ヨーロッパ女ぶらり一人旅 -11ページ目

2000.11.5 ローマ

ナポリ
今日は朝からローマで出会ったSちゃんとともにナポリへ向けて出発。まずは駅で朝ご飯、ローマはどこのカフェでもコーヒーはおいしいとつくづく思う。さていざ8時6分のナポリ行きの列車に乗る予定がなかなか来ない。まわりの人は気長に列車を待っているあたり、さすがイタリアと思う。まだか~といらいらしているのは日本人のわれわれくらいだ。そいうえばイタリアのローカル線だとちょくちょく運休することがあるということを聞いた。ようやく40分遅れで列車が到着、ナポリへは2時間くらい。けっこう揺れる列車でのんびりうとうとしながら車窓を眺める。丘の上に家々があって集落になっているようで、ああいうところで丘の上からイタリアの大地を眺めてみたいなあと思う。


そんなこんなでうとうとしているうちにナポリに到着していてもう少しで乗り越すところだった。急いで列車を降りる。さすが大都市というだけあってすごく大きい駅だ。メトロへは地下へ、まずはYH探しをせねばならない。メトロで4つ目の駅のはずなんだけど、メトロの路線図がどこにもない。ホーム自体がナポリの駅はびっくりするくらいトラベラーに不親切、観光都市なんだから標識だとかきちんと表示しておけばいいのに。まずはプラットホームが4つもあるのでどこを利用したらいいのかわからない。人が多そうなホームへおりると路線図がようやくあったのでチェック。ナポリのメトロは座席が少ない、不思議。さて4つめのメルジェリーナ駅で降りた時は地上にでていて明るい日差しを感じる。この駅からYHへは歩いて3分くらいのところ。ただ、坂を上るのがけっこう大変。荷物を下ろしてのんびり一休みしているとロビーで日本人男性を発見。Oさんというイタリア料理人で、お金がそこをつきるまでイタリアで料理を食べ続けるという。Sちゃんは考古学博物館へ行きたいといい出ていったのでOさんとランチ。さすがに料理人というだけあって料理についてものすごく詳しい。近くをぶらぶらしながらよさそうなレストランをみつけて入る。私が生まれた73年というのは大雨でいいワインがとれなかった年だったらしい、それからイタリア料理というものはなくって郷土料理であるあたりとか・・・。いろいろと私も料理について掘り下げてみたくった。


一息ついたところで、丘に登ろうとメトロに乗る。途中迷いながらケーブル乗り場へ到着。途中スラム街ぱくって注射器がうようよ落ちているストリートを通ったりとちょっとスリリング。お互い一人で行けないところだ、なんていいながら高台へむかう。雑そうなナポリのおばちゃんが歌いながらごはんを作る音がどこからともなく聞こえてきたりしていいかんじ。ついた丘からの眺めはい。夕暮れにかけて赤く染まる街並みと遠くにポンペイと火山、それからサンタルチア港。海の見える坂道という風景がいい。ナポリって大都会だ、それと猫が多くって港町だなと思う。なんと帰り道迷ってしまいなかなかYHにたどり着けなかった。ナポリの街ってちょっと歩きにくいと実感。


YHに着いたときはちょっと疲れ切っていた。だけれど部屋でのんびりするまもなくSちゃんと7時にディナーを一緒にしようと約束しているので下のホールへおりる。近くにどこかいいレストランはないかなって思いながらも街は7時すぎではまだオープンしていないお店がたくさん。そんななかでなんとかあいている店を一軒みつける。ワインにモツレラチーズ入りトマト、それにパスタをオーダー。みんなでわいわいしながら、チーズがすごくおいしかった。その後カフェでプリンにティラミスといったデザートを食べてくつろぐ。夜の港を見に散歩に出かけたとYHへ戻る。ふきっさらしの港町でちょっと寒かったけど港からみるサンタルチアとナポリの夜景が素敵だった。それと道に迷っても親切に教えてくれるナポリ人がとても好きになった。


【本日の旅の費用】
宿 27000L
夜ごはん 23000L
ランチ 25000L
メトロ 1500L
カフェ 9000L
トータル  85500L(4019円)

2000.11.4 ローマ

オスティア
昨日はりきりすぎたせいか今日はしんどい。のんびりと観光することに決定。朝食はついてないので前のカフェでほうれん草入りサンドイッチと紅茶をオーダー。日本円で500円程度でおなかいっぱい。のんびり派なイタリア人にしてはめずらしくてきぱきと働いているイタリア人ウェイターがものすごく笑えた。


