バイオグラフィワーク ⨀ サタンリターン ✢ キリスト衝動

今日はグループ鳳（あげは）さんと観察に特化した連続講座でした。

バイオグラフィワークでサタンリターン（土星回帰）の29.7歳、約29歳頃、そしてキリスト衝動33歳頃を振り返るワークをしました。

サタンリターンとは、”わたし”が生まれた時の天空の「この位置に土星がありましたよ～。」というその位置に土星が一周して戻ってくることを言います。出生図のホロスコープ上で考えた方が分かりやすいのかもしれません。

土星は一周するのに約29年かかります。なので、29歳頃がサターンリターンと言われるポイントになります。

土星のエネルギーって、人間として生きる力に直結しているなと思います。

この肉体の重さを感じて着地するような力。着地できるって思うと安心できそうって思うかもしれませんが、重力って自由になりたい精神からすると、重苦しく感じられる、、、ともいえるものです。

だけど人間として自由を獲得していくというのは、自分の中にあるものを総動員していけるだけの強さだったり逞しさだったり、粗雑なものの中でいかに自分を洗練させていくのかっていうそんなチャレンジが魂に与えられます。

それは自分の魂の輝きにあったように、いろんな顔してやってくるから、サターンリターンで起きてくるチャレンジというのは、その具体的事象というのはもちろんそれぞれに違っています。

でも、”肉体あるこの人間として”、”この地上で”、いかに生きるかを問われるから、とても世俗的になったり、普通に人として自分の「YES」「NO」「好き」「嫌い」を突き付けられたり感じさせられたり、それは我慢の体験を通して自分の中でそれを知り味わうということもあれば、我慢せずに選択することによってそこを体験することもあるでしょう。

「人間の自分」という存在の地に降りることになるサターンリターン。

その地上的な学びから、続いて、今までの自我が一度死んでしまうような33歳辺り、キリスト衝動と言われるポイントを迎えます。

33歳はキリストが十字架にかけられ人間としての使命を終えた歳です。何の宗教ということは関係なく、誰しもがキリストを知っていて、どんな風に人間として命を全うしたのかを、なんとなくでも知っているように、私たちの意識に大きな影響を与えている存在なんですね。

真実の自分に出会う、真我が自分の内側から立ち上がってくることをサポートしている意識です。それが”キリスト意識”です。外側の対象ではなく、自分の中で自分としてある意識です。

そういった人間の魂の成長の中で起きてくる重要なポイントポイントがあるのですが、サターンリターンや、キリスト衝動といったその代表的な二つのポイントを、まず自分自身で振り返り、シェアしあいました。

傾聴する他者の視点が入ることで、多角的に光が当てられていきます。何かを見つけようというような視線や視点ではなく、目の前の存在に対する関心から生まれる傾聴です。自分だけでは気付かなかった光は自然に当たっていきます。

それを参加者のおひとりが「ヒーリングみたいだ。」と描写されたのですが、なるほどそういう感じだなと思いました。

皆さんのバイオグラフィワークとしてのシェアを聴きながら、何度もこのワークを私自身しているのですが、新たに気付いたことがありました。

その気づきを持って自分のサターンリターンとキリスト衝動を振り返り、キリスト衝動と一緒に思い出されるシーンと図形があったのですが、その意味が今になって分りました。