一時だけのチャンス
0906 ヨコハマ 曇り
今日は雨が降り出すとの天気予報でしたが、午後一時だけ湿度が50%まで下がったので、この時とばかりにカスタム製作中のボディの下地塗装を行ないました。
これで下地処理のコーティングは大丈夫。でもこの下地は後で殆ど生地ギリギリまで研磨で落としてしまいます。下地は生地に浸透させる事が重要でして、この後にはサンディングシーラーをコートしますが、サンディングシーラーから生地に下地処理しますと塗膜と生地の密着性が弱いんです。
下地はサンディングシーラーがしっかり生地に密着させる為に重要です。ハッキリ申せば、エレキの塗装もこの下地だけで充分なんですけどね。塗膜が厚くなればなるほど楽器の表現力が劣化しますからね。ですから出来る限り薄膜で仕上げているわけです。

今日は雨が降り出すとの天気予報でしたが、午後一時だけ湿度が50%まで下がったので、この時とばかりにカスタム製作中のボディの下地塗装を行ないました。
これで下地処理のコーティングは大丈夫。でもこの下地は後で殆ど生地ギリギリまで研磨で落としてしまいます。下地は生地に浸透させる事が重要でして、この後にはサンディングシーラーをコートしますが、サンディングシーラーから生地に下地処理しますと塗膜と生地の密着性が弱いんです。
下地はサンディングシーラーがしっかり生地に密着させる為に重要です。ハッキリ申せば、エレキの塗装もこの下地だけで充分なんですけどね。塗膜が厚くなればなるほど楽器の表現力が劣化しますからね。ですから出来る限り薄膜で仕上げているわけです。

経過報告 まとめて
0905 ヨコハマ 晴れ
日々がまるで飛ぶ様に過ぎ去りますね。知り合いの楽器店さんからの依頼で燻煙処理したパーラーギターの作業が終わって、やっと一段落。これでまともな生活に戻れます。
今日はカスタム製作中の各個体達の塗装が中心。
まずは下地処理から。抜群の乾燥状態ですから下地剤を良く吸ってくれます。
この下地処理が終わったらサンディングシーラーで下地を仕上げて、次はカラーリングですが、CCR の方は指定の色合いが自然なマホガニーカラーですので、そのままカラーリングせずにコーティングへと進めます。ストラトの方はスペシャルな4トーン・サンバーストで仕上げます。
5弦ベースのネックはほぼグリップシェイプを終えたので一旦下地処理を施した上でもう一度グリップ感のチェックを行ない仕上がりの確認をします。
依頼者の皆さん、お楽しみにお待ちください。

日々がまるで飛ぶ様に過ぎ去りますね。知り合いの楽器店さんからの依頼で燻煙処理したパーラーギターの作業が終わって、やっと一段落。これでまともな生活に戻れます。
今日はカスタム製作中の各個体達の塗装が中心。
まずは下地処理から。抜群の乾燥状態ですから下地剤を良く吸ってくれます。
この下地処理が終わったらサンディングシーラーで下地を仕上げて、次はカラーリングですが、CCR の方は指定の色合いが自然なマホガニーカラーですので、そのままカラーリングせずにコーティングへと進めます。ストラトの方はスペシャルな4トーン・サンバーストで仕上げます。
5弦ベースのネックはほぼグリップシェイプを終えたので一旦下地処理を施した上でもう一度グリップ感のチェックを行ない仕上がりの確認をします。
依頼者の皆さん、お楽しみにお待ちください。

