人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記 -18ページ目

人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

「デスパレートな妻たち8」です。

<#6 魔女の誤算 Witch's Lament>


相当がけっぷちに追い込まれてるわりには、しっかりコメディですよね。

今回も楽しませていただきました。


集合住宅の予定地となっているのが、死体を埋めた森であることを知ったブリーは、なんとかしてその予定自体をつぶしてしまいたいと考えるのですが、なかなかうまくいきません。

軽い嫌がらせ攻撃として、近隣住民による玉子投げをして見たのですが、そんなことは全く気にも留めないベンでしたが、以前の予定地に絶滅危惧種のカエルがいたことで、予定地を変えざるを得なかったということをブリーに話します。

ブリーは早速ギャビーを誘って、カエル誘致大作戦。

ところが当然ながら、うまい具合にカエルは捕まえられず…

この辺はホントコメディ。


一方、リネットの娘ペニーは、トムの新しい恋人ジェーンにハロウィン用に白鳥の衣装を作ってもらえるとはしゃいでいたので、ついライバル心から、衣装なら自分が作ると言い出すリネット。当然、これまでもハロウィンの衣装はおろか、裁縫などやったことはないため、一応、作り始めるものの上手くはいかず、結局レネの友人のプロにお願いすることに。


ハロウィンにギリギリ間に合うくらいの時間に到着した衣装でしたがペニーが着てみると、まさにギリギリのセクシー猫衣装で、そんな恰好で夜道に出すわけにもいかず、結局プラスするスカートをジェーンが作ることに。


そこでジェーンはリネットに「あなたとは友だちになれそう」っていうんだけど、リネットは「トムから手を引いて」といい、一気に空気が凍りつきます。


思うんですけど、これって、リネットとトムがきちんと今後のことを決めてないうちから、新しい恋人と子供を巻き込んだ付き合いをしちゃってるトムにかなりの問題があるんじゃないかな。

確かにトムはもう、リネットと後戻りできないところまで感情が行っちゃってるみたいだけど、リネットの方に未練があるのは、少なくともトムには分かっているはずだし、分からないとしたらそれは鈍感過ぎる。って私もリネットに肩入れしちゃってる自覚はあるんですけどね。


ともかく、トムの先走りはちょっと鼻につきます。



話は森に戻りますが、結局カエル作戦も上手くいかないとなると、死体を掘り起こして別の場所に移すしかない!と考え始めるブリーとギャビーは、リネットに助けを求めに行きます。リネットが、「何故スーザンに声をかけないの?」と聞くと、二人の答えは「スーザンは足手まといになるから」って・・・その通りすぎて笑える!!


けど、犯人は現場に戻るって通りの行動、軽率じゃないかしら・・・

と思いながらも、夜の森に向かう三人。

勇気ありますよね。


そして行ってみたら、なんとビックリ!!


死体が消えてた!!


誰の仕業!?


物語は次回につづきます・・・




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「ホームランド」ファーストシーズンです。

<#5死角 BLIND SPOT>


アルカイダの基地からブロディが救出される際、一人だけ生き残っていたテロリストの身柄が拘束され、CIAは尋問を開始します。

そこへブロディも呼ばれ、情報提供という形で捜査に協力しますが、ブロディは、テロリストのハミドと直接話させてくれとキャリーに訴えます。キャリーはその申し出を断り、その日はブロディも黙って帰るのですが、次の日にまたCIAにやってきて、今度は責任者であるデイヴィッドにその旨申請します。

そして、ブロディは尋問質の中に入り、うらみをはらすワケですが、その後、ハミドは尋問室で自殺を図ってしまいます・・・


私自身はこのドラマ、かなり冷静に見ているつもりなんですが、ブロディの寝返り疑惑っていつまで「疑惑」なんでしょうかね。

もう明らかにブロディは怪しいでしょ。今回、息子の青帯昇進のカラテ見学の約束を破ってまで、テロリストにカミソリ渡しに行ったわけでしょ、いや証拠がないっつったって、ブロディがカメラの死角を確認して、敢えて証拠を残さないようにしたんでしょうよ、そこは間違いないでしょ、それを認めてもらえないなんて、キャリーが具合悪くなってCIA辞めたくなっちゃうのも無理ないですよ。


それとも、私がドラマに入り込み過ぎてキャリーにシンパシー感じすぎちゃってるのかしらん?

