イースタービスケット~春の訪れがうれしい英国菓子でティータイム~
イースターのお菓子作りが続きます。
本日ご紹介するのは、イースタービスケット。イギリス南西部を中心に、食べられてきた、古くからある伝統的なお菓子です。
カシアオイルという、シナモンの香りのするオイルを入れるのが、伝統的な作り方ということですが、もちろんそんなものは簡単には手に入りません。
というわけで、ミックスパウダーを使って香りを演出します。
イースターのお菓子、イースタービスケット作り
作り方もかんたんです。たぶん、お菓子を作りなれている方は、材料をみただけで、さっと作れるのではないでしょうか。
柔らかくしたバターにグラニュー糖を混ぜます。今回はすべて木べらを使って、材料を混ぜていきました。
卵黄を入れてさらに混ぜます。バターに卵黄ですが、いっぺんに入れても分離することは、まずありません。
薄力粉とミックススパイスを入れて、ほろほろした感じまで混ぜます。
ドライフルーツやすりおろしたレモンの皮も合わせます。ちなみに、レモンの香りは揮発性が高いので、皮をすりおろす場合は、使う直前がベターです。
最後は牛乳を入れて、粉けがなくなってきたら生地のできあがりです。
あとは生地を台のうえでのばして、型抜きをしたらオーブンで焼くだけです。
焼きあがりましたー。ほんとは、7~8㎝の大き目で焼くビスケットなのですが、食べやすく小さめに焼いてあります。
英国菓子らしいスパイスの香りとバターの香りが、部屋中に漂います。幸せ~。
イースタービスケットは簡単だけど、くせになるおいしさ
イースタービスケット、なんだか見た目が、あのお菓子に似ていませんか?
そう、このブログでも何回か登場してきたウェルシュケーキです。
こちらはウェルシュケーキ!
実は材料は、ほとんど同じです。バター、卵、薄力粉、牛乳、そしてミックススパイスにカレンズ、今回は自家製のオレンジピールに、さらにレモンの皮をすりおろして入れました。(レモンの端っこが少し残っていたともいう)
ウェルシュケーキはこちらでご紹介しています。
材料はほとんどいっしょですが、配合がちがってきます。もちろん、イースタービスケットのほうが、バターたっぷりのお菓子になります。
イースタービスケット、お味はどうなのか?というとですね。
思い立ったときにすぐに作ることができる、簡単なお菓子であるにもかかわらず、これがまあ、とてもおいしいのです。
ひと口かじると、カリッとした外側から、ビスケットの中はソフトクッキーのような、ちょっとほろっとした崩れるような感じです。焼き加減でも、食感はちがってくるので、もっと歯ごたえがほしい場合は、焼き時間を少しのばすのもありかもしれません。
ただ、イギリスではあまりきつね色のカリカリにはしないで、ほろっとする程度が好まれているようです。
バターがたくさん入っているとわかっているし、よくある英国菓子の香りのお菓子じゃないか・・・と、思うのですが、
あともう1枚食べちゃおうかと、ついつい手が伸びてしまう、あとをひくビスケットです。
小さめに焼いても、何枚も食べていては、意味がありません。
イースタービスケットはミルクティーといっしょに
例にもれず、イースタービスケットはミルクティーにとても合います。
春らしい天気の日に、イースタービスケットを焼いて、明るい日差しを楽しみながらのティータイム。一気にイギリスにいるような気分になること請け合いです。
ちなみに今日は天候不順でしたが、それもいかにもイギリスらしいティータイムなのでした。
いや、むしろそちらのほうがイギリスらしいかも。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!