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富士山の麓までデリバリー

0125  ヨコハマ 晴れ

今日は仕事無しで、正月に顔を出せなかったオフクロや家族に会う為に富士山の麓まで行って来ました。お土産はヨコハマ名物のシューマイと先日作成したグランドピアノ型のまな板。

やはり思った通り、まな板は小受け。そんな事よりもワタシ自身が顔を出した事を喜んでいる様子。
それでもまっさらのまな板は台所ではなくて父親の仏前に置かれていました。

久しぶりに遠出をしますと、このままあても無く旅に出たい気分になりますね。
ワタシは以前に2年間、毎月日本を半周づつ旅してましたが長崎と佐渡だけ行った事が無いんですね。
それもその旅はあくまで仕事上でしたから、今度はいつかスケッチブックを手に純粋に旅をしてみたいです。日本って ホントにいい国ですよ。

ちなみに、晩年を富士山の麓で暮らしたいと両親が移り住んだ現在の我が家からはこんな感じで富士山を見る事が出来ます。これがリアルな本日の富士山です。

 ちなみに

0124 #-2

問い合わせに関して:
燻煙処理を行わずにセッティング変更だけのチューンナップは受けて貰えますか?との質問がこれまでにも有りました。

基本的には t.m.p のチューンナップは燻煙処理が前提でもあるワケですが、予算のご都合やソリッドのエレキに関してはこれまでにもお受け致しております。
アコースティック系への燻煙処理には木部の響き方が格段に向上するだけではなくて、経年変化によるトップの変形を食い止める為にもお薦めしておりますが、ソリッドボディの場合にはその心配は基本的には無いので予算が付けられない場合は設定変更だけでも構わないと言えば構わないでしょう。

デタッチャブル方式のフェンダー系の場合でしたら、まず最低限の作業として、ネックの仕込み変更(密着精度出し/仕込み角度修正/タッチアップ修正etc)、フレット上面のファイリング、ナットをWBH 材に変更、がベーシックチューン扱いですね。

この場合の工賃は個体差による作業難易度にも依りますが、¥30.000~40.000 程度です。

ギブソン系のセットネック・モデルはネックをバラせないので仕込み角変更が必要な場合に簡単には対応出来ませんから、まず持ち込んで頂いて現状確認を行ってのアドバイスからですね。
殆どの場合はネック仕込み角が強すぎるケースが多いです。
反対に仕込み角が浅すぎるケースは殆ど無いです。
ギブソンの場合、特にナッシュビル工場産に仕込み角がキツいものが数多く見受けられますね。
この場合はネックを取り外す作業と角度修正しての再仕込み加工が必要になりますのでかなり高額な作業になります。
またチューン0ブリッジのスタッドオンタイプ(ボディにダイレクトにスクリュー・マウントされていなくてボディトップにスタッドが打ち込まれている)設定は必ずダイレクトマウントに変更すべきです。(加工内容:埋木加工/スクリューマウントへの変更加工/ブリッジ自体も変更/リセットアップ作業 ¥15.000 UP)
ここを変更しないと音は痩せて音のコシもサスティーンも失われます。また取り付け位置自体も理想的ではないです。
チューン0ブリッジがダイレクトマウントでないタイプは必須作業と言えます。

またフェンダー系/ギブソン系 共に、
ペグロケーションに問題が有る場合は埋木加工~位置修正作業が必須となり、木部加工~塗装修正再取り付け、までの作業が必要になりますので ¥30.000 UP 程が見込まれます。

以上ですが、このパーツ変更無しのベーシックチューンだけでも楽器の基本的な鳴りが大きく変化し、ダイナミクスや表現力やレスポンスの向上が得られます。
3~4万のコストでそれが得られるのですから安いもんです。
既にこれまで2百数十本の作業が行われています。

ご希望の方は楽器に使用弦を同梱してお送りくださいね。内容はメールにてご相談ください。

本日完成させます。

0123  ヨコハマ 快晴 でも寒い!