いやいや、キャリーは危うい双極性障害だってことも分かってるし、かなり客観的に見てるつもりですけど。


だいたいソウルもソウルで、自分のプライベートくらい、もう少し上手にコントロールしてくださいよ。

そりゃ、家族とも不和になるでしょうけど、仕方ないでしょCIAエージェントですよ。

普通の公務員とは一線を隠した仕事を選んでやってるわけですからね。

それがイヤなら生き方変えないと。


といいつつ、自分がかなり偏った見方になっていることも反省してますが。



キャリーはブロディへの疑惑はもう確信しているわけだけど、ブロディに近づこうともしている。

これは、やはりキャリーの純粋なプロとしての作戦なのだろうか、それとも・・・?


それにしてもキャリーの危機迫る演技は本当に見ものですね、さすがハリウッド女優。

今後も期待しています。





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「スキャンダル2」です。

<#11 罪のはじまり A Criminal, a Whore, and Idiot and a Liar


今回は、大統領選でフィッツ陣営がいかに不正への道を歩んでいったかという振り返りのお話が中心でした。


極悪人のホリスを除いては、もちろん、みんな最初から不正に加担しようとしていたわけではありません。

でも、メリーは結構、そっち側に加担しようっていうのが速かったかな。正直、名門ロースクールを首席で卒業した弁護士とは思えない倫理観ですがね。


とはいえ、選挙戦っていうのはパフォーマンスだし、おおよそ手段を選ばず、市民、国民の支持をより多く得た方が勝つわけで、やってる人たちが、ともかく勝ちたい、何が何でも勝たなきゃ!ってなっちゃうのはよくわかる。そしてこのドラマでも、その辺を描きたかったのだと思う。

でもやっぱり、キャンペーンがいかに醜悪で手段を選ばないものだったとしても、投票の真正さというのは民主主義の最期の砦であり、そこを侵しては決していけないのだけれど、選挙戦を闘っていると、その境界が分からなくなってしまうんですよね、それが言いたいのだと思います。



ただ、、、またこんなことは言いたくないんだけど、フィッツ陣営が絶対彼を勝たせたい、彼は世代にたった一人の本物の逸材だからっていう風に評価するたびに、私はなんだか引いちゃうし、ふーん。。。と冷めた目で観てしまう。

それほどの男だろうかってね。


私個人的には、今回もフィッツに心底ガッカリしたシーンがあって、それは、フィッツが大統領選の敵方にリードを許していて、ちょっと焦って苛立ってるからといって、選挙スタッフを怒鳴りつけるシーン。

真の大物だったら、自分を支える弱き従事者に向かって、あんな態度、絶対に取らないと思う。

上の人間に楯つくってのはそれなりにカッコイイけど、目下の人間へのパワハラってホントにちっちゃい人間のすることだし。


こんなことで自由世界のリーダーが務まるもんなんですかね。

悪いけど、私の周りの小さな世界の中でも、フィッツよりもよほど信頼できて人間的にも大きいリーダーは何人かいますよ。なんで彼が「世代を代表するリーダーとなるべき逸材」と言えるのか・・・



確かに、フィッツが公開討論の場で、相手の弱点をののしるような台本を敢えて避けて、軍人パイロット時代の心の弱さ、そしてその弱さを知っている人間だからこそ持っている強さを語った時は、あぁ、やっぱこの人、ホントは心根の優しい人なんだなって思ったし、自由世界の強きリーダーにも、そういった優しさは当然必要だとも思いました。共和党員にしては人権意識も高いし、かなりバランス感覚に優れてるところもあるからね。


まぁでもそれくらいですよ、彼のいいところは。その優しさに裏付けられた強さっていうのも、贔屓目に見ても発展途上ってところじゃないでしょうか。


ま、そんなわけで、毒りんごへの道をたどるフィッツ陣営だったわけですが、現代の描写としても、ちょっとしたことがありました。


もう別れたと思っていたオリヴィアとエディソン・デイヴィス議員ですけど、エディソンがまだかなりご執心というか、もう決めていたらしく、なんとオリヴィアにプロポーズしちゃった。


