石田堤からの~堀切橋(ほりきりばし)と青柳橋(あおやぎばし) | ときいもちゃんのつぶやき Vol.2

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生まれも育ちも讃岐の麺喰いです。関東に来て武蔵野うどんなるものを初体験。うどんを噛んで食べる習慣に衝撃を受けつつも、つけ汁の美味しさにハマりました。うまい!うますぎる♪ちなみに1冊目の日記帳(http://ameblo.jp/tokiimochan/)からの続きです (・ω・)/

堤根のほっとステーション 味処えんまん堤 で食事をした後はヤッパリこちらに移動。

自分にとってのアミューズメント・スポットでございます。


石田堤(いしだづつみ)お茶

埼玉県指定記念物に認定された史跡で、映画「のぼうの城」でも…以下省略


石田堤(いしだづつみ)行田市堤根地区


あの映画ではもの凄く立派な堤でしたが、実際は場所によって自然堤防を利用したり盛り土で補強しただけの箇所もあったようです。

工期の短縮や軍資金の節約のためにも当然のことですな。


ということで、ワクワクテカテカ期待して訪れた観光客の皆さま… お許しくださいませパー

ま、とりあえず解説板を見ていって下さいな。あと裏側にある年表もお忘れなく。


      石田堤(いしだづつみ)行田市堤根地区 石田堤(いしだづつみ)行田市堤根地区 石田堤(いしだづつみ)行田市堤根地区


では駐車場にクルマを停めた後は堤沿いに歩きます。

ゆるりとした下り坂になっております。


             石田堤(いしだづつみ)行田市堤根地区


徒歩30秒ほどで視界が開けました。

行田市と鴻巣市の境界になっている忍川に到着です。


        堀切橋(ほりきりばし)選奨土木遺産に認定 行田市側 堀切橋(ほりきりばし)選奨土木遺産


そう。そしてこの橋こそが

先日土木学会により平成26年度選奨土木遺産 (せんしょうどぼくいさん)に認定された…


堀切橋(ほりきりばし)つり橋でございます。

石田堤がこの地で崩壊したとの言い伝えによりこのような名前がついております。

もちろん天正年間の建設ではなく、1933(昭和8)年竣工の新しい橋です。

堀切橋(ほりきりばし)選奨土木遺産に認定


新しいとはいえ80年も前の橋なので傷みも目立っています。

生活道路として車の往来も多いためか、下部を鋼材で補強して安全性は確保しているようです。


その魅力は何と言っても昭和初期のレトロモダンなデザイン。

親柱にも装飾が施されています。神社やお寺でよく見かける擬宝珠ですね?目


      鴻巣市側の堀切橋欄干 堀切橋(ほりきりばし)選奨土木遺産に認定


欄干にも遊び心を発見。

アーチ型の中に突然三角が挟まれています。その周囲の装飾にもご注目。

コンクリートの橋なのに機能一辺倒じゃないところが楽しいです音譜

平成26年度選奨土木遺産に認定された堀切橋の欄干


そんな中、平成の構造物とのコラボレーションも。


以前は白いガードレール でしたが2012年 に目立たない色のガードパイプに変更されました。

機能性と同時に景観にも配慮した見事な対応ですな (・ω・)bグッ!!


景観型のガードパイプで補強されています
目立たない色の景観型ガードパイプが設置


また、最近になって一部の欄干が新しく作り直されたようです。

オリジナルにこだわる堀切橋マニア(いるの!?)にとっては(/ω\)アチャーだと思いますけど。


堀切橋(ほりきりばし)選奨土木遺産に認定
作り直されている欄干 堀切橋


でもその時々の時代の職人さんたちが補修しながら次に遺していくって… ええやん。


今回の再生も昭和初期の先輩たちの技術を再現する、という過程でイロイロ考える事もあったりなかったり。

とにかく「マンドクセ~な~」とか言いながら(想像)も忠実に再現している仕事ぶりは流石でございます。


堀切橋(ほりきりばし)選奨土木遺産に認定


そんなこんなの堀切橋ですが… よく分からないのがこの川の名称。

コバトンは忍川(おしかわ)って言ってますけど、親柱には新忍川って掘られていますよ。

どゆこと?(´・ω・`)


さきたま古墳公園 の北側を流れる旧忍川に対しての新忍川だったのかな?

