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今われらは鏡をもて見るごとく見るところ朧ろ(おぼろ)なり

24日にGHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊の4Kリマスター版というのをIMAXで観てきました。
(動画2つ目がその予告編です。)

この冬に「マトリックスレザクション」という新しいマトリックスが公開されますが、マトリックスのウォシャウスキー姉妹が1995年に公開されたこの「攻殻機動隊」の実写版のような映画を創りたいという構想からマトリックスが生まれたというのは有名な話なようです。今回映画館でオープニングを観ながら、本当にこの流れからマトリックスが生まれているんだなぁと思いました。

緑の文字が動いているマトリックス。情報(データ)がどんどん書き換えられていくさまであり、別の表現で表すならば、幾何学模様がどんどん変化していく万華鏡を覗いているような世界。(としてもずっと見えてました。)

後に、マトリックスが数学で行列と言われるものであり、それは座標変換を意味しているのだと知った時はとても感動しました。

音楽もとってもカッコイイオープニングです。

 

 

 


今われらは鏡をもて見るごとく見るところ朧(おぼろ)なり

これは劇中に出てくる言葉です。


新約聖書からの言葉だそうです。



「創世記」「聖書」これらが題材となった話、映画は本当に沢山ありますね。

人間がなんであるのか。そもそも存在とは何か。


わたしもよく不思議な感覚になります。


人間はいつも、膨大な時間と労力を費やして、人の命や社会的あり方を問うようなテーマと向き合っています。今だったら、コロナやワクチンのことが前面に出ていて、いろんな意見が飛び交っているように思いますが、真剣に、、真剣を越して深刻に、、多大なエネルギーをそこに使っていると思います。


そんな中いつも思うことがあります。

「人間って何なんだろう?」ということを脇において向き合えることではないはずなのに、考えても解らないからと線引きをして、その線引きにより「仮定されたもの」の設定土台がもし、本質とズレていたら?

その根幹の問いを脇に置いておいては、取り組んでいることのスタートの発想自体が違っている、、とかなったりしないだろうか?とか。

雑なたとえになってしまうのかどうか分からないけれど、「猫のことをよく知らないまま猫の社会生活や治療に関することをずっと考えている」みたいな。人間が何たるかを知らないままで、そこを純然と問いに持つことなしに、どこかで壁を作って横に置いたままで、人間についての議題を命を懸けて向き合うことはとてもバランスがおかしい状態になってしまう。

もちろん、完全に解ってから何かをするでは一向に何もできないから、今もまた最大限にそれに近づこうと努力し、それぞれがそれぞれのところで精一杯生きているのだとも思います。

でもそれを最大限から更なる最大限へと近づいていこうと思うために、

「もしかしたら、根本的に解っていないかもしれないから、自らが勇気をもって理解が及んでいないという事実を受け止めて、マインド(怖れや傲慢由来のエゴ的思考)で線引きをしないでこのテーマの根源に降りていこう。自分の今ある発想の向こう側に続く扉を開いておこう。」


「そもそも人という存在がどのように発生し、なんたるかをより深く知ることを同時に探求し続けよう。それを持って今できることを模索し続けよう。」

そんな風に思うと最も真ん中を進めて取り組んでいることの効率化になるのかなと思います。

自分が真剣に向き合っているはずのことが、誰かを守りたくて、誰かを救いたくて、人生の質(QOL)を高めたくて今の労力があるならば。真剣であれば真剣である程に、蛇行をしたい人はきっといない。

 

 

攻殻機動隊には名台詞があります。

 

草薙素子のセリフ(画像はネットからお借りしました。)


戦闘単位としてどんなに優秀でも、同じ規格品で構成されたシステムはどこかに致命的な欠陥を持つことになるわ。組織も人も、特殊化の果てにあるのは緩やかな「死」。それだけよ。

 

 

人間が人間であるための部品が決して少なくないように、自分が自分であるためには驚くほど多くのものが必要なの。 他人を隔てるための顔、それと意識しない声、目覚めのときに見つめる手、幼かった頃の記憶、未来の予感。それだけじゃないわ、私の電脳がアクセスできる膨大な情報やネットの広がり。それらすべてが私の一部であり、私という意識そのものを生み出し、そして同時に、私をある限界に制約し続ける。


私みたいに完全に義体化したサイボーグなら、誰でも考える。(中略)“今の自分は電脳と義体で構成された模擬人格なんじゃないか。”(中略)もし電脳それ自体がゴーストを生み出し、魂を宿すとしたら。その時は、何を根拠に自分を信じるべきだと思う?

