アメリカ英語って何! | 東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

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フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています

モックアップで実技訓練をしていた

イギリス人訓練生のアリスンが

手を挙げている

 

「なにか質問か、アリスン」

どうも違うらしい

「May I go to the loo?」

と言っている

 

LooなんてWordを初めて聞いた

しかも発音は「ルー」

 

Waterloo(ウォータールー)なら聞いたことがある

有名な戦場の名前

フランス語読みならワーテルローの戦い

 

 

アリスンがそわそわしている

もしかしたらLavatoryに行きたいのか

聞くとそうだと言う

 

あとでLooについて聞いたら

若い女性たちがよく使う言葉だという

「おトイレ」とか「お便所」

そんなニュアンスらしい

 

でも、ほとんどのアメリカ人は

この言葉を使わないか知らない

 

こちらはアメリカにあこがれた昭和世代

習ったきたのは英語ではなく米語

 

今回はイギリス人中心のCA訓練生

 

訓練の初日に訓練センターの施設案内

ここが社員食堂(Cafeteria)だよというと

すかさず「ここがCanteenなんだ」という

 

客室訓練施設はビルの3階にある

足腰を強めるため訓練生は

エレベーター使用禁止

 

おっといけない

ElevatorでなくLiftだった

 

3階はSecond Floorと言わなければいけない

イギリスでは1階がGround Floorで

2階がFirst Floorなのだ

 

授業が始まってからも

英語と米語の違いがあちこちに出てくる

そのたびにそれは米語で英語じゃないと言ってくる

 

通路にゴミが落ちていたらかならず拾うこと

そのゴミはTrashやGarbageでなくRubish

 

預託手荷物は

Check-in BaggageではなくLuggageを使う

 

機内サービス時に使うワゴンは

WagonではなくTrolley

 

機内には赤ちゃん用のおむつが搭載されている

アメリカではDiaperというが

イギリスではNappyを使っている

 

言い出したらキリがないくらい違う

 

うちの会社はアメリカ英語がほとんど

みんなもアメリカ英語に慣れてくれ

 

そう伝えた途端に手が上がる

「American Englishってなんですか」

「American(米語)はEnglish(英語)ではありません」

 

言われれば、確かにそうだな

使うことばがかなり違う

 

東京人が九州のおばあちゃんと話すと

おばあちゃんが何を言っているのか

半分くらいしか理解できないと思う

 

途中に「ばってん」とか「そんなこつ」とか

「~ばい」や「~けん」とかも入ってくる

 

イギリス人とアメリカ人も

似たような関係と言える

単語や表現の違いをあげたら切りがなくなる

 

日本人は米語より英語を勉強したほうが

よいかもしれない

 

聞き取りやすいし

巻き舌の西海岸訛りみたいなクセがない

 

日本人と結婚した

イギリス人女性の英語はいかが

Squishy Talk

 

もちろんイギリスも地方にいくと訛りが強くなります

 

 

T‣K ♂

 

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