今季アジアチャンピオンズリーグ準優勝の川崎フロンターレより招待頂き、5月14日 フロンターレvs横浜FCを等々力スタジアムで観戦。

川崎vs横浜なので、一応神奈川ダービーだろう…と個人的目線でダービーマッチ化したが、当該者同士は全くダービーという意識は無いみたいだ。

ACL準優勝以降初の等々力という事もあって平日開催とは思えないほどの観衆が詰めかけた。
昨年、招待して頂いた時は、3連休真ん中だったが、キックオフ1時間前の到着でもバックスタンド中央で観戦できた。

しかし、今度も同じくらいの時間の到着だったが、座席は満席で立ち見で観る羽目になったのは誤算だった。

デスクワークではない、動き回る施設勤務なので仕事中に座る事は殆ど無い。

電車の中でも座る事は無かったので、朝から殆ど座る事が無いまま立ち見での観戦となったので、試合が終わる頃にはバテバテになっていた。

両チームスタメン


選手入場。

立ち見とはいえ、バックスタンドを確保できて、観戦そのものには問題は無かった。

試合は、両チーム前半に1点ずつ取り合い、そのまま終盤を迎える。

本日の入場者数の発表に驚いた。
アジア2位の効力凄まじい。

因みに、お隣で同日開催の日産スタジアム(vs柏)は、7万人収容に14,513人という閑古鳥も鳴く観客動員数だったらしい。

1-1のまま80分を超えた時には、このままドローで終わるのではないか…、という予感さえあった。

何故なら、今季のJリーグ観戦ここまでの10試合で、ホームチームが勝ったのはアイスタだけだった。

今季トーマス観戦のホームチームの戦績は、1勝7敗2分だった。

その流れが続くのか…と思われたが、思わぬ形でフロンターレに勝ち越しゴールが決まった。

GKがエリアを飛び出して、空のゴールに打った家長のロングループシュートは、ゴールバーに救われたが、リバウンドの処理をンドカ・ボニフェイスが大チョンボでオウンゴールとなった。

昨年国立競技場で観たチアゴ・サンタナの超ロングシュートも忘れられないが、ンドカの歴史的オウンゴールも記憶に残り続けるものになりそう。

試合のヒーローに贈られる『あんたが大賞』には、GK山口 が選出された。
後半には、神技セーブが二つあった。
試合を決めたのは、歴史的オウンゴールだが、勝利を手繰り寄せのは、二つの神技セーブだった。

しかし、ACL準優勝のフロンターレもJリーグでは、7試合ぶりの勝利だったらしい。
それだけ、勝利から遠ざかってたなら、形がどうであれ勝てたのは何よりだろう。

試合後は、足がガタついたので、空いた座席で一休みしてからスタジアムを後にした。

ジェフ千葉より招待頂き、ジェフ千葉vs大宮アルディージャを国立競技場で観戦。

WEリーグのジェフ千葉レディースvs大宮アルディージャVENTUSも国立競技場で同日開催観戦した。
ゴールデンウィークJリーグスタジアム観戦シリーズ最終節は、J2&WE 千葉vs大宮アベック対抗戦という、GWラストを飾るに相応しい粋なスタジアム観戦となった。
対抗戦の先陣は、ジェフ千葉レディースvs大宮アルディージヤVENTUSで切って落とされた。
共に下位に沈むクラブ同士の対戦ながらも、国立決戦ともなれば特別感は有る。


WEリーグのスタジアム観戦は、なでしこリーグ時代まで遡らなければならない。

2014年7月にノエビアスタジアムで観戦したINAC神戸vs吉備国際大学以来、11年ぶり2度目である。

国立開催に加えて、J2リーグとのセットも手伝って多くの観客を集めた。

WEリーグ史上最多観客動員を記録したそうだが…。
座席だけ確保して外出した者も多数居るので、公式発表通りの観客がスタジアム観戦してたとは思えないが、試合はドラマチックな打ち合いだった。
試合後のインタビューでは、89分に一時は勝ち越しとなるゴールを決めた林選手が、最初の頃は号泣で答えられなくなる場面も有った。
涙の真意は定かではないが、憶測するなら千葉レディースは昨年11月30日以来9試合未勝利で国立決戦を迎えた。

それが、先制されながらも89分に勝ち越して、ようやく未勝利のトンネルから抜け出せるというところまで来たが、後半ロスタイムに追いつかれてしまい未勝利のトンネルを10まで伸ばしてしまった事に対する失望が支配したのかもしれない。

