2000.11.7 アルベロベッロ
今日はナポリよりアルベロベッロへ向かう移動デー。列車時刻を前日までにチェックしていた。6時半起床で7時15分出発というハードスケジュール。急いで身支度して駅へ向かう。駅でローマからの旅メイトSちゃんとお別れ。日本に帰ったらちょくちょく会おうね、なんて約束をする。私の方は、とりあえずターラントまでひたすら南下していく。案の定列車は10分遅れでやってきた、イタリアタイムではこれくらいで十分定刻通り。乗り込んだ1等コンパートメントはすいているのがいい。お金の計算をしたり旅の荷物の整理なんかをしながら時間をつぶす。途中山の中を列車は走っていき、ぶどう畑が一面広がっていたりとかドイツみたいだなって思う。でも、ワインはドイツよりイタリアのほうが名品が多いのかな?なかなか豊かな大地でおいしいワインがとれるんだろうなあ、ぶどう畑を見るのが好きなのでぼんやり車窓を楽しんだりする。
ターラントまでは4時間の旅。ターラントはごみごみした港町というかんじ、後で聞いたことだけど治安はそんなによくないという。乗り換えなのだけどちょっと時間があったので駅近くの銀行へお金を引き下ろしにいくも、どことなく悪くさびれた雰囲気。ここからアルベロベッロへは違う線になる。どうやら私鉄らしく、なぜか切符をキオスクで購入するようになっている。ついでにテレホンカードを購入して日本に電話。それからいざアルベロベッロめざして出発。まずはマルティカフランカへいく。乗って10分もすると、ところどころツリィルが見えてきてちょっと感激。車窓から見る田舎の風景の中ぽつぽつある独特のトリルという建物がメルヘンな雰囲気。さて、マルティカフランカで乗り換えるのかと思っていたらしばらく列車が停止した後、同じ列車で行く。ちょっと聞くととえらく親切にいろいろと教えてくれる。やっぱり田舎を旅するのってほっとする、人が親切。
トリルの街アルベロベッロは、駅前はえらくさびれた雰囲気。後で気づいたがちょうどシエスタだったせいだと思う。とにかく前の通りをどんどん歩いていく。途中一軒ホテルを見つけたけれど、とりあえず先へすすんでみる。すると街の広場のようなところに出くわし、たまたまインフォメーションを発見。さっそく中に入ってみると・・・・とっても親切なスタッフ達。東洋人女性の一人旅というのがめずらしかったようで、地図を出してきては街の説明がはじまった。で、ホテルももちろん手配してくれる。おまけにホテルがシエスタでしまっているのでオープンするまで街の散策につきあってくれるという。なんと親切な!というか、ここまでくるとなんか下心があるのでは?イタリア人男性だし気をつけねばっと思っていたけれど、そんな心配は無用だった。他にトラベラーがいないしヒマだったんだろうな。街をぐるっと一周し、絶景スポットをいくつか紹介してくれる。街自体はとても小さいので小一時間で一通りみてまわれるようなところ。その後、ホテルがオープンしたので宿まで送っていただいた。
宿泊したホテルはちょっと値ははるがトリルの造りの2階まである一軒家に独り占めして宿泊。調度品もとっても素敵、一人なのでシングル料金で泊めてくれるのがうれしい。ただ、街から少し離れており、何かあったらインフォメーションやスタッフが街の中心部まで送ってくれるというフレンドリーさ。いったんチェックインした後は夜ごはんをとりに又中心部へ向かう。街並みはほんとに不思議な空間で、昼間はシエスタで人がまったく通らない静かなところ。石でつみあげられた屋根にシンボルマークがついていて、どことなく幻想的な雰囲気。旅の途中で会った人になんでも宮崎アニメのとある作品のモデルになった街だと聞いたことがある。確かにモデルにして物語りを作りたい気分になりそう。
ディナーは街の広場近くで一人でのんびりといただく。時間が早かったせいかカルネメニュー。お水にポテト&肉料理&パンがついただけのもの。食後インフォメーションによって少し遊んで帰る、なんかすっかりスタッフと仲良くなっちゃたわ。近くにミュージアムがあるというのでつれていってもらう。トリルの家を公開しているもので女の子が説明してくれる。やはりシーズンオフなせいかこちらでも熱心にいろいろと説明してくれた。すべてが白壁で住むには寒くないのか、絨毯がないと落ち着かない私としてはここには住めないな、なんて思った。それからカフェ、おすすめのイタリーカフェはillyで、エスプレッソにたっぷり砂糖をいれて一気にくっと飲む。そんなイタリア流がすっかり気に入ってしまった。
【本日の旅の費用】
宿 120000L
夜ごはん 15000L
はがき 4000L
電車 4700L
テレカ 10000L
博物館 25000L
トータル 178700L(8399円)
2000.11.6 ナポリ
天気がいいので今日はカプリ島へ行く。同室の子も行くというので一緒に出かけることに、ちなみにローマからの旅メイトのSちゃんはポンペイへ行くという。身支度後、歩いて港へ。同室の子というのは日本人女性でなんと私と同年齢、なんだかうれしくなって一気にうちとけてしまった。もう一人はラスティというファンキーなアメリカ人。歩いて5分くらいで船乗り場に到着。9時10分発、9時40分カプリ島着というタイムスケジュール。日本人ツアー客がたくさんいてちょっとびっくり、でも団体サンと一緒だと安心感があっていい。
