人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記 -13ページ目

人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

「スキャンダル2」です。

<#15 政略結婚 Boom Goes the Dynamaite>


どう考えても新たなキーマンとなりつつあるジェイクですが、彼の身の上が今回明らかに。

彼は海軍時代のフィッツの友人で、今はフィッツの命により、オリヴィアを監視していたのでした。

最初から私フィッツのこと好きになれなかったけど、このストーキングの一件で完全に確信しました。

フィッツはマジキモ野郎です!!

しかも大統領の立場を利用してこんなことするなんて、重罪犯じゃん!

キモいだけでなく、マジ許せん。

フィッツったら、ただの優男だった時はまだ同情できてたのに、どうしてこんな風になっちゃったの!?


それはともかく、ジェイクは最初は、何か国家的な機密があるのではないかと思いながらオリヴィアを監視していたわけですが、徐々に、プライベートな監視だということに気付き始めます。と同時に、ジェイクとオリヴィアは、アポのようなデートのような逢瀬を重ね(?)、お互いに惹かれあっていくのですが、これは大変、自然な流れで描かれていると思います。


悪いけど、この二人がくっついたらフィッツなんて出る幕ないんじゃない?

それでもオリヴィアがフィッツに執着するなら、それは多分、恋というより権力欲の類ではないのかな。

その辺の感情は、使い分けたり断ち切ったりするのが難しいというのはなんとなく分からないでもないですが、客観的に生のフィッツに魅力を見いだすことはもはや難しいですね。


さて、今回のオリヴィアへの依頼は、政治家一家コールドウェル家の二男ウィルが州知事選に立候補するのにあたり、パートナーを見つけてくれというもの。州知事になるのに、独身であることがネックになるだなんて、いかにも前時代的なんだけど、アメリカでもそんなもんなんですね。保守派のみならずリベラル派にも心証が悪いみたいです。

で、このウィル、爽やかイケメンであるにもかかわらず、恋人はおろか浮いた噂も一切なく、ゲイでもない。そんなんでは選挙に勝てないのでなんとかしなくては、ってオリヴィアたちがパートナー探しに奔走するわけだけど、まぁ視聴者は間もなく分かったと思います、長男の妻マリオンと出来てるって。このマリオンがいちいち挙動不審だし、表情もビクついてるのでね、演技としては上手ですよね。


でもさ、こういう「独身で結婚経験もない奴は信用できん」みたいな風潮ってそろそろどうなのよって思いますよ。感情的には分からなくもないけれど、じゃ、結婚さえしてれば、それが政略的なものでも、兄弟の妻を寝取ってるようなヤツでもいいって? そういうことじゃないでしょ。まぁいいですけど。


さて、ラストは、ジェイクがフィッツにオリヴィアに恋人がいるかどうかを尋ねられて、ジェイクが彼女には恋人はいませんってキッパリ言うっていうシーンでしたが、なんかキュンと来ましたよね。だって、オリヴィアはジェイクの「デート」の誘いにイエスと言ったばかりだったし、ジェイクだって恐らく、いや分からないけど9割方まちがいなく、オリヴィアに惹かれてるでしょ。

つまりジェイクは、親友であり今では大ボスである大統領をある意味、裏切って(つまり反逆行為ともいえることをして)、オリヴィアと恋仲になろうとしてるんだよね、そういうことだよね?


まぁでもジェイクも完全に信用できるかっていうとよくわからない、何しろ切れる爽やかイケメンだからねー


次回以降も見逃せなくなってきました!




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「デスパレートな妻たち8」です。

<#10 出来すぎた偶然 What's to Discuss, Old >


4人の立件が間もなく、という段になって、チャックがひき逃げで死亡という、まさに「出来すぎた偶然」を体感した4人。誰の仕業かはまだ分からないけれど、事故じゃないってことはその様子から明らかみたい。


ブリーの自殺はレネの嫉妬の勘違いから直前に防ぐことができて一安心。

レネの行動は誤解から始まったことだけど、最終的にはブリーとレネの間にはかなり深い絆が出来て、友人たちを失って失意のどん底にあったブリーにはホントに良かったですよ。

レネってなんだかんだ言ってホント、いてほしい隣人かも。


4人はひき逃げの犯人は誰か、その前にそもそもこの件を知っているのは誰かってことを考え始めるんだけど、結局それぞれパートナーに言ったり、トムは隣人の弁護士ボブに早速相談しちゃったりなんかして、結構な人数がその事実を知ってる。やっぱりこういうことって隠しきれないんですよね。


