チョコレート=カカオ豆の高騰とお菓子作り問題 | とこかしこのお菓子作りの日々 ~お菓子教室開業にむけて~

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チョコレート=カカオ豆の高騰とお菓子作り問題

 

 

今日はちょっとシビアなお話です。

 

みんなが大好きなチョコレートの価格がどんどん高くなっています。

 

今はまだ、一般消費者のわたしたちには、大きな影響はでていません。

 

(もちろん少しずつ影響はでていますけどね。チョコ菓子の中身が減っているとか)

 

 

 

このまま値上がりが続くようであれば、この秋頃から消費者にも大きく影響が出てくるかもしれないと言われています。

 

 

チョコレート=カカオ豆が高騰している理由

 

 

チョコレートの価格が高騰している理由として、新興国からの需要が増えたこと、違法採掘の影響などがあげられます。

 

 

 

 

 

なかでも深刻な理由が、異常気象です。

 

 

チョコレートの原材料はカカオ豆だということは、みなさんご存じですよね。

 

今、カカオ豆の生産地は大雨やかんばつの影響をうけ、カカオの木が大打撃を受けています。つまりカカオの量は圧倒的に不足しているのです。

 

最近は温暖化の影響もあり、地球規模で異常気象がおきています。これからは異常気象があたりまえのようになっていってもおかしくありません。

 

そんななか、カカオ豆の生産地の気候が、これまでのように安定し続けるとは思えません。カカオ豆の不足は、けっして一過性のものではなく、これから長きにわたって不足し続ける可能性があるわけです。

 

 

 

 

打撃をうけたカカオの木ですが、新しいカカオの木を植えればいいじゃないかと思いますよね。

 

ただですね、

カカオの木は実がとれるようになるのに、3年程度はかかるのだそうです。

てことは、チョコレート不足は、まだしばらく続くのかな~と思っています。

 

チョコレート菓子が好きな人はもちろん、お菓子作りにもけっこう影響してくるかも・・・と考えると、悲しみはかくせません。

 

今のところ、カカオの木はごく限られた地域でしか育っていません。西アフリカ、中南米などの、南北緯20度以内のせまい地域だけで育っているのです。

 

技術改良がすすんで、もしかしたらほかの地域でも育てることができるようになるのかもしれません。でもね、いったいいつになることやら。

 

 

チョコレートの価格の動きは、しばらく注意してみておこうと思っています。

 

チョコレートのお菓子作り(ココア含む)に、大きな影響がでなければいいな~と希望をもつ私です。

 

 

心配が杞憂に終わりますように。

 

 

 

製菓材料が手に入れにくくなってきた

 

 

 

ところで、チョコレートに限らず、お菓子の材料は少しずつ価格が上がってきています。しかも品薄で、手に入りにくくなっているものもあったりします。

 

 

エッグショックは記憶に新しいところです。物価の優等生だったはずの卵の価格が一気に上がり、手に入りづらくなったことは記憶に新しいのはないでしょうか。

 

 

 

小麦粉もじわじわと値上がりしていますし、バターの供給はあいかわらず不安定です。

 

わたしがお菓子作りを始めたころは、製菓材料で欠品なんてほとんどありませんでした。今は、けっこうあるのですよね。ほしいものが欠品になっていることが。

 

いつでも好きなものがすぐに手に入るという時代は、終わりを告げつつあるのかもしれません。

 

 

自分の購買パターンや、根っこにしみついた消費行動を、少しずつ見直すときなのでしょうか。

 

歯止めがかかりそうにない、チョコレート不足を悲しみながら、ちょっと考えてしまったのでありました。

 

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。