大好きな映画です(≧▽≦)!
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一言で評すならば、少しほろ苦い映画ですね。
あらすじに関して手っ取り早くならば、こちらの方の記事がお詳しいので、ご参考まで。
何年かぶりにと書きましたが、去年観てないだけで夏になると必ず観ていたかも知れない。思い出すと観るので、年に複数回観てる場合もある。しかし、観る度に新しい発見があるから面白い!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200823/11/to-lotus-japan-k/3e/38/p/o0410041014808409494.png?caw=800)
ハワイに行った時に繰り出しましたが、このサーフィンで超有名な映画のロケ地は、劇中のカリフォルニアでなくハワイのノースショアのサンセットビーチらしいですよね。
20代の頃、2度もノースショアへ行ったのに、海亀と戯れた思い出しかなく、知らなかった(笑)。
・・・、やっぱり感想をば書きませふ!!
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1960年代(映画の設定は1962~1974年)、まさに【軍用払い下げカーゴパンツとかは格好良いけど戦争反対な感じで、どうぞ♪】で触れたような『ベトナム戦争』真っ只中(1955~1975年が戦時下)、アメリカの3人の若者のサーフィンを通した青春と友情を描いた、実際の伝説的サーファーと監督の半自叙伝的融合作品らしい。
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冒頭のハウスパーティーのお茶らけ振りは最高(>_<)!
【星条旗は格好良いんだけどね♪】でも書いていますが、アメリカ自体にはまったく憧れないのに、あれこそアメリカのような気がしてリスペクトしている自分が居るから面白い。
そして【Com' on Babyと言えば♪】で触れた『The locomotion』然り、BGMがこれでもかって程に格好良い!
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とにかく、彼等の青春とは、酒と喧嘩とサーフィンに明け暮れバカ騒ぎの日々であり、とてもとても楽しそうなのだ。
しかし、いつまでも子供では居られない。時は無情にも過ぎて行き、コマとして社会に組み込まれて行く。それがアメリカの場合、特筆すべきは入隊する事で、特に当時は戦時下であり時代のうねりの中で嫌がおうでも成長して行かなければならない苦悩が綴られている。
シンガポーリアンの友人が入隊していた時の事を飲みながら語り出した時に、やはり日本とは違うなとは思いましたが、彼は「日本は最高だ」と言い、日系精密機械メーカーのマーケティング部に入りましたから。直ぐに別の外資にヘッドハントされて移っちゃいましたが・・・
今逢ったらどう言うか(笑)。
戻します。
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主人公は、ポスターに写るこの3人組です。
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降り注ぐ太陽の下、【音の響きからしてドリーミング♪】なカリフォルニアが舞台!
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【人は些細な事でも、しかもいつでも、いつになっても結構成長するもんです♪】でも触れたとおり『ふぞろいの林檎たち』よろしく、3人がベスト。いや、サーファー仲間としていろいろ出て来るが、とにかくメインはこの3人!
あっちでも三流大学からの社会へ飛び出しその後の苦悩を綴っていたが、あれのサーファー版である。トンとチンとカンの組み合わせ(笑)。いや、でも『Glowing up』は、同時期でも少し年齢的に下か?
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幼少期にベアーという伝説のサーファーに憧れ導かれ、マット、ジャック、リロイはサーフィンに出逢い、「カリフォルニアのサーファーと言えば、マット」と言われるようにまでなるから、そこは凄い!!
しかし凄かったがゆえの、一般社会に馴染めないし、まだ夢を追い掛けたい的シンドローム!!