経過報告 2本
0904 ヨコハマ 薄曇り
連日の燻煙処理でバテ気味ですが、頑張ってますよ。
今日は燻煙処理しながらのカスタムオーダー品の2本の生地仕上げ磨きです。
最高のホンジュラスマホとヒガツラ材の2本ですが、ここまで板材から加工が進みますと、既に愛着をたっぷり感じますよ。
材の入荷からすれば既に何年か経過してますしね。ここに至るまでにたっぷり燻煙処理済みですから。何年も一緒に暮らして来た素材です。
だからカスタム品を仕上げて依頼主さんにお渡しする時は何とも寂しい気持ちになるんです。
この寂しさって、何だろうな?と長年思い続けていましたが、数年前に娘が嫁に行きました際に、その結婚式の会場で全く同類の寂しさを味わって気付きました。
「あっ・・一緒だ、この寂しさ感」
「楽器を何年も掛けて作って、それを手放した時の寂しさのトーンが一緒だ・・」
そう思いながらバージンロードを娘の手を取って歩いたのを思い出します。
それで時々、こんな寂しい仕事 早く辞めたいな、と思い始めたのです。
その日が本当に近づいて来ました。
昨日、TさんからSTELLA-P90W のオーダーを頂戴致しました。ありがとうございます。
たぶんこれが最後のSTELLA の製作になるんじゃないかな
連日の燻煙処理でバテ気味ですが、頑張ってますよ。
今日は燻煙処理しながらのカスタムオーダー品の2本の生地仕上げ磨きです。
最高のホンジュラスマホとヒガツラ材の2本ですが、ここまで板材から加工が進みますと、既に愛着をたっぷり感じますよ。
材の入荷からすれば既に何年か経過してますしね。ここに至るまでにたっぷり燻煙処理済みですから。何年も一緒に暮らして来た素材です。
だからカスタム品を仕上げて依頼主さんにお渡しする時は何とも寂しい気持ちになるんです。
この寂しさって、何だろうな?と長年思い続けていましたが、数年前に娘が嫁に行きました際に、その結婚式の会場で全く同類の寂しさを味わって気付きました。
「あっ・・一緒だ、この寂しさ感」
「楽器を何年も掛けて作って、それを手放した時の寂しさのトーンが一緒だ・・」
そう思いながらバージンロードを娘の手を取って歩いたのを思い出します。
それで時々、こんな寂しい仕事 早く辞めたいな、と思い始めたのです。
その日が本当に近づいて来ました。
昨日、TさんからSTELLA-P90W のオーダーを頂戴致しました。ありがとうございます。
たぶんこれが最後のSTELLA の製作になるんじゃないかな
さすがに堪える
0903 ヨコハマ 晴れ
秋っぽさを感じさせながらも暑いですねえ、そこそこ。
昨日の早朝から久しぶりのぶっ通し燻煙処理を続けています。
最近じゃあ、いつ天候が悪化するか分かったモンじゃあないですからね。やれる時にやるしか無いです。その代わり少し仮眠を取っただけですから、さすがに身体に堪えます。
燻煙処理って、値段が・・って、よく言われますが、1回の燻煙処理の為にワタシの人生の3日間が費やされるんです。燃焼材のコストも1回¥6.000 掛かります。濃密な煙幕を作り出す為です。
1日立ち会った事のある友人が言ってました「よくやるね、こんなこと3日間も・・」
半日で終える事が出来るリフレットでさえ4万前後は掛かりますでしょ。ですからご理解頂きたいです。
今日は3セット目の燻煙処理を行ないつつ、次期製作予定の55B-5の5弦ベースネックの製作です。半加工でストックしてあった個体です。当然ながらスロープヘッド構造の単品製作ネック。5弦ベースのネックはその太さからグリップ加工に非常に気を遣います。
納得が行く形状になるまでは微調整加工が続きます。
さすがに今夜は徹夜はやめておきます。
秋っぽさを感じさせながらも暑いですねえ、そこそこ。
昨日の早朝から久しぶりのぶっ通し燻煙処理を続けています。
最近じゃあ、いつ天候が悪化するか分かったモンじゃあないですからね。やれる時にやるしか無いです。その代わり少し仮眠を取っただけですから、さすがに身体に堪えます。
燻煙処理って、値段が・・って、よく言われますが、1回の燻煙処理の為にワタシの人生の3日間が費やされるんです。燃焼材のコストも1回¥6.000 掛かります。濃密な煙幕を作り出す為です。
1日立ち会った事のある友人が言ってました「よくやるね、こんなこと3日間も・・」
半日で終える事が出来るリフレットでさえ4万前後は掛かりますでしょ。ですからご理解頂きたいです。
今日は3セット目の燻煙処理を行ないつつ、次期製作予定の55B-5の5弦ベースネックの製作です。半加工でストックしてあった個体です。当然ながらスロープヘッド構造の単品製作ネック。5弦ベースのネックはその太さからグリップ加工に非常に気を遣います。
納得が行く形状になるまでは微調整加工が続きます。
さすがに今夜は徹夜はやめておきます。

