前回の話の続きです。
引っ越し業社と退去日が決まり、荷造りを開始。
いよいよ、フィナーレを迎えようとしていたその時、
悪徳不動産業者との最後の問題が発生しました。
それは、「退去時の立ち会い」です。
過去に私が住んでいた他社の賃貸物件では
退去時の立ち会い不要で、「鍵はポストに入れてくれていればOK」でした。
しかしこの悪徳不動産会社は「退去時の立ち会い必須」のルールでした。
今回のような事件があったケースほど、また悪徳な不動産会社だからこそ、絶対に会わずに去りたいです。
その話を弁護士事務所から聞いた時、私は断固拒否!!
「絶対嫌です!!」と言いました。
なぜなら、履歴が残るメールで脅しをかけてくるような会社の親玉ですよ?
ヤザを思わせるような風貌で、このようなトラブルを今回だけではなく、過去に他の人とも起こしているような会社のトップですよ?
そんな人と密室(家)で2人で立ち会いなんて、何を言われるか。
身の危険を感じずにはいられません。
例え短い時間でも、想像するだけで恐怖です。
イヤイヤイヤイヤ
絶対にイヤ
内心、まるで子どものように叫んでいました。
そこで、私はひとつの提案をしました。
「今回の件で主にやり取りをしていた代表取締役の〇〇さんと、もう一人の〇〇さん(実際には名指しで)以外の人・・・
女性の方など他の方でしたらいいです。」
「退去日当日は、鍵だけ開けておくので、不動産会社の人だけ中に入ってもらい、私は外で待機。
チェックが終わって不動産会社の人が出たら私が戻るという方法はダメですか?」
「ではそれで相談をしてみますね」と弁護士事務所の方は仰りました。
電話を切ったあと、どうすれば良いか、私は頭の中で必死に考えました。
管理会社は存在していなく、この不動産会社が管理会社の役割も担っている為、
他に間に入ってくれる所はありません。
「退去日を父の仕事が休みの日にして、父に一緒に立ち会いをしてもらおうか・・・ああ、でもあのボスの顔も見たくない・・・」
「それならば代理人ということで父だけに立ち会いしてもらおうか・・・でも申し訳ないかな・・・」
「屈強な便利屋さんを雇う??」
恐怖と焦りで、考えがなかなかまとまりません。
しばらくして弁護士事務所から着信が入りました。
「ご意向を先方に伝えましたが、まず退去前の立ち会いは、居住者と一緒に部屋の中のチェックをする必要があります。
また、小さい会社なので、他に対応出来るスタッフはいないというお話しでした。」
「もしご希望でしたら、1時間2000円が発生しますが、弁護士事務所からスタッフを派遣することは可能です。」
「お気持ちはわかりますが、先方がそのようなルールである以上、従ってもらうしか方法はないと思います」
そう伝えてきました。