私にとって195作品目の原書になります。
贾平凹著 《五魁》
贾平凹さんの作品は今回で12冊目です。
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日本のアマゾンで、
贾平凹さんの原書を
Kindle版で買える日が来るとは
数年前は夢にも思いませんでした。
ありがたいことです
題名の五魁は主人公(男性)の名前です。
舞台はモチロン!陝西省です。
五魁はその強靭な肉体により、
生計を立てています。
花嫁を背負い陝北の高原を超えて、
新郎の屋敷へ運び届けるのです。
本書は恋愛小説です。
そして、悲劇です。
悲劇は、抑圧によって引き起こされます。
抑圧は、表面的には封建主義によるものに見えます。
ですが、深層の真相は全て自身による縛りからきています。
恋情の純粋さ、ほとばしる狂おしさ、卑下とあきらめ、
喜びや嬉しさ、寂しさと悲しみ、怒り…
贾平凹さんの筆から魂の波動が伝わってきました。
そして、本書を読み終えた瞬間、
私の心とアタマとカラダを駆け巡り、
涙がボロボロ止まらなくなりました。
この悲しみの根源を
数日しばらく考えて過ごしました。
「自由」や「縛り」は色んな形があることを、
この作品から教えてもらいました。
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