一方で、フィッツはメリーに離婚を切り出した…ってまぁ、フィッツは弱ってるし、ちょっと魔が差しただけかもしれないけど、本心ではありますよね。


次回の予告では、オリヴィアが立て爪リングを持って眺めているようなシーンがあったから、恐らくリングを渡すくらいまでには進むんでしょう。実際、結婚は難しいと思いますけど。


大統領の離婚なんてもっと難しいですよ、手嶋さんもおまけコーナーでその辺、語ってましたし。


とはいえこのシーズンもまだ折り返し地点だから、これからさらにいろんな展開があるんだと思います。




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「アンダー・ザ・ドーム」です。

<#4 感染 Outbreak>


アメリカの田舎町が巨大な透明のドームに遮断されてしまった!って話です。先行きが全く不透明ながらも、この小さなコミュニティの中でうごめく複雑な人間関係を追いながら、少しずつ話が進んできています。


ドームの外とは一切の往来が遮断されているため、人も物資も行き来できず、ドーム内では人々には不安があふれ、混乱しています。

今回は、ある伝染病が蔓延してしまったって話です。

一回の咳で空気感染するほど、その感染力は高いのですが、通常であれば、12時間以内に抗生物質を投与することで、治すことができるとのこと。ですが、今は通常の状況ではありません。


町でただ一つの病院は患者でごった返すも、医師がいない状態。

ドームが現れた時にたまたま休暇でドームの外に行っているため、そのまま帰ってこられない医師がひとり、他の医師はドームによる混乱の中で死亡してしまったらしいのですが、これまで数日とは言え、どうしていたんだろうって感じです。ちなみに休暇中で帰ってこられない医師っていうのは、恐らくジュリアの夫のことで、つまり実は死んじゃってるわけだから、もはやこの病院には医師はいないってことになりますね、エイメン。


偶然、このドーム内には、この町をただ通過するためだけにたまたま通りかかってそのままドーム内にとどまらざるを得なくなった女性医師アリスがいました。

彼女は精神科医なんですが、医師がいないってことで急きょ、この感染症の対応に医師として追われることになります。


で、抗生物質が足りなくて薬を取りに薬局に行ったら盗まれていたとか、なんとその盗んだ犯人が牧師だったとか、調整委員のジェイムズの息子ジュニアが意外にも手腕を発揮して、病院内の混乱を収めたとか、それぞれの話も通り一遍ではなく全てが「エッ!?」って感じで不思議な展開を見せるのですが、面白いのは、人間関係のうごめきなんですよね。


一瞬にしてコミュニティの英雄っぽく担ぎあげられるジュニアですが、こいつが酷いサイコパスでして、実は自宅の外に作られたシェルターに、自分の恋人アンジーを監禁してるんです。

恋人って言ってもアンジーは正直、セフレくらいにしか思ってなくて、恋人を続けるつもりもない。だけどこの街で育った幼馴染でプロムにも一緒にいったジュニアにとっては彼女が運命の人なもんだから、急に別れ話を切り出されて、彼女がおかしくなってしまったんだと思いこみます。おかしいのはジュニア自身なのにね。


同じようなタイミングでアンジーとバービーが親しげに話していたのを見て、バービーのせいでアンジーが自分から離れてしまったんだと勝手に決め付けてバービーを逆恨みしつつ、アンジーを矯正しようとして監禁してしまうんです。


でもそんなことを町の人たちは知らないものだから、町の有力者の息子であり、見た目も悪くなくて、一生懸命、町のために尽くそうとしているジュニアの様子を見て、みんな感心してしまう。

ジュニアがみんなに持ち上げられるシーンでのBGの気味の悪さは、見ているものにはずしんと来ますよね。



もうひとつの人間関係、バービーと新聞記者の女性ジュリアですが、この二人の関係にも進展というか後退というか、さらなる進展がありました。

ていっても二人に色恋沙汰が芽生えたわけではありません。

ジュリアは、行方不明となってしまった自分の夫の消息を探しているのですが、DJフィルの話から、どうやらバービーは夫の行方不明事件と関連を持っているようだということに気付きます。

