安楽死 |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

いまだに換羽継続中の文鳥のシルバですが、当然疲れています。

(継続中といってもあとは生え揃うのを待っている状態です)

 

しかし、歌も唄いますし、アイリングも良い状態ですし、体重減少もナシ。

結局、高齢なのがネックなのです。

現状だと酸素室に入れるほどではないので、シルバには自由にしてもらっています。

 

話は少し変わって、

ブログを始めて6年以上。

投稿数は700以上。

その中で圧倒的なアクセスを頂いている記事があります。

その記事は約5年前の記事なのですが、月間平均300アクセス、つまり5年で18000程度のアクセスがあります。

ブログって更新をすれば、次々埋もれて行くので、通常、アクセスは下がっていきます。

当然なのですが、アメブロ内のアクセスが殆どなのでそうなるのです。

 

ところが上記の記事は5年経ってもアクセスは変わりなくあります。

どういうことかと言えば、外部の検索から飛んでくるので記事が古くても関係ないのです。

何度かお知らせしていますが、その記事のタイトルは、

小鳥の嘴(くちばし)が折れたり(損傷)、脱落した場合の対処方法」です。

 

キーワード検索にかかるように書いていますので、何年経ってもアクセスが止まらないのです。

そのキーワードに使う言葉は「鳥 文鳥 インコ くちばし 損傷 折れた 怪我etc」

通常は絶対に使わない言葉が含まれています。

つまり、切迫した状況下で検索をかけている可能性が高いのです。

上記のキーワードを幾つか組み合わせて検索をすると、ヤフーでもグーグルでも上位に私の記事が出てきます。

 

アクセスから見れば、いかに鳥のクチバシの怪我が多いか想像できます。

原因の殆どは鳥同士のケンカ。

その次はカゴ内の事故、そして当家の様にカゴ外の事故が続くと思います。

実際、愛鳥がクチバシの怪我をした飼い主さんからコメントやメッセージを頂くことがあるのです。

 

いつもお答えすることは、「諦めないでください、自分で食べれるようになります」

インコのケンカの場合、下のクチバシは残る可能性が高い。

フィンチもそうですが、下のクチバシさえ残れば自分で食べれるようになるのです。

逆に言えば、下のクチバシが完全脱落すると安楽死をしなければなりません。

体がピンピンしていても殺すしかないのです。

24時間1年365日看護できるのなら、毎日3~4回の強制給餌でお世話をすることは出来ます。

当家も1日4回の強制給餌を2か月間行いましたが、ちょっとした買い物さえも出来ない、人間の病院も行けない、すべての時間を鳥に捧げる必要があります。大切な愛鳥ですが肉体的、精神的負担は想像を絶します。

当家のシルバは2か月で自ら餌を食べれるようになりましたが、もし、何年も強制給餌が続いたら・・・

家人が家に居るとは言え、どうなっていたか正直わかりません。

 

安楽死という言葉はペットと暮らしている飼い主には受け入れられないと思います。

しかし、現実はやらざるえない。

一人暮らし、共働き等々、昼間に鳥を留守番させている場合は3時間ごとの強制給餌が出来ないのですから。

 

だから、鳥同士のケンカは防がないといけません。

(私が偉そうに言うのはNGなのは自覚しています)

どういう原因であれ、クチバシが落ちてから慌てても遅いのです。

 

でもね、不幸にも事故が起こって、助けたい、助ける・・・そういう思いがあるのなら絶対助けてください。

 

 

下記の画像はショッキングですので、ご覧になる場合は気をつけてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういう写真を撮るつもりも余裕も無かったのですが、子供が撮影したらしく、iPadに保存されていたのを最近気づきました。

シルバの事故が起こったのは18/9/16。

事故から約2週間経ったシルバです。

(18/9/29撮影)

 

 

真ん中に飛び出ているのは舌です。

ほぼ上下のクチバシが完全脱落しています。

この頃は、1日4回の強制給餌で命を繋いでいました。

 

恐ろしいと感じる方、

かわいそうと思う方、

グロテスクと感じる方、

それぞれでしょう。

でも、シルバはこの後、完全復活して今に至っているのです。

上記のような状態になっても、適切な対処ができれば死ぬことはありません。

だから、もし、助けられる環境なら諦めないでください。

(ただ、この状態で自ら餌を食べれるようになったのは奇跡です。通常、下のクチバシが脱落すると強制給餌一択になります)

 

クチバシの殆どは無くなりましたが、今日もシルバは大体元気です↓

(事故から5年7か月)

 

 

先ほど、指を差し出すと、大激怒。

(典型的なオス文鳥です)

パカッと開けた口は人間の赤ちゃんのようでもあります。

可愛いのです。

 

 

おわり