2017年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『沈黙－サイレンス－』

2017年に観た映画の振り返りです。かれこれ今年で5回目になります。

2016年版はこちら→2016年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『さらばあぶない刑事』
2015年版はこちら→2015年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『ワイルド・スピード SKY MISSION』
2014年版はこちら→2014年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
2013年版はこちら→2013年に観た映画の振り返り――マイ・ベストは『42 ～世界を変えた男～』

まずは今年観た作品一覧から。
（時系列に新しい順です）

- ムーミン谷とウィンターワンダーランド
- オリエント急行殺人事件
- エルネスト
- アウトレイジ最終章
- ハイジ
- 関ヶ原
- 三度目の殺人
- トランスフォーマー最後の騎士王
- セールスマン
- TOMORROW パーマネントライフを探して
- 20センチュリー・ウーマン
- 光
- WILD SPEED ICE BREAK
- スノーデン
- David Bowie is
- 沈黙－サイレンス－
- アイズ・イン・ザ・スカイ

全部で17作品でした。

■2017年マイ・ベストは『沈黙－サイレンス－』
今年のマイ・ベストは、1月に観た『沈黙－サイレンス－』でした。

原作を読んだことはなかったものの、学生時代の歴史の授業やいろいろなテレビ番組などでうっすらとした知識のある隠れキリシタン（潜伏キリシタン）について。偶然にも今年、この映画を観る前に五島列島に訪れる機会があり、そこで、キリシタンクルーズに参加して、当時の面影を残す、さまざまな教会に訪れたこともあいまって、すごく没入できた作品でした。

原作の良さはもちろん（まだ読んでないですがｗ）、マーティン・スコセッシ監督の撮影、各俳優陣の演技、舞台となった長崎の雰囲気、すべてが最高のクオリティだったんじゃないかと思います。21世紀の日本では思うことができない、鎖国していた江戸時代の日本、その中におけるキリスト教の存在と弾圧、数百年前にあんなことがあったなんてと考えさせる内容でもありました。

自分自身はとくにキリスト教を信じていないのですが、小中高時代がキリスト教の学校に通っていたこともあり、そんな状況でいられるというのは、この映画を見るととても不思議にも感じられて、また、当時のこの映画の舞台となった場所で暮らしていた人たちからすればおそらく恵まれているのだろうな、とも。

それと個人的には窪塚洋介の演技が改めて素晴らしいと思いました。昔はIWGPをはじめ、けっこうテレビや映画で観る機会が多く好きな俳優の1人で、久々に観た役者・窪塚洋介の凄さも感じられたのも印象に残っています。

『沈黙－サイレンス－』
http://chinmoku.jp/

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続いて、今年のマイ・トップ5です。

1位；沈黙－サイレンス－
2位：ハイジ
3位：オリエント急行殺人事件
4位：WILD SPEED ICE BREAK
5位：アウトレイジ最終章

今年の2位は、自分でも正直想定外だったんですが、純朴なストーリー、ハッピーエンド、そして、観終わったあとの爽快感と、久々にあれこれと考えず素直な気持ちで見ることができた『ハイジ』でした。小さいときにアニメでは観たハイジが、実写版になり、幼いころを思い出せる、あの雰囲気、すごく良かったです。ほのぼのできました（白パンはアニメでイメージしたものよりも大振りでした :-) ）。この作品はあまり大々的に宣伝されていなかったように思いますが、ぜひおすすめしたい一本です（来年3月にDVD/Bru-ray発売の模様）。

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3位以下はけっこう悩んだ結果で、まずは『オリエント急行殺人事件』。原作を読んだこともなく、過去の映画化やドラマ化されたものも観たことがなく、まったくの初見だったので、あのエンディングに向けたさまざまな伏線、引き込まれました。

4位は大好きなWILD SPEEDシリーズ最新作『WILD SPEED ICE BREAK』。ポール・ウォーカー没後初めてのシリーズで、どういう感じになるかハラハラするところがありながらも、あの氷原でのカーチェイス、さすがです。

5位はこれまた大好きなアウトレイジシリーズの完結編『アウトレイジ最終章』。やくざの人間模様と言いながらも、どこかサラリーマンの人間関係にも通ずるような、ザ・北野映画という作品ですごくおもしろかったです。

ほか、ランキングには入らなかったけど、『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』や『関ヶ原』も面白かった。それと『スノーデン』『David Bowie is』『エルネスト』などのドキュメンタリーテイストも印象的でした。

それと今年は新しい映画館を見つけられたのも良かったです。以前「何度でも行きたくなる逗子の素敵映画館、CINEMA AMIGO」で紹介した、逗子になるコンセプト系映画館CINEMA AMIGOはまたぜひ行ってみたいです。

去年（18作品）、今年（17作品）と映画館で映画を見る機会は減ったものの、1つ1つが印象的で記憶に残る作品が多かったように思います。

来年もまた良い映画に出会えるといいな :-)

（記録。カッコ内は機内鑑賞）
2009年 17作品
2010年 20作品（3）
2011年 25作品（2）
2012年 33作品（4）
2013年 37作品
2014年 30作品
2015年 34作品
2016年 18作品
2017年 17作品

五島列島の料理はすごく美味しくておすすめです。