人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記 -12ページ目

人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記

海外ドラマ(主に米国もの)を中心に感想などを書き連ねます。
読書や映画鑑賞も好きなので、たまにそんな話もします。
一応それなりに気を使ってはいますが、レビューはネタバレを含みますので、何卒ご了承ください。

「デスパレートな妻たち8」です。

<#11 罪深き助言 Who Can Say What's True?>


せっかく、と言っていいかわからないけど、一応、物語展開的には都合よく、刑事のチャックが亡くなって、4人の犯罪を告発しそうな人がもはやいなくなったというのに、それぞれが変な行動に出ています。


まずはブリーを取り巻く友だち環境なんですが、この期に及んでこの状況というのは、私は頭をかしげています。

ブリーのところに匿名で「どういたしまして」という手紙が届いたので、ブリーはギャビーとリネットに相談に行きます。ところがこの二人、あろうことかもうすっかり他人事で、それはブリーに個人的な恨みを持つ人のことで、4人の犯罪とは無関係でしょ、とかいう形で、ブリーを冷酷に突っぱねます。


この態度、ホントに人としてどうかと思いますよ。ギャビーとリネットは知らないとはいえ、ブリーは拳銃自殺を図ろうとするほど追いつめられ傷ついていて、その心労がいかほどのものなのかは、脅迫状を受け取ったという事実だけで、察することが出来そうなものなのに。


ブリーは諦めて二人の元を去りますが、このギャビーとリネットの対応に、私は心底あきれました。

まぁ確かにこのドラマっていうのは、誰か一人に感情移入をしたとたんに、その人が思いもよらない行動に出て気持ちが裏切られるという、登場人物のパーソナリティがイマイチ統一的でない、だからこそ現実の人間像に近いというか、リアリティも感じられるんだと思います。実際の人間の行動って、ホントに不可思議なものですからね。


とはいえいつかはみんな、ブリーの心情に気付いて、仲直りをするんだと思うし、そう信じてます。


ところで今回、ブリーのコントネタありましたね。

素っ裸でゴムボート抱えて逃げる、という。

ああいうのはホントに笑える。

けど、ブリーのことは心配です。

お酒に走って男に走って、身を崩さなければいいな、って。


少しだけ今後の展開が心配なのはベン。

彼はお金に窮して、ヤミ金みたいなところから借金をしようとして、マイクに止められます。

マイクも経験豊かだから、それがどんなに危険なことかを知っていて、強引にその借金話をなかったものにするんですが、その際に、レネが相当の金持ちだということを、図らずもベンに吹き込み、ベンが不穏な笑みを浮かべる、という展開。

不穏といっても、目的は悪いことではないのですが、割と本気でベンと付き合ってるレネとしては、お金目当てで仲良くされるのは深いに決まっています。

二人の仲が悪くならないように、なんとかコトがいい方向へおさまってほしいと思うのですが、、多分ひと波乱はありそうですね。


そして、もうホントにいい加減にしてほしいのがスーザン。

アレハンドロの遺族(というか彼の死を知らない家族)に会いに、わざわざ飛行機で出向いていきます。

その家族(妻と継娘)は、生活に困窮していて、家を売りに出しているため、オープンハウスを見に来た体を装い、スーザンは家族と接触することに成功。そして、罪悪感払しょくのために、ブロックを買うと称して、比較的多額の小切手を切っていきます。

そして、夜になってアレハンドロの継娘に接触し、彼女がアレハンドロに受けてきた虐待についてそれとなく聞き出し、大丈夫、もう継父は帰ってこないから、と言って勇気づけます。


まぁ行いとしては悪いこととは言えないかもしれないけど、せっかく例の殺人死体遺棄事件がなかったものになろうという時に、なんでこう余計な火種を増やそうとするのか、スーザンにもほとほとあきれます。

こういう中途半端な正義感ってホント、イラつく。

自首する勇気も信念もないくせに、なんとなく罪悪感から逃れるために、身勝手な行動に出てるだけじゃん。


というわけで、今ちょっとかなり偏った感情移入になっちゃってるんだけど、これからの展開によっては移入先はとっとと入れ替わるからね。今後、ますます目が離せないです。


ところで、ギャビーが英国の大口取引先を獲得するために、リネットに経済学講座をしてもらうっていう逸話、あれは二人の特徴をよくつかんでいて面白かったです。

口先とルックスだけで常にその場しのぎで生き延びてきたようなギャビーと、実際に努力を積み重ねて実力でキャリアを掴んできたリネット、この二人が友だちだってことが本当に興味深いし、そういう全く違った人との間柄ってとても貴重だと思うんですよ。