朝食後、私は一路オスティアへ、ルームメイトのSちゃんとは別行動。本日はメトロの一日券を購入、これがすぐれものでとっても便利だった。途中乗り換えていざオスティアへ。乗り換えがわからず聞いたイタリア人女性がキャリアウーマン風で素敵な人だった。同じ駅に向かうのでついてらっしゃいという、親切に感謝。20分くらいでついたところはローマのはずれといったかんじでさすがにここまで来ると人がまばら。ユーレイルパスでフリーでここまでこれるというのがうれしい。


着いた駅にはツーリストらしき人が何人かいたのでついていくと無事遺跡入り口に。ガイドブック片手に熱心に遺跡見学を始める。パンテオン同様がれきと化したなかでゆっくり時をすごす。車の音のないのどかなところで、ぼーっとタイムスリップできる空間。ところどころ残るモザイク、ミトラ礼拝堂、劇場、運動場などにローマ時代を空想しながらひたすらのんびり。だんだんとガイドブックを手にするのがうっとおしくなってきて、ここはお風呂場、だとかどうでもよくなってきた。とにかくここは古代人が生活していた場所なんだ・・・としみじみと物思いにふける。ところがお昼までのんびりするもだんだんと寒くなってきたのでさっさと戻る。帰りは途中にあるStパウロ・フォートリムーラへ寄る。4大バジリカのひとつでとにかく大きいスケール。メトロですぐ行ける便利なところにあるということもありすごい人出、つくづくローマって世界の観光地なんだなって思う。まわりの広場はまばらな人でBarが何軒があった。カフェでゆっくり座ってお茶したかったけど適当ないい雰囲気のところがなくてがまん。


一息ついたところでテルミニ駅で乗り換えてStジョバンニ・イン・テラテーノへ向かう。ローマといえばサン・ピエトロ大聖堂が一番印象的かもしれないけれど、実は古さでいくとこちらのバジリカのほうが古くって由緒正しいところだという。ローマ法王の説教台があったりと格式のあるところ、キリスト教徒でないわたしにとってはステンドグラスと回廊がきれいだったなという印象。ここには「聖なる階段」というのがあって信者は膝で登る。訪れたときに膝で登っている人がいてびっくりした。


とりあえずテルミニ駅まで戻ってカフェで一服。さすがに疲れたのでお茶が身にしみる。小一時間はがきを書いたりして過ごす、カフェでくつろぐのってマンウォッチングもできて楽しい。ローマに限らずヨーロッパのカフェ代というのはものすごく安く感じる。田舎にいくと日本で言う缶コーヒー一杯分くらい、ローマでも200円くらいだ、日本が高すぎる。夕方日が暮れて宿に帰ろうかなって思ったけど・・・サンピエトロ大聖堂あたりの夜景って素敵だと誰かに勧められたことがあったことを思い出した。で、駅から大聖堂あたりまで出ているバスに乗る。駅前のバスロータリーは鳩のフンですごくきたないのを気にしながら乗り込む。バスはメトロの一日券があれば自由に乗れるのでうれしい。しかも、メトロとちがって街の風景を眺めながら移動できる。けどなんと満員、私は座れたのでよかったけど。テルミニ駅からサンピエトロ大聖堂を終点として再びおり返すという路線バス、往復で小一時間かけてローマの夜景を手軽に楽しめて満足。


【本日の旅の費用】
宿 70000L
カフェ 9000L
お茶 1900L
切手 16500L
メトロカード 6000L
オスティア遺跡 8000L
夜ごはん 19500L
トータル  130900L(6152円)

2000.11.3 ローマ

フォロ・ロマーノ


残念なことにチェックアウトしなければならない。2泊までしかできなかったので今日は朝から宿探し。どうしよっかな、って思いながら食堂で食事をとっていると同じ境遇の日本人の女の子、Sちゃんと出会い、一緒に宿探しすることに。そんなわけで昨日までのルームメイト・サラとはお昼前に待ち合わせをする。チェックアウトに際してフロントに預けていた貴重品が手間取ってなかなか出てこずどきどき、無事にありよかった。

