ヨーロッパ女ぶらり一人旅 -24ページ目

2000.9.27 ライン河クルーズ

まずは昨日の宿話を少し。マインツという街はドイツ旅行で有名なライン河クルーズの出発点でもあります。その目的のトラベラーはけっこういて、でも規模としてはこじんまりとしている。だから、それなりに宿はたくさんあるしYHは予約なしでも大丈夫だろう、とのんきに宿泊場所を確保する前に街歩きを存分に楽しむ。駅前からバスは出ていて簡単に街の中心部にたどり着くことができる。古本屋さんがあったのでヨーロッパの地図やガイドブックを物色したり・・・それから明日のクルーズの下調べを旅行会社でしたり・・・振り返るとかなりのんき。で、アポなしでYHに行くと、なんと満室!なんでも社員旅行で利用している団体がいるとか。社員旅行でYHなんか利用しないで~と日本語でぶつくさいいながら仕方ないので駅前に引き返す。

駅についたときにはあたりはまっくらで、もう宿探しする気分じゃない。だいいちつかれたし、で駅前のホテルを何軒か物色し一番チープなお宿に決定。でもでも予算オーバー。そんなこんなだったのでドミトリーでなくシングルで安眠。朝食は私以外に老人が一人だけ。平日なせいかあまりはやっていないホテルだな、そのおかげかかなりのんびりと朝食をとることができた。今朝は日の出遅いなあと思ったら外は雨。その上ちょっと寒そうで部屋の窓からコートを着ている人をみかけた。

駅前ホテルなので移動は便利。バスにのってライン河クルーズの船着き場へ行く。バスの窓から街を眺める。この街の石畳の雰囲気、なんかいいかんじで素通りしちゃう街にしてはもったいない気分。大聖堂を見るのもマインツにもお別れ、と船に乗り込んだ後すぐに振り返って街の写真を撮る。ちなみにユーレイルパスで無料なのがうれしい。船自体もとっても豪華。

絵の勉強に来ている同世代の日本人女性と一緒になる。ちなみにパスがないとこの船は4000円くらいするらしい。大阪出身の姉妹も乗船客にいたのでご一緒する。ところがマインツからリューデルハイムでいきなり全員おろされる。なんでも水量が雨で増していて船でいけないらしい。30分弱バスの旅となる。リューデルハイムからは団体客がたくさん乗り込んできて船はにわかにそうぞうしくなった。私たち4人は早めの昼食をとることにした。ランチからワインを飲むなんてちょっと贅沢気分。ただ曇りなのが残念。でも霧がかった古城がところどころ点在してそれなりに満足感があった。見所は「ローレライ」というスポットらしいけど私にはただの岩にしかみえない。ここらあたりは急に川幅がせまくなりよく事故がおこったらしい。音楽がいきなり流れだし、岩には「ローレライ」の文字。ずばりあまりいい演出ではない、ちょっとしらける。

絵描きさんはセントゴアールで下船。私はコンブレンツまで行く予定、が、なんと船がストップ。13時30分で次は16時まで船は出ないという。ドイツ語でアナウンスがあったんだろうけどわからなかったから気づかなかった。英語でも案内してほしい・・・。のんびりするのもいいけれど、へんぴなところで3時間も時間をつぶすのはちょっとつらい。大阪出身の姉妹とともに列車に乗り換えることに。幸いすぐにコンブレンツ行きの列車があったのでよかった。30分で目的地につく。ローカル線に乗るのもいいもんね~と3人で慰め合う。でもライン河に沿っての列車もいいかんじ。ローカルなのでがらーんとしていてさびれた雰囲気の車内もいいかんじで思わず何枚か写真をとる。姉妹とはコンブレンツでお別れ。

私は一路トリアーへ。チューリッヒで出会った旅人にすすめられた街だ。ところが列車がなかなかこない、20分遅れでドイツにしてはめずらしい。トリアーまではICに乗る。モーゼル河沿いに列車は走るんだけれどこの車窓が気に入った。進行方向右側はワイン畑が広がっており、かなり列車間近まで、2・3メートル近くまでせまっている勢い。農作業している人たちまで見える。まるでブドウ畑を散歩している気分でもう反対側はモーゼル河が広がっていて最高のながめ。途中気づいたけれどモーゼル河でもクルージングができるらしい、船が一隻運行していた。こちらのほうがいいかも~なんて思ったりして。

