【書評】漂流者は何を食べていたか
『OUTPUT大全』にカブれて、せっせとアウトプットしております。ほぼ忘備録なので気にしないでください(何を?w)
さてシーナ本です。若い時にハマって随分と読みました。今でも捨てられず取ってありますが何冊あるのやら。
海だ山だ無人島だビールだと活躍してきたシーナ氏ですが、さすがに御年70過ぎともなればそうもしてられず、この本もこれまで読んだ本に昔の冒険旅行の顛末を交えた内容になっております。エッセイともちょっと違う。読書ガイドと見ればよいのかな、と思います。
読み手のとっつきやすさということで、食にスポットを当てた構成になっていますが、それ以外の部分に本人の興味を引く部分があったりもして、「今回は食のことしか書けないからもどかしい」とか言っちゃうところはいかにもで笑えます。
取り上げられている本はどれも漂流本としては有名どころですが、私が読んだことのある中でのお勧めは『無人島に生きる一六人』ですね。なんか全然悲惨さが無い。表紙なんかもう微笑ましいぐらいで…しかしこの本、シーナ氏が気に入ったのをきっかけに文庫化したとは知らんかったなあ。あと、この本には取り上げられてないけど吉村昭の『漂流』も良かったですね。
並べてみた。85冊。ちょっとビックリ。カビだらけw