ダイソー 330円スピーカー 内蔵アンプ の改造 | tobilishi721のブログ

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巷で人気のダイソー 330円スピーカーを拙宅でも購入。

 

アンプ内蔵スピーカーをパッシブ化し、PAM8403と組み合わせて家人が利用する というのが主たる目的。

 

  -  スピーカー部のみ利用

  -  内蔵アンプは要らない

 

 

 

内蔵アンプ

 

コンデンサ容量が少なく音質がいまいち?  

要改造な感じかよ? 

 

・・・ということで早々に見切り、PAM8403と組み合わせることとした。家人が使うものということもあり。

 

 

とはいえ、このアンプ捨ててしまうのはもったいないのである。

 

ということで、このアンプ部分を本件の主題とした次第。

 

 

 

 

 

購入後、試聴もせずに早々に分解した。

ありがちな展開・・・。

 

中を確認するとやはりというか、ナカナカ な品質。

はんだづけ部分はかなりいい加減な感じで千切れそうだったり、さびていたり。

 

このまま使うにしても精神的によろしくないなぁ。

 

ひとまず

 

  1. スピーカー
  2. ケーブル類
  3. 内蔵アンプ

 

に分けた。

 

スピーカー →家人が使うので本件とは関係がない

  • ケーブルを太くした (不要メガネケーブルから作成)
  • ケーブルを通す穴を拡張
  • 片方の背中のアンプボリューム用の穴をテープでふさぐ

むき出しのコーンを保護するため、100均の植木鉢の中に敷く網のシートで簡易サランネットを作成。四隅をねじどめ。

 

ケーブル類 基本的に使わない

  • 電源を取るUSB-Aのケーブル
  • ミニジャックのケーブル
  • スピーカーケーブル(アンプ内蔵側)
  • スピーカーケーブル(もう片側のスピーカ間側)

内蔵アンプ

=本ブログのテーマである。

改造に当たっては可能な限り手持ちパーツで乗り切りたい。

 

C3/C4

もともとの容量が小さい(0.1μF以下?)がために可聴域の低音がカットされているとのことらしい。チップは外してそれぞれを手持ちの 50V2.2μF(from LXV-OT10)に交換した。

本当は3.3μFが最適解らしいが、わざわざ買わないこととする。

 

基板のパターンが作業で焼けた。さらに 誤って基板ごと作業中に落とした際、コンデンサーごと外れた。

 

うわもの を付ける想定がない基板であるため、コンデンサなどをとりつけた後に衝撃がくわわると足ごとランドがはがれる。

こういう弱いところは割り切って丈夫そうなところにつけた方がよいと思った。

 

ということで、対応として隣接する抵抗(R2/R3)やらとはんだ付けした。こちらの方がしっかりくっついたのでよしとする。

C3は黄色、C4は薄オレンジ色に はんだ付け。

黒の3ヶ所が焼損/剥離。焼損箇所がどことつながっているかテスターで確認して付けただけ。まぁ、目視でも接続先は見当つくけど。

※結局不安定なため、C3の-側の足も薄オレンジの右隣りにつけた

 

R2/R3

当初は上図のとおり、そのまま使う予定だったが、一旦隣にいるC3/C4を外して10KΩに交換し(→理由は後述)、再度はんだ付けした。C3/C4の足は10KΩとなったR2/R3とはんだ付けすることとなった。

 

LED

今回はたまたま工作済みのもの※があったのでそれを使用。

※5V想定で予め片側に抵抗(300Ω程度)を付けたもの

よってR6はリード線でバイパスしている。

 

電源

モバイルバッテリーから得ようかなということで、5VをUSB-Bのメス(from LXU-OT2)から赤黒ケーブルを出してアンプと接続させた。

 

裏面の中華コンデンサ?は外して国産のものに変更。容量は470から220μFに落とした。USB側にも10μFだけど並列でつけてあるし。C9に0.1μFの積セラを付けておいた。おまじない。

 

R4/R5

ここにはLPFを作成する目的でコンデンサをパラりたい。

22kΩであるため、330pFがよいようである。

 

 

今回はこの方の記事を参考にさせていただいた。

ラボの管理人様、ありがとうございます。

 

ところが手持ちにあるのは220pF・・・。

 

だったら、抵抗の値をいじればいいんじゃねぇ?

