ONKYO A-912 の修理 - 可変抵抗部分 - に関する備忘録 | tobilishi721のブログ

tobilishi721のブログ

ブログの説明を入力します。

サブ機:Onkyo A-912 の可変抵抗が壊れた。

 

使ってたら、爆音が出たということ。

修理を依頼されたため、どれどれとボリュームツマミをまわしてみると音量0の位置でとまらずぐるぐる回る。

 

家人?が無理に回してねじ切った模様・・・。

 

音量をしぼったつもりで回して、どこか(多分音量0の隣ぐらい)で短絡の位置にはいると爆音がでるという流れのようだ。

 

可変抵抗は8本足。加えて後ろになんかついている。

リモコン操作用とかで2本足が増えている?

残りの4本は単に支えている足のようだ。

 

外してみた。

 

下からと上から見た感じ。

 

ツマミが360度まわるのは素人には直せないっぽい。

手回しだと止まるべき位置はわかるが、ツマミで回すと径がでかいため強い力が加わり、止まるべき位置がわかりづらくてまわっちゃう感じのようだ。

 

刻印によると旧ALPS製。014Y-100K特X2と読める。

特注品のようなので購入もできなさそう。

現行品だと現ALPS ALPINEのRK271シリーズが近いか。

 

リモコン操作は事実上していないため、現行品に置き換えることとした。リモコンの他にも何かの機能が利かなくなるかもだが。

6本足化した場合の副作用は分からない。

 

取り外したものから考えるとRK271の

基板端子/軸長25mm/平軸 が理想的。

 

が、秋葉で安価(千円程度)に入手できそうなのは

基板端子/軸長30mm/丸軸 かなぁ。

 

ツマミは下の写真のように平軸の受け。

 

平らな面が上に来た時に音量0なのかな?と思ったが、そうでもないらしい。

 

理想型番をネットで買うには取り寄せに時間がかかる上、秋葉で買うよりかなり高価(3-4千円程度)になる感じ。

 

GWに作業する腹積もりで三栄電波にて購入。

同じく取り扱いのありそうな門田無線は休みだった。

 

 

初日

 

 

RK271は前列3本と後列3本の間の間隔が10mm。

 

※メーカーサイトより

 

付属品はここの間隔が5mmと狭いので足の加工が必要。

後列の足を曲げ、リードでL字状のものを作成して継いで取り付けてみた。

 

周り止めの穴の位置が異なっていたのでアンプ正面パネルのプラ部分に穴をあける。軸を穴に通して設置。

 

ダイソースピーカーにて試聴。

ツマミぐりぐり。

 

→爆音発生

 

音量がうまく絞れていない。

 

何度かやり直すがうまくいかず・・・。

 

あきらめて寝ることとした。

 

ダイソースピーカーは取り外し、PAM8403アンプにて故障していないことを確認した。

 

 

 

 

2日目

 

 

延長した足が原因?問題なさそうだが・・・。

 

作成したL字状の足は外し、ピンソケットおよび延長ケーブルで基板から離した位置で可変抵抗の挙動を確かめることに。

 

結果、うまくいかず。

 

基板にもはんだ熱によるややストレスがかかり始める。

ランドのはがれが数か所で発生。

 

試聴 ⇒ 爆音発生

 

片側からのみ音声が出る。出なくなる。

ノイズの乗った音声が出る、など。

 

事態が進展せず。むしろ悪化?

 

あきらめて寝る。

 

 

3日目

 

ピンソケット作戦はやめることとする。

 

基板のダメージを改修しつつ、可変抵抗は90度転がして足を横向きで固定し、確実に結線。

うまくいかず。

 

メインの基板と接続しているフラットケーブルなどを抜き差し。

一か所フラットケーブルがおかしかったような気が。

 

片チャンネルのみ音がでるが、ザラザラ。

手を加えて、結線。試す。

 

出ないのは右だったり、左だったりするがノイズだらけで実用に耐えない。音量ボリュームは絞れているっぽいが。

 

うぬぬっ、転進だ!(※撤退ではない)

 

断腸の思いで、長期保管を決定。

きっと未来の自分が直してくれるさ。

 

納戸にしまう。

見つかったら、多分捨てろと言われるんだろうな。

 

 

4日目

 

 

