ヨーロッパ女ぶらり一人旅 -8ページ目

2000.11.12 ヴェネチア

ヴェネチア

昨日はりきって洗濯したが、なんと乾かずじまい。計画性もなく洗濯したので今日着る服がない、なんとかヒーターで乾かしたりしてやや寒い。7時半に目が覚めて、まわりの子はみんなぐっすり。テレビをみたりして自由にすごす。身支度後、今日は一人でヴェネチア日帰りデー。
ヴェネチアまではまず家からバスで駅まで出て、そこから電車で30分くらいのところ。電車にのっていると、女の人がみんなのそばにミッキーのバッチつきのものをおいていく。イタリア語でなんか書かれていてDMの一種かな?なんて思いつつなんだか薄気味わるくってほっといたら例の女性が後で取りに来ていた。もちろんお金をはらわないといけないしくみで、献金かしらと思う。とにかくイタリア語がまったくわからないのでそこらへんのところはまったく理解できず。


そんなこんなで着いたヴェネチア、さすがに寒い。駅構内を出るとそこはもう運河の街が広がっている。まずはマップをもらう。それから水上バスにのってリド島にむかう。シーズンオフなんだけど絶対に行ってみたいところだったのでわくわく。せっかくの水上バスだけど私は室内になっている座席へ座る、とにかく寒いのは苦手だ。30分くらいかけてリド島につく。ここはヴェネチアのなかでも大きい島のひとつで私の好きな映画「」ベニスに死す」の舞台なんかにもなったところ、ヴェネチアのなかではリゾート地的な存在となっていると聞く。

到着後、まずはバルでコーヒーとクロワッサンを食べて一服。それからメインストリートを歩きながら街角ウォッチング。素敵な雰囲気のプチホテルだとかがのきを連ねていてこんなところでのんびり宿泊してみたいと思う。お目当てのビーチは人がまばら。シーズンオフのビーチなんか誰もいないだろうと思いつつ、わくわくしていると結構犬の散歩をしている人がいたりする。海を見るとほっとする、楽しい。

リド島で海を見て満足した後は、ボートにのってサンマルコ広場へ向かう。まさしくヴェネチアにきた、と思えるところ。とにかく結構な人でにぎわっている。ところで、広場には水が入ってきており、ところどころしきいを作った板の上を歩いていく。ちなみに広場に面しているバジリカに入るには床が浸水していて、簡易橋みたいなところをみんなぞろぞろと歩く。ちょうどミサが行われていたので遠慮しようかと思ったけどとにかく観光客がすごくってみんなおかまいなしに普通に入っていくので、私もおじゃま。黄金のモザイクがどーんとあったりして、ヴェネチアらしいなって思った。ちょっと成金な気もするので私は好きじゃない。でもとても美しかったので思わずポストカードを購入した。なんせここは写真撮影禁止、記念になるものがほしかったのだ。

この後、水上バスにのって有名なリアトル橋までいき、周辺をぶらぶら。ポテトが食べたいとバルにはいるもメニューになく、サンドイッチをオーダー。それから川べりのレストランを横目にみながら散歩。素敵な雰囲気のレストランがあってこういうところで「いい服」をきてワインを飲んでみたいと思った。途中マクドナルドがあったので念願のポテトをオーダー。ポテトフライ片手にひたすら周辺をぶらぶら散歩する。ゴンドラも一人だとのっていて悲しくなるだろうから却下、今日はひたすら水上バスを使う。リアトル橋からは歩いてサンマルコ広場に戻る。歩いても10分くらいで着く。街全体細いくねくねした道だらけだけど矢印もでているので迷うことはないし、迷路みたいで楽しい。広場について写真をとっていなかったのでおもむろにシャッターを切る。それから広場のカフェでクラシックにジョンレノンの「イマジン」が流れてきて聞き惚れる。生演奏とベネチアの街がフィットしていい気分となる。バンドにチップをあげればよかったと後で後悔。チップ文化のない日本人の私としてはなかなか出せない。