やはりお互いが求める者や必要なものを相手側が持っていて、持ちつ持たれつやってきたわけでしょ。

是非、そのことをもっと広く思い出して、ブリーとの仲も修復していってほしいです。



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「パーソン・オブ・インタレスト」です。


現在、AXNでシーズン2を放送中で、それを録画で観ているわけですが…

やはり面白いですね。物語には引き付けられますし、エピごとにジョンに惹かれていく毎日です。


そこでどうしても気になってくるのが、掲題の通りなんですが、ジョンとゾーイの関係についてです。



人生にドラマを!~トコの海外ドラマ日記


つい先日のエピでも、~この回はホテルが舞台だったのですが~、ラストの方で事件が解決した後、ジョンがゾーイに向かって、もう一晩楽しまないか? みたいなことを聞き、それを発端として、007並みにスマートな会話が展開されるのですが、最上階のペントハウススイートで一勝負、みたいな会話で落ち着くんですよ。


この二人、ある事件の捜査のために郊外の夫婦に扮して一緒に住んでたこともあるんだけど、その時も一晩中、ワイングラスを傾けながらカードゲームにいそしんでいたっていう設定なんですよね。


でも、これってちょっと、、、ありえないでしょ?

だって、こんなにセクシーで魅力的な二人ですよ。

しかも、お互いにものすごい信頼を勝ち得ているし、命を救いあった仲でということもあり深い絆で結ばれてる。

こんなに理想のカップルって、なかなかないでしょ。


ジョンが完全無欠のサイボーグ的存在で、血も涙もない諜報員とかなら別だけど、彼はとても思いやりのある、どちらかというと感情豊かな人間だし、当然これまでだって、本気の付き合いもしたことがあれば、仕事のパートナーとなんとなくそれらしい関係に陥ったこともある。


つまり、ゾーイみたいなズバリな相手に対して、カードゲームだけで済ませるようなことが、ありえるのでしょうか。


すいません、とても下世話な話題なのはわかっていますが、これって大人のドラマだし、そこから察しろよってことなのか、それともホントにお互いこの関係を大切にしたいために敢えてカードの相手に徹しているのか、それが分からないんです。


でもラグジャリーな部屋を取るからには、カードだけなワケないよね。

つまり、「勝負しよう」とかいいながら、大人の関係を暗に仄めかしてるってことなのかな。



もうこの二人の関係を考えるだけで悶々としちゃって、ルートが政府の組織に入り込んだみたいで大変な展開って時だけど、とてもそのことを考える余裕がありません。


いい加減、ハッキリさせていただけませんか!?

つまり、ジョンとゾーイはそういう仲なのか、否か!?


いやもしかして、ハッキリしないところがまた、ドギマギさせられていいのかな...!?




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「ホームランド」ファーストシーズンです。

<#10 始動 REPRESENTATIVE BRODY>


国家への反逆を目論むニコラス・ブロディの政界進出や、CIAによる外交官を巻き込んだ捜査など、いろんなことが「始動」したわけですが、そんなことより何より、もうキャリーがかわいそうで...・(ノД`)・゚・。


そう、ニコラスとのことですよ。

まぁ確かに最初から、好ましい関係とは言えないですよね、家族のある英雄帰還兵とCIAエージェントなんて。

当初はキャリーがスパイとしての思惑で彼に近づいたことは事実だろうし。

だけど、キャリーは途中から、思わぬ安らぎを得られるこの関係を本当に大切に思うようになってしまった。

で、恐らくニコラスだってそうだったはずなのに。


今回、ニコラスに会いたいと言われたキャリーの喜びようったらそれはもう天にも昇るような気持ちだったと思う。高そうなワインと二つのグラス、マイルス・デイヴィスまで用意してニコラスを迎えたのに、彼に言われたのは、政界に進出するから二人の関係を決して口外しないでほしい、と、そのことだけ。


キャリーの落胆っぷり、もう見ていられませんでしたよ、ええ、すっかりキャリーに感情移入しちゃってます。

確かにキャリーが最初にニコラスに近づいたその狙いは、近づいてその気にさせて、寝返った英雄帰還兵の鼻を明かしてやろう、みたいなやましいものだったよね、でも、出会いのきっかけなんていつだっておかしなものですよ、理想の出会い方なんてそうそうない。

二人で過ごした時間は本物だったっていうキャリーの言葉を、ニコラスももう少し受け止めてあげてほしいな。



そんな気持ちを抱えながらも、キャリーは、サウジアラビアの外交官ザハラニを巻き込んだ、トム・ウォーカー確保作戦の現場の指揮をとるという重大な任務にあたります。

ザハラニが決められた目印によりウォーカーを公園におびき出し、身柄を確保する、というものです。

ところが作戦は失敗。トムウォーカーに扮したと思われる黒人の若者が持ってきたスーツケースには爆弾が仕掛けられており、ザハラニがそのケースを受け取った瞬間に爆発、周囲を巻き込む大惨事に。