写真はリヤーハムのロケーション変更したギタリスト・SY さんの初期型CCRです。
1本予定していた楽器の到着が遅れている為にスケジュールが空いたのでいっきに仕上げました。

よく見ないと埋木した事は判らない感じで仕上げてあります。
Yさん、お受け取りに関して連絡をお待ち致しております。

経過報告 ギターのYさん

0122  ヨコハマ 晴れ

今日はいつもより暖かいです。助かるわー

写真は Y さんの初期型CCR-WH で、今回はリヤーハムのロケーションを t.m.p の通常のリヤー位置に変更する為に元のハム・キャビティの後ろ半分を埋木とタッチアップした状態でのショット。

埋木部分の塗膜が硬化したら新たにハム・キャビティ加工を行い、その後にリセットアップと言う作業流れになります。あと1週間程で完成予定です。

もう1枚の写真は正月に仕事で顔を出せなかった母親へのプレゼントでグランドピアノ型のまな板。
これが非常に好評でしてね~ 量産すっか!みたいなノリで、いやいや しませんけどね。
記念品としてだけ作成します。

オフクロ喜ぶかなあ? 
アンタまな板なんてわざわざ作らなくてもあるのに・・って言われそうな気がしないでもない。
いや、そうじゃなくて・・と言葉が続かない自分が目に浮かぶ。( ̄_ ̄ i)


まあ お懐かしい

0121  ヨコハマ 晴れ

今日の作業は t.m.p 設立から間もなく、サークルフレッティングの生産化の話しがまとまって、CF普及の為に定番楽器を各機種6~10本程度CFS搭載の楽器としてフジゲンさんとコラボで作った限定品の内の1本。懐かしいですね。 滋賀のHさんからの作業依頼品。

定番楽器とは言え、まんまコピーでワタシが作るわけも無く、フジゲンさんに各部を指定して木部作成と塗装(ウレタン)までやって頂き、それを t.m.p でセットアップして販売コストを抑えたんです。

こうした企画品製作は現在でもやろうと思えば可能ですが、正直言って今更ねえ・・と言う感じですねえ。チューンナップ作業で充分でしょう。仮にやるのなら自分の手だけで作りますしね。

ですからピックアップは当時 t.m.p 製を製作してませんでしたからダンカン製をマウントしてましたし、ブリッジも現在のモノとは異なるタイプでした。クライオフラットケーブル配線もまだ行っていませんでしたしね。今回はそれらを全て入れ替えてのリセットアップを行いました。

また回路もMV+MT+F&RそれぞれのLCV に変更。以前にもこれと同じ回路セットアップしましたが、なかなか使い勝手が良いです。

勿論今回はナットもWBHナットです。やはり全てを最新の設定にして見違えましたね。
非常にハイグレードなCFS/レスポールにリボーンしました。

明日中に発送可能となりますのでHさんお楽しみにお待ちくださいませ。



ま〜だかな

0120  ヨコハマ 晴れ

晴れてはいてもワタシには充分な寒さでございます。手がスムースに動かん。

写真はRetro City-LS カッティングマスター・モデル。特注のサドルの上がり待ち状態。

このモデルはネーミングの通り、カッティング命みたいなモデルですからリヤーのピックアップ/ロケーションが最もブリッジよりのポジションで拾わせますので Retro City-LS のPSP 仕様とリヤー位置だけが異なった設定の特殊なモデルです。ナイル ロジャースやアル マッケイスタイルのプレイヤーに特化した仕様とも言えます。

いつも通り、すべて t.m.p 製のピックアップですが、フロントとリヤーではマグネットのタイプもサイズもポールピース自体も設定が異なります。サウンドから逆算するとこうなるワケです。

それにしても、特注のスチール2連サドル ま~だかな?

