チェンジかいっ
「あ、けど、それまで使った事なんてないから」
いや、別に使ってくれていてもいいですよ、私には関係ないから。
「そういうんじゃなくて普通の女の子とはないんですか?」
おお、Sちゃん、ズバっときくねえ~いいにくいし、聞きにくいだろうにねえ
「いや~、今までそういうのじゃない人はないんですよ」
おお、Kも普通にいっちゃってるよ~、けど、ちょっとおもしろいねえ、じっくりきこうかな
「え?で、電話してきてもらったんですか?」
「はい、けど、すごいびっくりだったんですけど、こういう風にいうのもなんですが
始め電話したら、白髪混じったおばあさんみたいな人がきちゃってっ」
「で?」
「いや~、さすがに無理だったのでチェンジしましたよ、チェンジッ!」
「ほおお、はじめてだったんだよねえ、よくチェンジなんて言葉知ってたじゃん、へ~」
「いや、あ、あ、あの・・・」
「で次に来た子はよかったの?」
「はい、よかったです」
やきもちとか全くないですよ、しかし言いたい。私のことが気に入ってるなら、いくら乗せられてもいわない
ほうがいいんじゃないかね~
こっちは楽しいからいいんだけどねw
ということは?
「今まで女の人と付き合ったことないんです」
そうか、そうだとはおもったんだけど、こりゃ何もいえないなあ、と。しかしふと気付いたことがあり
「あの~、じゃあ、今までしたこととかはないってことはないんですよね?」
「ああ、私シモ系大丈夫なんで普通に話ししてもいいですよ~」
「昔僕、一人暮らししていたことがあって、マンションだったんですけど~、その時、
よくポストにビラとか入っているじゃないですか」
ああ、はい、デリヘルってことですよねえ
「で、僕、なんだろー、と思って興味本位でかけてみたんですよ」
「ふーん」
「え?なにかわからないでかけたんですか??」
「いや、わかってますけど、どうなのかな~と思って」
「へー」
ないわけではないんだなあ、とおもったんだけど、そのままおもしろそうだったので
話の続きをせかしました。
「あ、けど、それまで使った事なんてないから」
ネバー
お肉も飲み物も頼んで、待っているときに
「で、tommyさんはどんな人がタイプなんですか?」
はあ、ほんとしつこい。おまえみたいな男以外かな?といってやりたかったけど
まあまあ、そんなここでそんな話したらおわっちゃうからまずはねえ、Kの話でもきくよ、とりあえず
「Kさんは彼女いないのどれくらいなんですか?」
「えー、どのくらいだとおもいますか?」
「うーんどんくらいだろうねええ」
「えー、1、2年くらいですか?」
「ちがいますね」
「で、どんくらいなわけ?」
「実はですねえ、今まで1回もいないんですよ」
ドン引きです・・・まあ、いないからこそこういうふうになっているんだろうなあ、とも思いますけどね。
つーか、友達であるSちゃんに対してもひどいし。
ちなみにK、顔はそんなに悪いわけではありません。背が低いわけでもないし
私の友達が遊びにくると、Kだと知らず、結構いいじゃん~、とまでいわれちゃったりします。
もちろん、私がKの話をしているのでもちろん「やっぱヤダ」っていってますが。
9コも上で今36歳にもかかわらず、20代後半にみえますね。(当時は34くらい?)
しかし、それにもかかわらず、今までいないっていうくらいなので、やはり性格でしょうか。
焦りすぎだってば
お店に行く前からSちゃんと席順について話していたのですが・・・
車の席のときでさえあんなに言ってきたのだから、これでSちゃんが横に座るのは
不可能に近いかなあ、と。
最終的にあきらめて、私とSちゃんが一緒に座り、私の前にKが座る形に。
座ってすぐにKが「で、tommyさんはどんな人がタイプなんですか?」
だからさ、さっきお店についてからでいいじゃないですか、ってたしかに私いったよ、
けどさ、まだ飲み物でさえもたのんでないけど。
ほんとに席についたらすぐ。この人なんなんでしょう?
普通そういう話って、飲みつつ、食べつつ、そして話が盛り上がったときにするものじゃないの?
