ジェフ千葉より招待頂き、ジェフ千葉vs大宮アルディージャを国立競技場で観戦。

WEリーグのジェフ千葉レディースvs大宮アルディージャVENTUSも国立競技場で同日開催観戦した。
ゴールデンウィークJリーグスタジアム観戦シリーズ最終節は、J2&WE 千葉vs大宮アベック対抗戦という、GWラストを飾るに相応しい粋なスタジアム観戦となった。
対抗戦の先陣は、ジェフ千葉レディースvs大宮アルディージヤVENTUSで切って落とされた。
共に下位に沈むクラブ同士の対戦ながらも、国立決戦ともなれば特別感は有る。


WEリーグのスタジアム観戦は、なでしこリーグ時代まで遡らなければならない。

2014年7月にノエビアスタジアムで観戦したINAC神戸vs吉備国際大学以来、11年ぶり2度目である。

国立開催に加えて、J2リーグとのセットも手伝って多くの観客を集めた。

WEリーグ史上最多観客動員を記録したそうだが…。
座席だけ確保して外出した者も多数居るので、公式発表通りの観客がスタジアム観戦してたとは思えないが、試合はドラマチックな打ち合いだった。
試合後のインタビューでは、89分に一時は勝ち越しとなるゴールを決めた林選手が、最初の頃は号泣で答えられなくなる場面も有った。
涙の真意は定かではないが、憶測するなら千葉レディースは昨年11月30日以来9試合未勝利で国立決戦を迎えた。

それが、先制されながらも89分に勝ち越して、ようやく未勝利のトンネルから抜け出せるというところまで来たが、後半ロスタイムに追いつかれてしまい未勝利のトンネルを10まで伸ばしてしまった事に対する失望が支配したのかもしれない。

WEリーグは、Jリーグと違って終盤戦を迎えている。

残り2試合で今季リーグを終えるだけに、納得の行く形で締めくくれるよう願いたい。


WEリーグ終了から凡そ2時間後には、J2リーグ千葉vs大宮が開催を迎える。
J2リーグ首位を走るジェフ千葉は、オリジナルテンでは消滅したクラブを除けば唯一J1に所属しないクラブだけに、今季こそはJ1昇格を果たさなければならない。
大宮も昇格クラブながら、3位に付ける健闘を見せている。
共にJ1経験も有るクラブ同士だけに、国立決戦に相応しい対決だろう。



雨模様の肌寒い聖地国立競技場で、J2リーグ上位対決がキックオフを迎えた。
WEリーグは白熱の試合だっただけに、J2も負けないくらい好試合を観せてもらいたいところだが、白熱は白熱でも選手同士がエキサイトする光景が度々見られた。

それでも、前半は両チーム1ゴールずつ決め、後半に入って大宮がオウンゴールで勝ち越したまでは、追いつ追われつの好試合だった。

首位千葉が、再び追いつくような気配は漂わせていたが、それに水を差したのは、カルリーニョスがド下手な神の手芝居でピッチを去った事だった。

VARが無いJ2では、審判の目を欺ければ良いかもしれないが、バックスタンド上段から観てても手でゴールへ流し込んだのが分かるような事をイエローカードを受けてるような選手がやるなど有り得ない。

エスパルスが、J1に昇格した際にカルリーニョスと契約延長しなかった理由が解った気がする。

前半から相手選手と小競り合いを起こしたり、ラフプレーでイエローカードを受けるような始末だったので、ビハインドでも早目に他の選手と替えた方が良かった。

10人になっても同点ゴールを目指して攻めていただけに、最後まで11人同士の試合であってもらいたかった。

相手が1人減ったとは言え、アウェーの国立決戦で首位を負かした大宮も素晴らしいファイティングスピリットだった。

来季は、千葉と共に大宮もJ1に昇格して、東京、横浜に次いで、J1で千葉、埼玉でもダービーマッチが実現する事を願いたい。

秋春制が開始される来季のJ1では、関東でダービーマッチ巡りが出来るようなシーズンであってもらいたい。

それから、J1でオリジナル10が勢揃いすれば最高!

その為にも、ジェフ千葉の今後の健闘も祈る。