そう、主人公はその中でも一番凄いはずだったマットですが、はっきり言って救いようのないダメっぷり。が、何処かすべての男子の持つ弱さが重ならないでもなく、賛同はし辛いが理解は出来る。
奥さんのペギーが良い。腑抜けた青春時代を共に過ごしたはずなのに、子供を持つと女子は変わるし、強くなる。そしてそれは包み込むような母性であり、ダメな旦那も包み込み、まさに女神(笑)。
そして、リロイの存在もマットの友達ならではで、チャーミングで情に厚く好感が持て、友達に欲しいタイプ。何気に一番面白いのは、彼はずっと彼女が居なくてメキシコでロコ女子に惚れられたっぽいけど、逃げるように去るシーン(笑)。
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しかし、そうではあっても特に前半の当時のアメリカの若者のスチャラカ振りは敗戦国の感情からしたら腹立たしく、されど、合わせて格好良さも抱いてしまわざるを得ない。
良い感じのスパイスはジャックだ。お茶らけフレンズの中の唯一の良心。ジャックは一人だけ志願して入隊。正義を振りかざしつつ、悪の巣窟っぽくもあるあの国で、それでもジャックのように熱い正義の思いを胸に秘めている男子は居る訳で、そこは観ていてありがたいし、今でも皆が憧れるべきはジャックだと信じたい。
しかし、無事に帰国してみると・・・
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ジャックとサリーの出逢いがとてもキュートな出逢いだったので、その反動もあるが、とにかく切ない!
時の経過は無情なのである( ̄▽ ̄;)!
別の友人が戦地で果てた時も、海はそこにある。そんな時はとりあえず、波に乗る。嬉しい時も、悲しい時も、彼等は波に乗る。
思わず、サーフィンなんてやった事もないのに、波に乗りたい衝動に駆られてしまう。
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数年後、ビッグ・ウェンズデーが発生しそうだと、ベアーからマットに連絡が来る。ジャックとリロイは仕事で、既に地元を離れており、連絡がつかない。
しかし、マットが浜に出るとジャックもリロイもマットを待っている。
そして、かつての3人に戻り波に向かう。多くの現役若手サーファーが挑むも、自然の脅威を見せ付けるかの如く彼等を薙ぎ倒し、叩き落とす。
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斬り込み隊長リロイが挑み、続いてジャック、そしてマットがビッグ・ウェンズデーに挑む。
マットは波の上から海に放り出され、足に負傷したが、二人の救助もあり無事にビーチに戻る。
ここで、流され打ち上げられたマットのサーフボードを、若いサーファーが敬意を込めてマットのもとに運んで来る。しかし、マットはその若者に「良い波が来たら、それで乗れ」的な言葉と共にプレゼントしてしまうのだ。
ここよ、ここ!あのダメなマットの成長への決意!
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そして3人は、また大きな波が来たら再会しようと約束とも言えない約束を交わし、Catch you later!
格好良過ぎるばい( ̄□ ̄;)!!
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真っ赤に熟した花パインくらい格好良過ぎるばい!!(何弁?)
監督の思いなのだろうが、恐らくはベトナム戦争によって失われた青春を描きたかったのではないか?馬鹿騒ぎしている延長線上に、兵士としてその身を捧げなければならない宿命を背負っていたのが、当時のアメリカの若者なのだろう。
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しかも拾った記事に書かれていたのだが、あの大波は心に迷いがあっては乗ることが出来ないらしい。伝説の波にいどむクライマックスは、青春の日々への決別なのだ、とか。
つまり、ふらついた気持ちのまま社会と言う荒波に討って出る事への戒め。うねってる所はうねってますからね。突然天候も変わりますし、まさに社会を反映していると言えば、しているんですな!
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いろんな意味で格好良いったらありゃしない(>_<)!!
さて、こちらの記事で知ったのですが、既にマットを演じたジャン・マイケル・ビンセントは他界されているようですね。
しかも、何故かこの映画を観なかった昨年に・・・
【最期の最期のシーンが物語る向こう側の世界♪】で触れたパトリック・スエージの訃報はネットニュースで観掛けたのに、だ。確か彼もサーフィンの映画撮っていたと思うが、だ。アメリカの青春映画って、割りとサーフィン絡みますよね。
遅れ馳せながら、ご冥福を願う。
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しかし、映画の中の格好良い彼等は永遠なのである。大きい波は厳しいけど、友となら乗り越えられるってメッセージもあるような。
そんな感じで、Catch you later(`ω´)ゞ!
いと、をかし♪