2016年9月19日、根室本線幾寅駅にて。
ホームの様子。
↓の記事で、廃線に向けた動きを書いていた根室本線の富良野~新得間(81.7km)が、きょう31日限りで廃止となり、バス輸送に転換される。
同区間のうち、東鹿越~新得間については、2016年の台風10号による豪雨災害で不通のままになっていた。
冒頭のカットは、その被災直後の2016年9月に現地を訪ねたときのもの。幾寅駅は、1999年公開の映画「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台となり、劇中ではローカル線の終点「幌舞駅」として登場していた。駅前には当時ロケ用に設置された店舗のセットが残されていて、映画撮影当時の雰囲気を偲ぶことができる。
このときは被災直後ではあったが、幾寅駅周辺の踏切では遮断棒が取りはずされていたりしていた。隣の落合駅では駅構内が水につかり、土砂が線路敷に流れ込むなど大きな被害が出ていた。
ワタシ自身は、2000年1月と2005年8月に当該区間を訪ねていて、2005年8月に同区間を乗り通していた。
きょう限りで廃止となる、根室本線富良野~新得間。ワタシにとって一番の思い出は、2000年1月、キハ12-23(キハ40-764)の臨時快速「ぽっぽや号」で富良野から幾寅まで行ったこと。復路途中の金山駅で信号トラブルに巻き込まれ、足止めを食ったのも今となってはいい思い出。 pic.twitter.com/7FQnB4Ua3u
— 遠森一郎 (@tohmori_train) March 31, 2024
↑のようなこともあった。雪の金山駅で足止めを食ったりしたけど、今となってはいい思い出になっている。
観光地もあり、自然が豊かに残された沿線でもあった同区間。こういう形で鉄路が失われていくことに関しては、やはり辛いなぁと。
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