この広場横には宮殿があり、入る。さすがベネチア、黄金だらけ。日本人ツアー客がいたので横でガイドを聞くことができてラッキー。どうやら天井の絵はどれもこれも芸術品らいい。2階へ上がる階段の天井もすばらしい装飾。ここは裁判所の機能もあり、審議室がある。大統領の間・社交の間だとか大ホールに小ホールがいくつかというあたりはヨーロッパの宮殿はどこも同じだと感じた。それから「嘆きの橋」というスポットを通って牢屋に行く。「嘆きの橋」というネーミングは囚人が牢屋に行く途中、ここにある窓から外を見れるわけで、それまもう美しいベネチアの街が見えるわけで、嘆きながら通ったといういわれらしい。で、しばし窓の風景を楽しむも現在はこの窓めがけてフラッシュをたくツーリストで一杯でへんな気分。宮廷の庭も楽しんでちょっと休憩。

寒いので早めに帰ることとする。駅行きの水上バスはラッシュ、またここに来ることはあるかな?なんて思うと名残惜しくなって寒いけど外で街の風景に見入る。Mちゃんにおみやげでもっておもってもいいのがないのでやめておく。パドヴァの駅に無事到着後もバスがいまいちよくわからず、めんどくさいのでリッチにタクシーで帰る。ディナーはイタリアン野菜入りのリゾット。ビールで乾杯した後お風呂に入っているとルームメイトが続々と帰宅。イタリア式のオーバーなおかえりの挨拶が、いいなって思った。


【本日の旅の費用】
朝のカフェ 2700L
ランチ 1500L
水上バス 18000L
はがき 2000L
宮殿 18000L
ポテト 2900L
カフェ 1800L
トータル  46900L(2204円)

2000.11.11 フィレンツェ

フィレンツェ
目覚ましをかけないで自然に目が覚めたら7時45分だった。自然に目覚める朝は気持ちがいい。 同室の子はぐっすり、となりの部屋が空室だったので隣で気兼ねなく身支度。チェックアウトをした後も荷物を預かってくれるので手続きをする。
まずはアカデミア美術館へいく。なにがなんでもダビデ像は見てみたい。並ぶ列にはけっこう団体さんがおり、だいぶんと待たされるんだろうなあと思っていたら30分弱のことだった。館内はたくさんの人でさわがしい。入館してすぐのところにはミケランジェロ作の未完成の彫刻群がある。今にもかたまりからぬけだそうとしている風に見える「人」の彫刻。さて、お目当てのダビデ像は手の毛管まで細部にわたって見事なもの。又身体がひきしまっていてほれぼれするくらいハンサムなダビデ像。記念にこの像のはがきを4枚も購入してしまうくらい、なんだか惚れ込んでしまった、像に。ここは他に絵画もあり、ボッティチェリの作品もある。
2時間弱堪能した後、インフォメーションへ向かう。なんでもダビデ像のコピー像があるという広場があるらしく、行ってみたくなったので行き方を教えてもらう。その後街の中心部へ向かう。ドーモウへ向かうが、マーケットが開かれていたのでチェック。寒いので手袋がほしいと思っていたところ、値段の手頃なレザータイプを見つけたので購入。ついでに財布も購入、安い。マーケットでは必ずディスカウントしてくれるので、そんなやりとりが楽しい。考えてみればモノを買うのって久しぶり、楽しいな~とついでにコートも物色。さすがにコートを買うことはしなかったけど、さすがフィレンツェは革製品が安い。うさぎの毛皮ライナーで黒い皮のコートが5万円。買い物って楽しい、お金をたくさんもって買い物を目的に旅をするのも楽しいだろうな。
マーケットを楽しんだ後はドーモウへ。まずは外観が素敵、きれい。中で少しぶらぶらした後、クーポラへ。なんと行列ができている、20分ほど並ばなくてはいけない。順番がきてひたすら階段を上る。これがけっこう大変で上についたころにはへとへと。上からみる教会は圧巻で、教会上の最後の審判は見事。外への景色もすばらしいものだけど、とにかくくたくた。フィレンツェの街、赤茶色の屋根が一面の風景、ロマンティックな雰囲気だった。でもとにかく疲れてしまっていて、とぼとぼと下におりる。

