1985年10月26日、トーマスが虎(阪神タイガース)デビューを果たした西武球場での日本シリーズ獣王決戦(西武ライオンズvs阪神タイガース)。


6月12日、現在は、ドームに姿を変えてベルーナドームという名称のスタジアムで交流戦獣王決戦を10年ぶりに観戦した。(因みに10年前はプリンスドームだった)


アクセスが分かりにくい&ドーム内はサウナみたいという評判のベルーナドームだが、先ずアクセスに関しては国分寺駅から多摩湖駅まで路線が延長された事で劇的に改善された。

以前は、国分寺から萩山が終点で、萩山から多摩湖へ行く乗り継ぎに注意が必要だった。

同じホームから二通りの路線に分かれているので、違う路線の電車に気を付けなければならなかったが、その心配は解消された。

次に、サウナみたい…に関してたが、別に観戦していて蒸し暑いとか、そんな風には思わなかった。

ドームになってからは、暑い季節は交流戦しか出向いてないが、そのくらいの頃ならサウナみたいではないだろう。

コロナ以降の虎観戦は、2024年8月vs横浜(横浜スタジアム)、2025年3月vsドジャース(東京ドーム)に続いて3度目である。

コロナ以降の虎観戦は、2戦共に完封勝利。2戦共に佐藤輝がスリーランをかっ飛ばしている。

それに、この獣王決戦は、3連戦の2戦を落とした後の3戦目だから、虎戦士達も意地を見せてくれるだろう…、と勝敗に関しては楽観していたが、それだけに失望、失望を観せられた。

■2025/6/12 試合結果
対西武 3回戦 ベルーナドーム
神|100 000 000|1
西|110 200 00x|4
勝:菅井5勝3敗0S
S:平良1勝1敗15S
敗:デュプランティエ2勝3敗0S
HR:森下ソロ11号
神:デュプランティエ-富田-椎葉-岩貞
西:菅井-甲斐野-ウィンゲンター-山田-平良



初回に、森下のソロで先制した時は、盛り上がった。

でも、守備に着く時に虎ファンからの『森下!森下!』コールで、西武ファンが陣取るレフトスタンドに向かってお辞儀は不味いでしょう!
4回裏のレフト前ヒットを捕球する際にバウンドが左寄りに変わって後逸したのはベルーナドームからの手痛いしっぺ返しだったのでは…!
拙守、拙攻が目立った試合だった。

失点したイニングは、何れもミスが絡んだものだった。

初回は、バッテリーエラー後のタイムリー。

3回は、記録こそ三塁打となったが、佐藤輝の後逸とも言える守備だった。

同じ背番号8でライトだった福留孝介だったらシングルヒットで止めていただろう。

佐藤輝は、8回表の絶好の反撃の場面でも牽制死で、反撃ムードを壊した。

コロナ以降の虎観戦で、横浜スタジアムと東京ドームではスリーランをかっ飛ばしてトーマスを喜ばせてくれた佐藤輝だが、この日ばかりはガッカリさせられた。


試合観戦は、残念だったが試合終了後は、フィールドウォークに参加できた。
10年前の虎観戦でもフィールドウォークに参加したが、あの時はデーゲームだった。

ナイターの後でもフィールドウォークを実施してくれるとは思わなかったので、プチサプライズだった。

相手チームのヒーローインタビューと勝利の宴はうざいが、それが終わった後は、良い事があった。







しかし、フィールドウォークはキャッチボール禁止!

虎のユニホームを着た奴等がキャッチボールをしていたのは残念だった。

また、『阪神ファンはマナーが悪い』などと言われるから、やるなら虎のユニホームは外してやれ!って感じだった。


1985年日本シリーズで虎デビューを飾ったトーマスだが、交流戦の西武ドームでは、これで1勝3敗と分の悪い戦績となった。

虎自身も西武ドームは、5連敗となった。

再来年まで、ここに来れないのが淋しい。

東京ヴェルディよりご招待頂き、ルヴァンカップ東京ヴェルディvs柏レイソルを味の素スタジアムで観戦した。

平日開催のルヴァンカップだからなのか!?味スタ観戦の時に入場するいつもの門が閉鎖されていたので、ぐるっと遠回りして正門から入った。

そう言えば、J2時代も正門からしか入れなかった覚えがある。

味の素スタジアムは、公共交通機関を使わずに徒歩で行けるスタジアムだが、正門からの入場しか出来ないとなると余計に歩かなければならないのが厄介である。

ベスト8を懸けた両者の戦いだが、ホーム&アウェーのルヴァンカップ終了後は、天皇杯を挟むが、J1リーグでも日程が組まれていて、同一カード3連戦の初戦でもある。

プロ野球とは違って、サッカーで同一カードが3連戦も続くのは各クラブにとって数年に一度の事だろう。
『同一カード3連戦』は、選手もサポーターも意識しない訳ないだろう。

今季6度目となる招待観戦は、5回だった昨季を早くも上回る。

それが、サッカーでは珍しい同一カード3連戦の重要な初戦なのは幸運である。
両チーム、カップ戦要員がスタメンに名をを連ねるのかな…、と思ったが、両チーム共にリーグでも馴染みの選手が思ったよりも多くスタメンだったので楽しめた。

柏がコートチェンジしてキックオフを迎えた試合は、序盤はヴェルディペースで進んだ。

12分には、ゴール前のフリーキックにヘッドで合わせた谷口のシュートがキーパーのファインセーブに阻まれ、先制ゴールを逃す場面もあった。

リーグでは、上位に付ける柏は、試合が進むに連れてペースを取り戻すと、前後半でゴールを決めて、アウェーながらも1legを優位なものとする。

2-0で迎えた85分に綱島(スリーセンターバック右)が2枚目のイエローカードで退場となり、ヴェルディは試合終盤ながらも1人少なくなった。

180分という試合で考えれば、DFを補充して0-2をキープして2legに託すという選択肢もあったが、守りには回らずに、DFを1人欠けたままで臨んだのは、同一カード3連戦で引く構えは見せないという意気込みを見た気がする。

