2013年も残すところあと3日とちょっと。
そろそろ振り返りの時期になりました。

ということでまずはじめに,今年劇場で観た映画の振り返りと感想を :-)

■今年は37作品
今年劇場で観た映画は37作品。ここ5年で一番多くの作品を観た年になりました。

ちなみに過去4年はこんな感じ(カッコ内は機内)。

2009年 17作品
2010年 20作品(3)
2011年 25作品(2)
2012年 33作品(4)

そういえば今年はたぶん10年ぶりに海外に行かなかったなーと,この振り返りをしながら思いました。

さて,観た作品リストはこの通り。

- ゼロ・グラビティ
- RED リターンズ
- ニューヨーク バーグドルフ 魔法のデパート
- 悪の法則
- 清須会議
- スティーブ・ジョブズ
- 42 ~世界を変えた男~
- 世界一美しい本を作る男
- ティファニーで朝食を〈デジタルリマスター版〉
- ランナウェイ/逃亡者
- 貞子3D2
- パシフィック・リム
- モンスターズ・ユニバーシティ
- ホワイトハウス・ダウン
- アイアン・フィスト
- 終戦のエンペラー
- ベルリンファイル
- ワイルド・スピード EURO MISSION
- コン・ティキ
- ビル・カニンガム&ニューヨーク
- 華麗なるギャツビー
- 旅立ちの島唄~十五の春
- エンド・オブ・ホワイトハウス
- L.A.ギャングストーリー
- 藁の楯
- 天使の分け前
- リンカーン
- ライジング・ドラゴン
- 舟を編む
- BOØWY 1224 FILM THE MOVIE 2013
- フライト
- ジャンゴ
- 遺体 明日への十日間
- ゼロ・ダーク・サーティ
- ルーパー
- ストロベリーナイト
- レ・ミゼラブル

■マイ・ベストは『42 ~世界を変えた男~』
ということで,ランキング発表!

今年のマイ・ベストは『42 ~世界を変えた男~』。

42

自分が野球好きっていうのはありますが,野球補正を抜きにしてもすごくすごく良い作品でした。




世界で最初の黒人メジャーリーガーとなった,Jack Roosevelt "Jackie" Robinson,ジャッキー・ロビンソンのMLB入りとその後を描いた作品。
劇中の

・やり返さない勇気
・何を信じるかよりも何をやるか


というセリフ,そして,随所に出てくる「ありがとう」という言葉と気持ち。観ながら何度も素晴らしいし感銘を受ける作品でした。

彼が付けていた背番号42は現在,全チームの永久欠番となっています。今年は,永久欠番が決まる前から42番を付けていたNYCのリベラ投手が引退を発表し,ついにMLBの中に42番の選手がいなくなった年にもなり,このタイミングでの公開は,なんとなく運命的な気がしますね。

ちなみに,毎年4月15日は『Jackie Robinson Day』として制定され,全選手がこの日の試合だけは背番号42を付けて試合をすることになっていて,最近は日本人選手が多く活躍していることもあり目にしている方も多いのではないでしょうか。

ということで,もしまだ観ていない方がいらっしゃいましたら,ぜひDVD/ブルーレイなどでお勧めです。

以下,自分の中のトップ5をご紹介。

1位:42 ~世界を変えた男~
2位:舟を編む
3位:RED リターンズ
4位:ビル・カニンガム&ニューヨーク
5位:ワイルド・スピード EURO MISSION

自分の中で唯一邦画でトップ5に入った『舟を編む』は,辞書編纂というちょっとニッチで,そしてあまり目立たない職業にフォーカスを当て,世界観がしっかりと描かれていて,そして,主人公の馬締と,その後馬締の奥さんとなる林をはじめとしたそれぞれの人間関係の描き方がしっかりとしていて,そして1つ1つが印象的な作品でした。

3位『RED リターンズ』は,REDシリーズ2作目で,すでにキャラ設定が出来上がっていることもあり,非常に観やすく,それでいて秘密諜報員という個人的に好きな世界の作品かつテンポの良いところがいいですね。マルコビッチの妙演技もグーです。

4位『ビル・カニンガム&ニューヨーク』。ニューヨークのファッションフォトグラファーとして活躍するビル・カニンガム氏のドキュメンタリーです。

「重要なのは感想じゃない。見たものを伝えることだ」
「金をもらわなければ口出しされない。すべてに通ずる鍵だ」
「無料で着飾った有名人に興味はありません」
「写真家じゃない。名乗ったら詐欺といわれるよ。ただ見たものを撮り記録しているだけだ」
「自由より価値があるものなんかないよ」

などなど,かっこいいセリフがたくさん出てきて,これはDVDで持っておきたいと思いました。NYC好きの自分としてずっと心に残る作品の1つになりそう。

5位の『ワイルド・スピード EURO MISSION』は,前作から見始めたんですが,こういう悪だけど正義というシチュエーションが好きです。主人公のポールが先日事故死してしまったのは本当に残念。RIP。

■『遺体 明日への十日間』『貞子3D2』は特別な作品
ランキングに入っていないのですが,この2作品は自分の中でランキングとは別な位置付けで考えています。

まず,『遺体 明日への十日間』。劇場でこれだけ涙を流した作品は過去にもなく,この先もないと思います。3.11以降,どういうことが起きていたのか,それの一片を知ることができた作品でした。

詳細は過去のエントリで↓
“3月11日”という日
>http://ameblo.jp/tomihisa18/day-20130311.html

ここでも書いていますが,出演した女優の酒井若菜さんがツイートされていた

「自分の無力さを責めてしまう優しい人に押しつけるべき映画ではないと、私は思っています。絶対に無理して観たりなさらないでください。なので、選択していただきたいのです。」

忘れてはいけないという想いだけではなく,選択することの大切さ,それが未来につながるのではないかと思います。

もう1つの『貞子3D2』。こちらはガラッと変わって,映画のRe-designをした作品だと思っています。とにかくエポック・メイキングな作品。こういう作品がこれからどんどん出てきたら映画鑑賞という行為がまた楽しくなると思います。

詳細は過去のエントリで↓
『貞子3D2』で観た映画のRe-design――劇場スクリーンとスマートフォンが生み出す体験
http://ameblo.jp/tomihisa18/day-20130908.html

他にも紹介できなかったですが,『パシフィック・リム』や『旅立ちの島唄~十五の春』『天使の分け前』などなど,印象的な作品が多い1年でした。

ちなみにこの動画,秀逸です。



あ,それと,Audreyの作品を人生で初めて観たのですが,『ティファニーで朝食を〈デジタルリマスター版〉』,これすごくいいですね!

来年もたくさん映画を観たいと思います :-)

42 ~世界を変えた男~ [DVD]/出演者不明