東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています

乗務にまつわるお話やサービス、海外体験、航空業界について語っていきます。2018、2019年には他社元ベテランCAの協力があり彼女たちの思いも投稿していただきました。

当ブログには個人的な見解も含まれています。具体的内容が変更になっていることもあります。

無断転載お断りします。

NHK「おはよう日本」(6/28)を見ていたら

ビートルズ来日60年を伝えていた

 

その便に乗務していた客室乗務員

彼を招いてのイベントの様子
機内での逸話などを紹介

*見逃した方 NHK ONEで再放送中

 

ビートルズ来日について

以前のブログを再掲載してみました

 

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何回か前のブログで

昔のファーストクラスを紹介

ここにビートルズも座っていた

と書いた

 

そのフライトに乗務していたのが

筆者をかわいがってくれた大先輩Crew

 

そのとき、彼自身は乗務を始めて3ヶ月の新人

ファーストクラスのギャレー担当

彼がこの人気グループと一緒したのは

ハンブルグーアンカレッジ間

約7時間のフライト

ハンブルグ空港出発時のビートルズ

 

当時、ビートルズは20代、その先輩も20代

同じ若者同士

日本のことを聞いてきたり

フライト中、ヒマなときは彼らとおしゃべり

 

記念にサインをしてくれた

重岡良蔵氏所蔵

アンカレッジで乗務員は交代

東京までは次のCrewがサービス

 

アンカレッジで別れを告げて

宿泊ホテルへ向かった

 

東京まで行くはずのビートルズが

ホテルにいる

 

あれ!

 

聞いたら、東京に台風が来るので

アンカレッジで10時間前後

飛行機もろとも

足止めをくらってしまったらしい

 

ということで

彼らが東京に到着したのは10時間遅れ

 

ビートルズがやってきた

出典 Japaaan

 

ファーストクラス旅客用に

機内でくつろいでいただくためのハッピ

 

Crewのだれかが

ビートルズにハッピを着させて

タラップを降りてもらう

宣伝になるし、どうだろう

 

そこで担当のスチュワーデスが

 

長時間のフライトでお洋服がシワになっています

降機中は多くのカメラが待ち構えています

シワシワな服より

これを来て降りたらファンが喜びますよ

 

とか何とか言って

ハッピを着てタラップを降りてもらった

 

成功!

 

ビートルズといえばこのシーン

ハッピを着させてよかった

 

T・K  ♂

 

2年前のブログ

「きまじめに仕事する、それとも楽しみながら・・・」

 

 

連日サッカーW杯が行われている

 

昨日は日本対チェニジア線

 

チェニジアってどこにあるのだろう

地図でみたらイタリアの先っちょ

地中海をはさんでアフリカ側

マルタ共和国がすぐ近くにある

 

アラブ人が98%でイスラムの国

 

 

今回は日曜日お昼のTV中継

TV観戦した人も多かったのでは

 

そのあとのワイドショーは

日本チーム勝利の話題だらけ

 

やはりTV中継は日本で見るに限る

 

前回のアメリカ大会は1994年

大会中に乗務でサンフランシスコ滞在

せっかくなのでスポーツバーでTV観戦

*開催年修正6/23  1994年 ←1993年

でもTV解説は

早口の英語でチンプンカンプン

 

試合の状況がどうなっているのか

どちらが優勢なのかとか

どの選手が活躍しているのか

 

よく分からないまま観戦

 

たしかあれは日本にとって

「ドーハの悲劇」と呼ばれた大会

 

あと一歩でW杯参加というところ

予選最後の最後にクェートに点を入れられ

W杯出場を逃した大会

それだけは知っていた

 

パリ滞在中にもW杯をTV観戦したこともある

 

だけど外地でTV中継を見ても

今一つピンとこない

中継されるのは

その国のチームの試合が中心

しかもパリならフランス語の解説

 

とにかくスポーツの世界大会

TV観戦は日本に限る

日本語でいろいろ解説してくれる

中継は日本チームの対戦とか

日本人が関心を持っているチームの試合

 

ロンドン滞在中にオリンピックのTV観戦

馬術とかボートとか陸上とか

日本人に馴染がないものばかり

 

今回天皇皇后陛下のオランダ訪問

サッカー日本・オランダ戦

両陛下はオランダ国王夫妻と一緒に

TV観戦したとか

 

日本語の解説なしでご覧になった?