ということで、22kΩは外して手持ちの33kΩに交換。

220pFをパラりましたとさ。

掛け算したら同じだし、カットオフが22kHzになればいいなぁ。
 

R4/R5をいじるとR2/R3とのバランスが崩れそうなので、R2/R3は手持ちの10kΩに変更してみた次第。

データシートの記述から、なんとなく3:1ぐらいになっていればいいんじゃねぇ?程度の感覚。 → ゲインに関連ありそう

 

スピーカー端子

2Pのターミナルブロックをケーブルの先につけてスピーカーをつなぐ感じにした。暫定。

 

可変抵抗

交換したら良い結果が出そうだが、どうでしょう?

ひとまず全開にしてパソコン側で音量を調整することとした。

 

試聴

各所のはんだ付けに不安があったものの、問題なく音出しはできた。超箱鳴りしているダイソースピーカーをつないで鳴らしてみたが割といい感じかな。チェックCDで試してみたが、120Hz以下の低音もでているようだ。

 

 

のちほど

  • 常用のKEFを鳴らしてみよう
  • PAM8403との比較もしてみよう

 

このアンプは裸で試聴しているのでFM放送かなにかを拾ってしまっているようだ。なんかケースに入れた方がよさそうか。

 

 

 

 

試聴など

前述のところから、しばし時間が空いている。

以下の事故が発生。

ひと山 あったのだが、落ち着いたので第二クール的な感じで続けたい。

 

事故発生-1

改造アンプにてKEFを試聴しようとしたところ負荷が大きすぎたのか、煙が出てLTK8002Dがお亡くなりになった。

抵抗値高くしたから?

 

事故発生-2

スピーカーもお亡くなりに。

別記事でいじくっていたOnkyoのアンプ。このアンプの可変抵抗のつまみを家人?に過度にまわされ、可変抵抗がねじ切られるというトラブルが発生。

その修理にあたっていた際、お亡くなりになった次第。

可変抵抗が0で止まらずに完全にぐるぐる回る状態なので、絞ったつもりが、どこかで短絡する位置に来て爆音が発生

(試験的につないだ)ダイソースピーカー破壊 という流れ。

 

 

 

ダイソースピーカー再購入かよ...

 

 

◆スピーカー

新旧どちらも分解するため、中に吸音材をいれるなどした。

バスレフ穴?は活かす形で内側にダイソーのフェルトを両面テープで貼った感じ。

従前より音がはっきりしたかな。傾向として高音が伸びたか。

箱のふるえは解消されず。ブチルゴムでも巻かないとあかんのでは?でも奴はやたらとゴム臭いしな。ゴムだけに。

気休めに滑り止めや振動防止の意味でゴム足をつけた。

置くときに机の上で滑ると安物感が増すので。

 

パッシブスピーカー用途としては新・旧の背面にボリューム穴がない側の箱(アンプが内蔵されてない方)を2個使う形にした。

細長い穴がある方の箱×2個は使わないで保留。

 

◆アンプ

新アンプからLTK8002Dを2個拝借し、旧改造アンプに移植。

当初片側が鳴らなかったが、はんだ付けを修正し無事復旧。

 

 

 PAM8403との比較

 

PAM8403との比較をした。

 

あー、比べるまでもないかも。一聴してすぐわかった。

PAM8403の方がいいわ。楽器の響きがいい。

 

ダイソーアンプはなんか籠ってるなぁ。

低音が出るようになったとはいえ、改造がうまくいってないだけかもだけど。

作業で加熱してるから、こなれてないのか?

