「グレイズ・アナトミー9」#16 最後のカード | 人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

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海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

「グレイズ・アナトミー9」です。

#16 最後のカード This Is Why We Fight


いやー、今回も見ごたえありました。

ストーリーの動向から常に目が離せないというか…このドラマの醍醐味ですよねー。


デレク、メレディス、クリスティーナ、カリー、アリゾナといった錚々たる外科医の面々が辞めてしまったシアトルグレースに、いったんは手を引くペガサスでしたが、アラナ・ケイヒルの活躍(?)により、買収計画が再浮上。しかし、その内容は、全ての職員を解雇し、病院をバラバラにして売りさばくという、さらに酷い条件となってしまいました。その話をケイヒルと理事がしているところで偶然聞いてしまったネズミことヘザーは、インターン仲間たちに話してしまい、そうこうしているうちにたちまち病院全体に知れ渡ってしまいます。


そもそも、この病院の理事たちのだらしないことといったら…これだけの大病院なのに、医療の理念もへったくれもなく、ただただペガサス&ケイヒルのいいなりじゃないですか。ま、正直、病院経営者とは言い難い人たちですよね。脇で観てるだけでも恥ずかしくなってきます。


一方、メレディスたち、「私たちが病院を買い取るのよチーム」(以後「買収チーム」と表記)5人は、アドバイザーの勧めにより、大物投資家クレストに会う機会を得ます。・・・と思ったのですが、最初に彼らに会って話を聞いたのは恐らく二十歳そこそこの青年二人。この二人が、デレクたちの話を聞いて、「いいネ。」といったので、彼らが訪れたのはザッカーバーグだったのか、と思っっちゃった。


とにかく、最初に会ってくれたのは、恐らくクレストの若手部下で、これが1次面接的なものだったのでしょう。次には、それなりのキャリアのあるビジネスマン集団が会って話を聞いてくれましたが、これも2次面接で、肝心のクレスト似合うのはその次の段階。ところが、今夜からクレストはドバイに立つのでしばらく会えないと言われてしまいます。明日にもペガサス買収が決まってしまうというタイミングなので、なんとか今日中に会えないかと気をもんでいたら、クレストが午後15分だけ、という条件で時間をとってくれることに。


そして、やっとの思いでクレストに会う買収チーム。クレストの忙しそうな対応に若干イラッとするものの、彼は忙しい中時間を割いて、彼らのことやシアトルグレースのことをよく調べているということが分かり、ちょっと気分を良くします。そう、本物の凄腕投資家っていうのは、寸暇を惜しんで勉強、特に投資先のリサーチはぬかりないものですよ、こういうディテールの描き方はホントに好きですね。


そして、いい感触で話を聞いてもらえたところ、クレストは、このチームに経営者がいない、ということを理由に、投資話を断ります。心の底からガッカリする買収チーム。でも、だったら、経営者仲間を連れてこようとメレディスが引っ張ってきたのがリチャード。ま、確かに外科部長を長くやってたけど、結局現場管理職でしょ、経営者って言えるのかな、と不安になりましたが、クレストはその情熱に打たれたのか、空港までのヘリの中で、リチャードとデレクの話を聞いてくれます。


他の買収チームは車で空港へ向かいます。

ドバイへの飛行機は飛び立ち、リチャードとデレクがチームの元へ向ってきます。

投資話はまとまったのか、ダメだったのか…みんな不安に駆られ、もうドキドキの瞬間です。

デレクの顔が曇って見えました。


そう、クレストは、やはりピンとこなかった、という理由で投資話を断ります。

彼なりの理由があってのことでしょう、もう、おしまいです。

明日になればペガサスが病院を買い取り、スクラップして売り飛ばすのでしょう。

絶望的な買収チーム、そして病院の職員たち・・・

でも前へ進むしかありません。


とにかく今回は、この「ダメかも。。」「いやイケるかも!」「やっぱダメじゃん」「えっ会ってくれるの?」「絶対いける!!」「うそやっぱダメだったんだ」・・・という浮き沈みの激しさ、ドキハラ感が、最初から最後まで息つく間もなく続きました。


結構細かいセリフも面白く、アレックスが買収チームの5人に腹を立てて、「きっと奴ら、5人で金出しあって、プライベート・プラクティスでも始めるんだろ」とか言った時は、うはは番宣!と思いましたよね、ですよねー。


【ここから本エピ結末のネタバレに入ります】


悲しみに沈みリチャードは、ベッドの中で恋人のキャサリン・エイブリーにボヤきます。

シアトルグレースで生きてきて、ここで医師としての人生を全うすると思っていたのに、途中でやめることになるとは…。長く病院とともに生きてきたリチャードの心の叫びです。


そして今回の病院買収劇の顛末とともに、大物投資家の賛同が得られず、買収チームの計画が失敗に終わったことを告げると、キャサリンは一言、「いくらくらい必要なの?」

そうでした、キャサリンは、伝説的外科医であるハーパーエイブリーの娘であり、全国の優秀な医師に賞を出しているハーパーエイブリー財団の偉い人(よくわかんないけど)だったんですよね!


さすがリチャード、やったね!

これぞ、起死回生の枕営業!


というわけで、リチャードの活躍の元、キャサリンがシアトル・グレース・マーシー・ウエストとその仲間たちを救うことになったのです。


いや、予想外の結末でしたね。


しかし、ドラマはまだまだ終わりませんよ。

なにしろ、金だけじゃなくクチも出すのが経営者。

キャサリンは、シアトルグレースのトップにジャクソンを置くことを発表します!

これには当のジャクソンもビックリ。


さて、またひと波乱、来そうです!




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