相原一吉さんの「「お菓子作りのなぜ?がわかる本」「バターの使い方がわかるお菓子の本」
お菓子作りをしていると、いろいろな疑問がわいてくることがあります。お菓子作りのそれぞれの作業は、それぞれ意味があるものです。
ある程度「なぜそうするのか」を知っていると、それぞれの作業のポイントがわかってくるので、お菓子作りの上達につながっていきます。
もう10年、いや15年以上前のことですが、いろいろな「なぜ」を、少しでも解消したいなと思って買ったのが、相原一吉さんの「お菓子作りのなぜ?がわかる本」でした。
お菓子作り好きの界隈では、相原一吉さんはご存じの方が多いでしょうし、「レシピ本持っています」という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
その後、「もっと知りたいお菓子作りのなぜ?がわかる本」、「バターの使い方がわかるお菓子の本 4つの加え方とバタークリーム」の2冊も、さらに買い求めました。
どの本も、レシピがもちろんたくさん掲載されています。
が、
どちらかというと、レシピをみてお菓子を作るということよりも、「なぜ?」を解決するために、活用することが多かったです。
そのなかで特にわたしがおすすめする2冊をご紹介しますね。
「お菓子作りのなぜ?がわかる本」で生地を知る
初めに買った「お菓子作りのなぜ?がわかる本」は、小麦粉の選び方、保存の仕方など、材料についての説明から始まり、道具や型、お菓子作りの前の準備が、詳細に書かれています。
さらにです。スポンジ生地の作り方に始まり、バターケーキ、タルト生地、シュー生地など、お菓子作りの基本の生地の「なぜ?」を網羅しています。これ1冊があれば、かなり役に立ちます。
たとえばジェノワーズ(全卵で作るスポンジ生地)についても、生地を作るだけのために、6ページが割かれています。
なぜ卵は温めてから混ぜるのか、溶かしバターと一言でいっても、どんな状態の溶かしバターがいいのか、実にていねいに説明されています。
買った当時、お菓子作りの初心者だったわたしにとっては、かなり参考になったことは言うまでもありません。
お菓子作りのそれぞれの作業の「なぜ」がわかるということは、コツを学ぶということだと思います。
「バターの使い方がわかるお菓子の本 4つの加え方とバタークリーム」でバターを知る
「バターの使い方がわかるお菓子の本 4つの加え方とバタークリーム」という本は、なかなか秀逸です。その名のとおりバターの扱いに特化したレシピ本です。
お菓子作り、特に焼き菓子をおいしく作りたいのであれば、バターのことを多少なりとも知っておいたほうがいいのは、いうまでもありません。
表紙は一言「地味」なのですが、なかみはぎっしりです。バターのことを知りたいけど、小難しい本はとっつきにくいという方にもおすすめです。
バターをクリーミングして作るケーキ(パウンドケーキなど)、溶かしバターで作るケーキ(スポンジケーキやマドレーヌ)、サブラージュ(粉の中でバターを細かい粒にすること)して作るケーキ、バターを層状にして作るケーキ(パイ生地など)が、掲載されています。
バターの使い方がわかるお菓子の本は、我が家の相原一吉さん3部作のなかで、いちばん活躍の頻度が高いかもしれません。
自分に合ったお菓子のレシピ本を選びましょう
お菓子のレシピ本はたくさんあります。作りたいお菓子や、どういうレベルのお菓子を求めているかによって、レシピ本にも合う合わないはあるでしょう。
今はいろんなレシピ本が出ているので、自分にあう本を選ぶのは、とても大切なことです。
相原一吉さんの本は、もう少しお菓子作りのなぜ?を深く知りたいな、いろいろ作ってみたけれど、もうちょっと上手になりたいなという方に、おすすめです。
もしよろしかったら。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。