で、ギャビーは密かにカルロスを疑ってました。

カルロスったら、重要なときに、施設を飛び出して行方知れずになってた。

ギャビーが警察署から帰ったら家にいたんだけど、酔っぱらってたから昨晩の記憶が全くないとか、ホントに危うい感じ。

病んでるんですよ、ホントに。


一方、最近ことに迷惑女としての存在感を発揮してるスーザンは、チャックのお葬式で彼の親戚と話したことをきっかけに、アレハンドロの家を訪ねるとか言い出します。ホントわけわかんない中途半端な思いつき正義感みたいなのに振りまわされるマイクの立場にもなってよ、とか思うけど、そこがアーティストっぽい天然スーザンの特徴だし、しょうがないか。


リネットとトムの仲は・・・ピンチのときに助け合えるだけの関係としては今後もやっていけるだろうけど、やっぱ夫婦としては難しいのかな。トムのジェーンへの思いは結構なものがあるし。でも、ジェーンがトムに寛容で心が広く思えるのは、二人がまだカップルとして駆け出しだからで、そのうちリネットがやっぱり一番だったって思うような気がするなー。希望的観測ですけどね。


そして物語のラストにまた気味の悪い匿名の手紙がブリーのもとに届けられます。

内容は一言「どういたしまして」。


えっと私、個人的に、ひき逃げ犯はベンなんじゃないかって疑ってたんだけど、どうもそうではなさそうですよね??

だって、まさか匿名の手紙の送り主がベンなわけないし・・・


そうなると・・・今考えられるのは・・・


とかいろいろ考えを巡らせつつ、来週もお楽しみ。



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「ホームランド」です。

<#9 クロスファイア CROSSFIRE>


今回もネタバレ御免で参りますが。

いや、ホントにすごいドラマだと思います。


今回は、ブロディがどんな経緯で「あちら側」に寝返ったのか、その一端が描かれます。

しかも、その経緯が、なんというか説得力あるんだよねー、すごいよねー。


拷問の末に、ブロディには、奇麗な一室と平和な生活、そして一つの仕事が与えられました。

仕事とは、アブ・ナジールの息子アイサに英語を教えるという家庭教師のような役割です。


このアイサを見た瞬間に、アブ・ナジール、上手いことやったな、って思いましたよ。

と言いますか、アイサ、目がぱっちりしてて褐色の肌であどけない表情、文句なしにカワイイ。

捕虜であったブロディだって、この子を前にしては、ただただ、かわいがることしかできないでしょう。


ブロディとアイサは最初は、お互い、どうしていいか戸惑います。

とはいえブロディは大人だから、一生懸命話しかけたりするんだけど、アイサは最初逃げちゃう。

そんな状況から、少しずつ打ち解けていく二人の様子は、カットとしては短いものをつなぎ合わせてるだけなんだけど、二人の絆が深まっていく様子を表現するのには十分。

子供だから言語を覚えるのも早くて、アイサは間もなく英語を読めるようになり、ブロディにもなついてきて、上手く出来た時にブロディが褒めると、アイサがブロディに抱きつくくらいになる。

こんなことされたらブロディ、たまらないよね。


そんなある日、悲劇が起こります。

朝、いつも通りに学校へ行くアイサを見送ったブロディでしたが、突然の爆音が鳴り響きます。

ブロディが急いで外へ出るとそこはもう惨劇の舞台と化していて、死傷者が辺り一面に。

アイサの名を叫びながら彼を探すブロディ。

ようやく探し当てた時、小さなアイサにはもう息がありませんでした。


これはアメリカ軍の無差別空爆による集中砲火(クロスファイア)でした。

本国アメリカでは、空爆により死者はいない、犠牲となった子供たちの画像が世界中に出回っているがこれは全てデマだ、と報道されていました。

まぁ戦争なんてそんなものですよね、国家間の思惑とウソにまみれた工作戦です。


ブロディはアブ・ナジールと一緒に、小さなアイサの体を大切に葬りながら、一つの決意を固めるワケですよ。

これを見ると確かに、どっちがテロだよって思いますよ、どっちもどっちなんだろうけど。

こんなこと繰り返してるから終わらないわけですよ。


さて、トム・ウォーカーを追っているキャリーはソウルのアドバイスを得ながら、今回もいい仕事してました。ちょっと精神的に危うい場面もあったけど、薬で一応落ち着いているみたいな感じです。でも、心理作戦により、ウォーカーとサウジアラビアの外交官との接点を探りだすことに成功します。

