2016年9月20日、根室本線落合駅にて。
駅構内の様子。
2016年の台風10号による豪雨災害で、一部区間が不通のままとなっていた根室本線の富良野~新得間について、28日に沿線の4市町村が会合を持ち、同区間の存続を断念しバス転換に向けて議論を進めていくことを確認した。
JR根室線 富良野―新得間、存続断念 沿線4市町村長 バス転換受け入れへ:北海道新聞 どうしん電子版 https://t.co/aSs5BrHTe6 #北海道
— 北海道新聞 (@doshinweb) January 28, 2022
当該区間のうち、現在は富良野~東鹿越間で列車が運転されており、東鹿越~新得間はバス代行となっているが、今後は廃線に向けた手続きへ進むことになる。
富良野~新得間は、1900(明治33)年12月に、北海道官設鉄道により下富良野(現・富良野)~鹿越(現在は廃駅)間が開業したことに端を発する。国有化後、1907(明治40)年9月に新得までつながっている(このときに帯広まで延伸している)。このときの落合~新得間は旧・新内駅を経由する旧線であり、1966(昭和41)年9月に、現在の新狩勝トンネルを経由する新線に切り替わっている。
ワタシは↓の旅のときに、当該区間を乗り通していた。
富良野~幾寅間は2000年に乗っていたんだけど、そのときに乗れてなかった狩勝峠を含む区間を、↑のときに乗車してきた。
その後、2016年になって、この区間を再度乗り鉄する計画を立てていたんだが、実行直前に件の豪雨災害が起こり、結局、レンタカーで当該区間を訪ねる計画に変更した。その時の様子が↓。
今回使用した写真も、↑の旅の際に落合駅を訪ねたときのものだ。災害直後ということで、川から水が上がってきた痕跡があちこちに生々しく残っていた。
室蘭本線の富良野~新得間、地元自治体が復旧を断念というニュースが流れてきた。写真は、同線が被災した直後の2016年9月に、落合駅を訪ねたときのもの。駅構内には水が上がってきた傷跡があちこちに・・・そのまま廃線というのは本当にやるせない。 pic.twitter.com/nDturvT8A6
— 遠森一郎 (@tohmori_train) January 28, 2022
沿線は人口も少なく、当該区間の鉄道の営業損益も厳しい傾向だった。
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