二転三転しまくりで、こんなにもハラハラしてたんですね、『はいからさんが通る』って!
【ご機嫌如~何、お花屋さんで~す♪】経由【はい、はい、はい、背理法でも証明出来る面白さ♪】からの続きです!
しかも、主人公の紅緒さんはちんくしゃと表現されてますが、本当に男前しか寄って来ない星の下に生まれていて、転がり込んだ編集社の編集長も・・・
それにしても、少尉と紅緒さんの明日気になり過ぎて止められなくて、結局一気に読んでしまったお花屋さんでした。
途中がいじらしいと言いますか歯痒いと言いますか、大正時代のかくも儚き恋愛模様に、ハラハラドキドキ。
「頼むよ、どうかHappy-Endで」とお祈り状態でお願いしつつも、さらに二転三転で編集長と?!
えっ~( ̄▽ ̄;)!!
ウソでしょ?ウソと言ってよ。こんな展開で良い訳がない。
すると、な、なんとなんと、まさにその日に関東大震災!めちゃくちゃストーリー展開が練り上げられ過ぎていて「この作者、天才ですやん!」と感心しちゃいました。
そうそう、やはり紅緒さんには少尉でないと!!
そしてふと気付く訳ですよ、明智くん。『はいからさんが通る』ってやはり名作であると。
しかも、実質6巻半ですね。コミックスたった6巻半であの怒涛の展開ですからね。蘭丸もですが、編集長も男前でもったいないほどなので、贅沢に贅沢を重ねて、より一層濃厚な恋愛物語になってるのですな!
『鬼滅の刃』が23巻で、あそこで終了させた潔さが絶賛されていましたが、なんのなんの6巻半で当方はめっちゃ幸せになれたこっちに軍配上げます!
しかも7巻後半に番外編が2話ありますが、『鷺草物語』なんて泣きますよ。あの環嬢が自分で・・・
とにかく、紅緒さん、良かったよ~!!
で、8巻目に相当する特別編は、本当に特別編でしたが、これまた面白かった。特別編で1巻作っちゃった気持ち、判ります。
今ならもっとスピンオフ作品溢れててもおかしくないですよね。
蘭丸と編集長のその後が、こうして描かれたのは、やはりファンの皆様の声だったのでしょうが、今更ながらに読んで感動してる当方の声なんてのも届いていたら、続編描いて欲しいって切に願っちゃいますよね!!
ちなみに先生を検索してどんな方かと思ったら、まだ70代ですし、とても素敵な方でしたから、ぜひ、頑張って戴いて、さらなる続編なんて如何かと!!
素敵な作品を描いてくださった先生に、お花を捧げたい(笑)!
あ、こんなのありました!
『大和和紀 はいからさんが通る 1975年~1977年』
ラフなあらすじかと思ったら前半しかないけど(笑)。
とにかく、これは読んで良かったって事で、いと、をかし♪