なんか最近、見始めました!スタートしました!みたいなタイトルばっかりで、見始めた全作を今後本当にこなしていけるのか、自分でも不安になってきましたが楽しみでもあります。
とはいえこれは見ないワケにはいかないでしょう、ジャン・レノ主演、パリが舞台の刑事ドラマ「刑事ジョー」です。
こちらは、英仏合作のテレビドラマで、パリを舞台に英語で撮られたものです。
ジャンレノは従来からテレビドラマ、特に全世界を視聴者ターゲットにしたアメドラのような連続ドラマに大変興味を持っていて、機会があれば是非出演したいと常々考えていたそうです。(というようなことを番組最後のインタビューで言ってました)
つまり恐らく、全世界に配信されることを見越して、パリ舞台のフランスのドラマなのに敢えて英語のドラマにした、ということなのでしょう。
世の中、ずいぶん変わりましたよね。(しみじみ)
で、内容ですが、アメドラを意識しつつも、ヨーロッパ独特のアーティスティックな感覚と、ダークなムードをたたえたユニークな仕上がりになっていると思います。
初回、殺人事件の舞台となったのはなんとノートルダム寺院ですが、もうこの風景が出てきただけで、フランスっ!オサレっ!って気持ちになって、なんかワクワクしちゃいますよね。ま、正直、パリが舞台ということが、ジャンレノ主演と並んで、このドラマの二大論点であることは間違いないでしょう。良くも悪くもですが。
ジャン・レノ演じる刑事ジョーは、期待通りといいますか、かなり癖のあるダークヒーロー。
薬物依存症だったらしく(アルコール依存もあるよね)、洗面所にクスリがズラリと並んでいます。(初回のラスト近辺で一応、クスリを断つようなシーンが見られましたが、今後どうなる事やら分かりません。)
看護師である娘が、薬の売人と付き合っていることを突き止め、その売人を暴行し脅して薬物を取り上げます。
というように、まっとうな刑事ではありません。
しかし、娘も、運ぶのを手伝っているだけとはいえ(真相は分かりませんが)、アンフェタミンって、薬の中でも覚せい剤の域ですよね、パリの薬物犯罪事情は知りませんが、クスリの中でも、持ってるだけでかなりアウトな部類のものだと認識してますが。市井の市民が持ってていいのか、ましてや刑事が持ってたら、もう終わりじゃないのかな。
で、今回の事件ですが、結構凝っていまして、殺されたのは有名なオルガン奏者。
ところがこの人がかなりの問題児というか好色家でありまして、人妻好きの露出狂。
次々に人妻を口説いては、その家族を破壊していってるようだ、ということが、調べを進めるうちに分かってきます。
なんかこの、静かなぶっとび方、フランスっぽいでしょ。
事件の謎を解いていくにつけ、この被害者が、とんでもないヤツだったことが分かってくるのですが…
さて、刑事ジョーは、依存症ということの他にも、プライベートな問題を抱えています。
別れた妻が死に、別々に住んでいる娘は上記のように薬の売人と付き合ってる。
ジョーは心配なんだけれど、まぁジョーもこんなですから、娘は父親に打ち解けようとはしません。
無理もないですよね。
そんなこんなで、このドラマの見どころランキングをつけてみると、
1位 舞台がパリ
2位 ジャン・レノ主演
3位 複雑でアートな事件解決と家族の不和の行方
といった感じでしょうか。
ま、もう少し見る必要はありますね。。
▼本日もお読みいただきありがとうございます!
にほんブログ村