ショートコラム<オーストラリアの珍獣、<カモノハシ>はどんな動物なのか?> | アラフェネ動物記

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こんにちは、アラフェネです。

 

今回は<カモノハシ>の記事になります。

 

次回の<けものフレンズ3>のイベントで、<カモノハシ>のフレンズが登場しますので、一体どんな動物なのか簡単に書いていきたいと思います。

 

 

 

  カモノハシはどんな動物?

 

 

〇分類

カモノハシ

 

カモノハシは、<哺乳綱単孔目カモノハシ属カモノハシ科>に分類される哺乳類です。

 

 

 

ハリモグラ

 

カモノハシはいわゆる<単孔類>とよばれる非常に珍しい原始的な動物で、他には同じオーストラリアに生息する、<ハリモグラ>という動物が同じ分類とされています。

 

 

哺乳類なのに、卵と排泄物などを出す出口(肛門)が同時で一つしか存在しません。

 

これを<総排出腔>と呼ばれ、同じ哺乳類では<ビーバー科>、鳥類、爬虫類のすべてがこの特殊な器官をもっています。

 

 

 

〇生息地

生息地は、オーストラリア東部、カンガルー島の湿度が比較的高い熱帯雨林などに生息しています。

 

〇形態

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このカモノハシという動物ですが、非常に特徴的な形態をしていて、

口が鳥類のカモ科に似た平らなくちばし、泳ぎに特化しているのか、ビーバー科と同じような平らな尻尾や手足に水かきがついています。

 

それだけにとどまらず、感覚器官は他の哺乳類と比べ、退化しており、視力、聴覚、色覚など、私たち<ヒト>よりも劣っています。

 

 

その為、くちばしから発する微弱な<電気信号>をたよりに獲物となる昆虫や両生類などを捕食します。

 

さらに、オスに限っては後ろ足から神経毒<ディフェンシン>と呼ばれる毒を分泌します。

 

小動物では致命傷で、イヌ科以上の大きさの動物であれば死に至ることはありませんが、持続的な痛みや腫れがしばらく続くそうです。

 

 

 

〇生息状況

 

IUCN<国際自然保護連合>での評価では<NT:準絶滅危惧>となっていますが

詳しい生息数はわかっていません。

 

ただ、この<単孔類>呼ばれる種は、<ハリモグラ>以外の多くはすでに絶滅しており、

非常に希少な動物種だと予想できます。

 

カモノハシのようにわかっていない動物であるからこそ、研究心をたぎらせる方も

おおいのではないでしょうか?

 

 

本日のショートコラムは以上となります。

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