そして、近くにいたキャリーもその爆破に巻き込まれ、大けがを負ってしまいます。


あぁもう踏んだり蹴ったりのキャリー。

怪我の治療もだけど、医師のお姉さんにも知らせて、抗うつ剤も処方してもらわないと。キャリーの心は壊れそうだと思う。ホント心配だわ~



ところでニコラスだけど、、、彼の心もそれなりに揺れ動いているとは思う。

確かに、長い監禁生活で洗脳され、ストックホルム症候群的に敵方へのシンパシーを育んでしまったとはいえ、自分の家族や祖国(ホームランド)での生活も大切なはずですよね。

アイサを奪った副大統領は憎いかもしれないけれど、娘や息子への愛情は本物でしょう。

それとこれは希望的な観測ではあるけれど、キャリーへの思いだって、断ち切れてはいないはず。


そうやって考えてみると、このニコラスの複雑な状況の中で、確かにキャリーとの関係というのはホントに余計ですね笑。。ニコラスとしても、例えキャリーへの思いがそれなりに会ったとしても、これ以上面倒なことを抱えたくないっていう気持ちも本音としてはありそう。


あーキャリー、あなたはとにかくゆっくり静養して、ニコラスのことなんて忘れてしまいなさい。

むしろ、ニコラスの狙いが分かった方が、CIAエージェントとしての血が騒いで、いい方向に向かうのかな。



ところで、アイサってニコラスの妻ジェシカにそっくりですよね。特にジェシカが髪を切ってベリーショートにしてからは、ホントに親子じゃないかって思うくらい。

意図して選ばれたのではないのかもしれないけど、とにかくニコラスの好きなタイプの顔だったと思うし、ニコラスもアイサの表情のどこかに、ジェシカの面影を感じていたのではないかしら、とか余計なことを考えたりして。



気付けばファーストシーズンも残り2話。

私としては、とにもかくにも、キャリーがとっても弱ってるんじゃないか、静養と助けが必要なんじゃないか、そのことばかりが気になってます。



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「シェイムレス3」です。

<#10 戻ってこーい!Civil Wrongs>


なんつか、フランクの演説能力というか、口の達者さにはほんと脱帽ですよ。

ゲイの人権運動の人たちってインテリでハイソな人たちばっかりなのに、そういう人たちにすごい受け入れられてる。

才能ですよね。


とにかく妙な成り行きで、ゲイの代弁者みたいに担ぎあげられることになったフランクですが、今度はその様子を見た「同性愛者を異性愛者に戻す」的な運動をしてるグループの代表から、こっちに入れってスカウトされちゃう。フランクが交渉したところ、ホテルのグレードがアップして今より条件がよくなるっていうことで、すぐに寝返っちゃうのがフランクのフランクたるゆえんですよ。


フィオナはOL生活も板についてきて、仕事仲間とソフトボール大会に参加するくらいに打ち解けてきます。

そんなとき、ジミーに復学したいと言われ、あとあとになって、別々に暮らすことになると告げられます。フィオナはちょっとムッとするけど、仕方ないと思ってるし多分彼を送りだそうと思ってると思う。

そして、会社のちょっと偉い人で割と爽やか系の人がいるんだけど、彼はフィオナのこと絶対気に入ってるから、彼とどうにかなるってことは十分に考えられますよね。


さて、車にひかれてずっと意識が戻らないカレンを、シーラとジョディが病院でつきっきりで看病してます。

リップがお見舞いに行ったとき、シーラから、リップが送ったメールにカレンは喜んでた、みたいな話を聞き、何のことだろうと、カレンの携帯を覗いてみると、確かにリップからの送信で公園に呼び出す旨のメールがありました。これを見て神妙な表情を浮かべるリップ。

せっかくリップがマンディを選んだ矢先にこんなことになっちゃって、ちょっと残念。

マンディとリップ、リップとカレン、この三角関係はいったい、どうなっちゃうんでしょう。


あ、そうそう、今回のビックリ大賞は、なななんと!

ヴェロニカのママが身ごもって、ケヴィンがいよいよ父親に!!

ヴェロもケヴィンもすごく喜んでたし、まぁいいんだろうけど、、、私はかなり複雑な思いですよ。

子供ができたことは素晴らしいけどね。。。うーむ。。。


でもヴェロママも最近、ケヴィンに個人的にメールするとか不審な行動をとってたから、子供ができることで、そういうやましい行いがなくなるとちょっといいな、とか思ったり。


このシーズンもあと二回。

絶対まとまらなさそうな問題もあるけど、最後までしっかり見届けますわよ!



