ヨーロッパ女ぶらり一人旅 -13ページ目

2000.10.30 ニース

ニース
フランスパンはおいしい。YHの朝食としては質素な方、ジャム&パン&ティー。だけどパンがおいしい。隣の席に座っていたのはペリエに住んでいるという日本人夫婦。しばし情報交換した後、今日は近くのニースまで日帰り旅行。このニースにはシャガール美術館があり前々から興味があった。ユースを9時20分に出発。ニースまでの車窓は素敵、途中トンネルが多いのが残念。でも、それだけ海岸沿いの山間をはしっているということだと推測。


ニースにつき、とりあえずインフォメーションへ向かう。エズという街がここからすぐのところらしいけど、曇り空だしのんびりとニース歩きをしたいので断念。実は今までに何人かのトラベラーにおすすめされたところなのでちょっと気になる。けど、欲張らず今回はおあずけ、いつかまた南フランスを訪れたときのためにとっておく。


シャガール美術館は駅から歩いて10分くらいのところ。途中坂の上にあり普通の住宅街を抜けていくので町歩きが楽しい。団体サンがでてきたところですぐに場所はわかった。規模は小規模なもの。でも私好みのシャガールの絵がたくさん展示されてうれしい。聖書をテーマにした作品を集めたもので思わずガイドブックを購入してしまった。日本語版があって東洋人に人気なのかな?って思った。ゆっくりすること2時間弱。


それから、ちょっとおなかがすいてきたので美術館を出て街へ。途中サンドイッチをテイクアウトしてほおばる。フランスでよくみかける「Tati」「マックス&スペンサー」などのお店がのきをつらね都会といった雰囲気。こんな雰囲気のなかサンドイッチをほおばる自分が妙に貧乏くさく思え、いまいち気分が高ぶらない。と思っていたら、海沿いのストリートで蚤の市を開催していた。マーケット好きの私としては気分一新、一気にうれしくなっていろいろひやかす。本当にこちらのひとたちって古いアンティークが好きな人が多いんだろうって思う。味がある雑貨がいろいろとあって購入欲をおさえてひたすらウォッチング。途中子供が値札をじぶんにつけてねころんでいたりして「ボクをかって~」というのりで、すっごくかわいかった。


ふと見上げると高台を発見。地図をたよりに上まで登る。きつい階段をひたすら登り続けるとニースの街を一望できる。ちょっとくもり空なのが残念。海辺にベンチがおいてありそれが青色というあたりがさすがおしゃれなフランスだなんて思う。ところが犬の糞を踏んでしまって一気にテンションが下がる。フランスのいやなところは道が汚いというところ。それから再び街に戻るも雨が降ってきた。ちょうどインターネットカフェがあったので入店、日本へ近況報告。久しぶりに日本語のサイトをチェックしたりする。


雨が降ってきたことだし、とりあえずモナコへ帰るべく駅に向かう。こんなリゾート地なのにオールドシティエリアもあり、そこが他と比べてちょっと南国風なのがいい。でもやっぱり雨はつらい。旅の途中に降り出される雨ほどいやなものはない。おまけに列車は遅れているし。結局7時くらいにモナコについてくたくた。とにかくユース近くのレストランでディナー。雨にたたられたので食事くらいのんびりととりたい。で、魚のスープ・チキン料理・トルテ・ティーと奮発メニューを注文。最初にでてきた魚のスープの飲み方がわからない。一緒にパンがでてきたので一緒に食べたらいいのかな?でも店員さんはフランス語しかできず、なにも質問できずじまいの私、あーフランスを旅するにはフランス語は必要だなってしみじみ思う。メインディッシュの鳥料理が最高に美味。ソースがおいしくってまさしくフランス料理っておいしいと思った。最後にのんだエスプレッソがきく。ここはフランス、「カフェ」というとエスプレッソが必ず出てくる。最近エスプレッソがおいしいっておもうようになってきた。隣のテーブルの子供が、東洋人の私がめずらしくしきりにやってきてはフランス語で質問してくる。子供ってかわいい、なんだかんだと楽しい食事となった。ユースには9時前に帰る。


【本日の旅の費用】
YH 80F
美術館 30F
ガイド 20F
インターネット 30F
夜ごはん 163F
サンドイッチ 10F
おかし 12F
トータル  345F(4830円)