せめて飲み物くらい頼ませてくれよ
「あのさー、たしかに店についてからっていったけど、先に頼んでからでよくない?」
「あ、あ、あ、そうですよね、すいません、じゃあたのみましょうか」
私もKも運転して帰らないといけないので、呑めません。Sちゃんは私が送る予定だったので
呑みなよ~、と勧めていたんですが、お酒が余り強くないので、呑みません。
全員烏龍茶で。肉も適当に頼んで。
差し箸においては
「今日は私達が焼いてあげるね!つーかいいね~KさんVIP待遇だよ~」
ってことで、うちらで焼きましたよ。
女の子の気持ちも少しくらいはね
どうにか、無事にお店、つきました。
といっても、今仕事しているお店から、近いんで、無事にってのもなんですが。
さて、ではお店に入ろうといったところで。
焼肉屋事件があったときは10月か11月です。
私もSちゃんもジャケットかカーデか羽織ものをしていて
「どうしようか~、お店さむいかな?けど、火使うし暑いかな?」
なんて会話していたとところKが「一応もっていけばいいんじゃないの?」と。
車の運転のときにはほとんど口をはさまなかったSちゃんが一言
「焼肉の匂いがついちゃうかもしれないから、どうしようか、悩んでいるんじゃないですか
焼肉につれていくときはKさんもそういう女の子の気持ちとか考えたほうがいいんじゃないですか?」
いいこといった、Sちゃん。たまには私の毒だけじゃ、気付かないからもっといってやってくれw
なんやかんやでにおいがつくのもなんだからもっていくのはやめました。
そしてお店について座ろうとしたところ・・・
パニクるK
「○○交差点を左に曲ったところらしいですね~」
男の人って、結構運転中に道をいわれるのってむかつくってききます。
みなさんそんなもんなんでしょうか?
できるだけ、私は男の人の運転で男の人が道を知っている場合はいわないように
勤めてます。ただ、こっちの道のが近道で知っている?とか
知らないで、遠回りするようであれば、軽くいってみたりしますが。
今回もこの台詞は遠回りにそろそろ左折なんではないのかな?を濁していってみました。
それに、2車線あるなかで右側にいたので、どちらにしても左に入らないといけないですし。
言いにくかったのですが「そろそろ左に入っておいたほうがいいんではないですかね?」といったところ
「まだ大丈夫だよ~」
大丈夫なわけありませんでした。もちろん、その交差点通りすぎましたよ。
それにまだ右車線。だからいったじゃん、とココロに思いつつ。
「あっ、すぎちゃいましたよっ」
といった私に対してKは
「あ、あ、すぎちゃった?どうしよう」
どうしようじゃねーよ、ペーパードライバーが運転しているわけじゃないんだから、どっかで左はいって、
裏から回るなり、切り替えして、同じ道い入ればいいだけなんじゃないの?
「あ、どうしよう」
ふー、だからどうしようじゃないだろう、いってる間も車進んでんだからさあ。
そんなことも考えられないの?別に普段使っているような道じゃん、仕事場から
近いんだしさあ。
「つーか、次の信号で左にはいって、裏からいけばいいんじゃないですか?」
「え、ここの信号?」
あなたはその信号が次の信号にみえませんか?じゃなければこれはなんにみえるんですか?
「もうそこで左はいりなよ」
運転、普通にしてくれれば、いいですよ、誰もあなたにうまい運転、期待していないですから
けどさあ、ありえないでしょ、道一本まちがっただけでそこまでテンパらなくても
いいとおもいますけど。
男の人で運転うまい人ってそそられますけどね、私自身が運転下手なので。
それにしても下手すぎ、というかそれだけでテンパってるところ見て、よけー、微妙な男だと思いましたよ。
後でもよくない?
Sちゃんと私、車にのりこみました。
結局、二人そろってタクシー乗りで。(二人とも後部座席です)
じゃあ、出発!と思ったところでKが振り向きました。
「tommyさんはどんな人がタイプですか?」
「はあ?」
かなりSちゃんと一緒に引きました。えっと~、今車乗ったばかりですよね。つーかまだ発進も
してませんけど、それで会話し始めたら焼肉屋までつくんですか?