追いつめられたトム・ウォーカーでしたが、狙撃手として大変に優れた腕前を持っていて、それによりなんとか逃げおおせています。


キャリーたちCIA側としては、もはやブロディのことは疑っていないのだけれど、ブロディの標的は副大統領。空爆についてウソの報道をした張本人です。そして、副大統領の意向により、ブロディは政界に担ぎあげられようとしてるっていうんですから、皮肉なものです。


まだまだ目が離せない展開が待っていそうな、ファーストシーズン終盤戦です。



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「シェイムレス3」です。

<#9 フランクが有名人!? Frank the Plumber>


今回もリップの心の機微がよく描けていたと思います。

彼は、斜に構えて上から目線で世の中なめてると同時に、やっぱり若いからどこかで恐れてるんだよね。つまり、チャンスがあったら自分の好きなことやって力を試したいと思いながらも、自分の育ったロクでもないこの世界から出ていって、大海にこぎ出すのがちょっと怖い。


だけど、そんなこと認めたくないから強がってる。でもそんな自分も知ってて、もがいてる状態なんだよね、まさに青春時代と言えるのではないでしょうか。そんな彼の心の行方を、エロチックにコメディタッチに泥臭く瑞々しく描いてる、現代的「ライ麦畑でつかまえて」って感じ。


リップは最低ビッチの美少女カレンに強くひかれながらも、彼女が毒にしかならないってことや、本当に自分に必要なのはマンディみたいな子だってこともよくわかってる。まぁここが成長の過渡期ってヤツですよね。


それで、リップは見事にカレンを振って、マンディを選んだって矢先に、とんでもないことが起こっちゃいました。まぁ「シェイムレス」なんだから、このまま丸く収まるはずはナイって思っていたけれど、毒女カレンではなく、マンディの方がその毒っぷりを発揮するとは…全然、意外でもないけど。


まぁマンディだってれっきとした(?)毒女だし、リップを装ってカレンを呼び出し、ひき逃げしたところで、確かに不思議でもなんでもない。そもそも恋の力って怖いくらい強いしね。でも、カレンもちょっと弱ってたところだったから若干かわいそうかな、そうでもないか。とはいえ、死んでほしくはないな、なんていうか、一応ドラマに必要な存在だからなぁ。

そんなこと言いつつも、我ながら、やっぱマンディに肩入れしちゃってるなって思ってちょっと反省しています。リップを取り戻したいだけで恋敵を殺す、みたいなマンディのやり方は許されないからね。


それはそうと、今回のかわいそう大賞はなんといってもイアンですよ。

イアンはマンディとの会話の中で、ミッキーが娼婦と婚約したってことを知らされます。

自分の耳を疑うイアン。ミッキーに会って問い詰めるわけだけど、ミッキーはただ黙ってイアンを殴るだけ。ミッキーの気持ちは分からなくもないけど、今ツンデレってる場合なの?イアンを失おうとしているのに…とかって思いながらも、ミッキーは、暴力的なヤンキーだから分かりづらいだけで、結局のところ、ツンデレのお姫様なんだよねー。自分でこの事態をどうすることもできない。

で、イアンは一人、枕を濡らすのでした。あー切ないこと!!


一方のフィオナ。あこがれのオフィス勤務で、結構似合ってるんだけど、就業時間中にポルノサイトを見ていたってことで、上司に呼び出されちゃう。もちろん、これも誤解で、ヴェロのところに生まれてくるだろう未来の子供の、ナニを切る、切らない、でヴェロ夫婦がモメてたそのくだらないトラブルに巻き込まれただけ。


で、せっかく手にしたオフィスワークもこれまでか、と思われたんだけど、なぜか感じのいい上司が、フィオナを無罪放免に。すごく爽やかでカワイイ感じのイケメンだったから、今後フィオナと何かしらの展開が期待されます(私が勝手にですけど)。だってジミーも、医学部時代の同級生とかに会って、違う世界に関心を持ち始めてるし、あの二人ってそろそろダメになりそうだし、、とかいったらフィオナが悲しむかしら…?


今回のメインテーマはフランクが、いつものごとく適当に演説ぶってたら、ネットに上がっちゃって、それがゲイの人たちを中心に共感を得て、おうちにすごいプレゼントが集まっちゃってみんなハッピー♪みたいなことでした。これもそれなりに楽しい展開でしたよね。フランクってすごい迷惑だけど、たまには役立つこともあるのね。




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「私はラブ・リーガル4」です。

<#2 届かないラストソング Home>


いやー、今回も2回ほどは普通に泣きました、涙ポロポロ流して。

ホント、裁判の内容は荒唐無稽とは言えかなり練られているし、やっぱ要所要所で涙腺刺激しますよね。


まず、オープニング、おかしかった!