2000.10.29 モナコ

モナコ

9時の列車に乗るつもりが時計が壊れていて実際はものすごく早起きしていたこととなる。気づかずにチェックアウトし、駅についたらびっくり、まだ7時だった。街を歩く人がなんだか少ないと思ったら早朝だったわけだ。まあ、私は朝型人間なので、すがすがし気持ちを味わえてよかった。7時22分にニース行きの列車があったので飛び乗る。パリからの夜行列車らしく車内は朝の身支度をする人でざわついている。とりあえずあいている席に座り、私はいつも寝台車を使うんだけど座席で夜行に乗るのも想像以上に快適かなと思う。車窓の眺めは、途中険しい岩の風景が広がっていたりもするけれどコレといって見所も感じられず本を読んだり手紙を書いたりして過ごす。ニースについてモナコ行きに乗り換えて20分。一等車はすいていてらくちん。やっと到着したモナコは11時。


モナコの駅は近代的でこぎれいな雰囲気。ガイドブックににのっているYHの行き方がわからずインフォメーションもしまっており鉄道案内所で聞こうとする。けど、質問しかけのところで「列車以外のコトは私の仕事じゃないのっ」と言われてしまった。他にお客さんもいないしものすごくヒマそうにしてるんだからちょっとくらい教えてくれたっていいのに。なんか、あー、フランス人って苦手ってつくづく思ってしまった。いい人もいるんだろうけれど他国にくらべて一番フレンドリー&親切じゃないのがフランスの方々だなあ、とつくづく思いながらYHを目指すが道にまよう。で、こういうときの最終手段はタクシーにのること。なんと目と鼻の先でものすごく恥ずかしかった。ガイドの地図がわかりにくい!そんなこんなでYHに到着したときはかなり疲れてしまった。とりあえずシャワーを浴びて部屋でくつろぐ。ついでに洗濯をしたりして身の回りを整理整頓。庭では同じく宿泊しているファミリーがサッカーをしながらのんびりくつろいでいて、こういう旅のスタイルって素敵だと思った。


せっかくなので3時ごろに外出、宮殿へ向かう。せっかくのモナコだし、とガイドつきのツアーで中に入る。10人くらいのメンバーで、係りの人は誘導するのみでひたすらテープが流れる。こちらではおなじみの飾っている絵の説明が必ず入っておりややたいくつな内容。宮殿としてはものすごく小さいものだけど、崖の上にそびえ立つといったものでコートダジュールの海が見下ろせて素敵。透き通るブルーがきれい。それから土産物屋をひやかしてモナコ大聖堂へ。人だかりはグレースケリー妃のお墓、今もたくさんのお花が供えられている。ちょっとおなかがへったけどついでにカジノの方へ向かう。さすがにカジュアルな格好をしているので中まで入ることはやめたけど外から華やかな雰囲気をしばし味わう。ラスベガスのような派手さはなく大人の遊び場。まわりは遊歩道になっており、のんびり。


さてさておなかが猛烈にすいてきたけれど6時では普通のお店はすべてしまっている。とくに今日は日曜日、いたって普通のファミレスのようなお店が開いていたので入る。メキシコ料理とハイネケンをオーダー。ハローウィンらしく家族連れでのお客さんがなにやら子供たちと楽しそうにしていた。店のスタッフが親切なのもいい、フランスなのにっYHはここから歩いてい5分もかからないところ。戻ってダイニングでくつろぐ。とっても小さいYHなのでアットホームでいい。お湯が自由に使えるので緑茶を入れてひとやすみ、他の旅人としばし交流。


【本日の旅の費用】
YH 80F
タクシー 50F
インターネット 30F
夜ごはん 120F
はがき 26F
宮殿 30F
洗濯 30F
トータル  366F(5124円)

2000.10.28 マルセイユ

風車
今日は近郊都市アルルまで日帰りで足をのばす。はりきって朝早く出発、朝方の私としてはこの朝人気の少ない雰囲気がすごくすき。すがすがしい気分になる。


アルルまではマルセイユから1時間のところ。途中の車窓はそんな素敵なものじゃないのでガイドブックでアルルチェックなどして過ごす。9時半くらいに現地到着、が早すぎた。なんとインフォメーションもしまっており駅周辺はがらーんとしていてものすごく寂しい雰囲気、静かすぎる。仕方がないので街の中心部まで地図をたよりに歩いていく。途中けっこう素敵な雰囲気のホテルも何軒かあり、こちらのほうに宿を取ってもよかったかななんて思う。街自体はこじんまりとしていてさっと歩いて回れそうな雰囲気。「小ローマ」といわれるアルルに来たからには古代遺跡を見ておきたい。で、真っ先に向かったのが円形闘技場。こちらの闘技場は今でも年に数回闘牛場として使用されているというところ。闘牛場、としてはスペインのロンダで初めて足を踏み入れて妙に感動したことがあり、あまりきゃーという感激度はなかった。ただ、塔があって上まで登ってみるとそこからの眺めがすてきで来て良かったな、としみじみ思った。