WEリーグは、Jリーグと違って終盤戦を迎えている。

残り2試合で今季リーグを終えるだけに、納得の行く形で締めくくれるよう願いたい。


WEリーグ終了から凡そ2時間後には、J2リーグ千葉vs大宮が開催を迎える。
J2リーグ首位を走るジェフ千葉は、オリジナルテンでは消滅したクラブを除けば唯一J1に所属しないクラブだけに、今季こそはJ1昇格を果たさなければならない。
大宮も昇格クラブながら、3位に付ける健闘を見せている。
共にJ1経験も有るクラブ同士だけに、国立決戦に相応しい対決だろう。



雨模様の肌寒い聖地国立競技場で、J2リーグ上位対決がキックオフを迎えた。
WEリーグは白熱の試合だっただけに、J2も負けないくらい好試合を観せてもらいたいところだが、白熱は白熱でも選手同士がエキサイトする光景が度々見られた。

それでも、前半は両チーム1ゴールずつ決め、後半に入って大宮がオウンゴールで勝ち越したまでは、追いつ追われつの好試合だった。

首位千葉が、再び追いつくような気配は漂わせていたが、それに水を差したのは、カルリーニョスがド下手な神の手芝居でピッチを去った事だった。

VARが無いJ2では、審判の目を欺ければ良いかもしれないが、バックスタンド上段から観てても手でゴールへ流し込んだのが分かるような事をイエローカードを受けてるような選手がやるなど有り得ない。

エスパルスが、J1に昇格した際にカルリーニョスと契約延長しなかった理由が解った気がする。

前半から相手選手と小競り合いを起こしたり、ラフプレーでイエローカードを受けるような始末だったので、ビハインドでも早目に他の選手と替えた方が良かった。

10人になっても同点ゴールを目指して攻めていただけに、最後まで11人同士の試合であってもらいたかった。

相手が1人減ったとは言え、アウェーの国立決戦で首位を負かした大宮も素晴らしいファイティングスピリットだった。

来季は、千葉と共に大宮もJ1に昇格して、東京、横浜に次いで、J1で千葉、埼玉でもダービーマッチが実現する事を願いたい。

秋春制が開始される来季のJ1では、関東でダービーマッチ巡りが出来るようなシーズンであってもらいたい。

それから、J1でオリジナル10が勢揃いすれば最高!

その為にも、ジェフ千葉の今後の健闘も祈る。

今年のゴールデンウィークは、Jリーグスタジアム観戦三昧。


第2弾は、前回記事の予告通り、国立競技場で清水エスパルスvs名古屋グランパスエイトを観戦。

年に一度、国立競技場が静岡になる日。

今年は、ゴールデンウィーク真っ只中に国立がエスパルスオレンジに染まった。
今季、エスパルス戦スタジアム観戦は、これで早くも4試合目である。

戦績は、3戦3勝。
2/16 東京V 1-0、4/20 福岡 3-1、4/29 FC東京 2-0

思えば、トーマスと清水の相性は良く、コロナ以降7戦4勝3分。

負け知らずで、この日を迎えていた。

この日の相手である名古屋は、降格圏に沈むクラブだけに清水が勝つか、悪くてもドローだろうと予想していた。

ところが、試合前セレモニーイベントであるDRONE BALLOON SHOWにて…。

エスパルス側から発進したBALLOONの飛行機は順調に飛んだが…。

グランパス側から発進されるはずの飛行機は、飛ぶ事を嫌がるようにして拒み続けていた。

グランパス側の飛行機は、とうとう飛び立つ事無く、人に担ぎ上げられて去って行った。
何とも、不吉なセレモニーって感じだったが、これが不吉な予兆とは、この時は冗談半分にしか思わなかった。

国立を静岡と化したエスパルスサポの鮮やかなコレオ。

迎えた、キックオフ。
開始直後から名古屋ペースで進んでいく試合展開に、『あれ〜!?』っていうような感じで観ていた。

その内、清水もペースを取り戻すだろうと思っていたが、その前に名古屋が稲垣のゴールで先制。

前半は、1-0名古屋リードで折り返した後半開始直後には、和泉、椎橋に立て続けにゴールを割られて0-3。

今季は、スタジアムで強いエスパルスしか観てないだけに、オレンジ色に染まった静岡と化した国立で信じられない惨劇だった。

しかし、実のところ、清水は国立を苦手としている事も分かった。

今季開幕戦でヴェルディには勝ったものの、新国立では初めての勝利で、その前の国立競技場での勝利は2002年元日天皇杯決勝まで遡るという。

2003年から2022年までは、国立競技場では公式戦10連敗なんて記録も残しているという。

それでも、この日のように国立でホームゲームを行えば、国立を静岡に変えてしまうほど静岡から大挙してエスパルスサポーターが集う。


清水が、そんなに国立競技場を苦手としているとは意外な感じだったが、清水に悪さを働く国立の悪魔を退治して、いつか国立で強い清水が来る事を願う。

来年も、懲りずに国立競技場でホームゲームを行い、来年こそは勝ちますように。