ジェーンのナレーションで「恋は開胸手術に似ている」とか来たもんだから、エッ!?恋をオペに例えるのは他のドラマの常套句でしょっ!?とか思ってたら案の定、ジェーンが昨夜「グレイズ・アナトミー」を見ながらネタから変な夢見ちゃった、みたいなオチでした。ちゃんちゃん。



ジェーンはもともとやり手の弁護士だったけど、ここんとこメキメキと力をあげているような気がします。人間としての総合力というのかな、とにかく成長がみられますよね。


グレイソンはそんなジェーンがもう、気になって仕方ない。ジェーンがデビーと聞いてからというもの、もうデビーのことが頭から離れなくなってる。ホントに気の毒ですよ。


今回の訴訟の一つは、16歳のゲーム会社CEOサムが、海外渡航を許してくれない父親ブルースを訴える、というもの。父親ブルースは警察官ですが、息子サムが海外での授賞式に出席するための渡航なのに絶対に許してくれない、なんて、未成年とはいえ、ちょっとおかしいですよね、でも、というか案の定というか、それには重大な理由がありました。


サムの実の父母はドラッグディーラーで、その抗争の末に(?)現場に置き去りにされていた赤ん坊を、警察官であった今の父親(育ての親)ブルースが引き取って育てたというもの。まぁその時に必要な手続きをしっかりとっとく方法はあったんじゃないの?しかも警察なんだから、適切な方法があったでしょ、とか若干思いましたが、まぁそれは置いときます。


で第一の感動ポイントは、法廷シーン。米国では誘拐に時効はないので、ブルースは有罪になるわけですが、州法では、誘拐は1年以内に起訴しないと時効が成立するとなっていて、サムが「誘拐」されたという事実を15年前に既に警察が掴んでいて基礎をしていない、ということが立証できれば、時効が成立するということになります。ジェーンは、その場で立証を試みます。ブルースの同僚警察官たちは、ジェーンの「15年前、ブルースがサムを現場から家に連れ、そのまま育てていたことを知っていた人は?」という問いかけに、次々応じます。

なぜか、涙腺ゆるみ、ナミダボロボロ・・・

法倫理的に望ましい行動であったかどうかとか、そういうことは別として、みんな、ブルース親子を認めて同情し、応援していたということですよね。


さて、二番目の感動ポイントはもちろん、ラストシーン。

もう、ジェーンがデビーだってことに核心を抱き始めているグレイソンは、勝利の祝杯を上げようとジェーンを飲みに誘います。そこでグレイソンがお店のピアニストにリクエストしたのは「Unchained Melody」。デビーが映画「ゴースト」が好きとかいうベタな趣味で、「Unchained Melody」を聞くと必ず泣いちゃうっていうこれまたベタな特徴を思い出し、ジェーンがデビーであることを証明したいと思ったのです。

ジェーンは、そんなジェイソンの思いをクールに跳ね付けます。この曲はいい曲だとは思うけど、あの映画、あんまり好きじゃないし、ろくろのシーンも、なんていうか汚いっていう風にしか思わなかった・・・という感じに。


グレイソンは当てが外れてがっかり。デビーに再会できると期待していたのに・・・。

グレイソンが席を立つと、そこにオーウェンが現れます。新米守護天使のルークが、グレイソン&ジェーンの雰囲気を盛り上げてはいけないと、ジェーンのアドレスを使ってオーウェンを呼んでいたのです。ジェーンは感極まって号泣。中身はベタなモデル、デビーのままなので、「Unchained Melody」に耐えられなかったのですよね、これには私ももらい泣き。っていうか、もうしゃくりあげて泣くレベル笑

我ながらベタな感動に弱いんです、ハイ、認めます。



オーウェンも素敵な人ですよね、もはやグレイソンに入る隙はないのかも。

せつないわ~・(ノД`)・゚・。


さて、今回はもうひとつ、キムの父親の、これまた荒唐無稽な裁判があってすごく面白かったんだけど、長くなってきちゃったのでこの辺で。このエピのポイントはやはりキムと、帰ってきたパーカーの距離が縮まったってところかしら~

キムはヤな女だけど、この二人はなぜか応援したくなっちゃうんですよね~。


そんな感じで次回もお楽しみ。



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