【映画評】シン・ウルトラマン まあ言われなくてもオジサンは観るでしょ 長澤まさみのアレはアカン
率直な感想。
ウルトラマンのTVシリーズに思い入れのある人は、間違いなく楽しめます。それほどじゃなくても特撮や怪獣好きな人は楽しいです。特撮や怪獣に興味の無い人が楽しいかどうかは…?だれか感想聞かせてほしいです。
シン・ゴジラがゴジラという素材と、東京を襲うというコンセプトのみを借りて、現代の社会情勢に合わせた新しい物語を作ったものとすれば、シン・ウルトラマンは完全にTVシリーズのリメイク。TVのエピソードをベースに、オリジナルでは説明不足だった部分や、そもそもウルトラマンて何なのか、なぜ怪獣が毎週襲ってくるのか等々の問題に解釈を与え、現代のCGでその戦いを説得力を持って見せた。例えて言うなら「ヤマト2199」に近い。ウルトラマンへの愛があふれ、オリジナルのTVシリーズを両手でそっと持ち歩くように大事に大事に扱った映画。オタクの君へ、ビッグなプレゼント!だ。
なのでウルトラマンなんか知りませんし興味も無いです、という人にリーチはしないだろう。宇宙政治的な話は出てくるけどそこは中心のテーマじゃない。シン・ゴジラのようなヒットは無いでしょう。
なお色々と言われている長澤まさみのアレですが、完全にアウト!です。「批判する人は元ネタを知らないから」という人もいるが、完全に的外れ。ある層の人を不愉快にするような撮り方をあえてしてる。思えばアニメって昔から何がしか性消費的な描写をやりがちで、エヴァなんかその典型(プラグスーツなんかそもそもがデザインがアレでしょ)。それがあまり言われてこなかったのは、絵だから抽象化されていたためか、それを批判する人にアニメに興味が無い人が多かったからか。この件をきっかけに、アニメのそういった描写にもメスが入るかもしれませんね。
あと、別の意味でもアウトと思ってます。あれを観て「おいおい、こんなん撮っていいのか?」と頭に浮かんじゃった時点でそれがノイズになって、映画に集中出来なくなる。直後のメフィラス戦がなんか楽しめなかった。それは演出として絶対やっちゃいけないこと、と思う。以上!
【映画評】 Fukushima 50 だから未解決な事柄を映画にしちゃダメだってば
2020年3月公開 1周半ぐらい遅れ。
Fukushima 50 でございます。アマプラで無料だったので観ました。言わずと知れた東北の震災で電源消失した福島第一原発で、最悪の事態を防ぐため奔走した人たちのおなはしです。
映画では登場人物やらその行動が美化されて英雄のように描かれているが、映画を離れて巷のうわさで、実は吉田所長その人が、津波の危険性とその対策への部下の進言を退けた張本人だとか、菅首相が視察に来たせいでベントが遅れたってのは自民党が広げたガセだとか。
私のような一介の市民には何が本当なのかわかりません。
ただね。この原発事故って未解決でしょ?
故郷への帰還が果たせてない(永久に無理なケースも含め)人が多数いて、処理水の問題も解決してなくて、そもそも廃炉にまだ何十年もかかるわけで。その被害者から観たら不快でしかない話なはずなのに、こんな映画をなんで作るかね?誰得?と思ってしまうわけで。
なんか色々と勘繰りたくもなるわな…
純粋にパニック映画として観れば、CGの水準も高いし現場の緊張感もあるし、佐藤浩市と渡辺謙という名優の競演は見ごたえあったし。その辺悪くない映画なので、なんでこのネタでやるかな…と残念でならない映画でした。なんか評価不能。
1/20 カウツ
ウェーブ製 1/20カウツ でございます。
作っている途中はなんやらデカくて変な形で、妖怪みたいでしたが、塗装、マーキング、墨入れと進むと、おおカッコイイじゃねーか。
左手レーザーの一部は白いままです。なんとなくSFぽくて良いかなと思い。
だいぶHJ誌の作例に寄った仕上がりになってしまいましたが、パイプ類赤くするのはイケてますね。
でも正面から見るとやっぱり変ー。
コンニチワ。
組み立て時の注意点としては、
・スジボリが一部甘いので掘り直しを要する
・スナップフィットだが塗装派にとっては塗装と組み立ての段取りがやや面倒
・肩、足首のポリ製パーツが固いので、塗装後にはめる際に塗装が剥がれやしないかとドキドキ。
全体塗装はタミヤの缶スプレーのグランプリホワイト。時間短縮のため缶スプレーを使用してみたのですが、カーモデルと違って細かいディティールがあるキットはディティールが塗料で埋まってしまい復旧(スジボリのやり直し)が大変でした。ほとんどわかりませんがグランプリホワイトの上からクリヤーでごく薄くしたブルーをところどころ重ねてあります。宇宙モノはグロス仕上げが似合う。
赤部分はアクリルのフラットレッド。黒部分は同NATOブラック。室内はデザートイエロー。
マシーネンやっぱ楽しい!