そろそろ整理を

0119  ヨコハマ 晴れ 穏やかな日曜日です。

もう随分前に入手したアイバニーズのエレアコベースがず~っと寝たままだったので、そろそろ作り替えてあげようと思っています。

但し、ネックヘッドの設定がこのままじゃ使えないのでヘッド面積拡張してペグも5弦ベースに使用しているペグを2×2で使用してペグロケーション自体も大幅に変更しますから厄介な作業になりますねえ。

元々がベースのヘッドとしてはあまりにも面積が小さ過ぎますし、小振りなダイカストペグを採用してましたからベースとしてのダイナミクスが完全に失われますので作り替えざるを得ないのです。その為に作業は10年近くも後回しになっていました。

まず手始めにフレットを抜き去り指板上面Rもフラット過ぎますからR変更してます。
この後で元のペグ穴を全て埋木加工してからヘッド全体の面積を拡張する為に接ぎ木して行きます。

あまりコストをあげたくないのですが、木部変更加工が多めであり、リフレットとWBHナット&サドル加工も含めて17~18万程度に抑えるのが精一杯かな。

でしょーね。

0118  ヨコハマ 晴れ

しかーし、寒い!
特に朝夕は冷えて手がまともに動きません。とは言え、昨日仕上げたカスタムベースを依頼者のプレイヤーの方が受け取りに見え、大満足で帰られたのでこちらも嬉しいです。
文句無しのサウンドです!って、 でしょーね!(^ε^)

で、今日の作業は Retro City-LS のセットアップの続き。今日はクライオケーブル作成から配線処理、そしてピックアップ・マウント直前までの作業を終えています。明日には音出し可能の筈でしたが、まだゴトーさんに特注製作してもらっているサドルが上がって来ていないので、暫くはブリッジサドル完成待ちです。

 終了報告 ベースの U さん

0117  ヨコハマ 晴れ

大変お待たせを致しました。U さんオーダー分の55B-4 TJ/FL が無事に完成致しました。

基本的に t.m.p 製のフレットレス仕様はフレットの高さ分だけ指板位置を高めて設定されており、その他のペグやブリッジサドル部分での弦の固持角もフレッテッドの楽器と同じ設定に成る様に設計されていますので、従来のフレットレスの様な音抜けの悪さが無くタイトでレスポンスやサスティーンも抜群です。

ピックアップのトリプル・J 仕様も30年前から(女神工房時代)のマツシタのオリジナル・スペックですが、今回はジャズベースサウンドのメイキングは勿論、PU-1とPU-2 でプレベサウンド、PU-1+PU-3 でのリッケンサウンドが売りになっています。

面白い程に定番ベースサウンドをカバー出来る上に各ボリュームの音量レベルのコントロールによって微妙なニュアンスのサウンドを生み出せます。 
まあ、その為に設計したのが、このトリプル・Jと言うオリジナル・ピックアップシステム仕様ですけどね。 
U さんもトリプルJ仕様の t.m.p ベースと出会って以来、フレットレスもこの仕様以外考えられないとの事でオーダー下さったのでした。 弾いているだけでイマジネーションが湧きます。

U さん辛抱強くお待ち下さって感謝致しております。いつでも引き渡し可能です。
ちなみに今回の製作価格:本体のみ/¥430.000 +TAX となっております。

ふ~っ、やっと肩の荷が降りた感じです。どーっと疲れが出て来ましたが心地よさがあります。

終了報告 2件

0116  ヨコハマ 晴れ

しかし寒い。今日も数名のお客さんがいらっしゃいましたが、tmpの内部があまりに寒いので皆さんコートや上着を脱ごうとする方がいません。(*^.^*)
製作工房は人間より寝かしてある木の方が優遇されるのです。すみませんねえ。

写真は作業が終わった個体2本。格段にバランスよく生まれ変わったヒストリー製のアコギは明日の午前着で発送済みです。お待ち頂きありがとうございました。
CS製のギブソンLP も作業完了済み。受け取り待ち状態です。

本日はU さんのカスタムベースを完成させる予定でしたが、先のヒストリー製アコギに追加作業が出た関係で予定がズレ込んでしまったのです。明日こそ完成させます。