はじめまして。
中学生の理科を担当している西脇正就といいます。
ブログを書くのは初めてですが、楽しんで読んでいただけたら幸いです。
みなさん、疑問な時に使うこのマーク「?」なんて言いますか?そうです、「はてなマーク」ですよね。(クエスチョンマークとも)
実は、「はてな」という名前のついた生物がいるのをご存知ですか?そいつは動物でもあり、植物でもある、そんな不思議な生物なのです。
見た目はこんな感じ。
どこが不思議なのかと言いますと、このハテナは葉緑体をもち、光合成をします。つまり、植物な訳です。しかし、細胞分裂をすると、その葉緑体は片方にしか残りません。では写真の左側、透明なやつはどうなるかというと、動物になるんです!そして、特定の藻類を食べるとまた植物として生活を始めます。
少し難しい話をすると、動物の持つミトコンドリアや植物の持つ葉緑体は、微生物同士の共生から生じたものという説があります。「葉緑体の膜が2重になっている」「独自のDNAを持つ」ことなどが理由となっています。この、ハテナという生物も、共生説の証拠となる生物、というわけですね。
このハテナ、和歌山県の砂浜で発見されました。発表されたのは2005年。意外と最近ですよね。日本で発見されたので正式名称も「Hatena arenicola」となっています。「Arenicola」は「砂の中に住む」という意味だそうです。
さて、「変な微生物もいるもんだ」と思っていただけたでしょうか。しかし、微生物と聞くと自分達の生活には関係ない生き物、と思う方も多いでしょう。
そんなことはありません。「ユーグレナ」ってご存知でしょうか?通称「ミドリムシ」と呼ばれています。この微生物は栄養機能食品、飼料、燃料、プラスチックと、幅広い用途での使用が研究されています。
ん?栄養機能食品?そうなんです。ミドリムシ、栄養価が高いのです。ということで実際に買ってきました。
玉田先生にもミドリムシ、楽しんでいただきました。
成城石井で売っています。気になった方は是非。ちなみに「乳酸菌」と書いてあるやつの方が飲みやすいです。