人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記 -20ページ目

人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

「スキャンダル2」

<#10 駆け引き One for the Dog>


ハックは大統領襲撃犯として捕らえられ、愛国者法により厳しい拷問を受けるのだけど、一切口を割りません。鍛えられていますからね。

検察側の代表としてデイヴィッドがその様子を見に行くわけだけど、あまりの人権侵害に中止を訴えるも、ここは国内ではなくペンタゴンだと一蹴されます。愛国者法自体が違憲な内容ですから、普通の人は見るに見かねるでしょう。検察官としてのデイヴィッドの誠実な一面が描かれています。


一方、大統領の容態はなお回復せず、大統領職を引き継いだサリーに、今や危険人物であるホリーが取り入り、二人の思うがままに動いていることを憂えたファーストレディのメリーは、なんと、グラント大統領の容体が回復したことにして、彼の職務復帰を希望するという文書に、フィッツの名でサインを偽装します。知事の時代からずっと自分がサインしてきたから絶対に分からないというメリーですが、明らかな違法行為にオリヴィアは青ざめます。

オリヴィアだってこれまで相当の違法行為をしてきたでしょうと思うけど、それなりの線引きというか、建前っていうのは一応持っているんですね。


そこでオリヴィアは今回はフィッツをなんとか救おうと、様々な工作活動をすることに。


ところがサリー側はこのサイン文書は偽物だということはすぐに気付きます。

だって、元気に回復したはずの大統領と会ったり話したりすることは、誰にも出来ないのですからどう考えても怪しいですよ。


でもオリヴィアもメリーも、フィッツの回復を信じているし信じたいわけで、ホリーやサリーの思うがままにさせておけないのももっともです。だって、大統領の襲撃を命じたのは、やはり、というかほかならぬホリーだったということが、ほとんどハッキリしてきたのです。


個人的には、フィッツのことはそんなに好きでもないし、大統領としての手腕も疑問視してる方なんだけれど、これだけ意識不明の重体が続き、ホリーのような極悪非道のならず者の意のままに国の中枢が動いていくことを見ていると、なんとか大統領を回復させ、その権力を奪還しなくては!という気になってきます。彼をずっと眠らせていたのは、視聴者のそんな気持ちを募らせるための演出だと思いますがネ。


今回のエピは、オリヴィアたちにようやく光が差してきた、というようなまとめであり、意外と解決できるのねってホッとしたところなんですが、当然全てが解決したわけではなく、それにはなお程遠い段階です。ホリーみたいな危険人物に大きな弱みを握られているオリヴィアたちフィッツ側の人間は、この先問題を打開していくことは相変わらず困難でしょうね。

まだシーズンも中盤にさしかかってきたというところだし。


というわけで、まだまだ楽しめそうです。



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「シェイムレス3」です。

<#4 立ち上がれ、ギャラガー!The Helpful Gallaghers>


なんだかまたエロ下品さが際立ってきましたね。

随所にサービスエロカット満載でお送りしてますよ。ったくなんとも・・・


特にド変態なのはスーパーの店長とシーラ。

まぁシーラは趣向が過激なだけといえばそうなんですが、店長のセクハラは完全に犯罪の域だから、作り話とは言え、ちょっと腹立たしいわ。

自由度の高い仕事を餌にして、セクハラ(しかも、休み時間にレジ係呼び出して、いいことさせてるっていう超犯罪級の職権乱用!)を働いている店長にひと泡吹かせてやろうと、フィオナは店で働く女性たちを集めて団結式を開催するんだけど、自由に休ませてくれるしーとか、余ったもの持ち帰れるしーとかって、現状に満足している人も多くて、結局、多数決で、現状維持が決まっちゃった。んなアホな。どんなメッセージだかノーメッセージだか知らないけど、ちょっと悪ふざけが過ぎるというか、薬が強すぎませんかって感じもしますね。


そんな中で、今日はリップの活躍が光ったエピでした。

リップの彼女、マンディに腹違いの妹がいて、しかもその母親が亡くなっちゃって身寄りもなく、マンディの父親に電話してきます。

マンディとリップがその留守電を聞いていたんだけど、リップはまた独自の正義感を発揮して、その妹を迎えに行って面倒みてくれる人を探そう、と言い出す。マンディは全くその気じゃなかったけど、リップがすごくやる気なもんで、そんな男気あふれるリップに胸キュンして、一緒に義理の妹を迎えに行くんだけど、、でもやっぱり結局、誰にも引き取ってもらえず、ギャラガー家の住人が増えることに。