その結果、後半ロスタイムに3点目を取られたのは仕方ない。


同一カード残り2試合も、ブレずに連勝目指してサポーターと共に突き進んでもらいたい。



ACLのため、未消化となっていた第13節 横浜Fマリノスvsヴィッセル神戸を観戦した。

横浜ダービーに続いて今季2度目となる日産スタジアムでのJリーグ観戦。


2年前のシーズンであれば、首位争いに凌ぎを削り合ってた両クラブだった。

ところが、神戸は前半の低迷からの復調気配はあるものの、横浜FMは大分深刻で降格フラグが立ち始める所まで来ている。

マリノスと言えば、Jリーグ創世記はヴェルディと並んでJリーグを代表するクラブである。

1993年5月15日Jリーグ元年の開幕戦で、ヴェルディとの黄金カードを制して、Jリーグ初勝利を挙げたクラブだった。

鹿島と同じ下部リーグに降格した事が無いオリジナル10の中のオリジナル10でもある。

それが、今季は15試合終えた段階で最下位に沈むという信じられない事になっている。

名門クラブは、一体どうしてしまったのだろうか!?


試合前セレモニーにて、トリコロールギャラクシーで照明を落として暗くしても、これだけスカスカのスタンドではみすぼらしい。

スタンドがフルハウスで埋まった状態でやらなければ感銘は得られないだろう。

『戦う者の〜♪歌が聴こえるか♪鼓動があのドラムと響き合えば♪』トリコロール軍団らしい歌で試合前に魂に灯を注ぐ儀式とも言うべき行い。

両チーム選手入場。

キックオフ。

両チームスタメン。

前節京都戦でクラブワーストタイとなる6連敗を喫し、この試合も敗れれば、連敗ワースト記録を更新する事になる。

試合の入りは、決して悪くなかった。

宮市がスピードを活かして、左サイドを抜け出してチャンスを作り出す場面もあり、植中のシュートをGK前川のファインセーブに阻まれる場面もあり、永戸のシュートがバーを叩いた場面もあった。

そんな中で、前半19分マリノスサポーターのチャントが響く中で、マリノスサポーターの目の前でエリキが先制ゴールを決めるが、マリノスサポーターから溜め息は上がらず、チャントが止まらず響き続いていたのが印象的だった。

「まだまだ行けるぞ!」とマリノスイレブンを鼓舞しているようだった。

前半43分に、同点ゴールとなった喜田のミドルシュートは、ゴラッソ!!だった。

ところが、後半に入り51分にFKから大迫にヘッドで決められ、再び引き離された。

試合は、そのまま終了した。
横浜FM1-2神戸

クラブワーストとなる7連敗を喫した。

プロ野球ペナントレース140試合の7連敗とは違って、Jリーグ38試合の7連敗では重さが違う。

それでも、マリノスサポーターは、ゴール裏へ挨拶に来たイレブンに対して激励するようにチャントを響かせていた。
この後、イレブンがメインスタンドのサポーターへ挨拶に行って、その後グランドから退くまでマリノスサポーターの激励チャントは続いた。
本来ならブーイングで迎えられそうだが、試合前も試合中も試合後もマリノスイレブンを叩くようなブーイングは起こらなかった。

選手も辛いが、サポーターだって辛いだろうに誠に立派だった。

選手も応えない訳には行かないだろう。

この素晴らしいサポーターをJ2に降格させる訳には行かない。


差し出がましい事だが、チケットをもう少し安くしてマリノスサポーターを沢山スタジアムへ呼んでホームの雰囲気を作り上げれば変わるかもしれない。
かつて、2002年日韓ワールドカップ決勝戦が行われた7万人収容のスタジアムに神戸戦も1万5千人の観客動員では余りにも寂し過ぎる。

今回トーマスが購入したチケットは、バックSBでDP価格で6,800円だが、公式リセールで2,900円で出品されていたので、そこまで安くしてくれれば…、とチケット購入、スタジアム観戦を決めた。

東京に居住のマリノスファンでもないトーマスが、チケット価格を大幅に値下げすれば行く気にもなるので、横浜に住むマリノスファンならもっと行きたいと思うのではなかろうか!

FC東京みたいにバックスタンド中央、それも前の方の座席でも優待価格で2,000円で販売するくらいの太っ腹でスタジアム参戦を呼び掛ければ、もっと日産スタジアムにマリノスファンが詰め掛けると思われる。

昭和時代のパ・リーグみたいな閑古鳥も鳴くようなスタジアムで試合を行うよりも、多くのマリノスサポーターで埋め尽くされた中で試合を行う方が選手達だって燃えるだろう。

選手、サポーターの他に営業サイドもクラブの為に一体となる必要がある。

次節は、現在首位を走る、横浜FMと同じく下部リーグ降格を経験した事が無いオリジナル10である鹿島アントラーズ。
リーグ戦7連勝中vs7連敗中という難し過ぎる相手だが、JリーグCLASSICでもあるだけに、むざむざと連敗を重ねるような事にはならない事を願いたい。

夏には、プレミア王者リバプールとの対戦も控えている。
同じくプレミア王者だったマンチェスター・シティからもプレーシーズンマッチを申し込まれるほど、世界最強リーグであるプレミアリーグからもJリーグの名門と目されているほどのクラブだけに、J2降格だけはしないよう、何時までもオリジナル10の中のオリジナル10であってくれる事を願っています。