GWの整理整頓中にケースに入っていない386アンプを発見。

ほぼむき出しのままだったが、ちゃんと動くのかい?と動作チェックを行うこととした。ダイソースピーカーを使用。

 

結果、

 

 片側音声出ず、片側ノイズだらけ

 

昨日のOnkyoさんと同じやんけ。

ということはダイソースピーカーが壊れてたのかよ・・・。

 

 

 

- 家人の使用するダイソースピーカーを壊しちゃったなぁ

 

 

 

とうっすら思いつつ、冷静に淡々と Onkyoを納戸から出し、

KEFにつないで試聴している自分がいた。

 

 

問題なく動作。

 

 

ボリューム絞れるねぇ。

綺麗に鳴ってるわ。

 

ダイソースピーカーは初日に壊れていなかったので、爆音が一瞬鳴っても壊れないんだろうという誤った認識?先入観がもたらした不幸か。

 

鳴らないのが 右だったり左だったりしたのはダイソースピーカーだから左右関係なく適当に接続していたからなんだね・・・。

 

多分、はんだ作業はうまくいっていたのだと思う。

フラットケーブルがちゃんと刺さっていなかったのが原因か。

どこかのタイミングでスピーカーも壊れているし。

 

Onkyoアンプをヤケになって分解したり、金属とプラに分別したり、捨てないでよかった。※家人の手前、一応脳内では廃棄シミュレートが完了してた

 

6本足になったわけだが、特に副作用なし?

左右のバランスコントロールはちゃんと利いている。

トーンコントロールが利かないと思ったが、セレクタスイッチがDirectのままだった。Toneにしたら、トーンコントロールも利いている。

 

リモコンはダメなんだろうなと推察。

捨ててはいないが保管場所が分からないので検証できず。

 

あー、わかった。

ラウドネスが利いてないわ。

ラウドネスボタンの操作は無くなった足でやってたっぽい。

 

ツマミはΦ35mmの丸軸のもので代用中。

付属はΦ50mmなので、比べるとかなり小さい。

奥まで刺さらんので先で浮いてる感じ。

後日、切ったり削ったりですかねぇ・・・。

 

30年ぐらい前のアンプだけど、いい音で鳴っているわ。

TOTO聴いてる。

 

沁みる・・・。

 

 

金属加工の日

 

さてGWなので今日は金属加工の日にしましょうか。

 

ツマミを5mm切断。

弓ノコを想定していたのだが、パイプカッターで行けるのか。

その発想はなかった。

 

パイプカッターでぐるぐるして切断。

溝が彫れるまではゆっくり運転で、あとはながら作業。

締めて、彫っての繰り返し。目分量の5mm。

 

ちなみに養生テープだけして分解せず。

軸が回らないようにマイナスドライバーで回り止めもしたけど、まぁ軸自体は本体にナットで固定されているので基本は回らない。締めて彫り始めるところだけその都度用心したかな。

 

バリがあるのでヤスリで整える。

Φ35mmの丸軸のツマミが奥に行くことを確認。

 

いい感じだ。

 

 

 

次は平軸化。

とりはずしたものを見本に削る位置を油性マジックで印した。

 

あとは平ヤスリで削るのみ。

アンプを立てて削りやすい高さにして削る。

軸が回らないようので左手の親指で固定。

 

たまたまサイズ的に分解しないでそのままいけているが、本来はよくないのだろうなぁ。

 

今回は12*4.5mmの平面を作っていく。

とっかかりが難しいが、なんちゃって平面ができ始めると加速度的に削れてくる。

 

平ヤスリには片側の細い垂直面にもヤスリがついているので当初は先の方10mmぐらいを削っていき、だんだん奥にいくことで段を形成する作戦にした。

 

アルミは存外削りやすい。鉄やら銅やら真鍮とかだと硬くてかなわんですよね。

 

いい感じに削り進め、ツマミをつけるが、通らないを何回か繰り返した。きつめで一旦通したかったので、探り探り。

きつめであればまだ角度調整ができるかな?という思い。

ツマミの平面の角度が、音量0位置の時になんか斜めなので決めづらいのよね。

 

案の定ずれていたので調整。

丁度いい硬さで入るし、いい感じ。

 

まぁ、そんなこんなで粉粉ですが、こんな感じになりました。

 

面取りして掃除して、取り付け。

まぁ、うまくいったかな。

 

おなか減った。