私にとって113作品目の読了原書です。
贾平凹著 《废都》
贾平凹さんの作品は今回で7冊目となりました。
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たった今読み終えたばかりですが、
久々に贾平凹さん独特の物凄い波動を受けました。
ヤバイです。
クラクラしています。
夜で良かった。
日中で外出なんてとても無理です。
涙がとまらないのと、
風邪の初期症状ように熱が体内をめぐっています。
この小説は、当時の中国において(1993年)
センセーショナルな性描写と倫理観の理由から、
何年間も発禁になってしまったそうです。
著者は『紅楼夢』の現代版小説にチャレンジしようと
本書の執筆を始めた、と聞きました。
確かに主人公の庄之蝶(チュアン・チーティエ)は、
《红楼梦》贾宝玉(ヂアー・バオユィ)
を彷彿させる部分が沢山ありました。
完成した物語は、
『紅楼夢』とはまた少し違った
愛の形を描いています。
男と女のLove & Sex & Marriage。
突きつけられるヒューマニズムを、
自身に反映して考えるところもありました。
胸が痛くなるほど迫りくるリアリティと、
サラッと表現されている真髄。
贾平凹さんの洞察力と感受性のアンテナって、
フツーの人の何十倍もスゴイのだろうと思います。
その持って生まれたギフトを活かし、
魂を削りながら文学で使命を全うしているお方!
贾平凹さんの魅力にすっかり虜の私です
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