東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています

乗務にまつわるお話や海外体験、航空業界について語っていきます。2018,2019年には他社元CAの協力があり彼女たちの思いを投稿していただきました。

当ブログには個人的な見解も含まれています。具体的内容が変更になっていることもあります。








フェイスブックを見ていると

「I love Paris」とか

「Visiting France」とかの画像も回ってくる

 

見慣れた風景が出てくる

若いころを思い出し楽しんでいる

 

 

いよいよパリオリンピックが始まる
 

連日TV各局が

開会式の準備状況をニュースで流している

 

フランスらしい演出を見せてくれるだろう

 

開会式はセーヌ川とエッフェル塔が主役

なんか見慣れたパリの風景

 

パリにはエッフェル塔をさえぎるような

超高層ビルやマンションなどない

昔のままだ

 

私たちCrewが宿泊していたホテルは

エッフェル塔を左背にして

セーヌ川の上流に向かって歩いて5~10分

 

今思うと

けっこうエッフェル塔の近くにStayしていた

 

季節がよければ

ぶらっとエッフェル塔あたりまで散歩

途中でパリの「自由の女神像」が見えてくる

 

遊覧船に乗るのもよし

そのままセーヌ川沿いをブラブラするのもよし

 

街の中心部に出たければ

ホテル近くから地下鉄がある

(ただしスリに注意!)

 

たまには宿泊ホテルのレストランで夕食もよし

バーラウンジでの一杯もよし

セーヌ川の眺めは最高

 

オリンピックで

パリの魅力を世界中にアピール

 

ちょっと楽しみ

 

写真はお借りしています

 

T・K ♂

 

以前のブログ

「やっぱりパリは魅力的」

 

仲のよい同期入社の友人

今でも連絡を取り合っている

 

その彼から電話がかかってきた

今週の「週刊さんまとマツコ」を見たか

俺たちがいた会社や職場がでていたぞ

なつかしいね

 

さんまさんと縁があったチーフパーサーが

登場していた

 

30数年前にさんまさん家族が

オーストラリア旅行のとき乗務

ご家族と一緒に写真を撮らせてもらったらしい

 

友人は電話口でやや興奮気味

 

チーフパーサーのOくんが出ていたよ

お前、彼女を知っているか

マネジャー時代か乗員室長時代に

彼女は俺の配下にいたよ

 

まだ現役で活躍していたんだ

すごくいい娘だったよ

 

そうか
こちらは彼女の名前に覚えがないな

 

 

そういえば私も

さんまさんと一緒したことがある

さんまさんが東京に進出

売れ始めたころだった

 

東京のある芸能プロダクションに

世話になっていたようす

その芸能プロの社長は私の大学の親友

 

こちらもまだ若手のチーフパーサー

 

そんな背景もあったので

搭乗御礼を兼ねて挨拶に行った

少しプライベートな話もしてしまった

 

あとで他の旅客から苦情レター

あのチーフパーサーは

芸能人とばかり話をしていた笑

 

さんまさんの印象が残っている

 

まだ若手芸能人だったけど

飛行中ずっと本を読んでいた

 

ああ、この方は見えないところで

勉強しているな

インプットを欠かしていないな

だからアウトプットがすごいんだ

 

私も見習おう

「週刊さんまとマツコ」2時間SP

 

マツコさんの番組には

私がいた会社のCAがときどき出演

いわゆるスチュワーデスと呼ばれたころ

その時代のCAになにか思いがあるようだ

 

CAのことをよく知っている

 

マツコさんが好きなのは

6代目のCA制服(1977年10月~)

 

ミニスカート時代が終わり

ややミリタリー調になった制服

あの制服にあこがれていたそうだ

 

あの制服は

私も新制服プロジェクトに関係していた

 

マツコさんはたぶん知っていると思う

 

あの6代目制服から

CAの身だしなみ基準を少し改訂

ひっつめやシニオンを条件に

ロングヘアーが解禁になったのだ

それまでは全員ショートヘア

 

身だしなみ基準を改訂するため

社内を駆けずり回ったのを覚えている

 

 

T・K ♂

 

見逃したかたはTVerで

「週刊さんまとマツコ」2時間SP

 

今年のハワイ旅行

費用はどのくらいかかるのか

 

JTBのサイトを見ると

 

3泊5日のツアー旅行だと

20~30万円台

 

それが4泊6日や5泊7日になると

30万円台中頃から40万円台後半

 

もちろん一人あたりのツアー料金

 

昔とちがって

食事も市内観光もほとんどがオプションで

追加料金が必要

 

15万円台というのがあった

ホテルはどこか見てみたら

ワイキキのはずれの中級ホテルだった

 

飛行機料金だけならどうなのか

JALやANAサイトをみると

 

スーパーの買い物みたいに

タイムセールをやっている

席を埋めるのに苦労しているようす

 

JALもANAも

販売期間限定(7/05~7/12)で

往復87,000円となっていた

 

 

日経新聞(JTB調べ)によると

 

ハワイ線を含めて国際線は

日本人旅客が戻っていない

この夏休みも海外旅行に出るのは

175万人で2019年の6割程度

 

物価が高くなっている北米・ハワイ方面

予約が伸び悩んでいる

韓国や台湾・香港など近場のアジアが人気

 

今年のハワイ旅行の平均単価(一人あたり)は

30万円台に上昇(2019年の1.5倍)

