東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランCAが語っています

乗務にまつわるお話や海外体験、航空業界について語っていきます。CA・元CAからの投稿も掲載しています。

当ブログには個人的な見解も含まれています。具体的内容が変更になっていることもあります。








2,3日前のテレビで

映画「ハドソン川の奇跡」を再放送していた

観た方もいるかもしれない

 

海上(水上)への不時着

先月のブログでたまたま取り上げていた

「緊急事態発生・・・海上着水」

乗客乗員の冷静な行動

そして、迅速な援助活動で全員救出

 

今回は

飛んでいなくても航空機事故が起きる話し

 

2007年8月の事故なので覚えている方もいるかもしれない

 

台北から沖縄に着陸した中華航空機

無事に着陸して

誘導路を使って指示されたスポットへ駐機

沖止めと言って

旅客はそこからバスでターミナルへ移動

 

ところが

駐機した飛行機の右側エンジン付近から火災発生

 

 

 

飛行機が停止したので、さあ到着だ

シートベルトを外し

乗客たちは自分の荷物やお土産などを

頭上の収納棚から降ろしたりして

飛行機を降りる準備をしていたかもしれない

 

調査の結果、分かったことだが

スポットに駐機した飛行機のエンジン

そこから燃料漏れ

 

地面に落ちた燃料が気化

それが、到着したばかりで

まだ熱いエンジン付近に漂い発火

そしてエンジンに燃え移った

 

エンジン火災ではなかったので

操縦室では最初火災に気がつかず

地上整備員が報告

そこで機長は客室乗務員へ脱出指示

 

旅客157名、乗員8名

機内に煙や火が入ってくる前に脱出

全員無事に機外へ逃れた

 

機内はパニック状態

乗客は手荷物を持って逃げようとする

全員脱出に相当混乱が起きたはず

火と煙が客室に入ってくるまでに時間があったのが幸いした

 

 

2016年3月札幌発福岡行日本航空3512便

 

旅客搭乗も終わり飛行機は動き出す

滑走路に向かうが、激しい降雪のため

除雪作業が必要になり誘導路へ移動

その途中、右エンジンから出火

 

機長から全員脱出の指示

同時に、操縦室でエンジン消火対応

中華航空のときと違って

大きな火災になる前に消し止めた

 

エンジン火災のときは翼上脱出口は使えない

ここが海上脱出と違うところ

主翼の下にはエンジンがついている

 

飛行機はエンジン火災などで

片側が脱出口が使えない

もう片側だけの脱出口だけになることがある

それでも全員が90秒で脱出できるよう設計されている

 

たいていの場合、そのとおりに行かない

 

緊急事態のときでも

旅客は手荷物を持って逃げようとする

その荷物が他の旅客の避難を妨げる

 

 

これは緊急着陸時の火災発生だが

 

2019年5月

ロシアアエロフロート機が

離陸後のトラブルで

モスクワ・シェレメチェボ空港へ引き返す

着陸時に機体後部エンジン付近で火災発生

 

この飛行機は後退翼といって

主翼が機体後方にある

 

機体後部が燃え盛る中での脱出となった

後部脱出ドアは使えない

旅客を機内前方へ誘導

 

やはりこのときも

旅客は自分の荷物を持っていこうとした

後方座席の旅客が前へ進めない

火や煙が迫ってくる

 

乗員乗客78名のうち41名が

逃げ遅れて亡くなった

 


荷物はあとで取り戻せばよい

燃えてしまったら航空会社が弁償してくれる

 

他の旅客の脱出の妨げになるので

荷物は持たず

とにかく身ひとつで逃げてほしい

 

ハイヒールは脱いでほしい

脱出時に捻挫や骨折の原因になったり

脱出シュートに穴をあけたりする

 

脱出したら飛行機からできるだけ離れてほしい

風上に逃げてほしい

いつ燃料爆発が起きるか分からない

 

そして、何より怖いのがパニック

そこで客室乗務員たちがいの一番に叫ぶ

「だいじょうぶ、落ち着いて!!!」

 

パニックになってしまったら

客室乗務員も手がつけられなくなってしまう

 

 

T・K ♂

 

2年前のブログ

「飛行機なの?航空機なの?」

CAたちの定宿だったホテルメトロポール(当時)

テルミナ(ローマ中央駅)のすぐ横にあった

 

そこから

エアライン通り(CA仲間の通称)をブラブラ

トレビの泉やスペイン広場の方へ向かう

 

途中に

共和国広場(Piazza della Repubblica)があった

 

歩いていると三越のマークが目に入ってくる

ローマを訪れた方なら

行ったことがあるかもしれない

日本からの観光客がよく立ち寄っていた

 

そのローマ三越が

この7月に閉店してしまった

そんなニュースが流れてきた

最近のヨーロッパは

日本人より中国人観光客でいっぱい

日本人客が減っていた中でも

がんばって営業を続けていたようだ

 

ところがコロナ禍で観光客激減

ついに閉店となってしまった

 

三越ヨーロッパ店は

パリのオペラ座付近や

ロンドンのピカデリーサーカスでも

よく見かけた

デュッセルドルフ店やフランクフルト店

ドイツにもあった

 

三越がヨーロッパに進出したのは

1970年代

 

これらのヨーロッパ店

リーマンショック(2008年)による景気の落ち込み

日本人客の減少などもあり

徐々に閉店していった

 

当時、JALも経営破綻に陥っていた

 

ローマ三越は

最後までがんばっていたお店

 

日本人は欧米人に比べトイレが近い

買い物ついでにトイレを借りる人

 

町歩きで疲れた人たち

ちょっと立ち寄ってひと休み

 

そういう人たちにとっても

助かる存在だった

 

写真はお借りしています

 

T・K   ♂

 

2年前のブログ

「タバスコが嫌い…イタリア人CAたち」

 

厚労省や外務省の水際対策

海外からの入国者数を制限している

その数は日本人・外国人合わせて1日2000人

 

訪日外国人の場合は

種々の入国制限をかけているので

入国しにくくなっている

 

航空会社に対しては

政府から、海外から日本へ運べる旅客数制限の通達が来ている

 

JALやANAが海外から日本へ運べるのは

両社とも、1週間に3400人

ということは1日に各社500人弱

多くの国際線便が運休だが

主要路線は減便しながら飛ばしている

 

外国の航空会社は、1便あたり100名が上限

 

JALもANAも、コロナ禍でも

下記の路線を飛ばしている

ニューヨークやシカゴやワシントン(ANA)、ロスアンジェルス、サンフランシスコ、シアトル、メキシコ(ANA)など

 

ヨーロッパなら、ロンドン、パリ、フランクフルト、ヘルシンキ(JAL)

 

アジアならシドニー、バンコク、ハノイ、ホーチミン、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、マニラ

 

両社とも、1日に国際線10~15便が戻ってくる

単純計算だと1日に日本まで運べるのは400~500人

1便あたり多くても50人程度

それしか運べない

 

ある便の搭乗者数が多くなってしまったら

他の便の予約数を制限したりする

とにかく1週間で3400人以下にしなければならない

 

帰国したくても予約が取れない状況が起きている

予約しても満席といわれ断られる

 

インドネシアでコロナ感染拡大

1日の新規感染者数5万人

インドネシア在住の日本人は18000人強(2020.10時点)

日本人の感染者数も300人以上

亡くなった方もいる

帰国したくても飛行機の予約がとれない

 

政府の水際対策で

航空会社も運ぶに運べない

 

そこで政府は、1日2000人の入国数制限とは別枠で

特別便運航を許可

まずはANAの特別便、次にJAL特別便で

帰国希望の日本人を運ぶことになった

 

その前には、建設会社が独自に飛行機をチャーター

約50名の社員を帰国させた

 

今回のANA, JALの特別便

ジャカルタまでは、旅客なしで飛行

帰便で日本人旅客を乗せて帰ってくる


ビジネスジェットでさせ

同じ区間をチャーターしたら

往復で2500万円以上する

大型機ならもっと費用がかかる

 

建設会社も自社駐在員の帰国のために

相当なお金を使ったようだ

 

今回は、搭乗客から正規運賃を

いただいているかもしれない

200人のチャーター便となる

それくらいの料金になってしまう

 

いつもの格安運賃なら

日本・インドネシア往復で一人75000円前後

今回はその2倍、3倍になりそう

 

 

ジャカルタ便では、通常、CAたちは

日本からジャカルタまで乗務したら

ジャカルタで1泊

翌日の便に乗務して日本に帰ってくる

 

こういう特別便は、行きの片道は

フェリーフライト(Ferry Flight)になる

いわゆる飛行機を回航するだけ

 

こういう場合

CAたちの乗務パターンはどうしているか

つい気になってしまう

 

そのフェリーフライトに乗務

といっても旅客がいないので

サービス的には、何もすることはない

帰り便の乗務に備えて休んでおく

 

とんぼ返りの乗務になる

ジャカルタまでは8時間前後

往復便乗務となれば

超長時間勤務、超長時間乗務

 

それとも、パイロットとCAの1チームを

定期便で、先にジャカルタに送っておいて

特別便が来たらそれに乗務させる

 

最初のやり方だと武漢方式

CAたちの勤務規定をオーバーしてしまう

一般CAたちを乗務させるわけにはいかない

客室マネジャー職等の管理職CAだけで乗務

 

JALとANAは規定がちがう

今回は、どのようなCA繰りをしているのだろう

 

 

インドネシアの感染拡大に加えて

タイ12都県のロックダウン

バンコクにある2つの国際空港も

国内線の運航停止を決定

ベトナムのホーチミン市やハノイ市も外出禁止令

少なかった感染者数が急激に増加中

 

 

欧米や中近東で感染拡大が行きつくとこまで行ったと思ったら、今度はアジア諸国で感染が広がってきた。

 

IATA(国際旅客運送協会)は、国際線旅客が、以前どおりに戻るのは2024年以降と予想していた。ここにきて、回復にはさらに時間がかかると言い始めている。

 

T・K  ♂

 

筆者が体験した特別フライト

「変わったフライト」

「スペシャルフライト(特別便)」

 

 

 

 

CAたちが機内で使っている

飲み物や食事サービス用のカート

読者の皆さんも見慣れているかと思う

 

このカートが本格的に

使われ始めたのは

B747型ジャンボ機が投入された頃

 

それまでは、スチュワーデス(当時)が

食事トレイを一枚一枚

客席まで手運びしていた

食事前の飲み物サービスは

ワゴンで行なっていた

 

大量輸送時代になる

そこで発想の転換

新たなものを開発してきた

 

 

コロナで飛行機数を削減・売却したら

機内サービス用カートも余ってしまった

そこで、少しでも収入を増やすために

一般の方に販売

 

 

普段なら、古くなった飛行機は売却

そして、新機材を購入

サービスカートは新しい飛行機でも使える

 

カートは2種類

大型サイズ(Full Cart)と小型サイズ(Half Cart)

 

私がいた会社のCAたちは

大型サイズを「Meal Cart」

小型サイズを「Liquor Cart」

と呼んでいる

 

イギリス英語系の会社では

トローリー(Trolley)と呼んでいる

 

国内線で見かけるのは小型カート

飲み物サービスで使っている

 

国際線は大型カートと小型カート

 

離陸すると

 

最初は飲み物サービス

小型カートを引いて客室に出ていく

カートの中には、お酒類をはじめ飲み物サービスに必要なものがすべて入っている

 

免税品販売で使っているのも小型カート

販売しながら客室内を引いていく

 

飲み物サービスが終われば

今度は食事サービス

 

食事トレイが満載の大型カート

それを客室に引いていく

カートの重さは40~50㎏

 

 

カートを押したり引いたり

とにかく重い

足腰を鍛えておかないと

腰をやられる

 

航行中

ほとんど気がつかないが

機内は水平でない

機首の方がわずかに上向いている

 

機内通路にボールを置いたら

尾翼の方へ転がっていく

 

食事カートや飲み物カートも

開発初期のころ

手で押さえていないと勝手に動いてしまう

 

そこで、車輪が動いてしまわないよう

カートブレーキを開発

 

カートでサービスしているとき

CAの足元を見ると

いつもカチャカチャやっている

ブレーキを効かせたり、解除したり

 

 

ちょっと専門的な話になるが

 

もう一つ開発したものがある

それはマッシュルーム

キノコの形をしているからマッシュルーム

 

このマッシュルーム

 

私が飛んでいた会社では

CAが座るジャンプシートの前と

ギャレー内カート収納スペースの床側にある

キノコのように突起している

 

ジャンプシート前のものは

使用時以外は床の中に収納されている

たぶんお客さんは気がつかない

 

ギャレー内でカートを収納

そのときガチャっと音がする

カート下側にあるカムロックが

マッシュルームを噛む

 

マッシュルームを噛んだカートは

何があっても飛び出て来ない

安全を考えて開発されたものの一つとなっている

 

このカムロックは

ときどき機嫌が悪くなる

カートを引き出そうとしても

ウンともスンとも言わなくなる

 

カート足元にある

レリースペダルを踏んでもロックが外れない

そうなると大変

隣りのカートを引き出し

そこにもぐりこんで

手でカムロックをリリース

こんなこともあった

写真はお借りしています

 

T・K  ♂

 

1年前のブログ

「CA採用がなくなると・・・」

 

 

 

 

サッカー欧州選手権決勝戦は

イングランド×イタリア

 

勝負がつかずPK戦にもつれ込み

PK戦の結果、イタリアが優勝

 

たぶんイタリア国内は

大祝賀ムードで大騒ぎ

 

 

ロンドン基地CAの教え子

イタリア系のギャビー(Gaby)が

Facebookに

 

イタリアチーム優勝写真とともに

”Soooooo, Happy!!!”と投稿

「超、うれしい」っていう感じ

 

それを見たイングランド出身のクレア―(Clare)

「フン、よかったわね、でもくやしい、次回は負けないわよ」

 

冗談まじりにやり合っている

 

今回は欧州選手権だったが

昔、イタリアが

ワールドカップのスペイン大会(1982)で

ドイツを破り44年振りに優勝したことがあった

 

ちょうどロンドンにStayして

ピカデリサーカスあたりをブラブラ

なんだか分からないけど

イタリア国旗を振りかざしながら

人がいっぱい集まってきた

 

ピカデリーサーカスは

大きなロータリーになっていて

その中心に噴水がある

観光客などがそのまわりでひと休み

普段ならそんな光景

写真はイメージ (ピカデリーとは別の場所)

 

そこにイタリア人がどんどん集まってきた

箱乗りしてクラクションを鳴らしながら

旗を振っている者もいる

うるさいのなんの

 

 

ここはロンドン

なんでイタリア人が騒いているのか

分からなかった

サッカーの試合があったんだ

 

ロンドンに、こんなにもイタリア人がいるんだ

欧州ではサッカー人気がすごいんだ

変に感心してしまった

 

サッカーが日本で盛んになる前の話し

 

最近は、渋谷などで試合のあと

騒いでいることがある

騒いでいるのは日本の若者ばかり

ヨーロッパの風景とはちょっと違う

 

ヨーロッパでは、どの国も

各国の人種が入り乱れている

 

 

1994年のアメリカ大会

シカゴのバーでたまたまTV観戦

 

でもまわりのアメリカ人は

ああ、サッカーやっているなぐらい

盛り上がっていない(当時)

どこ吹く風

 

アメリカは野球とかバスケットとフットボールの国

 

サッカーは欧州や南米の人たちのスポーツなんだ

 

 

T・K  ♂

 

1年前のブログ

「サンフランシスコに来たんだ」