カプリ島が近づくにつれ、けわしい岩がどんとあって勇ましい島という印象。上からの見晴らしがとってもよさそうで、ココで何日か滞在したいなっていう気分になる。ここにやってきたのは「青の洞窟」に入るのが目的。とっても幻想的でいいけど、天気によって入れないこともあるわよって言われていたところだけど、今日は快晴。島につくとさっそく「洞窟いく人はこちらへどうぞ~」と客引きがあって、小さなジェット船にのり変える。30人くらいのせて青の洞窟近くまで10分くらい。ここから船を手こぎボートに乗り換えて中に入る。ここで、入場料&ボート代がいる、船の上で船員さんに払うんだけれどラスティがイマイチしくみを理解していないみたいで「さっきのジェット船でも払った!」と猛攻気。後で聞いたことだけど、ここは観光メッカらしくやたらチップをせびる船員さんがいたりしてぼられることが多いと聞いた。猛攻気のおかげで普通の船賃ですんだのでよかった、でもチップを少しくらい渡すのがイタリア流なのかな?いざ、中にはいった洞窟は別世界。ぽっかりと岸壁に穴があいていてボートでその中に入ると、青い世界が広がっている。一面コバルトブルー、きらきらと水面がひかっていてまるで薬品液を一面にたらしたようなかんじ。それからもちろん海なので波打っていてものすごくきれい。来て良かった!というのが率直な感想。写真をたくさんとった。10分くらいそのなかにいてその後出る。あっというまの青の洞窟、ここは下が白い砂なのでこれだけきれいらしい。ここに初めて入った人はどう思ったんだろうなあ。あんなところで思う存分泳いでみたい。その後は行きと同じくジェット船に乗り換えて港へ戻る。さすがにおなかがすいたのでランチ。3人で食べるラザニア&マルガリータピザはおいしい。
ここから私はソレントへ行く予定。ラスティたちとはお別れ、みんな今からポンペイへ行くというが、私はローマで遺跡の雰囲気を味わったところなので海を無性に楽しみたくなったのだ。12時すぎの船で20分でソレント着。カプリ島へはほとんどの旅びとはナポリ往復と往復するだけらしく、船の中は地元の人たちだらけ、さっきまで団体さんがいたりとにぎやかな旅だったのでちょっと不安な気持ちになった。ソレントについても客引きはいないしタクシーもとまっていないし、道がまったくわからない。で、まわりの人に聞きながら一路バス停めざす。港と駅は10分くらい離れたところにある。途中、ソレントの町中をぶらぶらしながら歩くのがとっても楽しい。知らない街をひとりでぶらぶら散歩するのってほんとうに大好き。
駅でまつこと20分、アマルフィ行きのバスに乗る。ここにきた理由はアマルフィ付近のバスの車窓からの眺めはいいよって聞いたので、この路線バスに乗るのが目的。途中エメラルドの洞窟があると聞いていたのでそこまで行く。青の洞窟ですっかり気分よくなった私は今日は洞窟三昧といくぞ、と意気込む。1時間半くらいかけてバスはのらりくらりとアマルフィ海岸を走る。けわしい岩山をけずってなんとか道を造った、というかんじのところでぼーっとひたすら窓の外を眺める。途中下のビーチに目をやると、白い砂にきれいな海。洞窟でみた光景を思い出しここで泳ぐのって気持ちいいだろうなあと思う。さすがに11月に泳ぐのはきびしいから残念。ところで目指したエメラルドの洞窟は、波が高いので入れないという。がっくり、青の洞窟に入れたので大丈夫とタカをくくっていたけれど、ちゃんとインフォメーションで確かめればよかった。でもバスからおりてのんびり外の空気をすうにはいい。バスからみた絶景をじっくり下車して堪能するいいチャンス。海をぼーっとながめていると無性にイタリアがすきになってきた。でも、海の風をうけて寒くなってきたのでおみやげ物屋さんで一休み。
それから、後でやってきたバスに乗り込みポジターノまで走る。そこでサレルノまでのバスに乗り換え、いざナポリ行きの列車に乗り込むというコース。乗り換えで時間をつぶしたポジターノという街がなかなかグッド。聞けばここらあたりのリゾートの中心地という。大きい教会があり周りを散策。イタリア人ツーリストがたくさんいた。狭い道が入り組んでいていい雰囲気。岸壁にたくさんホテルらしい建物があり、ここらへんで宿をとって一日海を眺めてみたいって思った。でも、リゾート地に一人というのはけっこうさみしいということを南フランスで学んだので今回はやめておく。さて、バスに乗り込み、サレルノへ向かう。この路線バスの車窓もいい。ドライブできたらいいなって思うけど、くねくねしているのでちょっとあぶなそう。ここからサレルノの駅は終点だと思っていたらなんと、乗り過ごしていた。乗客は私一人だったので駅まで引き返してくれるという、とっても親切な運転手さんだった。あー、ローカルバスっていいわ。
ナポリ行きの列車に乗り込むとつかれきってぐったりしてしまった。けど、いるのだ、ナポリの男性。とにかく女性好きな人種なのかしつこくいいよってくる。私はちょっと眠りたいんだけどじゃまされて不機嫌モードに。でも、かっこよい人!イタリア人、特にナポリのひとたちはほんとに毎日が楽しそう。ナポリ到着後まっすぐYHに帰る。お友達になったみんながいたので一緒にレストランで食事。パスタやサラダをみんなでわいわいいいながらいただく。最後にコーヒーがのみたくなってオーダーしたら「もうない」という返事。きっとカフェ担当が帰ったんだろうな、イタリア人らしい。
【本日の旅の費用】
宿 27000L
洞窟入場料 8000L
ボート 7500L
ジェット船 9000L
カプリ島までの船 2000L
ソレントまでの船 14000L
バス 4100L
バス 1300L
バス 3200L
はがき 3000L
夜ごはん 21500L
ランチ 20000L
トータル 120600L(5668円)
