アジアチャンピオンズリーグで、やらかし事件が発生。

同大会準々決勝1legでシンガポールのクラブと対戦したサンフレッチェ広島が、6-1で勝利して準決勝進出を揺るぎないものとした…、と思った。

ところが、後に今季より新加入の助っ人外国人が、前所属クラブでAFCより出場停止処分を受けていて、それが未消化のままACL準々決勝1legに出場したとして、広島に0-3で敗戦という処分が下された。

広島は、新加入の助っ人が出場停止処分を受けている事が分からなかったのだろう。


助っ人が、出場停止処分中だという事を言えよ!って感じだ。

AFCより出場停止処分を受けたのが1年前なので、処分中だという事を忘れたのか!?

それとも、所属クラブが変わったから処分がチャラになったとでも思ったか!?

3月12日に行われるシンガポールでの2legは、5点リードが3点ビハインドで迎える事になった。

ホームで6-1で圧勝した相手だから、アウェーでも3点ビハインドを跳ね返せるかもしれないが、とんだ助っ人害人によってクラブもファンも迷惑を被ってしまった。

準々決勝2legでは、何とか逆転して、笑ってマーライオンを観て帰って来れるよう願いたい。

今季より、横浜FCがJ1昇格を果たした事で、J1で横浜ダービーが復活した。


そして、Jリーグのダービーマッチでは、東京、埼玉に次いで3都市目となる横浜ダービーを日産スタジアムで観戦した。


日産スタジアムへの来場は、2019年7月27日マリノスvsマンチェスター・シティ以来だった。

以外にも、コロナ以降は初めてで、かなり久しぶりとなる日産スタジアムでの観戦だった。

Jリーグのダービーマッチという事で、わざわざ横浜まで足を運んだが、2月寒空の平日ナイターでは開催時期を間違えた感は否めなかった。

2シーズンぶりのダービーマッチなので、両軍サポーターの思い入れはあったと思われるが、スタンドの入りの寂しさからか…、ダービーらしい熱気とは程遠かった。


しかし、選手入場の頃の演出は、ダービーを思わせるものを見せてくれた。

Jリーグのオリジナル10で、降格を経験した事も無いマリノスならではの堂々とした主張。

それに対して、横浜FCは、ダービーの演出は匂わせるものの地味。

『今世紀9回目のダービー』に違いはないが、横浜Fマリノスvs横浜FCのダービーマッチは、公式戦の対戦は2007年が初めてであり、20世紀には両者の対戦は一度も無い。

その9回目の両者による横浜ダービーを、スタジアム観戦する機会に恵まれた。

歴史を紐解けば、両者による横浜ダービーは、内弁慶な傾向であり、日産スタジアムでの横浜ダービーはマリノスが8-1、4-0、5−0、5-0と全て圧勝している。

それに対して、ニッパツ三ツ沢では、横浜FCが3勝1分で、お互いにアウェーでのダービー勝利は無い。

今度の横浜ダービーでも日産スタジアムでは、『俺達が横浜』というサッカーを見せつけて横浜FCを粉砕してくれるのかな!?と思ったが…、結果は、両者決め手を欠いてスコアレスドロー。

どちらの味方でもない中立な高みの見物ファンからすれば、9回の横浜ダービーの中で最も詰まらない横浜ダービーを観せられてしまった。

日中こそ気温16℃まで上がって暖かい陽気だったが、ダービーの頃は、日が落ちて気温も下がって寒空の中での観戦になる。

こればかりは結果論なので仕方ないが、横浜まで観に行って損をした。

2002年日韓ワールドカップ決勝戦も開催された7万人のスタジアムに、閑古鳥が鳴く入場者数だが、横浜ダービー史上では、3番目に多い入場者数である。

試合終了のホイッスルを聞くと同時に席を立ち、マリノスサポーターの大ブーイングをろくに聞く事なく帰路に着いたのだった。


Jリーグ2025年シーズンが開幕を迎えた。


昨年に続いて、2年連続国立競技場で観戦した。

昨年は、雨の国立でヴェルディvsマリノスという元祖黄金カードだったが、今年もヴェルディvsエスパルスというJリーグ創生期を大いに盛り上げたオリ10クラシコという注目の対決。
国立競技場のヴェルディvsエスパルスと言えば、2023年J1昇格プレーオフ決勝を思い出させる対決でもあった。

2年前に国立で観戦したJ1昇格プレーオフ決勝と同じバックスタンド2層センターライン付近で観戦した。
選手入場時に後方から横断幕のような物が降りてきた。
コレオグラフィーと共にスタジアムを盛り上げる開幕戦らしい演出だが、スタジアム観戦していて巨大な幕の中に入ったのは初めてだった。

上記画像の通り、幕の中からは、外の様子が全く分からない状態だった。

幕が外された後も、ヴェルディ側のゴール裏では見事なコレオグラフィーが残っていた。
エスパルス側でも鮮やかなコレオグラフィーが上がっていたようだが、幕が外された時は既に終わっていてスタンド上段のフラッグだけが、まだ残っていた。

トーマスにとってスタジアム観戦するならバックスタンド中央が最もお気に入り。

2025シーズン最初のJリーグ観戦、並びにサッカー観戦もトーマスにとってベストポジションで幕を開けた。
試合は、前半40分にエースストライカー北川がゴールを決めてエスパルスが先制。

昨年、マリノスとの開幕戦に続いて2年連続で5万人を超える大観衆を集めた戦いだった。
2年前のJ1昇格プレーオフ決勝では、後半ロスタイムに同点に追いつかれて、J1昇格を1年遅らせる事態に見舞われたが、今度は同じ轍は踏まずに確りと逃げ切った。

2年ぶりにJ1に復帰したエスパルスは、幸先の良いスタートを切った。

このまま、二度とJ1から姿を消さぬように突き進んでもらいたい。


一方で川崎時代から東京ヴェルディに変わってからのスタジアム観戦で勝率が非常に悪いのは、トーマスにとって悩みの種でもある。

2001年3月こけら落としの東京ダービーから13回スタジアムで観戦して勝ったのは、2023年8月J2リーグレノファ山口戦だけである。
スタジアムで観戦して負けるか、引き分けてスタジアムを後にするたびに、ホントにこれからもスタジアムに来て良いのかな!?って思ってしまう。(疫病神になってない!?)

20年以上にも及んだ未勝利の呪縛からは解放されたが、まだ負の呪いからは解放されてないだけに、何かきっかけとなる物が欲しい。