下の広場でしばし休憩し、元気になったところで駅に向かう。インフォメーションで教えてもらったとおり、ミケランジェロ広場へ行きたいので13番のバスを待つも、そのバスというのがわかりにくい。イタリアにはどうしてこうも標識が少ないのだろうか、不思議。やっとの思いで見つけたバス乗り場、いざチケットを購入と思ったら、前にあるバルで買わないと行けない。バスのチケットは車内では購入できないしくみで不便。バスはかなり大回りしながら目的地の広場へ。途中ちょっとはずれたところにあるフィレンツェの街っていうのを車窓で堪能。最後のほうはくねくねと登り道をバスが走る。さすが広場からの眺めはすばらしい。が、お目当てのダビデ像はさすがふきっさらしの屋外にあるせいかちょっとさびれているのが悲しい。ちなみにこの広場の上に教会があって、ガイドブックによると映画に使われたことがあり・・・とあるのでチェック。なるほど、シックな雰囲気でいいかんじ。映画監督が舞台のひとつに使いたくなる気持ちがちょっぴりわかったりして。で、ちょうどだれもいなかったので静寂のなかしばし休憩。
広場でフィレンツェの街をながめたりはがきを書いたりちょっとお茶をのんだりしてくつろいだあと、街の中心部へ戻る。ここからYHへは地図を見ながら散歩がてら歩く。途中ヴェッキオ橋を渡るもけっこうな人でにぎわっていてびっくり。YHで荷物を受け取って駅に直行。なんと一泊のみというあわただしいフィレンツェ観光、でも実は旅の途中であったMちゃんのおうちに今晩はおじゃまする予定。

近隣都市パドヴァにすんでおり、久しぶりの再会にわくわくしながら列車に乗り込む。ちなみにMちゃんになにか手みやげをって思ったけど、なんと駅にはおみやげというものは売っておらずがっかり。日本と違うなって痛感。
で、パドヴァの駅でMちゃんと久しぶりに再会。この前ストックホルムで会ったときは半袖だったのにね~なんていいながら駅からバスで5分くらいの静かな住宅地へ行く。5人でルームシェアリングしているという彼女、他のかたはみんなイタリア人女性。本日は週末なのでみんな自宅に帰っており私たち二人、あいたお部屋のベッドを使わせていただく。ディナーはお手製イタリア料理。といってもスープ&パン&チーズ&サラミ。さすがヨーロッパ、チーズが最高においしい。洗濯など身の回りの用事をこなして就寝。


【本日の旅の費用】
美術館ガイド 14000L
美術館 12000L
カフェ 11000L
財布 28000L
てぶくろ 25000L
朝ご飯 2500L
はがき 5500L
クーポラ 10000L
バス 1500L
カフェ 1500L
トータル  111000L(5328円)

2000.11.10 アッシジ

アッシジ


ルームメイトの女の子は朝早くチェックアウトした模様。私は7時半くらいに起床、身支度後同室の方と朝ごはん。同室の方たちはみな親切で、私がこれからフィレンツェに行く予定だというとフィレンツェのYHの行き方を熱心に教えてくれた。聞いているととってもわかりにくいところにあるという。ちなみにこのYHはシーズンオフなせいか泊まり客も10人程度でとってもアットホームな雰囲気。

今日は、アッシジを観光後フィレンツェに向かう予定。一泊しかできないのがちょっと残念。YHから坂道を10分くらい登るとバスターミナル、そこから5分ほどひたすら坂道を上り続けるとサン・フランチェスコ教会。9時くらいだと街全体ひとがまばらでいい雰囲気。朝の人気のない観光地って大好き。特に朝の遅いイタリアなせいか、この時間だとまだまだみんな朝支度でほのぼのしている。残念なことは雨がふったりやんだりということ、ずばり天気がよくない。でも、雨の中のオールドシティは好きな風景なので許せる。