この後周辺をぶらぶら。せっかくのフランスなんだから大好きなクロワッサンをたらふく食べたいと思うものの、目につくのは菓子パン・デザートのお店ばかり。がっかりしながら歩いていると大通りに出て、そこでマーケットが開かれていた、ラッキー。ここでフランスパンだとかできたてパンがいろいろと出ていて感激、めずらしい!ヨーロッパってなぜか「やきたて」をアピールしないお店が多くって不思議だ。「できたてほやほや」とか「いつに焼きたてがでてきます・・・」など日本のお店ってできたて重視、それがこちらであまり見かけないのが謎。マーケットを物色していると日本のテレビクルーに遭遇。アシスタントっぽい人に聞くと「愛知放送です、えっ一人旅ですか?」と逆に聞かれてしまった。どこかでみたことのあるタレントさんが二人ならんで市場をまわっていた、仕事でこんな所にこれるなんてうらやましいわ。しかしこの市場、ただでさえにぎわっていたのにこのテレビ撮影はかなりじゃまでした。

インフォメーションに行くとやっとオープンしていた。こちらで見所をいろいろチェック。やはりゴッホゆかりの地は行きたいなあ、でも「風車」というのも気になる。時間が許す限りまわってみようという計画。で、まずはゴッホが描いたという病院の庭を再現しているというところへ向かう。なんといってもインフォメーションからすぐのところだった。まわりは文化施設になっていて、記念館になっていたいところがフランス的。そんなこんなで時間をつぶしてバスにてフォンヴィエイユへ。バスにゆられて20分あまり、途中牛の鳴き声が聞こえてきたりとかなりローカルなところ。運転手さんはフランスにしてはかなりフレンドリーな人で丁寧に風車までの行き方を教えてくれた。ついたところはずばり、田舎。寂しすぎるくらいのどか。風車まではおりた停留所から歩いて10分くらいのところ。並木道がアルルの日差しとマッチしていていいかんじ。まっすぐ歩いていると左手に風車がみえてきて感動。何もない、ただぽつんと風車があるだけの風景、それがいい。市場で手にしたパンをかじりながらしばし休憩。遠くに森があってのどかなフランスの田舎の風景がバックにあって目の前にはどんと風車がある。訳もなく旅をして素敵な風景を堪能できる自分を幸せだなって思わせてくれたところ。途中ドライブのフランス人カップルがやってきた、それくらいで後はひとけのないところ。しばしこの風景を堪能した後はカフェでバスがくるまで時間つぶし。暖かい紅茶をオーダー、美味。一服した後、せっかくなので街を一周、それも5分で完了。それからちょうどバスがきたのでアルルに戻る。


アルルではゴッホが描いたというはね橋へ向かう。インフォメーションのスタッフは歩いてすぐよ、といったのになかなか到着しない!結局25分歩き続けたことになる。ちゃんと標識があったので迷うことはなかったけど、後で人に聞いたらバスがあるといっていた。こんなけがんばって歩いてたどりついたところはただの「橋」、ちょっとがっかりしてしまう。ドライブがてら犬の散歩に来ている人がいたり、のんびりとしたところ。ゴッホがよく描いているポプラのような木がまわりにたくさんあって絵心があったら私もここでスケッチしてみたいと思いつつ記念に写真撮影。ここから街の中心部までまた歩いて戻る、かなりしんどい。街についたときにはかなり疲れたのでカフェに入る。ちょうど通りがかったカフェはゴッホが「夜のカフェ」という絵のモデルになったところ、なんだかラッキーな気分でお茶。みわたすとツーリストがいっぱい、有名なところなんだとミーハー気分がくすぐられる。さてここから駅まではすぐ。アルル日帰りはとっても充実したものとなりました。


ところがマルセイユの宿にもどると、なんとシャワーが故障して使えないという。気分は一気に最悪モード。フロントに交渉するもなぜかフランス語で言い訳されてがっかり。あー、フランス人てほんとに都合の悪いときは英語話さないのよね、なんて思いながら気分転換に街に繰り出す。ところがパトカーのサイレンがなりひびき、どこからともなくやじうまがたくさんでてきた。何事かわからないけど、とりあえず近くのマクドに入ってセットメニューをオーダー。最後まで何事かよくわからなかった。


【本日の旅の費用】
ホテル 170F
はがき 10F
バス×2 26F
カフェ 20F
カフェ 13F
パン 8F
円形闘技場 20F
マクドナルド 31F
トータル  298F(4172円)