1/500 宇宙戦艦ヤマト
人生の宿題と言いますか、一度は作らねばと思いつつ、なかなか手が付けられなかった、1/500ヤマトを完成しました!(2199版ではありません)
何が困ったって、デカくて写真がまともに撮れない!ソファベッドに置いてなんとか撮影。
かつて「コズミックモデル」と称する、同スケールのヤマトを所有していたのですが、そのあまりの完成度の低さに手を出す気になれず死蔵したままにしており、ついに捨ててしまいました。
で、2199など影も形も無い2010年に突如発売された当キットであります。
それまでのヤマト関連キットとは比べ物にならない、精密なディティールと完ぺきなプロポーション。店頭で見るや否や即買いしました。とはいえかなりの大物キット故、いざ製作となると大変で(船体の継ぎ目を消すだけで大変…)今日に至るまで、ちょっと触っては止め、ちょっと触っては止め…を繰り返していました。
しかしいつまでもこうしているわけにはいかない!なんせ押し入れを圧迫する!(笑)なので、今回腹をくくって製作に至ったわけです。
まあ、いざ着手してみれば、改造すべきポイントも無く(怖くていじれない…)、思いのほかさくさくと進み、完成に至りました。
で、すなおにそのまま作りゃあいいのに、もでらーの性と言うやつですか…やったこともない「艦船用手すりを取り付ける」などと無謀をかまし…いやあ死にました…
なお2199版との相違点は、艦体スジボリが大幅に少ないこと(追加しようかとも思ったが、収集つかなくなりそうだったし、失敗して「キーッ!」となるに違いないので止め)、あと2199で追加された各種デティールは当然ありませんので、見た目あっさりした感じではあります。
とりあえず人生の宿題いっこ終わり。よしよし。
【映画評】シン・エヴァンゲリオン劇場版 テーマは思春期の葛藤から中年の危機へ&「惑星大戦争」
まとまってませんが、興奮が残ってるうちに書いときます。
作り手も視聴者もとっくにオヤジになっていて、映画のテーマも思春期の葛藤から中年の危機に変わっている。
が、オチは旧劇と変わらず、もういい加減エヴァから離れろや、であることが何とも可笑しいというか切ないと言うか…。
旧劇でヲタクに痛烈なストレートを浴びせたはずの庵野氏が、それこそ自分自身がエヴァの呪縛から逃れられなかった(前作であれだけのヒットを飛ばしたことで、続編の要請が各方面からあったようで、それも庵野氏に相当なプレッシャーであったことは想像に難くない)。紆余曲折あり、自身のメンタルの病も経て、ようやく今回終わりに出来た。ファンも待ったが庵野氏自身も、この瞬間を心待ちにしていたことだろう。
あまり気が抜けすぎて、また病んだりしないかいささか心配である(「エヴァが終わったら僕はどうしたらいいんでしょう?」と言ってたこともあったみたいだし)。シンウルトラがあって良かった。本当に楽しみ。
東宝特撮オマージュとか、いろいろ考察のネタになる部分も豊富にあり、もはやそれも含めてエヴァという作品と言える。まさに一粒で二度三度おいしい映画である。
東宝オマージュと言えば劇中で使われている、ウンダーの戦闘シーンで流れる曲は、「惑星大戦争」の曲ですね。映画について詳しいことはググればすぐ出てきますが、せっかくなんで自分の知識の範囲で書かせていただきます。
1977年。かのスターウォーズが米国で大ヒットを飛ばしていました。日本での上映も決まりましたが翌年の1978年まで待つことになってしまいました(このへんの経緯は知りませんが、大方米国でのヒットを予想してなかった日本のバイヤーが慌てて買い付け、翌年のスケジュールにねじ込んだってところじゃないでしょうか)。で、その1年の間に日本でパチモン作って稼いでしまおう、ということで作ったのが、東映の「宇宙からのメッセージ」あーんど、東宝の「惑星大戦争」だったというわけです。なおこの惑星大戦争というタイトルは元々、スターウォーズの邦題だったようで、子供のころに映画雑誌でスターウォーズが公開予定作品として、このタイトルで紹介されていたのを、見ました!マジです!もしこのタイトルで上映されてたらと思うとゾッとしますね(^^;でまあ、映画の出来の方はというと…心と時間に余裕のある方はご覧ください💦この時期って、映画館の客がテレビに取られてしまい、1975年にゴジラシリーズも「メカゴジラの逆襲」を最後に休止期間に入り、特撮映画冬の時代だったんですね。日本の特撮は元々世界的に評価されていたんですが、いつまでたっても旧態依然なワイヤーワークに頼っていた間に海外ではCGやモーションコントロールの導入が始まっていて、既に世界水準から後れを取ってもいたのです。老舗の暖簾に胡坐かいて修行忘れたな…
劇中のボーカル曲で「傷ついた~友達さえ~」と歌っているのはこれまた邦画「さよならジュピター」のエンディングテーマ「VOYAGER〜日付のない墓標」。スターウォーズに遅れること7年、日本で本格的SFを、と、日本SF界の重鎮にして最強のSF作家である小松左京氏の肝いりで、日本のSFスタッフ多数を集めて製作された映画です。おそらく映画としては日本では皆無のハードSFでもあり、壮大なコンセプトで作られた映画で、詳しい内容は本編及び原作小説を参照頂きたいところですが、まあ端的に言って、「この内容が10億で作れるわけない!ひとケタ違うだろ!」というところで…とはいえ、上記のパチモン映画とは違い、高い志で作られた映画であり、ところどころ良いシーンもあり、個人的には「愛すべき」映画であります(DVD持ってるよん)。
エヴァからすっかり離れて、熱くなってしまいましたが…
最後にちょっと一言言わせていただきたい。
シンジ君、あんなヘタレにしては、綾波と良い感じになり、旧劇ではミサトとおいしいことしといて最後アスカとくっついて、今回はトウジの妹にちょっと好かれたうえにラストでマリまで持ってくのか!?ハーレムアニメか!?このクソ、マリ返せー!!
1/24 ポリススピナー(4)完成。
なんか突然ですが完成です。
フロントグラスは固定せず取り外し可。
椅子の形状はこだわったところですが、しっかし塗装がきったねえなあ...
ドア可動を狙っていたのですが、垂直に上下するような機構が力不足でどうしても実現せず断念。
取り外しのみ出来ます。
よく見えませんが中央部分のモニターは、付属のデカールが色味が違い過ぎて使えなかったので、
映画の画面から拾ったものを、普通のコピー紙に印刷して貼ってあります。
ベースはバンダイ製。
製作開始から半年。長かった。
プラモ作るにあたり、普段こういった大規模な改造改修はやらないのですが、今回は自分の基礎工作力の拙さを
思い知りました。疲れた…
でも拙いながら、部分的にでも狙った改修がうまく行ったり、思い通りの形状に出来た時の感動は言葉にならない
ものがあります。これだから模型は止められん。
コイツを眺めながらの一杯が、旨い。
お付き合いいただきありがとうございました。