195-《五魁》 by 贾平凹 | トミモの『中国語の原書とドラマを求めて・・・』

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自分のフィルターに落として日本語で紹介できたら…とブログ開始。

私にとって195作品目の原書になります。 

         これ↓

    贾平凹著 《五魁》

 

贾平凹さんの作品は今回で12冊目です。

  ↓(下)

①過去に読んだ《极花》のブログは⇒コチラ

②過去に読んだ《高老庄》のブログは⇒コチラ

③過去に読んだ《秦腔》のブログは⇒コチラ

④過去に読んだ《故事生灵》のブログは⇒コチラ

⑤過去に読んだ《妊娠》のブログは⇒コチラ

⑥過去に読んだ《老生》のブログは⇒コチラ

⑦過去に読んだ《废都》のブログは⇒コチラ

⑧過去に読んだ《商州》のブログは⇒コチラ

⑨過去に読んだ《怀念狼》のブログは⇒コチラ

⑩過去に読んだ《带灯》のブログは⇒コチラ

⑪過去に読んだ《暂坐》のブログは⇒コチラ

 

日本のアマゾンで、

贾平凹さんの原書を

Kindle版で買える日が来るとは

数年前は夢にも思いませんでした。

ありがたいことですイエローハーツ

 

題名の五魁は主人公(男性)の名前です。

舞台はモチロン!陝西省です。

五魁はその強靭な肉体により、

生計を立てています。

花嫁を背負い陝北の高原を超えて、

新郎の屋敷へ運び届けるのです。

本書は恋愛小説です。

そして、悲劇です。

悲劇は、抑圧によって引き起こされます。

抑圧は、表面的には封建主義によるものに見えます。

ですが、深層の真相は全て自身による縛りからきています。

恋情の純粋さ、ほとばしる狂おしさ、卑下とあきらめ、

喜びや嬉しさ、寂しさと悲しみ、怒り…

贾平凹さんの筆から魂の波動が伝わってきました。

そして、本書を読み終えた瞬間、

私の心とアタマとカラダを駆け巡り、

涙がボロボロ止まらなくなりました。

この悲しみの根源を

数日しばらく考えて過ごしました。

「自由」や「縛り」は色んな形があることを、

この作品から教えてもらいました。

 

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