トリアーにつくと早速宿探し。当たり前のことだけれど宿探しは重要と昨夜つくづく実感したところなので。まずはインフォメーションで情報収集。無料でYHぽい近くのホテルを紹介してもらう。ドミトリーだが私一人で利用できたのでラッキー。このホステルは街の中心部に位置しているので観光にもってこい。近くにショッピングセンターがありパソコン売場で無料でインターネットができたので日本へ近況報告。1時間弱、ここぞとばかりにネットを使用。今日はランチが盛りだくさんだったので簡単に夕食をすませホステルに帰る。しかーし、このお宿、「青少年自然の家」ぽくって、小学生くらいのおこちゃまの団体がものすごくうるさい~。

【本日の旅の費用】
宿代 28DM
ランチ 21DM
夜ごはん 12DM
電話 2DM
ロッカー 2DM
文房具 11DM
トータル 76DM (3496円)

2000.9.26 ミュンヘン

さすがにホテル代を大奮発しただけあって本日の朝食は豪華。久しぶりに一人でのんびりとくつろぎながらの食事。ビジネスマンがたくさんで旅行客のようにがやがやしていないレストランがいいかんじ。クラシカルなインテリアに私一人、カジュアルな旅人ファッションで逆に申し訳ない気持ちにめずらしくなる。

ミュンヘンは楽しい。旅するには手頃な都会。トラム・地下鉄・バスと非常に町歩きしやすい。。昨日はひたすらフェスティバルの雰囲気を味わうだけだったので今日は朝からまじめに観光。トラムにのってまずは「アルテ・ピナコーク」へ。ドイツ語なのでどいうい意味かわからなけれど美術館で、最近絵を見ることがなかったのでものすごくじっくり鑑賞してしまった。宗教画がメインで時代別でわかりやすい陳列。聖書をじっくりと読んだことはないけれど、絵を鑑賞する上で宗教画って現代アートにくらべると私のような素人にはわかりやすいのでかなり楽しめた。ダビンチルーベンスなどなどよく聞く巨匠の絵もちらほら。今日は平日なので授業で来ている風学生たちに会う。先生がドイツ語で解説し、この手の授業は熱心に聞いている子とまったくやるきのない子に二分されるんだなあ、と遠目に眺める。でも、こんな授業っていいなあ。

その後はトラムでマリエン広場まで5分くらい、らくちーん。どうしてこの広場に行くことにしたかというとちょうど12時前だったのでガイドブックに「仕掛け時計が名物」という文言にひかれたため。観光客でものすごい人だかりにまずはびっくり。10分くらい曲にあわせてオルゴールみたいに人形がまわるというもので今までの旅のなかではピカイチ、おおがかりな仕掛け時計。ヨーロッパの広場にはよく仕掛け時計があるんだけどなぜなんだろう。

そこからオペラ座まで歩く。そしてレジデンツという通りを歩く。目抜き通りなのか、高級ブランドショップが並びヴィトンの前にはガードマンがいた。中に入っているお客さんはまばらで、ドイツ人は日本人と違ってブランド好きではなさそうだもんねえ、と思った。それから周辺をぶらぶらしながら途中教会にはいったり。ドイツのなかでは大きい部類に入るような立派な雰囲気の教会がたくさんあってさすが都会、と思う。メインストリートは大阪でいうミナミの繁華街の2倍ほどの幅があり音楽がガンガンかかっていることもなく静か、こういう街ってすごくすき。路上パフォーマンスがところどころ見られるのがヨーロッパ的。

繁華街から歩くこと10分程度で駅に到着。荷物を出していざマインツへ向かう。このラインの車窓ではシュツットガルト手前あたりが、一面ブドウ畑で美しかった。昼すぎから今日は移動デー。ICEに乗る。平日なせいかビジネスマンばかり。最新設備の列車でちょっとうろうろ、思わず車内から日本へ国際電話(コレクトコール)をかけてみるとつながったのでびっくり~。

【本日の旅の費用】
美術館 7DM
ランチ 5DM
夜ごはん 10DM
宿泊代 130DM
はがき 45.DM
フィルム 15DM
トータル 171.5DM (7889円)

2000.9.25 ミュンヘン

しばし、朝のフランスの風景をホテルの窓から楽しむ。みんなクロワッサンだろう朝ごはんをカフェでテイクアウトしていく。今日は9時26分のオッフェンブルク行きに乗るべく駅に向かう。駅に近い宿だったので比較的のんびりと紅茶を楽しめたので満足。

ホームにつくと前の列車がまだ停車中、ちょっと遅れている模様。時間をインフォメーションで確かめに戻ると、なんとプラットホームが変わっていた。きっと放送があったんだろうけどなにせフランス語なのでわからない。ちょっとあせったけれど、すべりこみセーフ。列車は途中ケルンという駅につく。国境の町でライン川をへだてるとドイツ、という川にかかる橋が国境ごえライン。とくにパスポートコントロールもない牧歌的な雰囲気。車窓から眺めながら、毎日フランスとドイツをいったりきたりしている人がいるんだな~と思うと今ヨーロッパにいるんだとつくづく実感する。フライブルクまでは1時間弱、1等コンパートメントを独り占めでなんだか優雅な気分。

フライブルグに到着後、時刻表と地図を眺めながらチェック。ドナウ河にそってミュンヘンに行くというルートがあり、それだと30分後の11時40分発。中途半端な時間だけれどなんか駅にぽつんと一人でいるのも寂しいので、ちょっと街の方へぶらぶら。駅をでてすぐに石畳のオールドシティが広がっている。大聖堂を遠目に眺めて時間をつぶす。

フライブルグドナウシュタゲンと、いよいよドナウ河にそって列車は走っていく。ドナウ河ってもともとはものすごく小さな川で(あたりまえだろうけれど)上流部であるここらあたりはほんとうに畑のそばに小川がちょろちょろと流れているっていう雰囲気。これが雄大なドナウになるのかしら、と思ってしまうくらい普通の風景で最初だけ興奮してだんだんとたいくつになる風景が続く。

ミュンヘンは、ちょうどオクトーバーフェストというビール祭りが催されていてものすごい人。つくなり、今日はホテル代をケチるのはよそう・・・と思ってしまった。どうせYHは年齢制限があるらしくわたしは泊まれないだろうしっインフォメーションで宿を探してもらう。駅(現在位置)から近くってできるだけ安く、でも静かな雰囲気のビジネスマンむけのところがいい・・・とリクエスト。歩いて2分というホテルに宿泊決定。荷物をおいてさっそく街へくりだす。立地条件のいい宿泊地って便利でいい。

まずはせっかくだからフェステバルの雰囲気を味わわなくては!会場へUバーンで行く。ドイツの列車案内はなにかとわかりやすくっていい。地下鉄にのっているとドイツの民族衣装を着た人たちがけっこういてお祭りの雰囲気が伝わる。日本でいう「ゆかたに花火大会」のようなもんなのだろうな。フェスティバル会場は、これまたすごいひと。ビールまつりなんだけど会場にはお子様むけのアトラクションがずらーり。ドイツにはたくさんのビールメーカーがあり、各メーカーが出しているだろうレストラン会場に足を運ぶ。人がおどりながら歌う、もちろんドイツ語で。なんだか一人でいるのが寂しくなってきてしまった、こういう時メイトがいればなあ・・・。で、街に引き返し世界で一番広いというビールの飲み屋さん、へ行く。こちらもすごい人。でも片隅でちびちびとビールとハムを味わう。同席のドイツ人夫婦と世間話、私のもっていたボールペンがものすごく気に入ったみたいなのでプレゼントしてしまった。かわりにドイツ製のボールペンをくれたがもちろん書きにくいしあまりいいデザインじゃない、残念。でもこの夫婦のおかげで、楽しくビールが飲めたのでよしとしよう。

【本日の旅の費用】
朝ご飯 17F
ランチ 5DM
夜ごはん 21DM
宿泊代 114DM
トータル 17F+140DM (6661円)