追記:2023年12月6日 BS(NHK)13時~ 放送予定!
なんと、このタイミングで待望の再放送です☆
こんにちは。ご無沙汰しております。
以前、内田彩仍さんの影響で好きになったものがあるので、そのうち紹介出来たら…というようなことを書きましたが、あれからまさかの4年も経過してしまいました
遅くなりましたが…
それは映画『かもめ食堂』です。

もともとは私の母が、もたいまさこさんや小林聡美さんのファンで、DVD-BOXが発売されたときに私がプレゼントした作品でした。

母は、「いいわね~、こういう雰囲気。」と言って喜んでいましたが、毎日多忙で疲れが蓄積されていた私は、毎回10分見るだけで寝てしまい、何回かに分けてどうにか最後まで観たものの結局何が言いたいのか全然わからず、当時はその良さが理解できませんでした
※この先、ネタバレにご注意ください
テレビ放送されたものを録画した映像なので見づらいですが、もし興味があれば読んでみてくださいね。
舞台は夏のフィンランド。日本人のサチエ(小林聡美さん)は日本食のお店「かもめ食堂」を開店しました。

現地のお客さんに気軽に入れる食堂として利用してもらいたい…ということでオープンさせたお店でしたが、サチエの願いも虚しく「子供のような大人がやっているお店」と思われ、外から物珍しそうに見られるだけの日々。

そんなとき、地元の青年トンミ・ヒルトネンが記念すべき「かもめ食堂」第一号のお客さんとして来店。

彼は、日本のアニメや文化が大好きでした。サチエにも古いアニメの歌詞を訊くのですが、記憶が曖昧で思い出すことができませんでした。
その日の帰り道、立ち寄った書店のカフェで、ムーミンの本を熱心に読んでいる日本人のミドリ(片桐はいりさん)を見かけて声をかけます。

歌詞を教えてもらったお礼に自宅にミドリを招いたサチエは、彼女が何らかの事情があって日本を飛び出してフィンランドに来たことを知るのでした。
ミドリは観光しながらサチエのお店を手伝うことになります。

ミドリは、閑古鳥の鳴くお店を盛り立てようとアイデアを出すのですが、サチエにはどうしても譲れないもの(日本人の心のようなもの)があり、出店は日本でなくても世界のどこでも良いという枠のない生き方を選んでいるにも関わらず、「おにぎりの具は梅、シャケ、おかか」だというところだけは絶対に譲らない!というポリシーを持っていました。
そんな中、二人はフィンランドでよく食べられているシナモンロールを焼いてみることに…


すると、その美味しそうな匂いに誘われて地元の女性3人組がお店に入ってきました。

美味しいコーヒーとシナモンロールがすっかり気に入った彼女たちは、その後もティータイムに「かもめ食堂」を訪れるようになっていきます。

その頃、空港には日本からマサコ(もたいまさこさん)が到着していました。彼女は日本で両親の介護を終えてホッとしていたところ、以前テレビで偶然見かけたフィンランド人のゆったりした国民性に惹かれて旅に出るのですが、なんとまさかの空港で荷物が出てこないというトラブルに見舞われます

そんな彼女がたどり着いた先が「かもめ食堂」でした。

「困りましたね。大事なものも入ってたでしょうし。」と言われたマサコは、荷物の中にそこまで大事なものはあったのだろうか?という気持ちになり、空港に問い合わせながらも現地で洋服を調達することから始めました。

ここが、マサコが本当の意味で「荷物」を手放し新たな一歩を踏み出した瞬間のように私は感じました。
マサコも「かもめ食堂」を手伝う中で地元の住人たちと触れ合い、一見幸せに見えるフィンランドの人々の中にも同じように悩み苦しみ、悲しむ人がいることに気づかされます。美味しいコーヒーの淹れ方を教えてくれたこのお客さん↓にも。

この作品には、解釈に正解はないと思っています。毎日が忙しくて、観てもすぐに寝てしまった私には、とにかく眠りにいざなう心地よさだけが印象的な作品でしたが、その後病気を経験したあとに観たときは、自分なりに素敵なメッセージを受け取ることができました。どんな状況になっても、どこにいても、自分が大切にしている信念さえしっかり持っていれば大丈夫…みたいな感じです。ここに行けば幸せになれる、というような場所はどこにもなくて、自分の考え方ひとつで今いる環境の中で幸せを感じたり楽しく生きたりできるんだな、と。
一方で、今いる環境から外へ踏み出す勇気をもらえる作品でもあるので、転職を考えていたり、今後の自分を模索していたり、何かを変えたいという人にもおススメしたいです。もちろん、難しいことは一切考えず、ただフィンランドの景色やインテアリア、食べ物などの雰囲気を楽しむだけでも十分に観る価値ありますよ。心癒される優しい映画です。

まずは、美味しいコーヒーを淹れてひと息ついて

シナモンロールが食べたくなるかもしれません。どこか旅してみたくなるかもしれませんね。
是非一度、ひとりでゆっくり観賞してみていただきたいです。自分だけの答えが見つかると思います。長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは。