東京Crew倶楽部  ~CAの世界~

東京Crew倶楽部  ~CAの世界~

フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランCAが語っています

乗務にまつわるお話や海外体験、メンバーの得意分野などを語っていきます。





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最近

 

 

ANAに乗られた方は既にご存知とは思いますが
 
ANAの機内に
とっても面白い変化があるのですニコニコ
 
 
座席に座り、ドアクローズして
ホッとしたところで気がつきますびっくり
 
 
ん??キョロキョロ
何か変だな??
 
なんだこれポーン
 
 
それは
 
 
 
非常用設備案内ガーン
 
 
なんと、
 
歌舞伎役者さんが登場し、
 
風呂敷に包まれた荷物を
頭上にある和風の棚に置いたり
 
マスクをつけたり
 
緊急時に逃げたり
 
スライドを滑ったり…
 
 
黒子さんも登場
(ANAブルーだから青子さん?笑笑)
 
 
個人的には
非常口を案内する歌舞伎役者さんの
豪快な手さばきの場面が好きです
 
 
 
 
 
 
面白くて、
皆さま、ついつい釘付けになっていますキョロキョロ
 
 
 
そして、途中で出てくる安全のしおりが
まるで浮世絵のような色使いです
 
 
実際の衣装は
濃く深い色合いで
色の世界で言うところの
 
伝統的な
和風の
深い
渋い
 
と形容される色カテゴリーです
 
 
しおりの方は少しくすみのある穏やかな色使い

洋画でいうと、ミュシャのような
アール・ヌーヴォーぽい色合いです


 
例えば、緑は、
わさびのような抹茶のような色が特徴です
 

 
 
 
 
日本の伝統色は
古くは神社や能の世界のきらびやかな色もあり、
 
 
平安貴族の色手帳である
襲の色目という、季節を現した美しい配色もあり
 
 
江戸時代には、
江戸っ子たちが、贅沢を禁止され
地味な色しか許されなかったため、
多様な茶色や鼠色が流行りました
 
四十八茶百鼠
(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)
といいます
 
 
 
庶民に人気のあった歌舞伎の世界から
役者名を取って大流行した色があります


 
團十郎茶、
(初代市川團十郎が好み、成田屋のシンボルカラーとなる)
 
 
 
芝翫茶
(大阪で人気があった中村歌右衛門が好んだ茶色)
 
 
路考茶
(瀬川菊之丞が好んだ茶)
 
 
 
 
他にもたくさんの茶もありました
 

 
そんな伝統色を再現した
安全のしおりや、
 

 
 
 
 歌舞伎役者さんの
手の動きや歩き方、目線の移ろいなど、
しなやかだったり、風情が感じられたり
なかなか短い時間でこれだけ盛り込まれたもの
って、すごいと思います



 細部にまでこだわりのあるビデオですニヤニヤ



 
今回の目的は、第一にはもちろん、
皆さまにしっかり観ていただくことなのですが
 
 
2020年のオリンピックに向け
外国人旅客も意識したものなのでしょうねニコニコ
 
 
 
日本は
今回のオリンピックに向け
かつてないほどに、日本らしさとか
伝統を意識して街つくりやものづくりをしているように感じます
 
 
 
 
こちらは、メイキングの動画です
 



本編、非常用設備案内の全幕!
 
            そら🐾
 
 
1年前のブログ
 

「すてきな女性になる第一歩」

 

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季節の変わり目のフライト

大きく揺れることがある

 

 

関西あたりで雨が降っていると

その翌日には関東も雨模様になる


日本の上空は

北九州方面から鹿児島方面や

関西そして関東方面に気流が流れている

 

いわゆるジェット気流と呼ばれるもの

冬場の上空は特に強い風が吹いている

 

その気流が

サハリンなど他からの気流とぶつかる

そして気流同士がケンカ状態になる


それが房総半島や知多半島周辺など

で起きる

 

CAも乱気流ではねられ負傷することがある

過去に何人もはねられている

 

シートベルトサインが点灯していない

青空がひろがっているときに

起きるのだ

 

ジャムコ社HPより

 

突然の揺れ

そんなとき、CAはどこかにつかまって

飛ばされないようにする

 

ギャレーをよく見ると

写真の真ん中あたりに取っ手がある

とっさのときには、ここにつかまる

 

ギャレーの外側の壁にもつかまるところがある

さりげなく設置されているので

たぶん、皆さんもあまり気がつかないで

通り過ぎている

 

パイロットも気流のようすをみて

揺れが予想されればベルトサインを点灯する

いつも客室のことを考えてくれている

 

でもときどき予想外の揺れが起きる

 

皆さんも

シートベルトはいつもお締めおきくださいね

 

                      T・K  ♂

 

1年前のブログ

「油断できないCAの入社式前」


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ベッドに入ったとたん

スースー、もう寝息

 

これ家のベッドのことではないんです

 

秘密の場所にある機内のCA用ベッド

そうCrew RestとかCrew Bunkとか呼ばれるところ

 

今日は

羽田発11:05発のニューヨーク便乗務

ニューヨークまで12時間

 

CA全員での出発ブリーフィングは09:20に始まる

その前に出社して制服に着替え

身だしなみを整えておかなければならない

 

そうなると08:30ごろには出社しておく

 

家から会社までなんだかんだで1時間半

7時過ぎには家を出る

 

ああ、6時には起きなくちゃ

だからといってそんなに早く寝れないし・・・

 

今日も満席

離陸したらやることがいっぱい

4時間近く動きっぱなし

 

最初のサービスが終わってひといき

もう午後の3時ごろ

やっと食事にありつける

 

前半休憩組と後半休憩組

さあ、交代で休憩をとりましょ

 

今日の休憩は前半組

秘密の入口から階段を上って

一番よい場所は先輩にゆずって

私は上段のベッド

 

(写真)私が飛んでいた頃のベッド

仕様は航空会社によって違う

足はもうパンパン

思いっきり伸びをして

さあ、ひと寝入りするぞ

 

といっている間に

もうスースー

だって寝不足なんだも~ん

 

でも時間になったら

ちゃんと起きないと

先輩に怒られちゃう

 

2時間前後ぐっすり

そしてスッキリ

 

さあ、次のサービスも頑張るぞ

 

                      T・K  ♂

 

1年前のブログ

「CAになるきっかけとローリングストーンズ」

 


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出発ロビー担当のグランドスタッフ

聞いたら8時間勤務で1万2000歩ぐらい歩くという

空港はとにかく広い

お客様を探し回って走っている姿も見かける

 

CAも機内を歩きまわる

歩くのも、CAの仕事のうち

歩き回るというより、とにかく動き回っている

 

食事サービスのときなど

ギャレーと客室を行ったり来たり

数えられないくらい往復する

 

国際線ボーイング777型機の最後部

客席数は120~130席

それを3人のCAでサービス

 

通路は2本

左側通路担当CA、右側通路担当CA

もう一人はギャレーで食事の準備

手が空けば客室サービスのヘルプ

 

ということは

ひとりで60数名のお客様を担当することになる

 

ドリンクサービスを行い

洋食系か和食系か

食事のチョイスを聞きながら

食事トレイを配布

 

希望のお客様にはワインを提供して

 

それが終わればコーヒー、紅茶、日本茶

温かい飲み物3種類をサービスして

 

ひと通り温かい飲み物を配り終えたら

お代わりのコーヒーなどを持ち回り

 

それを行なっているうちに

前方座席の食事トレイが空になりはじめる

 

食事カートを引っ張り出し

今度は食事トレイの回収

一つのカートには28枚ぐらいしか入らない

 

満タンになった食事カートをギャレーに収納

次のカートをまた客室に引いていき

また終わっている食事トレイを収納していく

 

ゆっくり食事しているお客様の食事トレイは

あとで回収

 

お客様のテーブルには

飲み終えたワインボトルやプラスチックカップ

ペーパーカップも残っている

通路を往復しながらどんどんサービス用トレイで回収

 

離陸してから最初の食事サービスが終わるまで

みっちり3時間

どのCAも動きっぱなし

 

それが終われば免税品販売に出る

到着地で必要な入国書類も配る

 

通路を歩いていると

お客様からお茶が欲しいとかのリクエスト

そのたびにギャレーに戻って用意

 

食事が終わると

お客様は好きなビデオを見たり

音楽を聴いたり、読書したり

 

客室の照明を少し落としくつろいでいただく

 

その間も客室の見回りを怠らない

トイレが汚れていないか確認しにもいく

 

そして、自分たちも腹ごしらえ

 

長時間フライトなら交代で休憩をとり

 

休憩が終われば次の食事サービスの準備

 

そして最初の食事サービスが終わって

6時間くらい経つと

お客様はお腹が空き始める

 

全員で次の戦闘態勢に入る

 

食事を出して、コーヒー出して

回収して・・・

 

満席フライトなら

12時間があっと過ぎてしまう

 

ああ、今日もよく歩きまわった

 

と思ったら、飛行機を降りてから

入国審査や税関まで、まだ長い道のり

 

あるとき万歩計で計ってみたら

2万歩近くになっていた

 

                   T・K  ♂

 

1年前のブログ

「バレンタインディとエアラインの国際感覚」

 

 


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また春一番の季節がやってきた

 

何日か前、成田空港は強風で

飛行機がゴーアラウンドしていると

TVニュースが伝えていた

 

季節の変わり目の成田空港は

ほんとに風がよく吹く

 

 

(動画) 機体左側からの風が吹いている。動画最後の2機は着地寸前にあおられてゴーアラウンドしている YouTubeより

 

20年弱のチーフパーサー経験の中で

私もゴーアラウンドを1回だけ経験した

そのときは2回目の着陸もダメで

3回目の着陸でやっと着地した

 

着陸寸前の飛行機は

エンジン出力を絞っているし

スピードも落ちている(時速250㎞前後、新幹線より遅い)

横風が強ければあおられる

          

 

春一番のときは、とにかく風が強い

パイロットは風にあおられないよう

エンジンを少しふかしたりして

風に負けないよう滑走路への進入をはかる

 

飛行機は横風が苦手

滑走路が見えてまもなく着陸というときに

横風にあおられる

あおられると滑走路から外れてしまう

 

そういうときは着陸をあきらめて

いったん上空へ戻る

これを「ゴーアラウンド」と言っている

「(上空を)もうひと回りする」という意味

 

成田空港には横風用滑走路がない

 

飛行機は正面から吹いてくる風なら

どれほど強くても着陸に問題ない(台風とかは別)

 

羽田空港のように

横風用滑走路をつくればいいのに

 

実は、途中まで作っていたのだ

用地買収の問題や反対派との話し合いが難航

建設を中止してしまった

 

横風が強いときの飛行機を見ていると

横風が吹いてくる方向に機首をやや向け

カニが横歩きしているような感じで

滑走路に進入していく

 

横風に負けないようにしているのだ

ここがパイロットの腕の見せどころ

 

でも、どんなベテランパイロットでも

横風に勝てないときがある

そんなときは安全優先

いったん上空に戻って着陸をやり直す

 

客室でエンジン音を聞いていると

パイロットが一生懸命やっているのが分かる

 

エンジン音がさらに強くなった

あちゃ、ゴーアラウンドになってしまった

 

「皆様、この飛行機は着陸態勢に入りましたが、強風のため着陸を中

  止しました。いったん上空に戻ります。再度、着陸を試みますので、

  シートベルトはそのままお締めおきください・・・」

 

これから春先まで

成田では風の強い日がつづくのです

 

                       T・K  ♂

 

1年前のブログ

「CAだって寒いんです」

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