ところでこの妹なんだけど、ちょっと変わってることにっていうか、イチモツついてて、バスルームでそれを見たデビーが若干カルチャーショック。まぁ小さいうちからいろんな価値観に触れるってことは大事かな...ってことで。


ともかく、ギャラガーの住民がまた増えることになっちゃうわけだけど、ちょうど、カールがフランクのたくらみ(?)でガン患者の子供たちのためのキャンプに参加しているので、カールが帰ってくるまでだったらいてもいいよ、と、フィオナも許さざるを得なくなります。小さな子供が来たことで多少うんざりしているとはいえ、出て行けとは言えませんよね。


当のカールはフランクの言葉を信じて、自分はおばあちゃんのガンがうつったために、死ぬかもしれないと思い込んでいて、フィオナにこれまで発したことのない感謝の言葉とか言いつつ、キャンプに向かいます。このキャンプですが、カールのせいでハチャメチャなことが起きます。カールったらホントにトラブルメイカーなんだから。でも、ボランティアらしき大学生も、ガンの子供たちをなんとか勇気づけようと必死。カールがガンじゃないって知ったらとんでもないことになりそう!と思ったけど、カールは自身がガンと信じてるから、言動がもう、それっぽくてちょっとかわいそうでもある。

カールが自暴自棄になってさらにヘンなことやらかす前に誰か教えてあげてって感じ。


ジョディの依存症時代の話にしろ、ジミーのお父さんの破産話にしろ、聞いてる人たちが眉をひそめてしまうような、笑うに笑えない、泣くに泣けない話ばっかりなんだけど、それを完全に笑い話に仕立ててるところが、ブラックユーモアの頂点を極めるこのドラマの唸らせるところ。


いやもう、どいつもこいつも、、、て感じで、かなりカオスってきました。



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確か今月から見始めた「パーソン・オブ・インタレスト」期待通り、面白くなってきました。

とはいえ、まだシーズン1の7話までなので、これからまた印象が変わってくるかもしれませんが。


初回を見た段階では、まだ明らかになっていないことも多かったし、だいたい国家権力でも警察でもない人たちが何故こんなことを・・・?みたいな気持ちが強かったのですが、最近は、自分たちは何の得もしないのに命がけで誰かを守ろうとするジョン・リースの姿に感動すら覚えるようになってきて、その行動の根拠とか、どっからお金出てんのよとか、そういうことが割とどうでもよくなってきました。まぁ一応、その根拠としてのディテールもいろいろ説明されてはいるし。ていうか、なにしろカッコいいしジョン・リース。


そして、システムがはじき出したそれぞれの回のターゲットが、果たして被害者なのか、加害者なのか、どういった事件にどのようにかかわってくるのか、そんなことを一つ一つ推理しながら物語を追っていく、というのが新しいし、毎回違う展開があって飽きないですね。


とはいえ、突っ込みどころはそれなりにありますよ。見るからに目立つ、しかも世間の大物とも関われる巨大投資家であるフィンチみたいな人が、人目を忍んでひっそりと、その存在を隠しながら、大勢の人を監視しつつ生きていけるというのも、ちょっとどうなのかなとか。

フィンチは足が悪くて速くは歩けないし、歩き方も特徴的な上に、顔がベンジャミン・ライナスなんですよ、普通に街を歩いてるだけで目立ちまくりでしょう!!

というのは冗談にしろ、全体的に、印象的なルックスであることは否めないと思います。


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印象的なルックスといえばジョンリースもそうですよね。

あんなモデル体型のイケメンが、高級スーツ着て歩いてるだけで、街中のヒーローでしょうに。

こそこそスパイ活動なんて出来るものなんでしょうか。


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でもまぁ考えてみれば、映画やドラマでスパイといえば、群を抜く世界的にセクスィーなイケメンばかりなわけですから、普通のことなんでしょうね。


ともかく、今後も楽しみに見進めたいと思います♪



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「デスパレートな妻たち8」です。

<#4 屈辱のレッスン School of Hard Knocks>


いや、今回最高に面白かったのは、ブリーがブランコに乗りながら娘ダニエルに説教するシーン。


ダニエルってホント相変わらずなんだけど、子供も出来て結婚に失敗して、ちょっとくたびれてるせいか、大人っぽくなりましたよね。それに引き換えブリーの若々しさったら、ホントに化け物レベルじゃない!?いや褒めてます。