信頼していた同居人に裏切られて彼を家から追い出すワケですが、そんな自分も感染症にかかり倒れてしまう。それでも、体力を振り絞ってジュニアの監視を交わして病院を抜け出し、問題のキャビンに向かうわけですが、そこでもう一つの事実を目の当たりにするんですね、つまり夫は多大な借金を抱えていたという。

そのままキャビンで倒れてしまって、バービーが救ってくれたので、二人の信頼関係回復?って感じにはなってます。

バービーは遺体を埋めたことは言わずに、行方は分からなくなってしまったって言葉を濁してたけど、本当のところ、殺してしまったのは過失致死って感じのようだったし、バービーとしては積極的に罪をかぶる必要性は感じていないんですよね。


でも、死んでしまった人をまだ生きているように思わせるっていうのも罪深い気がしたり…


ていうか、このバービーがもうホントにこんな完璧な人いる?ってくらい最高にセクシーなイケメンだから、私もなんとなく彼に肩入れして見ちゃってるけど、実際のところ極悪人かもしれない。でも、こんな人が同居してたら、何も起こらないわけないなんてありえないし、いずれジュリアともどうにかなるんでしょ!?って知りませんけど。



さて、シェルターの中では必死で逃げようともがくアンジーが、水道管を壊してしまったようで、シェルターには水が溢れます。もう絶体絶命の危機なんですが、病院を守っているジュニアは家には帰れないし、なので助け出すこともできません。


というところで、自宅内で水道を使っていたジュニアの父ジェイムズが不審な叫び声をキャッチして、シェルターに向かってみると、そこには鎖でつながれ監禁されたアンジーが!


てところで、今週はここまで。次回お楽しみに~ってわけです。


これってどうなるんだろう。ジェイムズはアンジーを助けてくれるんだろうか、それとも息子を守るために、アンジーをどうにかしてしまうんじゃないかとか、ちょっと怖い想像が湧きあがっているところです。



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「グレイズ・アナトミー9」です。

<#17 命のバトン Transplant Wasteland>


今回も見ごたえありました。

今回もネタバレ御免でお送りしますので、未見の方はご注意ください。


一難去ってまた一難。

ハーパー・エイヴリー財団が買い取ってくれることでせっかくシアトル・グレース病院の存続が決まったのに、ジャクソンが財団の意見を出したとたんに、その他の経営主体である5人の医師たちが猛反発。

財団の意見というのは、ER存続の件は後回しにして、部長であるオーウェンを降格させ、新しい部長を立て従業員の士気を上げる、というもの。

確かに反発を招くような内容だったので、その反応もやむを得ないんだけど、財団がお金を出さなきゃ病院はつぶれていたわけだし、ジャクソンは自分の意思でなく代表者たる地位を手に入れて言わば青天の霹靂なわけだから、もうちょっとみんな彼を立てたり気を使ってもいいんじゃないかなって思いました。


リチャードはジャクソンに急にのしかかってきた重すぎる責任に、ジャクソンが押しつぶされるのでは、と心配して、キャサリンに忠告するんだけど、彼女は「ジャクソンならできる」の一点張りで、リチャードの忠告に耳を貸そうとしません。

これは両者ともに言い分があるし、両方の仕方で彼を見守ることも必要かなって思います。一人立ちさせるために放っておくやり方と、きちんとケアして守ってあげるやり方。まるで父親と母親、いいバランスで子育てできてるって感じ。

キャサリンもただ強いだけの女ってだけじゃなく、なんか素直でかわいいところもある、大人のイイ女ですね、リチャードが惚れるのも無理ないかも。

そんな二人に囲まれてるジャクソンって、結構、幸せ者なんじゃないかな。


ジャクソンはともかく、首のすげ替えが検討されていると知ったオーウェンは、病院を辞めると言って出て行ってしまいます。なんていうか、この病院ってホント簡単にその場の勢いで医師が辞めるよね。普通はやめると決めてから上司に報告するまでに何日かあって、やめると決めたって早くてもその月末までは務めるだろうし、規定があれば三ヶ月後くらいでしょ、辞められるのって。それともアメリカって今すぐ辞めますっていうのが割と通用するのかな。その辺の雇用事情は分かりませんが。