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「グレイズ・アナトミー9」です。

<#22 失われた誇り Do You Believe in Magic>


このドラマの中だけでも、相変わらずいろんな人たちのいろんなドラマが目白押しですね。

病院内の群像劇。それぞれに問題を孕んでいて面白いです。


まず今もっとも気にかけたいのはベイリーでしょうね。

MRSAのキャリアだったってだけで、相当のショックを受けているはずなのに、その菌のせいで患者を3人も死亡させてしまった、という罪悪感に、立ち上がれないほどの衝撃を抱えてしまっています。

もちろんベイリーのせいじゃないんだけど、そんなこと本人には慰めにならないですよね。

とはいえ、割り切っていかないと、医師なんですから。


研究室にこもって誰とも口を利かなくなってしまったベイリー。

何をやっているかと思えば、ずっとMRSAの検査を続けていました。既に陰性と出ているし、ずっと陰性の結果が出ているにもかかわらず、何度も何度も。これはもう病気ですよね。

彼女には癒しの時間が必要です。ちょっとゆっくり休んだらいいんじゃないのかな。


新しい恋の予感はアリゾナ。

脳瘤の小児を救うため、病院に派遣されてきた頭蓋顔面の専門家ローレンという医師は、光り輝くような素敵な女性。第一印象で、アリゾナとローレン、お互いに惹かれてるっていうのが分かります。

最初アリゾナがコーヒーカップを間違えて、ローレンの名前が入ったカップに大量の砂糖を入れてたんだけど、ローレンは、それならってことで、アリゾナの(多分飲みかけの)カップにそのまま口をつけて飲み、笑顔で持って行ってしまった。これってモーションかけてるってことなんですよね。ちょっとドキッとしたシーンです。

こういうさりげないけどハッキリそれとわかる演出が上手なんですよね、このドラマ。


そのローレンが一緒に手術をするパートナーと知り、再びときめくアリゾナ。

でも帰りにエレベータ内で二人っきりになった時はさすがに両親がとがめて、結婚してるってことと義足だってことを咄嗟にローレンに伝えると彼女は、知ってる、ネットでググった、みたいなことを言う。これって口説いてるよねー。ときめくねー。そしてローレンは完全に、というかかなり肉食系な感じでアリゾナを誘ってるってことが分かりました。ただし、さっそうとエレベータを降り去っていく様子は、若干駆け引き?


さてちょっと気になる恋といえば、エイプリルとジャクソン。

この二人、お互いにまだふっきれてないのね。エイプリルはせっかくマシューとよりを戻すことができたのに、ジャクソンにまだ未練が残ってるみたい。でもマシューとの関係だって大切なんだとは思う。

ジャクソンだってステファニーとのことどうする気? いつまでもキスでごまかすとか続かないと思うけど。

なんか面倒なことになってますよね。


そしてすごく気になる関係といえばやはり、アレックスとジョー。

自分の気持ちに気付いてからというもの、ジョーを避けたいアレックスだったけど、同僚の医師なわけだから病院内いたるところではち合わせるのは仕方ないですよね。

で、気になるのはラストなんだけど、アレックスが家に帰るとジョーが外で待ってた。

しかも泣き腫らしてた、顔を殴られた様子で...!!


まさか考えたくないけど、胸板王子がDV男なのか!?あるいはトラブルに巻き込まれた?

流れからすると、胸板の線が濃いよね・・

この話題は次回へ持ち越しです。


ところで今回の激カワ大賞はゾラ。

いつの間にこんなに愛らしい少女に!?本当に美系の赤ちゃん。

いや赤ちゃんというのはもはや悪いかな、ってくらいの美しいお顔立ち!

デレクもゾラにティアラなんかされちゃって、もうデレッデレ~

この親子でお遊びシーン、ホントによかった、癒されました。


そして、やっぱり子供が欲しいのねっていう感じのオーウェン。

母親を失い、父親も危ない状況のイーサンへの対応が、もはや他人事ではなくなってる。

こともあろうか、イーサンのおばあちゃんはホントに頼りなくて、自分では面倒見られないから、児童福祉局もやむなしとか思ってる。ちょっとありえないですよ、私の知ってる世の中のおばあちゃんっていうのは、自分の身と引き換えにしても孫を守ろうって人ばっかりだと思ってたから、このおばあちゃんの頼りなさには心底がっかり。

でもまぁ人にはいろんな事情があるから仕方ないのかな。

それで、オーウェンはイーサンを引き取りたいとか言い出しそうな勢いだけど、クリスティーナとの関係は!?


シーズンも終盤っぽいし、ホントに見逃せなくなってきました!





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