 

鳴らして様子をみてみよう。

 

 

うーん。

鳴らし運転後に聴いてみたが、やはりなんか音のつながりがあまりない感じかなぁ。元気に鳴っているだけ。音楽聴いてる感じがしない。

 

PAM8403と比べてまず思ったのは、どことなくAMラジオっぽい感じがするなぁという印象。比較すると、ね。

多分、単体だとそういう風には思わないような気がするが。

 

コイツが得意なジャンルもあるのかもね。

LTK8002DってLM4871系?なので素性はいいのでしょうが。

R4/R5のところで素直に330pF使えばよかったのかなぁ。

新の基板があるので試すかな。

LTK8002Dはアリエクで手配中・・・。いつ届くのやら。

 

 

ということで個人的にはPAM8403かなぁという結論に。

 

ケースに入れないと断線しそうなのでダイソーの画鋲のケースに入れてみた。裏面のコンデンサは立てていたが、寝かせて高さ方向を減らす。

 

ケーシングの際に触れたためか、収納後の試聴が思わしくない。R4の箇所の接触がやや不安定であったため、離れているR3との間を念のためケーブルでつないでおいた。

 

PCから出しているAbemaの音声は普通に明瞭ですな。

小さいから何かのテスト用に使えそう。

 

 

 

 

2号機

 

2個目のアンプがドナーになっておったままで可哀相・・・。

ということでアリエクに発注していた LTK8002D が届いた。

 

パチもんとかではなさそうか。

 

追跡番号末尾TWなのでだいぶ時間がかかった。

末尾CNとかだと多分、大陸からくるので比較的早いのだが。

@18yen 送料込

 

 

まず8002D x2個をはんだ付け。

 

さらに

  • C3とC4を2.2μFに変更
  • 入力はRCAに変更
  • スピーカー端子はバネ式のものに変更(OT1から転用)
  • 5V電源はUSB-B
  • 裏のコンデンサはルビコン16V220μに変更し減らす
  • LED敷設:今回は赤 +300Ω
  • R6はジャンパー
  • C9に0.1の積セラ

をおこなった。

 

一回やってるから、すんなりいくかと思ったが・・・。

 

 

R6に300Ωを敷設したが失敗。意図した電圧にならず断念。

LEDはオレンジにしていたが切れていた。

LED部分の+のランドもやらかしていた模様。

 

なんかLED部分が不安定だったので1号機のときと同じ手法で導通とりながら、地道にやり直した。いやぁ、LEDが切れてるとは思わなんだ。

 

音出しはすんなりいったので多分アンプ部分は問題なく、LED点灯云々で時間を取った感じ。しょうもな。

 

 

さて R4/R5 の330pFはどうするかなぁ・・・。

 

 

なんとなく方針

 

整理してたら21kΩが10本出てきたため、2台ともゲインを下げようかなと考えた。330pfは積セラが1個見つかったが、1個なので意味なし・・・。

 

買ってくるかな。

 

ゲイン云々はこちらのサイトが非常に参考になりました。

ありがとうございます。

 

 

 

1号機:

  • 33kΩ+220pFにした部分はそのまま
  • 10kΩにした部分は21kΩに変更
  • 2.2μFは容量を下げる

ゲイン

6.6倍程度なので購入当初より上がってしまっている。

これを3倍程度に下げる感じ。

(旧モデルが6.5倍、2019年以降モデルが4.4倍程度)

 

10kΩ+2.2μFの部分は

21kΩ+0.68μFまたは1.0μFを組合せたものに変更。

電解コンはやめてフィルムコンデンサにする。

 

カットオフ

変更に伴い、7Hz → 11Hzか8Hzになるのかな?