 


最初の動画でもあるように、草薙素子はサイボーグ。だけどもゴーストと呼んでいる魂のようなものがあります。

 

この話の面白いところは、作中に「あなたどこまでオリジナル?」という表現があったりするのですが、部分的にも義体化している人が沢山いてて、サイボーグと人間というクッキリとした境界線ではなく、色んな状態の人がいます。

多様化は二元を超えたところでしか育ってはいかない。

そしてわたしたちは思っている以上に現実はこの状態に近づいていっていると思います。個々人があっちとこっちだったり善悪や正誤で別けて見ているだけで、自分とは真逆のことを信じている人がこれほどにもいるのだから。


わたしは、人間としてごく普通に見えるのかもしれないけれど、手術で胃と脾臓を摘出しています。わたしはわたし自身がそれを見たことがないのに、わたしを手術してくれたドクターはわたしの最もプライベートな領域を見ています。

手術をした時、変かもしれないけれど、それが直後に考えたことの1つでした。深く考えなければそのまま過ぎるのかもしれないけれど、わたしはわたしを見ることができない、わたしの命に係わる大切な一部をわたしは人の視線にのみ委ねたということに神秘を感じました。人の存在てなんだろうって手の内でそれを感じた。

現代の医療では幹細胞で再現できる組織があり、その技術はこれからも進んでいくだろうし、義足などもメンテナンスをすれば人間の肉体よりもある点においては高機能になるかもしれません。良く知らないだけで、もうなっているのかもしれません。

AIの仕事はどんどんアップグレードし、人間がしなくてよい作業はもっと増えるでしょう。

人が人たらしめてるものは?その価値観は決して安定していないものです。価値観の話ではないからかもしれないし、価値観がこれからもそれを決めていくのかもしれないし。

そうだとしたら、、他人任せは怖いことですね。

人が「サイボーグが何か。」を人間存在を考えることから切り分けて考えていてもきっと辿り着かないものがあり、人が自らと切り離し、”対象”を考え続けても辿りつかない道だからかなと思います。

この作品は魂を持ったサイボーグが人は何かを考えています。

人かどうかあいまいな存在が、自分とは何かを考え、人とは何かを考えている。

もしわたしたちが「人とは何か」をまだ解っていないならば、この素子の感覚というのは、わたしたち自身が持つはずの最も素直な疑問なのかも。



今われらは鏡をもて見るごとく見るところ朧ろ(おぼろ)なり

以下の言葉の一部だそうです。

われ童子の時は語ることも童子のごとく、思ふことも童子の如く、論ずることも童子の如くなりしが、人と成りては童子のことを棄てたり。今われらは鏡をもて見るごとく見るところ朧(おぼろ)なり、然れど、かの時には顔を対せて相見ん。今わが知るところ全からず、然れど、かの時には我が知られたる如く全く知るべし。

わたしがなんとなくこういうことを伝えているのだろう、、と思うものを言葉にして訳すと、

子どもの時は純粋に物事に問いを持ったわたしたちが、今大人になってそれを失った。
今対象を通して見る自分はとてもぼんやりとしている。
対象と向き合う度に自分が知る自分はほんの一部だ。


「然れど~」からは、聖書なのでどのように訳すべきというのが強くあるのかもしれませんが、

何にも属してないわたしの言葉と感じ方で思うならば、

「しかし、その時がきたら自分がなんたるかが解る。」という意味だと思います。

 


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