CA教官シリーズ
CA訓練の「Aircraft」(飛行機を知る)授業
みんな、あんな重い物体が
なぜ浮いていられるんだ
車で走っているとき窓を開けると
車内の空気がどんどん外に出ていくだろ
タバコの煙だとよくわかる
あれは気圧に関係があるんだ
外の空気は車にぶつかるので
車外の気圧が乱れる(低くなる)
一方
車内の空気(気圧)は乱れていない
だから車内の気圧のほうが高くなる
そこで、煙は外に吸い出される
高い気圧は低い気圧のほうに向かっていき
交わろうとするんだ
飛行機が浮いていられるのも
気圧と関係があるんだ
1700年代中頃に
気圧に関する定理を発見したのが
スイス生まれのダニエル・ベルヌーイ
そこで「ベルヌーイの定理」と呼んでいる
ベルヌーイはいろいろな定理を見つけている
飛行機にもその定理が応用されている
翼の断面を見ると翼は
上側が丸みをおび
下側は平になっている
(参考) けいタンのタメになるかもしれない雑学&お勉強より
翼の上側を通るとき空気は
翼のふくらみにぶつかる部分ができる
その部分では空気が乱れ
気圧が低くなる
翼の下側を通る空気は
翼にぶつかることなく通過する
気圧は低くなることがない
そして翼の上側の気圧は低くなり
翼の下側の気圧は上側より高くなる
気圧って
高い気圧と低い気圧があると
高い気圧は低い気圧と混ざろうとする
翼の下を流れる気圧が
翼の上の低い気圧に向って混ざろうとする
そこに翼があるので翼を持ち上げる
それが「揚力」
揚力を得た飛行機は
空中で浮いていられる
もちろん早いスピードで
前に進む力「推力」がないと「揚力」は保てない
「推力」はエンジンが担当している
みんな~
ベルヌーイの定理を飛行機に応用した人
すごいと思わないか
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T・K ♂