もしずっとご覧になっていたのなら

お疲れになったと思う

 

とにかく引き分けでよかったよかった

 

 

T・K  ♂

 

以前のブログ

「カタールってどこ・・・サッカー世界大会」

 

 

訪日外国人は

今や4200万人時代(2025年)

 

25年前(2000年)は

475万人で今の10分の1程度

 

「出入国統計」PC版

スチュワーデス塾HPより

 

一方当時

海外旅行に出た日本人は1700万人超

私がいた日系航空会社

国際線の機内は日本人だらけ

 

外国人旅客はチラホラ

もっと増やさなければ・・・

 

パリ便だとお愛嬌で

ボンジュール 

bonjour こんにちわ

コマンタレブー 

Comment allez-vous? お元気ですか

メルシーボク 

Merci beaucoup ありがとう

オルヴォワール

Au revoir さよなら

 

チーフパーサーになると

搭乗御礼アナウンスも

少しだけフランス語を入れていた

メダムゼメッシュー ヌブスエトン ラ ビエンベヌー アボル ドゥ ジャパン エアライン・・・

 

客室責任者に昇格すると

フランス語、ドイツ語、スペイン語で

簡単な出発時のアナウンスを覚えさせられた

 

そして機内では

ドイツ便だと

グーテンモルゲンとかダンケ・シェーンとか

 

メキシコ便やマドリード便だと

コモエスタとかムーチョグラシアスとか

 

相手の言葉で一言二言

それだけでも喜んでくれる

 

今は飛んでいないけど

国威発揚のために世界一周便を作った

ニューヨークから大西洋を越えてパリへ

 

その当時、大西洋線では

日本の航空会社など誰も知らない

機内はいつもガラガラ

 

そこに他の便で故障が発生

メキシコ人の団体がこちらの便に回されてきた

メキシコはスペイン語の国

 

そういえば有名な曲で

「ベサメ・ムーチョ」がある

 

機内は

その団体の10数人のメキシコ人だけ

サービスが終わると

何人かがギャレーに遊びに来た

 

 

そこで聞いてみた

「ベサメ・ムーチョ」ってどういう意味?

とにかく有名な曲

その時代の日本人なら誰でも知っていた

 

「Kiss me much」

ああそういう意味だったんだ

 

メキシコ人の女の子に

「ベサメ・ムーチョ」と言ってみた

ほっぺにいっぱいキスをしてくれた

 

楽しい時間も終わりパリに到着

「アディオス」

 

こちらもまだ25歳のときだった

 

 

最近ハマっているYouTubeがある

名前は

「Kazu Languages」

 

Kazuは22歳ごろから世界の若者とやりとり

今では15ヶ国語以上を話す

 

英語以外でも

フランス語やドイツ語など

メジャーな言語はもちろんのこと

 

ロシア語からウクライナ語、アゼルバイジャン語、トルコ語、アラビア語、スワヒリ語、 タイ語にインドネシア語にタガログ語

 

まさか日本人が自分の国の言葉をしゃべるなんて

 

みんなびっくり

そのリアクションがおもしろくて

寝るのがつい朝になってしまう

 

 

 

T・K ♂

 

以前のブログ

「お愛嬌の機内アナウンス」

現役CAに久しぶりに電話

彼女は90年代を知っているベテラン

 

最近の機内はすごいですよ

どこを飛んでも外国人だらけ

太平洋便なんか95%が外国人

そんなフライトもざらなんですよ

 

90年代は8割日本人、2割外国人でしたね

ほんと日本人旅客がいなくなりました

 

それに

どこを飛んでもほんとに混んでいますね

ヨーロッパ直行便とか米国便

いつも満席という感じなんですよ

 

ドーハ便(カタール)は運休

しばらく飛べませんね

以前に一度だけ飛びましたよ

 

 

最近は新人CAが続々ラインアウトしてきます

 

 

彼女の会社のCAは7000人前後

そして退職する人、産休に入る人

乗務以外の仕事をする人

毎年そういうCAが1割前後

その分を補充したり、訓練したり

 

彼女がいる会社では

2024年には700名、2025年には640名

新卒、既卒の人たちが採用された

 

訓練を終わった新人CAが

続々ラインアウト

この4月からも580名が訓練に入る

 

6月から7月にかけて

国内線機内は新人CAだらけ

 

しばらくすると国際線に移行してくる

彼女たちを一人前にするのも先輩の役目

 