でもわざわざ「新」ってつけるのマンドクサくね?ってことで忍川に戻されたとか。いや分かんないけど。


      一級河川 忍川(おしかわ)OSHIKAWA 鴻巣市側 堀切橋(ほりきりばし)欄干


とりあえず橋から行田市方向を望んだ光景がこちら。

右手に見えている石田堤はそのままコチラに伸びていたので橋より北側が堤の内側(忍城側)になります。


実際に水で満たされたとするとココから忍城までの地域は全て水没していたはずですね。

カインズモールやものつくり大学も水の中ですよ波



             堀切橋から上流方向を望む


このまま川をさかのぼると皆さんご存知船着場・長野口御門跡 (カラオケ本舗まねきねこ)に辿り着きます。


あっ、そうだ (´・ω・`)ひらめき電球ピコーン!!

この上流にもオシャレな橋があったぞ。ちょっと見に行ってみよう。


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というわけでいったん元の駐車場まで戻ってきました。

ここから道なりに北上、えんまん堤の看板 を過ぎてしばらく進みます。


             石田堤(いしだづつみ・いしだつつみ)の駐車場


ひとつめの信号機のある十字路を左折(西方向へ)すると…

すぐに目的の橋に到着~♪


その名も青柳橋(あおやぎばし)柳

読みは「あおやぎ」で正しいと思いますが、もしかすると「せいりゅう」かも。

場所は地図を見たところ真ん中のあたり にあります。堤根と樋上の境でしょうか。

青柳橋(あおやぎばし) 行田市堤根


親柱に付いた猫の手肉球 くろみたいな装飾も欠けたり、外れて無くなっていたり…。

どうも堀切橋に比べるとあまり大事にされていないように感じますね (-ω-`)もや カワイソス



青柳橋(あおやぎばし)の欄干 行田市堤根 青柳橋(あおやぎばし) 行田市堤根 青柳橋(あおやぎばし)の欄干 行田市堤根 青柳橋(あおやぎばし) 行田市堤根


この道路は国道17号から熊谷バイパスの渡柳に抜ける道なので交通量も多めです。

堀切橋よりも酷使されている印象です。


青柳橋(あおやぎばし) 行田市堤根


欄干は堀切橋の三角&アーチと違って丸穴のデザイン。

作られた年代は同じく昭和初期ころでしょうか。レトロモダンな意匠がオシャレです。

青柳橋(あおやぎばし) 行田市堤根


堀切橋が繊細で女性的な作りだとすると青柳橋はどっしりした男性っぽい印象です。

そんな中にも細かな装飾もあったりなかったり。


青柳橋(あおやぎばし)のお洒落な欄干 行田市堤根
青柳橋(あおやぎばし)のお洒落な欄干 行田市堤根


中央部分は実用性重視?でシンプルな作りになっております。

橋脚は堀切橋と似ているような気が。もしかすると同時期に作られた兄弟橋なのかも知れません。

青柳橋(あおやぎばし) 行田市堤根


ここは交通量も多い上、直線が続いていてスピードを出している車も見かけます。

もし見学する際はくれぐれも事故の無いよう、お気をつけくださいませマッピー


行田市堤根の忍川にかかる青柳橋(あおやぎばし)


おっ!目

さらに上流にも楽しそうなアーチ橋が見えますよ(中央付近)。


             青柳橋(あおやぎばし)の上流にも気になる橋が *青柳橋から上流方向を向いて撮影


そうだ。思い出したビックリマークヘ(゚∀゚ヘ) !!

                        しばさきいずみのかみ

以前、忍城おもてなし甲冑隊のブログで柴崎和泉守どのの和泉散歩 と称した探検記事で見たことあるぞ!

しかし、忍城からここまで歩いてくるとは… さすが昔の人(でもないけど)。


                忍城おもてなし甲冑隊 演舞 のぼと野獣 *柴崎和泉守(左側)


ふむ。健脚の方は忍城から歩いて来るのも良いかも知れませんね(往復2時間以上!?)。

とにかく青柳橋、堀切橋に関してはググ ってみると詳しいページがヒットしたりしなかったり。


また、今回割愛した石田堤史跡公園に関してはこちら をご覧ください(ネタバレ注意)。

ちなみに先日も終端(鴻巣市側の住宅街)まで歩きましたが特に変化はありませんでした。


             石田堤史跡公園(いしだづつみしせきこうえん) *この先にも堤が続いています


WEB上で楽しんだあとは現地を訪ねるとさらに興味がわいてくることでしょう。

というわけで皆さん、これからも素敵な石田堤ライフをビックリマーク(・ω・)/


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