プラクティス -1182ページ目

「白雪姫」 -輪廻転生-

ある日、ある女性が鏡に向かって質問しました。

「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」

鏡は答えました。

「それはあなたです」

ある女性は、にっこり。


後日また女性は聞きました。

「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」

鏡は答えました。

「それは○○姫です」

女性は、よもや自分でないことに嘆き、悲しみ、激怒しました。

「何処の誰だか知らないけど、そいつを始末するしかないわ」

女性は、執念で○○姫を捜し出し、毒入りのりんごを食わして亡き者にしたのでした。

めでたし、めでたし。

と、思ったのもつかの間、たまたま通りかかった王子に○○姫は助けられ、女性はあまりの悔しさでショック死してしまいました。

それから王子と○○姫は幸せに暮らしましたとさ。

めでたし、めでたし。





さらに後日、嬉しいことが。

○○姫は世界で1つしかない世にも珍しい「世界で一番美しい人を教えてくれる鏡」を手に入れ、それから毎日鏡に向かうのが楽しくなったのでした。

○○姫の美しさは、それはもう世界一でしたから…。

………。

……。

…。


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◆解説◆

仏教ではこのようなループ、繰り返しを輪廻と言います。

○○姫は、ある女性の生まれ変わり、転生したものです。

すなわち、生まれ変わりとは、当人の生まれ変わりではなく、役どころの生まれ変わりなのです。

故に、○○姫の前世は、ある女性になります。

さらに、ある女性の前世は、前○○姫とも言えるのです。

わかりますか?

ちょっと難しいかもしれません。

ただ1つだけ覚えておいてください。

重要なのは、輪廻や前世などという「どうでもいい話」は放っておいて、

いかにしてこのループから抜けるか

それに集中することなのです。

なぜなら、それなくしては、どれだけ知識を増やしても、どれだけお金があっても、どれだけ身分があっても、どれだけ良い人と結婚しても、○○姫と同じ過ちを犯してしまう危険性があるからです。