もう、ダニエルとブリーが並んだら姉妹みたいになってきちゃいましたよね。


で、出戻り娘ダニエルが、エクササイズの製品を開発したので新しい事業を始めたいってことで、ブリーも少し金銭的に支援して、キッチンのスペースも貸して協力したんだけど、実際に作っていたのはなんと「大人のブランコ」。これが大好評で、売り始めてからガンガン売れまくり。

最初、ブリーはその「器具」を見ても、エクササイズの器具だと思ってるから、どうやってやるのかしらーなんて適当に試してたところにレネがやってきて、そのブツを見てすぐにピンと来ちゃった。


真相を知ったブリーは、ダニエルに説教するんだけど、ブランコにぶら下ったまま、思うように身動きとれず、手足をへんちくりんな感じに動かしながらも、説教するワケだから、ホントに滑稽!!

そんなカッコで何言われても、説得力ないですから!


それにしても、ブリーって、ちょっと粘着質な男に好かれますよね。

前回破局したチャックって刑事、ブリーにもてあそばれたってすごい根に持ってて、いまだに引きずってる。

まぁ引きずるのは仕方ないにしろ、お互い恋人として楽しんだのは事実なんだから、うらみっこなしで別れたらいいものを…悪い人ではないと思うけど、正直こういう男とは関わりたくはないですね。


スーザンはマイクに本当のことを打ち明けて多少スッキリはしているものの、気持ちが晴れることはない。

それはマイクもわかってて、でも打ち明けたのはやっぱり正解だったと思います。

有名な画家先生の授業を受けようと面接に行くのですが、平和な主婦の暇つぶしには付き合いたくない、みたいなことを言われ、冷たく突き放されます。

これはカチンときますよ、スーザンは良くも悪くも、というかほとんど最悪なことに、その辺の平和な人たちとは違って、大いなる闇を抱えているわけですからね。

そこでキャンパスに絵の具をぶちまけるんですが、なんかそれを見てて、すごい芸術的!スーザンやっぱりアーティストだったのね!!と思ってしまいました。

芸術って爆発ですよね(??)


ギャビーはPTA会長に背いて駐車券を取り上げられ、すごーく遠くのパーキングへ車を駐車せざるをえなくなっちゃう。私は、ホワニータの健康のためにも、大いに歩かせた方がいいと思うけど、ギャビーとPTA会長のやり取りを見てると、ホントにあの会長、こにっくらしい!とっちめてやりたい!!とギャビーに肩入れしちゃいます。

ギャビーが近くにとめたい理由って、ネイルに遅刻したくないとか、そんな理由なので、まぁどうでもいいっちゃいいんですがね。

そしてルールに逆らったついでに図らずもPTA会長を車でひいちゃう!PTA会長は退くことになり、彼女のご指名で、ギャビーがPTA会長に!!ま、仕方ないかもね。訴えられるよりはマシでしょう。


ちょっと深刻なのがリネット。

トムとリネットはそのうち関係修復するものだとばかり思っていたのに、どうやらトムは誰かとデートしてるらしい。それもレネがピンと来た。

探ってみたら、ヒップアップ体操のインストラクターみたいな彼女と仲良くしてて、リネットがレネとそのクラスに潜入して、そのインストラクターと話をしてみたら、若くて可愛いだけの中身のない子だったので、リネットは少しホッとしたのもつかの間・・・

トムがデートしてたのはそのインストラクターのお母さんだったっていう。


教室の外でみんながいろんなことを学んだ回でした。

学んではいるけど、何一つ解決してない的な・・・


あ、でもブリーとダニエル母娘の関係は、少しだけ前進したかな!




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「グレイズ・アナトミー9」です。

#16 最後のカード This Is Why We Fight


いやー、今回も見ごたえありました。

ストーリーの動向から常に目が離せないというか…このドラマの醍醐味ですよねー。


デレク、メレディス、クリスティーナ、カリー、アリゾナといった錚々たる外科医の面々が辞めてしまったシアトルグレースに、いったんは手を引くペガサスでしたが、アラナ・ケイヒルの活躍(?)により、買収計画が再浮上。しかし、その内容は、全ての職員を解雇し、病院をバラバラにして売りさばくという、さらに酷い条件となってしまいました。その話をケイヒルと理事がしているところで偶然聞いてしまったネズミことヘザーは、インターン仲間たちに話してしまい、そうこうしているうちにたちまち病院全体に知れ渡ってしまいます。


そもそも、この病院の理事たちのだらしないことといったら…これだけの大病院なのに、医療の理念もへったくれもなく、ただただペガサス&ケイヒルのいいなりじゃないですか。ま、正直、病院経営者とは言い難い人たちですよね。脇で観てるだけでも恥ずかしくなってきます。


