模型づくりとか趣味の日々リターンズ -32ページ目

【書評】漂流者は何を食べていたか

『OUTPUT大全』にカブれて、せっせとアウトプットしております。ほぼ忘備録なので気にしないでください(何を?w)

さてシーナ本です。若い時にハマって随分と読みました。今でも捨てられず取ってありますが何冊あるのやら。

 

海だ山だ無人島だビールだと活躍してきたシーナ氏ですが、さすがに御年70過ぎともなればそうもしてられず、この本もこれまで読んだ本に昔の冒険旅行の顛末を交えた内容になっております。エッセイともちょっと違う。読書ガイドと見ればよいのかな、と思います。

 

読み手のとっつきやすさということで、食にスポットを当てた構成になっていますが、それ以外の部分に本人の興味を引く部分があったりもして、「今回は食のことしか書けないからもどかしい」とか言っちゃうところはいかにもで笑えます。

 

取り上げられている本はどれも漂流本としては有名どころですが、私が読んだことのある中でのお勧めは『無人島に生きる一六人』ですね。なんか全然悲惨さが無い。表紙なんかもう微笑ましいぐらいで…しかしこの本、シーナ氏が気に入ったのをきっかけに文庫化したとは知らんかったなあ。あと、この本には取り上げられてないけど吉村昭の『漂流』も良かったですね。

 

並べてみた。85冊。ちょっとビックリ。カビだらけw

 

【映画評】 WW84(ワンダーウーマン84) 女性映画ですね…(´・ω・`)


2020年アメリカ映画。言わずと知れたワンダーウーマンの続編。80年代が舞台。ピンクやら黄色やらなんか色使いがスゴイ。当時はこんなんだったっけ?

 

えーまー今どきこんな言い方をしていいのかどうかわからんが、「女性映画」ですね。イケメン男性との色恋が話の中心にあり、最後は意思を持った別れ(吹っ切り)が来る。アクションも前作より少なめで、ヴィランであるチーターとの戦いなんかは正直セットがしょぼい(´・ω・`)前作のドイツ軍とのシーンが好きだったんでこれは残念です。マックス・ロード役の怪演は良かったのでおまけで☆☆

【映画評】 イップ・マン 序章

 

2008年の香港映画 アマプラにて視聴

 

以前から気になっていたイップマンです。のちにかのブルースリーも教えを請うたという武術家の伝記映画のシリーズの一作目。盧溝橋事件に端を発する日中戦争の最中で、イップマンが町を占領する理不尽な日本軍から空手の相手に呼ばれて大立ち回り。

 

武術シーンは見ごたえがありますが、なんせイップマンが最初っから強いし、戦うことにほぼ葛藤も無いので(家で闘うと家具が壊れるからヤメレ、と嫁さんにプレッシャーかけられる程度)、映画に深みが感じられない。これならさんざん我慢して最後に大暴れする高倉健の方が見ごたえがある。

 

工場勤務の人たちに武術を教えることになり、「君がやるべきことはコレダ」なんて言われたりするんだけど、素人が急に強くなれるわけもなく、やっぱり悪い奴にボコボコにされちゃって終わりとか。薄いんだよなー。熱くないんだよ。

でも続編も多分見る。あーあと奥さんが綺麗すぎてリアリティが無いですな。☆☆(満点は☆5つ)