寂しいお知らせを受け取った春~メゾン・ロミ・ユニの閉店とお菓子教室のお休み~
最近、今までご縁のあったお菓子の関係先で、さみしいお知らせが2つ続きました。
学芸大学「メゾン・ロミ・ユニ」閉店のお知らせ
学芸大学にあるいがらしろみさんのお店「Maison romi-unie(メゾン・ロミ・ユニ)」が、6/25(火)をもって閉店されるとのこと。
もう何年も前のことですが、2階にお菓子教室があった頃、何回か教わりに行ったことがある思い出のお店です。素朴でおいしい焼き菓子が魅力で、いがらしろみさんのレシピ本「BISCUIT BOOK(ビスケットブック)」は、今でも私の宝物です。学芸大学にお店を出して、もう16年になるそうです。さみしい思いでいっぱいです。
今後は、鎌倉の「Romi-Unie Confiture」だけになるそうです。いがらしろみさんいわく、「将来のことを考えてみたときに、そろそろ東京での冒険の日々を終わりにしとようと思い至りました」とのこと。
節目の年に足元を見つめていこうということでしょうか。
学芸大学の「Maison romi-unie」に思い入れがあったわたしには、さみしさしかありませんが、この閉店はまだ行ったことのない鎌倉のお店への誘いかもしれません。
時のうつりかわりとともに、お店の在り方も変わっていくのだな~と、気がついた閉店のお知らせでした。
ちょっと遠くなりますが、鎌倉の「Romi-Unie Confiture」には行ったことがないので、この機会にぜひ足を踏み入れたいと思っています。
代官山のお菓子教室の休校
巷ではいろいろな業種で人手不足が深刻になっています。その影響を受けて、次年度は教室を1年間お休みするという、とてもさみしいニュースが耳に入ってきました。
わたしがお世話になっているお菓子教室は、「簡単」「お手軽」「時短」などどいう言葉とは無縁の教室です。「真実の味わいとはなにか」をひたすら追求し、正しい味わいを伝えることに重きに置いた教室です。
そこにごまかしとか偽りとか手抜きとか、そういった言葉はありません。
教えていただくお菓子も妥協がいっさいなく、たぶん日本で一番手間のかかるお菓子を教えていただいていると思っています。
手間がかかるということは、人の手がかかるということです。
人が足りないということは、ずいぶん前からクリアできない課題になっていたので、ちょっと心配はしていたのです。今の状態では、きちんとしたお菓子作りを伝えることは難しいとのご判断です。
コアなファンが全国各地にいるお菓子教室です。今年度は教室はやっていらっしゃるので、引き続きお世話になりながら応援していこうと微力ながら思っています。
もちろんパティスリーのケーキも買っちゃいますよ。
後悔のないように行動したい
わたしは好きなもの、大切なものが、いつもいつまでもずーっとあると錯覚してしまいがちです。
でも、好きなものたちがいつまでもそこにあるとは限りません。行きたいときに行く、会いたいときに会いに行く。「もっと行っておけばよかった」「やっておけばよかった」とはなりたくありません。
後悔をしないように、好きなことには貪欲にかかわっていきたいと、あらためて思った春の1日なのでありました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。