ドーハ線開設するんだ | 東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

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フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています

JALが2024年夏に

羽田ードーハ便を開設するという

 

中近東への初めての直行便になる

ドーハ行は12時間前後

羽田行は10時間前後

行きは向かい風、帰りは追い風で飛ぶ

 

ドーハはサッカーワールドカップで

多くの日本人に知られるようになった

他の石油・天然ガス産出国と同様に

お金持ちの国カタールの首都

 

中近東周辺国に行く

アフリカに行く

ブラジルサンパウロなど南米にも行ける

ドーハからはカタール航空が運んでくれる

便利な中継地点

 

いまだに紛争が絶えない国もあるが

とにかくこの50年

カタールやUAE(ドバイやアブダビ)

その発展ぶりはめざましい

 

JALの宣伝では来年就航するのは

はじめての中近東直行便を唱っている

直行便はたしかに初めて

 

実は若いころ

香港、バンコク、デリー経由で

中近東方面への便があり

 

カラチ(パキスタン)、イラン、バグダット(イラク)、クェート、カイロ(エジプト)、パーレーン、アブダビ(UAE)などを経由してローマ、ロンドン(パリ、フランクフルト)まで飛んでいた

 

いったん日本を離れると20日間前後

あちこちをさまよう感じでよく乗務した。
これらの地での泊まりもあった

 

 

1960年代ごろから

日本企業は中東諸国へ進出

石油産出国への石油精製技術など

プラント輸出で支援

 

そのため日本企業の駐在員も

あちこちの国に駐在していた

そして私がいた航空会社も

駐在員たちを支援

 

イスラム教の教えでお酒は飲めず

赤い灯、青い灯などのネオンはもってのほか

もちろん日本の食材などない

インターネットなどない時代

すべての面で日本から遠く離れた国々

 

当時の中東はとにかく砂ほこりで

口の中がじゃりじゃりする砂漠の国

夏は焼けるような暑さ

買い物はスークぐらい

 

イスラムの国は

戒律がきびしいので治安はよい

戒律の中には姦通や自殺の禁止もある

 

他人の物を盗めば

2度と盗めないよう手首をちょん切る

他人の女性を盗めば

2度と盗めないようそ奴のシンボルをちょん切るとか

 

昔はそのような話がまことしやかに流れてきた

 

ネットで

ドーハやアブダビ、ドバイの画像を見てみる

ウヒェー、道路は整備され高い建物だらけ

そして高級住宅街や高級ショッピングセンター

 

先日、昔の仲間との集まりがあった

話題に出てくるのは昔の中近東のこと

 

国によっては

外国人はホテル内でなら酒が飲める

ホテルのバーやルームサービスでも飲める

だけどとても高い

 

ホテルの部屋で安上がりにCrew同士で飲みたい

どうやってお酒の瓶を持ち込もうか

 

税関で手荷物検査をされたら

お酒の持ち込みがバレてしまう

 

最初に税関を通るCrewが

タバコを2,3箱を目立たないように

税関係員に渡してみる

 

それで税関の手荷物検査はなし

「そんなことあったな」

 

その部分では

駐在員たちも苦労していたようだ

 

T・K ♂

 

3年前のブログ

「中近東にいる日本人CAたち」