2000.10.6 リール
私は8時に起床。アメリーは朝が弱いのでスヤスヤ。私はお茶を飲んで一人好きにする。そのうちに起きてきたので朝食を一緒にとる。お部屋でうだうだいいながら身支度をし、11時ごろに外にでる。家を出たとたんぴゅーっと北風、あっという間に冬になっちゃうんだろうな。ヨーロッパって地理的にみてかなり北の方にあるものね。5分くらい歩いたところで、彼女の語学学校時代の先生に偶然再会。せっかくなので、とカフェでおしゃべり。私たちの関係(=旅で出会ったお友達)というのにたいそう興味をもたれたみたいで、わたしにもいろいろと旅のアドバイスをくれる。とにもかくにもプラハ、プラハはいいよ~というようなことを言っていた。なんでも只今ヨーロッパではプラハツアーというのがたいそう人気なんだとか。ちなみにこのカフェにウーロン茶があり、うれしかった。熱いお茶が体にしみる。リールに最近できた教会があり、観光にいいよ、とおすすめされる。アメリーも知らなかったという教会は歩いて20分くらいのところ。途中、またまた彼女の知り合いにあう。最初にフランスにやってきてホームステイした家の息子さんという、けっこうこじんまりした街なんだと思った。ちなみにアメリーのハグの仕方がさっきのセンセイと違うのがおかしかった。実はあまり好きでないひとなんだという、なんでも「じゃぽにーずっ」と見下したような言い方をするのが気に入らないらしい。
そんなこんなで目指した教会につくと、オープンは2時から。それまで時間つぶしにお買い物。寒くなってきたので衣替えがしたいところだったので、セーターを購入。「タチ」というフランスでは有名な激安店でSサイズを探すも、それでも私には大きかったりして。あと日本でもおなじみのギャップにも行くけど、いいサイズのものがないのよね、まあ私の場合日本でもそうなので仕方ない。2~3店物色していいのが見つかってよかった。教会に戻って中に入れてもらう。ユダヤ人の建築家が設計したとのことで差し込む光が計算されており・・・などなどオールフランス語なのでアメリーに通訳してもらう。教会、なんだけどモダン。
あとは街の中心広場でカフェタイム。それと古本屋さんで本さがし、いい地図が見つかってラッキー。それからリール美術館へ行く。フランスのミュージアムは素敵。考えてみればフランスの美術館へ入場するというのははじめて。展示の仕方といい、イスの配置の仕方といいグッドセンス。ホールでは夕方に行われるというパーティの準備中、そんな作業風景を眺めながら優雅な気分をちょっとおすそわけしてもらう。リールくらい、といっちゃなんだけど、こんな小さな街でもすてきな美術館があるっていうのがフランスだな、と思う。2時間くらいでみてまわれるくらいの規模。宗教画を見るのがけっこう好きなので、そこらへんあたりを重点的に見てみる。アメリーは現代アート、なのでそこらへんのところを解説していただきながら、なかなか楽しい。モネなど有名どころ、な絵もあるんだけど人が少ないのがいい。
外に出て、またまた町歩き。フランスだと映画が30F、400円くらいでみれる。シアターがたくさんあって気軽に映画を楽しめるのってうらやましい。駅にある大型店で今晩の買い出しにいく。フランスのスーパーって買い物かごもおしゃれね~なんて、すっかりフランスファンになってしまった。笑っちゃうのはデザートのバリエーションの多さ。ヨーグルトだけでも、1列くらい占領している。そんなところを大人たちが真剣に物色しているではないか、けっこうかわいらしい。ちなみにすし、が売られていたので1パックだけお買いあげ。
となりにスポーツショップがあったので、手頃なリュックがないかなっと思ったけど見つからず帰路につく。帰宅するとさっそくクッキング開始。本日のメニューはたまねぎいりみそ汁、だしまき卵、ごはんにうめぼし、おひたしという純日本食。久しぶりに食べるのですっごくおいしい。体がつかれていたけれども元気になった気がする。
最後にアメリーにパソコンをおかりして日本へメール。それからこちらのミュージックをいろいろ聴かせてもらう。一番のヒットはフランスラップ、フランス語でラップっていうのが笑えた。
【本日の旅の費用】
美術館 35F
カフェ 42F
夜ごはん 50F
セーター 159F
古本屋で地図 34.2F
トータル 320.2(4162円)
2000.10.5 リール
Aさん宅でのんびりさせてもらったせいか、今日は体調も本調子に戻る。今日でオランダとお別れかと思うとちょっとさびしい。旅をしていると必ずつきまとうことだけど、特に地元密着型でのんびりと滞在した街は特に去るのがおっくうになってしまう。今日はクロワッサンをあたため、熱い紅茶を朝食に。5日間利用したトラムにのってセントラルステーションへ。オランダベルギーを 使い切るべくとりあえずアメリーに電話。それからはがきを購入し、日本へせっせとエアメール。郵便局へ投函する。列車の時刻になったので乗り込む。デンハーグ・ロッテルダムと車窓から眺め、あっという間に通り過ぎる。途中、アントワープで乗り換える。中央駅、というわりにはこじんまりした駅でお買い物するお店もちっぽけなもの。しかも工事中でほこりまみれ。