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「過去」「現在」「未来」への道

行く道に迷ったら参考にしてみてね!
o(〃^▽^〃)o

「過去」への道は、下り坂になっています。

歩むのは楽ちんですが、行けば行くほど悪くなります。


「現在」への道は、平坦な道です。

歩むのは今まで通りですが、行っても現状維持。良くはなりません。


「未来」への道は、上り坂になっています。

最初は足に来ますが、徐々に足が強くなっていきます。


「過去」「現在」「未来」を

「成長しない」「そのまま」「成長する」という風に置き換えることもできます。

上り坂を登ると、最初は、筋肉痛が起こるかもしれません。

でもそれは、成長しているという証拠なのです。

勉強なら例えば簿記3級が全然分からなくても、読み進んでいけば理解できるようになります。

しかし、読まなければその先ず~っと理解できるようになりません。

さらに、理解できても簿記3級の本ばかり読んでいては、簿記2級は理解できるようになりません。


一読してわかる、気がつける、感動する、そういう本ばかり読んでいては、脳は鍛えられないのです。

筋肉で言えば、余裕で出来るようなものばかりやっては、鍛えられないのと一緒です。


「未来」への道は、上り坂です。

苫米地さんの本には、よく抽象度を上げると書いてあります。

何度も何度も出てくるので、もう分かった気になってる人が多いようです。

例えば会社で抽象度を上げるとは「社長の視点」で見ることですが、会社員の読者で「決算書」が読める人がどれだけいるでしょうか。

「決算書」とは、日々の取引を高い抽象度で見たものです。

何度も何度も抽象度を上げるという文章を目にしながら、もし出来ないとしたら、分かったどころか、何も分かっていないということです。

これは勉強しなさいと言われた子供が「わかった、わかった」「もうわかったよ」とか言って何もしないのに似ています。

親からすれば、それは「何もわかっていない」ことがミエミエなのです。

上り坂を避けて、平坦な道を歩いているのです。

だから鍛えられない。

鍛えてないから良くならない、良くならないから、また本を買う。

これでは本当にいいお客さんです。


具体的に、具体的に行動しましょう。

あなたが受験生の親だとします。

子供が「自己啓発」「ハウツー」「スピリチュアル」「占い」「小説」などの本を何冊、何十冊、何百冊、読んだから受験は大丈夫と言ったとしましょう。

親からしたら、全然大丈夫じゃないです。

むしろ余計に心配です。

仮に苫米地さんの本を何十冊も読んだとしても、ちゃんとした大学には合格しません。

具体的に、受験科目を勉強しなければ、ダメなのです。

同じように、仕事が出来るようになりたい、社長の視点を手に入れたい、そう思うのなら、たとえば「決算書」を読みこなすために「簿記」の勉強が必要なのです。

こう書くと何か難しそうですが、実はまったく逆です。

簿記3級なら10日くらい。

簿記2級でも1ヶ月くらい。

勉強期間、これくらいです。

2年かけてMBAをとれと言ってる訳ではないのです。

逆に、これくらいだからこそ、これを避ける人の評価はすごい下がるのです。

たった1ヶ月程度の勉強を避けるようでは…、と思われるのです。


本は必要な物から読みましょう。

読みやすいとか、楽しいとか、他人にプライミングされた(仕掛けられた)ものではなく、必要なものから読みましょう。

今日はマンガ『鋼の錬金術師』の最終刊の発売日ですが、どれだけ読みたくても、先に必要なことをやってからにしましょう。

学生なら宿題をやってから。

勤め人なら仕事に必要な本を読んでから。


「未来」への上り坂を登って、ちょっと休憩するのなら、新書などすぐ理解できる本も良いでしょう。

でも、休憩、休憩、平坦な道という風にやっていったら、体だって脳だって鍛えられません。

どんどん弱くなる一方です。


上り坂が足腰を強くします。

上り坂が頭を強くします。

受験生は、まず合格に必要な勉強をしましょう。

仕事が出来るようになりたいなら、まず仕事に関する勉強をしましょう。

やりたいことがあるなら、まずやりたいことに直結する勉強をしましょう。

それが終わってから、好きな本読んだり、遊んだりした方が何倍も楽しいのです。

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★補足★

そもそもの大前提として、上り坂のある山(ゴール)は、「want to」(~したい)で決めるってのはOKですよね。

ま~、わざわざ登りたくない山(ゴール)の上り坂を登る人はいないと思いますが、一応念のため。


さっ、ブログも書いたし『鋼の錬金術師』読も~っと♪

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コレクティブエフィカシー 発展編

コレクティブエフィカシー 効能編」からのつづき。

コレクティブエフィカシー 誕生編」で

コレクティブエフィカシーは、

「音楽やりた~いって子が、同じく音楽やりた~いって人達とバンドを結成」

こうなることで誕生すると言いました。

これを抽象度を高く記述すると、こうなります。

コレクティブエフィカシーの誕生には、

上手くなりたい方向性が同じ(セルフ・エフィカシーの共有)、

それと、

仲の良さ(コンフォートゾーンの共有)、

この2つが必要となります。

どちらか一方が欠けた時点で、コレクティブエフィカシーは終了です。

終了したにも関わらず続けると効果が激減どころか、

マイナスになったりするので注意が必要です。


■よくわかる「コレクティブエフィカシー」の見分け方。

・仲が良くない

 これはコンフォートゾーンから外れて大きくパフォーマンスが落ちるので抜けましょう。


・上手くなりたいものを共有していない

 それはただの仲良しグループです。
 たとえば演奏というコアがないと、ただ褒め合うだけで、具体的にどう演奏するかなど、アイデアや発想が出てきません。
 

・上手くなりたい方向性が違う

 いくら仲が良くても、吹奏楽部と野球部が一緒に組むのは、かなり厳しいです。
 これは花嫁修業したい人とキャリアウーマンになりたい人が一緒に活動するようなもの。
 やはり同じ方向性の人たちと切磋琢磨した方が良いでしょう。


・上手くなりたい思いが低すぎる

 それはぬるま湯です。
 もっと上手くなりたいと思ってる人は抜けて、もっと上手くなりたいと思っている人達と組みましょう。


如何でしょうか。

イメージとしては、甲子園やインターハイを目指す高校生といった感じです。

どんなに仲が良くても一緒に甲子園やインターハイ、バンドデビューなど、高い目標を目指していないのであれば、それはコレクティブエフィカシーとは言いません。ただの友達です。

だからもし、コレクティブエフィカシーの一員になりたければ、

自分自身がまず猛烈にやりたいこと(want to)があること、

これが必要不可欠です。

そして目標を絶対に下げない。

そういう人達が集まったときに、ものすごいクリエイティヴィティが生まれるのです。


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