そのオーウェンが辞めるってなった時、デレクが必死でとめようとするんだけど、言い合ってる間に話がこじれて、デレクたち5人が辞めたときのことをオーウェンが責め立てると、逆にデレクはあれは戦略だったと言い訳し、まぁここまではいいんだけど、売り言葉に買い言葉見たいな感じで、デレクが「そんなことをいうなら事故はだれの責任だって話になるぞ」って言っちゃったもんだから、オーウェンはじゃ、辞めるってなっちゃった。


正直、オーウェンに対して事故の責任を持ちだすなんて、それを言っちゃぁお終いよレベルの話だと思いますよ、クリスティーナの言うとおり、オーウェンは自分がサインした航空会社のせいで死人を出す事故を起こしてしまったということでずっと自分を責めてきて、だからこそ病院の再建に尽力してきたのに、そんなこと今更言われる筋合いないですよ、デレクどうしちゃったの!?


でも、二人のなだめ役であるそれぞれのパートナーが、今回はなかなかいい仕事をしましたよ。クリスティーナはオーウェンの代弁者としていい動きを見せたし、メレディスはデレクに対して、あなたが本当に腹を立てている相手はオーウェンじゃないはずってことを気付かせます。困ったちゃん姉妹がいいチームプレーを見せてます。


そして結果、デレクがオーウェンに心の声を届けて、とりあえずは一件落着。

一方でジャクソンもボスとしての手腕を見せ始めます。

ラストはそれなりに感動的だったけど、、、病院の名前についてはどうかな、、、って思ったり、でもそんなことを言うのは失礼かなとか思ったり、、、まぁドラマですから、あまり深く考えないことにします。

ただ、みんなが相当に二人の死を、大変深く引きずっているということは分かりました。ジャクソンにとってもマークは恩師、レクシーは恋人だしね。



今回、もうひとつ感動的だったのは、エイプリルのALS患者ブラッドが自分の人生に見切りをつけ、DCDを決意する件。DCDっていうのは、もう助からない患者が、臓器が弱くなってしまう前に延命治療を中止して、臓器を提供するということのようです。このブラッドは、何を隠そう医師であり、エイプリルの元同僚だったのです。

当初エイプリルはその決断に反対で、なんとか治療を続ける方向でブラッドを説得しようと試みますが、ブラッドの決意は固く、「きみにはそういわれると思ったから、ギリギリまで黙っていた。残された貴重な時間を、きみを説得するために使いたくない」と話し、エイプリルを担当から外す、と言い出します。


ブラッドの決断に実は賛成できない母親(親として当然の感情だと思います)は、決断を変えたいなら今すぐ臓器提供は中止してもいいのよ、そして家に帰るの、とブラッドに対し最後の懇願にも似た訴えかけをします。父親も「迷いがないか確かめたいんだ」といいますが、確かめたいというよりは、取りやめてとにかく命続く限り一緒にいたいんですよね、親ですから。

その時、静かに割って入ったエイプリルのセリフ、カッコよかった。惚れました。

「息子さんは医師です、腎臓の一つは17歳の少女にあげて救おうとしています、もうひとつは44歳の議員に。大統領の腎臓になるかも。」

すると、母親は、観念したように必死に笑顔を作りながら「続けて」と。複雑な思いはあるものの、彼の意思を確認できたのでしょう。

エイプリルはそれにこたえて、彼の臓器が誰に提供されるのかを、これまた笑顔で丁寧に説明を続けます。エイプリルだって、医師として、また友として、ギリギリまで延命の説得を試みたのに、最終的には彼の決断を受け入れたのです。


いやー感動的だー・(ノД`)・゚・。


エイプリル、確実に成長してますよ。



ところで今回の監督は、ベイリー役の女優、チャンドラ・ウィルソンだそうです。

ステキな感動作に仕上がってます!さすが、才能ありますね。




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