一方、メレディスたち、「私たちが病院を買い取るのよチーム」(以後「買収チーム」と表記)5人は、アドバイザーの勧めにより、大物投資家クレストに会う機会を得ます。・・・と思ったのですが、最初に彼らに会って話を聞いたのは恐らく二十歳そこそこの青年二人。この二人が、デレクたちの話を聞いて、「いいネ。」といったので、彼らが訪れたのはザッカーバーグだったのか、と思っっちゃった。


とにかく、最初に会ってくれたのは、恐らくクレストの若手部下で、これが1次面接的なものだったのでしょう。次には、それなりのキャリアのあるビジネスマン集団が会って話を聞いてくれましたが、これも2次面接で、肝心のクレスト似合うのはその次の段階。ところが、今夜からクレストはドバイに立つのでしばらく会えないと言われてしまいます。明日にもペガサス買収が決まってしまうというタイミングなので、なんとか今日中に会えないかと気をもんでいたら、クレストが午後15分だけ、という条件で時間をとってくれることに。


そして、やっとの思いでクレストに会う買収チーム。クレストの忙しそうな対応に若干イラッとするものの、彼は忙しい中時間を割いて、彼らのことやシアトルグレースのことをよく調べているということが分かり、ちょっと気分を良くします。そう、本物の凄腕投資家っていうのは、寸暇を惜しんで勉強、特に投資先のリサーチはぬかりないものですよ、こういうディテールの描き方はホントに好きですね。


そして、いい感触で話を聞いてもらえたところ、クレストは、このチームに経営者がいない、ということを理由に、投資話を断ります。心の底からガッカリする買収チーム。でも、だったら、経営者仲間を連れてこようとメレディスが引っ張ってきたのがリチャード。ま、確かに外科部長を長くやってたけど、結局現場管理職でしょ、経営者って言えるのかな、と不安になりましたが、クレストはその情熱に打たれたのか、空港までのヘリの中で、リチャードとデレクの話を聞いてくれます。


他の買収チームは車で空港へ向かいます。

ドバイへの飛行機は飛び立ち、リチャードとデレクがチームの元へ向ってきます。

投資話はまとまったのか、ダメだったのか…みんな不安に駆られ、もうドキドキの瞬間です。

デレクの顔が曇って見えました。


そう、クレストは、やはりピンとこなかった、という理由で投資話を断ります。

彼なりの理由があってのことでしょう、もう、おしまいです。

明日になればペガサスが病院を買い取り、スクラップして売り飛ばすのでしょう。

絶望的な買収チーム、そして病院の職員たち・・・

でも前へ進むしかありません。


とにかく今回は、この「ダメかも。。」「いやイケるかも!」「やっぱダメじゃん」「えっ会ってくれるの?」「絶対いける!!」「うそやっぱダメだったんだ」・・・という浮き沈みの激しさ、ドキハラ感が、最初から最後まで息つく間もなく続きました。


結構細かいセリフも面白く、アレックスが買収チームの5人に腹を立てて、「きっと奴ら、5人で金出しあって、プライベート・プラクティスでも始めるんだろ」とか言った時は、うはは番宣!と思いましたよね、ですよねー。


【ここから本エピ結末のネタバレに入ります】


悲しみに沈みリチャードは、ベッドの中で恋人のキャサリン・エイブリーにボヤきます。

シアトルグレースで生きてきて、ここで医師としての人生を全うすると思っていたのに、途中でやめることになるとは…。長く病院とともに生きてきたリチャードの心の叫びです。


そして今回の病院買収劇の顛末とともに、大物投資家の賛同が得られず、買収チームの計画が失敗に終わったことを告げると、キャサリンは一言、「いくらくらい必要なの?」

そうでした、キャサリンは、伝説的外科医であるハーパーエイブリーの娘であり、全国の優秀な医師に賞を出しているハーパーエイブリー財団の偉い人(よくわかんないけど)だったんですよね!


さすがリチャード、やったね!

これぞ、起死回生の枕営業!


というわけで、リチャードの活躍の元、キャサリンがシアトル・グレース・マーシー・ウエストとその仲間たちを救うことになったのです。


いや、予想外の結末でしたね。


しかし、ドラマはまだまだ終わりませんよ。

なにしろ、金だけじゃなくクチも出すのが経営者。

キャサリンは、シアトルグレースのトップにジャクソンを置くことを発表します!

これには当のジャクソンもビックリ。


さて、またひと波乱、来そうです!




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