ともかくまずは私の好きな「ジョット」のフレスコ画を見るべく急ぐ。フレスコ画目当ての人は多いみたいで団体さんと遭遇。写真撮影禁止なのにとっている中国人ツーリストがいてちょっと許せない、言葉の通じる日本人なら注意したいところだっ特に私のお気に入りの画伯の絵なもので。けっこうさわがしかったがまずは2階にある絵から見る。小鳥に説教する、の絵やきっと亡くなったであろう時の絵あたりが心に残る。係りのおじさんがずっと見張っているのでなんだか緊張しながら鑑賞する。おみやげやさんではがきと切手を購入。いい記念になるはず。1階の教会にはキリストの生涯やら受胎告知など有名なものがたくさん飾ってあって驚き、けっこうじっくりと鑑賞。地下にはフランチェスコさんのお墓があり、熱心に祈っているアッシジ僧がたくさんいた。彼らは全身独特の黒装束ですぐにわかる。
さて、教会を出ると残念なことに雨。でもすぐにやんだのでメインストリートを歩いて山の上、城塞へ向かう。YHからひたすら登っただけあってこのアッシジは高台にできている旧市街。街と反対側の風景がとっても素敵で見とれてしまった。来て良かった、幸せというのが率直な感想。点在する家、田舎の風景。緑のなかにぽつぽつとある家に畑など、のどかで素敵。しかもまわりに人がだれもいなくてのんびりできるのもちょっとうれしいところ。
高台からの風景を堪能したところでなんだか気分がよくなってしまった。で、思い残すことはない、という気分になり一路フィレンツェへ向かう。YHに戻って荷物をとって駅へ向かう。しんどいのでリッチにタクシーに乗車。フィレンツェへの列車は後半時間後ということで、駅でランチを購入しくつろぐ。乗った列車の車窓からは途中ペルージャの街が見えた。ここも、街の中心部らしきところが高台となっていて、雰囲気よさそう。後、名前はわからないけど湖も出てきたりしてけっこう楽しめる車窓。
無事フィレンツェに到着したときはなんと雨。しかも大都市なだけあって人がたくさんでちょっと圧倒されてしまう。今までずっと田舎巡りをしていたんだと実感。雨でなんだか心細い気分だけど気を取り直してYH目指す。雨の中40分ほどかかってYH到着。今朝しっかりと地図入りで教えてもらった場所だけど、それでもわかりにくいところにある。途中人に聞きながら何とか到着できてほっとする。ちなみにこのYHは教会を利用していて、教会の講堂らしきだだっ広いところにプレハブ風でしきってあるという部屋づくり。まあ、寝るだけだし教会に泊まるってことでちょっとわくわく。

荷物をおいてちょっと一息ついた後まだ時間があるのでウフィツ美術館へ。今日は朝大好きなジョットの絵を見て、なんだか美術モードになっているのだ。混むよ・・・と聞いていたのだけど夕方4時ごろの入場だったのでがらがら。じっくりと見ることができてラッキー。ボッティチェリもいいけど、私好みはやっぱりジョット、ここにもあります。ちなみに宗教画が多いのはやはりお国柄なのかな。有名なビーナス誕生の絵のまえだけ人だかりで、後はのんびり見て回れる。オランダ画がクローズしていたのが残念。外に出たときは真っ暗でちょっとびっくり。近くにヴィッキオ橋があったのでちょっとうろうろして、ピザが食べたくなって近くの安いレストランでディナー、ついでにポテトもほおばる。帰り少し道に迷いながら7時過ぎにYH着。やっぱりわかりにくいところにある。メールを出したり、のんびりくつろいで・・・・と思ったらお風呂がなんと故障している。しばらくして治ったのでよかった、熱いシャワーが浴びれないと疲れがとれない。同室の子と30分ほどおしゃべり、情報交換して早めに就寝。


【本日の旅の費用】
タクシー 16000L
サンドイッチ 3000L
はがきと切手 4000L
ガイドブック 16000L
美術館 12000L
YH 23000L
メール 3000L
はがき 3000L
夜ごはん 23000L
トータル  103000L(4944円)