40万円、50万円が普通になってきている

 

ハワイが一生に1度行く旅先に様変わりしてしまった

 

 

海外旅行の伸び悩みを反映しているのが

JAL株やANA株の低迷

 

日経平均株価が最高値を出しているのに

コロナ前の7割程度の株価にしか戻れず

 

機関投資家も個人投資家も

日本人旅客の動向を注視している

 

 

トッシー

 

以前のブログ

「モーニングサービス、プリーズ」

 

 

シンガポール航空321便

ロンドン発シンガポール行き

機材はボーイング777型機

旅客211名

パイロット・CA18名

 

飛行時間14時間35分

到着地シンガポールまであと1時間前後

 

そこに猛烈なタービュランス

負傷者は70名前後

心臓発作の旅客が亡くなった

 

機内は物が散乱でグチャグチャ

天井がへこんでいる

多くの旅客がはね飛ばされたのだろう

 

 

その後のニュースでは

18人が入院、12人が病院で治療

 

タービュランスが起きたのは
タイの左側ミャンマーの海域
下の図では

Thailandと書いてある左側の少し下

 

 

    Flightrader24より 通常のルート

 

ここら辺の空域なら
昔何度か飛んだことがある

 

巡航高度に入れば

あまりタービュランスが起きない空路の印象

 

といっても積乱雲が多い地域

上昇中や降下中に

積乱雲に遭遇することはあった

 

空港へのアプローチ中

機長はできるだけ避けている

だけど積乱雲の近くを

飛行せざる得ないこともある

 

そんなときはど~んとはねられる


昔、マニラへのアプローチ中に

思いっきりはねられた

 

でも今回は巡航中(高度1万2千メートル)

かなりの高々度で飛行中に

タービュランスに遭遇

 

日本の冬場の上空と違って

ジェット気流はそんなに吹いていない

もしかしたら

CB(積乱雲)が立っていたのかな

よほど大きな積乱雲だったのかな

CB・・・Cumulonimbus

そんな高度まで届く積乱雲

あまり聴いたことがない

ただ積乱雲の雲は見えなくても

そのはるか上空で

すごい上昇気流が起きていたのだろう

そして飛行機は機体が柔軟

主翼も揺れる

尾翼も揺れる

 

揺れているとき

客室前方から最後尾を見ると

クジラの尾っぽみたいに

機体後部が上下している

 

タービュランスのときに

思いっきりはねられるのも

客室後方になる

 

タービュランスに備えてか

旅客が天井に頭をぶつけたら

へこむよう素材で作られている

 

ギャレーの天井もへこむ

だけどそれ以外の設備は

とにかく硬いものばかり

打ちどころが悪ければ命にかかわる

 

 

急激な揺れのとき

どこかつかまるところがほしい

とにかくつかまり

飛ばされないようにする

食事カートが収納されているところに

取っ手が見える(写真)

とっさのときにはここにつかまる

 

ギャレー回りには

こういう取っ手があちこちにある

CAは自分で自分を守ることも必要

 

今回、多くの旅客が

シートベルトを外していたもよう

そのため負傷者も多く出た

 

とにかくシートベルトは

飛行中締めておいてほしい

 

CAもデッドヘッド(便乗)やプライベートで

飛行機に乗ることがある

着席中はシートベルトをかならず着用している

 

ベルトを外したままでは

突然の揺れが怖くて

飛行中居眠りもできないからなのだ

 

30数年の乗務で
はね飛ばされるほどのタービュランスに

遭遇したのは2回ぐらいだったかな

 

T・K ♂

 

以前のブログ

「揺れとの戦い…梅雨どき」

 

 

追記
フェイズブックで今回のタービュランス直後の機内写真が回ってきた。これほどまでの惨状は見たことがない。負傷した旅客、CAも写っていた。

 

 

もう一つのブログを始めました

「男の家事日記」

 

 

退職してから時間が経つ

そして時代がどんどん変化

 

自分がいた職場もずいぶん変わった

今の職場がどんなか

だんだん分からなくなってくる

 

現役時代の最後のころ

国際線はまだ成田が主流だった

 

国際線CAの所属基地も成田

6000人前後のCAが所属

 

今は羽田が主流

 

客室本部も羽田に移管

国際線CAも国内線CAも

羽田基地に所属

 

成田発便乗務のときだけ

成田にショーアップ

 

 

反対に現役時代

羽田ショーアップというと

 

国内線乗務に呼ばれたときとか

地方発の国際線乗務のため

羽田から地方都市まで国内線で移動するときとか

 

だいぶ前のことだが

昔の職場である成田オペレーションセンター

訪ねていったことがある

 

6000人が所属していた大組織は

大半が羽田に移り

1000人とすっかり小さくなっていた

 

それからさらに羽田化が進んだ

 

CAが所属する組織も

CAたちがショーアップする

羽田オペレーションセンターも


だんだん職場のようすが

分からなくなってきた
 

最近は下の動画を見ながら
今は、こんな感じになっているんだ!
と思うばかり


JALサブチャンネル

 

「CAの一日密着」とか
「CAのオフィス紹介」とか
「男性CAとの座談会」とか

 

 



ANAの職場も見てみよう


ANA公式YouTube
「CA 出発までの3時間に密着」

 

 

T・K ♂

 

 

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