「つーか、そんな話お店ついてからでもいいんじゃないでしょうかね?」
「いや、どんな感じの人がタイプなのかと思って」
「だから店についてから話せばよくないかね?」
なんだかしぶりつつもkは車を発進させました。前にも書きましたが、その焼肉屋までは車でもすぐつきます。
「お店の場所わかりました?私も他の社員さんから聞きましたけど知ってます?」
「ああ、僕も聞きました、けど、行ったことないんですけど」
「結構簡単そうですよね~道」
その車の中、何を話したかわかりません。というかあまり印象にのこってないので
これといってたいした話をしなかったと思います。
「○○っていう交差点を左らしいんですよね~、きいたところによると」
そんな中でKのへなちょこ運転は進んでいきました。
そこまでしなくても
Sちゃんと車の席順まで決めて、外に出たところ。
Kは私達よりも仕事上がりが早かったので、先に乗って待っていました。
彼の車は小さめのワンボックスです。
Sちゃんが前にのることにしたので、気持ちSちゃんが前を歩いて、車のほうに
近づくと・・・
ウィィィーン 助手席の窓が開きます
運転席にのって、助手席側に身をだしたKが
「tommyさん、こっちこっち」と、助手席の窓をたたきます
ちなみに、私達が車がわからないのを「こっちだよ~」といっているわけではありません。
こっちに座れってことなんですよね、誰がどうみても。
Sちゃんが助手席をしても
「tommyさん、こっちっ」と私を迎え入れようとしてます。
私達としてももうSちゃんが助手席のドアに触れているじゃん、それでよくいえるなあ、この人、と。
もう少し、気をつかってもいいのではないか、もう誰もがKは私を気に入っていることは知っているんだからさ。
まあ、好きな子が助手席に座ってくれるってのも男からしたらいいものなのかもしれないですがね。
「え~Sちゃんが助手席のろうとしていたのに、よくいえるねえ」
「いいや、なんかどっちが座ってもいやじゃん、それじゃ私が前にのってたら後ろのことなんていっさい
気にしないというか気付かないで会話とかしそうだから私が後ろに乗ろうとしたのに」
↑とっさにいいわけが私もばんばん出てきてます
とりあえずSちゃんと私、乗り込みました。
その前に・・・
会社で、仕事上がるときには、そこの焼肉屋さんをお勧めしていた社員さんやら
なんにも関係ない社員さんにまで
「Kが焼肉私達にごちそうしてくれるんです~」
↑いつのまにかごちそう、にかわってますね、しかし、先にさそわれたのをお店かえただけだし
9コも年上の男の人が女の子二人で割り勘もありえないでしょうしね、誘ったからには。
後から、なんか実はtommyさん、Kと食事にいったらしいよ、とかまた
デジカメの時のように、裏で文句いわれたりしたらたまりませんからね。
いろんな所で、おおっぴらに伏線張っておきました。
そこまでは車で10分らしいんです。私も行ったことがないお店だったんですが
道を聞く上では簡単な道のり。私も車で通勤していたのですが、駐車場がないということで
Kの車一台でいこう、ということに。
Sちゃんと「車はきっと後ろに二人乗れない可能性あるから私前乗るしかないかなあ」
「そうだねえ」
「フェイントかけてSちゃん乗ってみる??」
「乗ってみる~、でなにか言われたら、私が前じゃいけなかったんですか?って言うよ~」
席順
一応Sちゃんが行くか行かないか、ってところで、すこし、問題にはなったんですが
一応、しぶしぶ?Kは「じゃあ、3人で行きましょう!みんなのほうが楽しいですもんね!」と
了承し、それから、Sちゃんと焼肉話でもりあがった。
「私、彼じゃない人と差し箸するのダメなんだよねえ、どうも」
「え、そうなんだ~、私大丈夫だよ、といってもKとはしたくないけどね」
「自分でお肉焼きたいねえ」
「そうだねえ、そのほうがココロおきなく食べれるよね、あと、Kもしかして横に座ってくるのかなあ
かなりイヤなんですけど、腕とか触れ合っちゃったりして、いやぁ~」
「え、私あんまり好きじゃない人と正面のがいやなんだけど、だって、横なら顔みなくていいじゃん」
「えー、つーか、横のが密着感があるからいやじゃない?」
「二人で一列で座ってKを正面にすれば?」
「そうするとお肉がきてうちらだけが焼くってことにもできないからきっと彼もお肉を焼くことになるじゃん」
「だよねえ」
「けど、Sちゃん、横ですわってもいいんでしょ?じゃあKの横に座って、私正面すわるよ。そうすれば
うちらが、入り口側になるから、Kがお肉焼かなくてもいい状況にすればいいし~」
「それ、いいね~、じゃあそうしよう」
そんなわけで焼肉の席配置をSちゃんと二人で決めました。。。