ~。途中数回警備係の人が「まだ?」ってかんじでのぞきにくるのが気になったけど、もっとゆっくりほっておいてほしい。さて、フレスコ画の最後の審判あたりは間近でみれるポジションで、ふとちょっとアメリカンコミックぽいかんじで世界で初めて漫画を書いた人と呼べるかも、なんてふとおもってしまった。
フレスコ画を満喫した後はさっそく次の目的地、ミラノへ向かう。駅につくとすぐにミラノ行きの列車があった。しかし案の定遅れておりしばらく待ちぼうけ。そのうちやってきた列車に乗り込みミラノまで2時間。その間ひたすら外は雨、なんだか眠たくなってきてうとうと。着いたミラノはやはり大都市の玄関口といった駅。

雨の中の宿探しはつらいなあと思いつつ、駅周辺で宿を探すべく歩き出す。ガイドブックには「駅をおりて右側がホテル街」とあるが実際は逆、こういうのってほんと困るなあと思いつつホテルがたくさんあるストリートをみつけてアタック開始。一軒目はいかにも安宿ですというような雰囲気で9万リラ。次は雰囲気はきにいったけどWのお部屋しかなくって高いので却下。3軒目によさそうって思ったところはほんとに気さくなおじさんがいる8万リラのお宿、シングルでこぎれいだし駅から5分でバストイレつき、でここに決定。テレビもあるビジネスホテルといった雰囲気。
ちょっとリラックスしたあとさっそく街に繰り出す。Mちゃんに教えてもらったとおり有名な「最後の晩餐」のある教会へは電話で事前に予約しないといけない。インフォメーションでその旨のことを聞き電話をするも話し中でつながらず、それを再度インフォメーションのスタッフに言うとかわりに予約をしてくれた、親切。で、安心して観光にいそしむ。ミラノはショッピングの街でもあるけど買い物には興味がなくまずはドゥーオモへ。

ここは上まで登れて街が見渡せると聞いていたのでわくわく。教会内部は天気が悪いせいか人工照明、これがきれい。途中ミサがはじまりパイプオルガンを聞く。取り立ててみる絵や祭壇はないが雰囲気がいいなと思って席についてぼーとする。それから、せっかくだからもちろん上まで登ることに。上へはエレベーターを利用、階段だと入場料は若干安くなるがそこはけちらない。上へあがるひとはまばらでなぜ?と思っていたら、やはり天候が悪い。景色といっても雨でどんよりしていてそんなにいいもんじゃない。でもこの教会の塔がたくさんならんでおり、それらを間近に見れるというのに感動。おもわず写真をたくさんとる。
その後エマヌエーレ2世アーケードへ。ここはプラダなど高級店のあるショッピングストリートでアーケードの雰囲気が素敵でうっとり。私がよく利用してた心斎橋筋にくらべて上品なかんじ。このアーケード自体は心斎橋筋ほど長くなく「えっこれで終わり?」というほど小規模なもの。出たところが広場になっているけれどデモ行進をしていたので驚いた。この広場横にオペラ座、スカラ座がある。ちょうどFnacがあったのでカメラフィルムを購入し、おなかがすいてきたなとレストランを探すもよさそうなお店がない。とりあえず宿近くまでもどろうとメトロにのる。ちょうどホテル近くのレストランがよさそうだったのでそこでディナー。本日はビール+カルボナーラ+野菜スープ+パン+プリン。スペインからずっと家庭料理屋さんという雰囲気のおみせに入ると必ず食後のデザートにプリンをオーダー。微妙に味が違っていておもしろい。動けないくらいにおなかいっぱいになった後ホテルで熱いシャワーをあびる。のどがかわいて近くのお店でオレンジジュースを調達し疲れていたのかなんと9時には寝てしまった。


【本日の旅の費用】
修道院入場 10000L
はがき 2000L
メトロ×2 3000L
バス 1500L
ドゥーモオ 8000L
フィルム 7900L
ホテル 80000L
ディナー 38000L
ジュース 3000L
はがき 1500L
トータル  154900L(7435円)