乗り換えてフランスのリールを目指す。ところが、電車は車両によって行き先が違っていたようで親切な車掌さんが誘導してくれて安心。どっちにしてもガラガラ~の車両。リールが近づくにつれて雨模様。でも、私の予想以上にリールという街は都会。アントワープが予想以上にさびれていると思った後だったから余計にそうかんじたのかも。駅でアメリーが約束通り待っていてくれて久しぶりの再会。
とにかくまずはアメリー宅へ行く。石畳の通りに面しているフランスなせいかおしゃれな町並みの一角にあるアパートメント。3階に住んでおり、階段で上っていくが、ステップの途中モノクロ写真が飾ってあったり、といいかんじ。部屋に荷物をおいてちょっと休憩。その後は、よく行くという近くのカフェにつれていってもらう。「Le mare」というパブのようなところ。なんでも今日イギリスに帰るという友人が遊びに来ているんだとか。店内は5時だというのに結構な人がいる、みんなお仕事はどうしたのだろうか?彼女のフランスでの兄貴分的な存在の彼は、青い目のバックパックを背負う素敵な人。イギリスからしょっちゅう夜行列車に乗ってフランスの友人のところに遊びに来るんだとか。いいな、ヨーロッパって以外とせまいもんね。
ところでフランス人は出会うと必ず「ハグ」をする。ずばり、私はけっこう苦手なのだ、この習慣。友人の友人同士、初対面の人でもハグするのだ。ちなみに飛行機の中で年頃の男の子がマザーに向かってハグしているのを見たときはびっくりした。日本でいう思春期・反抗期って外国にはないのかしら?ところでフランスのパブは他国に比べてやや静か。普通にみんなおしゃべりに興じている。もっとはじけて遊びたいときはスペインまで足をのばすといっていた、すごいパワフルね~。たまたまだけど、この店にはミュージックビデオが流れていて、アメリー曰く、会話がもたなくっても間がもつからいいという。その気持ちちょっとわかる。彼女が私の旅のお話を聞きたがるので今日はひたすら私が訪れた街のお話をする。話をしながら街を歩いて、レストランで食事して・・・。せっかくだからフランス料理、としゃれこむ。
【本日の旅の費用】
ランチ 60BF
はがき&切手 10G
夜ごはん 175F
トータル (3065円)
2000.10.4 アムステルダム
本日は休養デー。朝から体が少しだるい。お世話になっているAさんは今日ももちろん出勤。なので、私一人のんびりとお部屋を使用させていただける。寝起きのまま着替えもせずテレビをつけて、大好きな紅茶を朝から数えきれないくらい飲む。これで体が芯からあったまってきたかんじ、で少ししゃきっとなる。身支度をして近くのスーパーへ買い物。ここらあたりは日本人をはじめ、東洋の人々が多く住む住宅地になっており、そんな人たち向けのスーパーがある。ふじっこののり、だとかなつかしいふりかけ、だとかもちろんお米やみそなんてのも売っています。もちろんお値段はたかーい。だいたい2~3倍くらい。もちろんほとんど保存のきくもので新鮮な食材というのは売っていません。でも、こういうお店が近くにあるとやっぱり心強いんだろうな、なんて思いながら物色。お世話になりっぱなしなので数点買い上げる。
せっかくなので住宅地をぐるっと散歩。ヨーロッパ全体にいえることらしいけど、日本にくらべて平地が多い土地だという。もちろんアルプスもあるし、山々がそびえているんだけど、日本と比較すると、坂道の比較的すくない土地なんだとか。特にオランダはそうで、山というものがほとんどなくってひたすら平地が続いているという。このあたり、まわりをぐるっとみわたしても、高いビルだとかがないせいか、どこまでも緑が続く風景がひろがっていて、、つくづくオランダって坂道がないのねと実感。そりゃ、自転車が便利なわけだ。とっても静かなところで私はここらあたりがすっかり気にいってしまった。なぜか昼間からランニングしている人や、今日は天気なのでベンチで読書しているひとなど。そんな人たちをひやかしながら部屋に戻る。
今日でここともお別れ、明日はフランスへ旅立とうと思う。ので、荷物を整理する。いろいろとたまってきたパンフレットだとかチケットの半券、こういうもの、私はすっごく好きでかなりためこんでおり、それがかなり重くなってきているのでここらあたりでまとめて日本へ発送する。それから旅の途中で知り合ったアメリーという女の子について。彼女がフランスのリールという街で生活していて、「フランスを訪れる時は会おう」って約束していたので電話する。すぐに連絡がとれて早速明日会う約束をする。楽しみなことができてワクワク。それからAさん宅にあるガイドブックやらをひもといて今後の旅のルートづくり。次の目指す地はポルトガルのロカ岬に決定、とりあえずそこまで行って次の目的地を考えることにしよう。
Aさんはいつもより少し早めに帰宅。ちょっとお茶を飲んで、映画のビデオがあったのでゆっくりお部屋でくつろぐ。本当にお世話になりました・・・。