 

 

フィルムの 1.0 が1個しかなかったので 0.68 にした。

LXA-OT4から外したものかな。

抵抗値増やした分より容量減らした分が大きいので

7Hz → 11Hzとなるが、可聴域外なので問題ないと思う。

音出しはできているので昼間に通常音量で聴いてみよう。

フィルムはやや容積が大きいが収納上は問題なし。

 

 

2号機:

  • 22kΩのところに330pFを併設
  • 6.8kΩを外して1号機から10kΩ+2.2μFの組合せを移設

ゲイン

6.5倍から4.4倍に。2019年以降モデル相当。

 

カットオフ

11Hz → 7Hzになるのかな?

 

ゲイン下げによりノイズが減ってくれるといいなぁ。

 

330pF以外は作業済み。こちらも音出しはできているので昼間に通常音量で聴いてみよう。

R2/R3の足の行き先は8002Dの4番の足で良いと気づいたので割とシンプルに結線できた。

 

 

試聴

 

昼間に試聴中した。

 

1号機:

 C3/C4 100V 0.68μF フィルム

 R2/R3 21kΩ

 R4/R5 33kΩ+220pF

 

あー、この方がよい。(個人の意見)

力いっぱい鳴らしている感がない。

楽器の響きが断然よくなった。

新しいモデルがゲイン下げた理由が分かった気がする。

 

1号機はこれでよい。完了。

 

 

2号機:(330pF/未敷設)

 C3/C4 50V 2.2μF 電解

 R2/R3 10kΩ

 R4/R5 22kΩ(初期のまま)

 

楽器の響きがよくなった感じがするが、初期の傾向が残る。

比較すると1号機の方がはっきり良い。

入口のコンデンサが違うので比較してよいものか。

なんか対策考えた方がよいかも。フィルム化する??

そして330pFの効果はいかに?

 

 

再考

 

2号機に不満が残ったため、どうせ買い物(330pF)をするのならと作戦を考えた。他に抵抗かコンデンサを買う??

 

とはいえ買わずにどうにかしようと抵抗袋をぶちまけた。

合いそうな値を探すぞぉ・・・。

 

そしてExcelで計算・・・。

 

・C3/C4はフィルムの方がよいという思い込み

・22k+330pFは固定

・R2/R3は10kから上げることでゲインを下げる

 

ということから導かれた方向性は果たして・・・。

 

当初既設の10kを活かして13.9kにすべく、あるはずの3.9kを探していたのだが無かった。なんかに使ったか?

 

いろいろ物色し、12k+2.4kで14.4kを合成することに。

ゲインを3.1倍程度にすることにした。

 

コンデンサの容量は 1.0μF 。カットオフは11Hz。

1個しかなかったWIMA 1.0μF は足折れ品を再生してもう1個を工面することとした。リードより細いピンバイスで穴あけしてリードを挿し、ちゃんと容量が出ることを確認。

 

330pFは購入したエンジ色の東信工業UPZ。

@20yen

 

 

狭いスペースでの作業。フィルムはデカいわね。

敷設完了したので早速試聴。

 

2号機:

 C3/C4 63V 1.0μF フィルム

 R2/R3 14.4kΩ

 R4/R5 22kΩ(初期のまま)+330μF

 

やはりこの感じだな。

1号機に似た感じのキャラになった。

響きがきれいな感じで鳴ってる。

しばし鳴らしておこう。

 

  1. C3/C4の増量はフィルムで行う
  2. ゲインを下げる
  3. 330pFを貼る
というのがコイツには効くなぁというのが結論。
上から優先すべき順位。
環境に依存するだろうからなんとも言えないけど。
 
あー、ゲインは有無を言わさずさげちゃったけど
無変更の状態/4.4倍の状態でフィルムへの交換のみ実施した構成を試しておけばよかったかなぁ。

 

電源はMicroUSBにして箱に入れてみた。

ダイソーの画鋲のケース。

WIMAは接いだ足が不安なのでホットボンドをチョンづけした。

 

 

そして続くのだった。