コロナで運休だらけの時代

CAになった人たち

毎日毎日自宅待機

あれからもう5年が過ぎて

今では中堅CAになっていますよ

 

 

以前は

国際線チーフパーサーになるには最低10年

チーフパーサーは1機の客室責任者

最近は最短で8年で昇格

若手チーフががんばっていますよ

 

そして今や日本の航空会社

外国人旅客を取らないと機内は埋まらない

それらの旅客対応向上も求められる

その第一歩は英語力と異文化対応能力

 

昔に比べると英語を使う頻度が増えましたね

チーフパーサー昇格には英語力も重視

 

と話してくれたベテランCA

英語はペラペラ

 

922回目の投稿

 

T・K ♂

 

以前のブログ

「この30年で様変わり」

 

追記(4/15)

 

日経新聞によると

イラン情勢で運航が不安定な

中東経由ヨーロッパ便を避けて

直行便に旅客が流れているらしい

(中東経由でヨーロッパに行くとぜんぜん安い)

 

直行便のエコノミークラス正規運賃は

日本・ロンドン往復で

2月は25万円前後

4月になると50万円前後に上昇

(サーチャージ、諸費用含む)

 

値上げしても航空会社はヒーヒー

2月後半のジェット燃料

1バーレル99.4ドル

それが4月になると195ドルまで上昇

 

原油は

1バーレル70ドル台から100ドル前後

 

ジェット燃料は原油を精製したもの

そして原油の値上がり以上に急上昇

ジェット戦闘機も航空燃料を使う

あちこちでジェット燃料の奪い合い


イラン紛争でどの国も物価が上がり

国民は生活防衛をせざるを得ない

飛行機に乗る人たちが減ってしまうかもしれない

 

 

以前のブログ

「この30年で様変わり」

 

 

香港発ロンドン行英国航空32便

機材はエアバスA350-1000型機

香港離陸後1時間程して旅客死亡

 

急病人発生の場合

CAはファーストエイド

機長は近くの空港へ緊急着陸(状況による)

 

香港・ロンドン間の飛行時間は14時間50分

ロンドンに着陸できないことに備えて

余分の燃料も搭載

合わせて16時間分前後の燃料搭載

 

離陸したばかりの飛行機は

燃料は満タンでかなり重い

このままの重量で着陸したら

飛行機の足が折れてしまう

 

離陸して1時間後ぐらいだと

緊急着陸するなら満タンの燃料を

空中破棄(Fuel Dump)しないといけない

それには1時間くらいかかる

 

それでも緊急着陸したほうがよい場合

近くの空港に着陸すると思う

 

今回の英国航空便ではどうだったんだろう

死亡があきらかだったのか

医師が搭乗していて死亡確認ができたのか

 

緊急着陸しても意味がない

と判断したのかもしれない

 

 

ご遺体を毛布に包んで

今回はギャレー内に安置

飛行の最後近くに異臭が発生の件

 

長時間安置ならドライアイスがよい

 

知り合いのベテラン現役国際線CAに

今でもドライアイスが搭載されているか

聞いてみた

 

昔はエアチラー設備がなかった

そこでドライアイスで機内食などを冷却

ふんだんに搭載されていた

 

彼女の会社のA350型機では

今も搭載されているが十分でないかもという

到着ごろには気化してしまっているかも

(BA社のフライトでも搭載されているのでは)

 

 

筆者は急病人発生で緊急着陸経験

 

成田発バンコク行便で

台湾近く(離陸後2時間程)で急病人発生

状況は呼吸困難

 

機長に台北への緊急着陸を要請

CPR(心肺蘇生)をしながら着陸

待機していた救急車に引き継ぐ

 

当該便は患者を降ろした後

再離陸してバンコクへ向かう

目的地には2時間遅れでの到着となった

 

バンコクには台北支店から

当該旅客は病院へ救急搬送後亡くなられた

と連絡が入っていた

 

その年は、私がいた航空会社で4名が亡くなった

 

ホノルルからの女性客が

スキューバダイビング後に搭乗

血栓ができて心不全

(スキューバのあとは12時間以上空ける)

 

ベビーベッドに寝かせていた赤ちゃん

うつ伏せで呼吸していなかった

 

ホノルルから搭乗の日系人のお年寄り心臓マヒ

 

そして私の便で呼吸困難

 

 

T・K ♂

 

以前のブログ

「急病人対応シリーズ・・・基本的対応①」