近くにある修道院のホステル目指すがなんと満室。仕方ないので適当にガイドに載っているところに行く。ダブルであいていたのでラッキー。駅から近い清潔そうな宿でよかった。荷物をおいてそこそこにお出かけ。メトロですぐのJCBプラザによって情報収集、日本語案内があり便利。パンフレットを適当にもらい、そこからすぐ近くにある待ち合わせ場所のバルベリーニへ向かう。ところが待てども彼女は来ず、適当な時間に一人で行動開始。ベネド通りを歩きがいこつ寺へいく。ローマまで来てなんでがいこつだらけの寺院に行くのか理由は今でも思い出せない。前まできたのでふらっと入ってみたところ、なかは独特の雰囲気。一面人の骨でできた壁で生と死のラインを見た気がした。見学しながらも、いつか骸骨になった肉体の抜けた世界にみんな行くんだなと思うと重くるしい気分に。


出てからは公園手前まで散歩。ここらあたりはハイソな雰囲気だけど私としては歩き慣れた御堂筋ストリートのほうが一枚上だな、って思う。まあ、どちらにしてもハイソエリアは私には関係のないところ。VIP御用達のカフェを眺めながら再び広場へ。ぐるっと見渡すもサラはやっぱり来ておらず、さすがイタリア人約束にルーズね、なんて思いながら今日は一人で観光。まずはコロッセオへ。市庁舎の方までひたすら歩き、ベネチア広場で休憩。横の教会をのぞくとシャンデリアがきれいだった。又、外のシンプルな建物&長い階段がおしゃれ。その後は市庁舎からフォロ・ロマーノを眺める。ここからの眺めが素敵で、ローマでピカイチスポットだな、なんて私は思う。すばらしい遺跡群、ガイドさんがついてくれていないと何にも予備知識がないのでただのがらくたに映る。そこをぶらぶら歩いてみる。ここは昔は宮殿の建ち並ぶところだったのだと、ちょっとロマンティックな気分。ここからパラティーノの丘へ。入場料はここで払うしくみ。スタジアムなど、それから宮殿跡も残っているけど土台などしかない。一部は博物館にあるけど、ガラスケースに入っていても想像がわかない。遺跡物はやっぱり昔からのまま、あるべき場所に置かれているのがいい。丘の上までなだらかな坂道を上っていき、下を見下ろす景色がなかなかグッドビュー。


さて、時間は2時過ぎ。ここから次に向かったのはコロッセオ、すぐ近く。横にマルクスアウレリウス門があり、しっかりと原型をとどめて残っている。コロッセオとマッチしてきれいだというのが第一印象。コロッセオ内では小一時間ほどかけてまわりを散策。ただの闘牛場のような気もするけれど、とりあえず大きい。ローマは教会といい、すべてがビッグスケール。ここから歩くこと15分くらいで真実の口に到着。街をぶらぶら歩くだけでも遺跡らしきものがあったりとして楽しい。真実の口はS.M.イン.コスメディン教会というところにある。映画などでおなじみのところで、観光客がたくさん。建物自体は、教会なのに横に塔がついていて風変わりなものだけど、なんてことのない場所でわかりずらいところだった。ここらあたりはまわりに遺跡が残っていて興味深いものだった。ここからベネチア広場まで歩いて20分。それからミケランジェロの教会を目指す。手前にフォリ・インペリアという遺跡群が広がっていてロマンティックなところ。たどりついたところはミケランジェロが時の皇帝のお墓づくりのためにたてたという教会で彫刻がいたるところにあり、教会というよりかは博物館といった印象。ちょっと疲れたけど、せっかく近くまで来たし、とそこからさらに歩いて15分くらいのところのStクレメント教会へ向かう。ここはモザイクとミトラ教の神殿のあるところで、青いバッグに羊の群のモザイクがキレイで印象的。


本日はほんとによく歩いた。まずはホテルへ戻ってちょっと休憩。それからあえなかったサラに会いに彼女の泊まっている宿へ行く。ちょうどあえて今日は行き違いで一緒に観光できなくて残念~なんてことを言い合う。イタリア人は気持ちの表現が驚くぐらいストレートでわかりやすい。聞けば約束場所までの道に迷ってひたすらうろうろしていたらしい。ディナーはカルボナーラとプリン、美味。


【本日の旅の費用】
宿 70000L
お菓子 4000L
ディナー 10000L
メトロ×3 4500L
地図 10000L
ランチ 7000L
クレメント教会 5000L
フォロ・ロマーノ 12000L
骸骨寺 8000L
トータル  130500L(6134円)