止む終えず
0902 ヨコハマ 夏日
今日は少し夏が戻った様な天候です。
朝から燻煙処理を続行中。当分、燻煙する個体が続く予定です。晴れ続けてくれればね。
写真はフレットの仕上げが終わった70'S 初期のフェンダー・ジャズベースのネックです。
ワタシの秘技であるフレットの逆ゾリ打ちによって、このネックの強度は格段にアップして仕上がっています。ロッドを全く閉めなくても45~100のゲージでしたらこのまま弦を張って丁度フレット上面が平になる状態です。
ロッドで何とか弦の張力に絶えてるネックと違って、ネック本体が張力に耐える力を備えてますから、レスポンスもタイトさも抜群のネックに生まれ変わります。
但し、この個体のペグはオリジナルから昔のゴトー製のペグに交換されていまして、この当時のゴトー製のこの製品は精度は素晴らしいのですが、シャシー厚が厚く重いのです。
細い金属線で構成された弦はこうした質量のある金属パーツの影響をモロに受けて振動が吸収されてしまい音の線が細くなってしますのです。また重量が増した分、ヘッド落ちがし易くなるというデメリットも出て来ます。早い話し、精度はいいけどヘッドが重くなって、音が痩せてしまう、と言う事です。
メーカーさんにもっと軽量に!と訴えた結果、その後 t.m.p で採用しているジュラルミン製の軽量タイプに変更されています。
そんなわけでして、このペグはボツにせざる得ないので高価なジュラルミン製のベースペグを採用しますので販売価格が1万アップの28万+TAX にせざるを得ません。(それでも格安ですよ)
この個体を狙ってる皆さんには申し訳ない。ペグの到着を待っていよいよセットアップです。
お楽しみに。
今日は少し夏が戻った様な天候です。
朝から燻煙処理を続行中。当分、燻煙する個体が続く予定です。晴れ続けてくれればね。
写真はフレットの仕上げが終わった70'S 初期のフェンダー・ジャズベースのネックです。
ワタシの秘技であるフレットの逆ゾリ打ちによって、このネックの強度は格段にアップして仕上がっています。ロッドを全く閉めなくても45~100のゲージでしたらこのまま弦を張って丁度フレット上面が平になる状態です。
ロッドで何とか弦の張力に絶えてるネックと違って、ネック本体が張力に耐える力を備えてますから、レスポンスもタイトさも抜群のネックに生まれ変わります。
但し、この個体のペグはオリジナルから昔のゴトー製のペグに交換されていまして、この当時のゴトー製のこの製品は精度は素晴らしいのですが、シャシー厚が厚く重いのです。
細い金属線で構成された弦はこうした質量のある金属パーツの影響をモロに受けて振動が吸収されてしまい音の線が細くなってしますのです。また重量が増した分、ヘッド落ちがし易くなるというデメリットも出て来ます。早い話し、精度はいいけどヘッドが重くなって、音が痩せてしまう、と言う事です。
メーカーさんにもっと軽量に!と訴えた結果、その後 t.m.p で採用しているジュラルミン製の軽量タイプに変更されています。
そんなわけでして、このペグはボツにせざる得ないので高価なジュラルミン製のベースペグを採用しますので販売価格が1万アップの28万+TAX にせざるを得ません。(それでも格安ですよ)
この個体を狙ってる皆さんには申し訳ない。ペグの到着を待っていよいよセットアップです。
お楽しみに。
経過報告 ギタリストのHさん
0901 ヨコハマ 雨
いよいよ9月です。いつも夏の終わりはやり残した感が有ります。
晴れてれば燻煙も塗装も行なえるのですが、ここのところストップしたままです。
写真は生地加工を終えたカスタム製作中のストラト-PSH です。
今日はトレモロ周りの設定確認です。アームアップ時の可動範囲確認など行なって微調整加工。
アームスプリングが収まるスプリングキャビティもアーム稼働時のスプリングの動きに合わせてフラットボトム加工では無く、傾斜ボトム加工で仕上げてあります。写真2枚目
この後、仕上げの生地研磨に進んで、次はこの状態で燻煙処理に1セットかけます。
生地加工が済んでますから加工断面から効率よく燻煙効果が浸透出来るのです。
まずは、この雨が上がらなくちゃね。

いよいよ9月です。いつも夏の終わりはやり残した感が有ります。
晴れてれば燻煙も塗装も行なえるのですが、ここのところストップしたままです。
写真は生地加工を終えたカスタム製作中のストラト-PSH です。
今日はトレモロ周りの設定確認です。アームアップ時の可動範囲確認など行なって微調整加工。
アームスプリングが収まるスプリングキャビティもアーム稼働時のスプリングの動きに合わせてフラットボトム加工では無く、傾斜ボトム加工で仕上げてあります。写真2枚目
この後、仕上げの生地研磨に進んで、次はこの状態で燻煙処理に1セットかけます。
生地加工が済んでますから加工断面から効率よく燻煙効果が浸透出来るのです。
まずは、この雨が上がらなくちゃね。

見積もり依頼:熊本市のFさん
0831 ヨコハマ 晴れ
ショック! 8月が終わります。 くう~ また海に行けなかった・・
写真はチューンナップの依頼で届いたFさんのナビゲーター。80年製オーダー品だそうです。
丁度ワタシがESP社を退社した後の個体ですね。
ご本人の要望はブキャナン系のブルージーさ、テレキャスでプレイしている時のベックのサウンドとご指定頂いております。CFS化は必須とのことで、それを前提に。
まずはネック材がパドーク材なので、この材は硬質な音質系ではありますが、角の取れたマイルドさを備えたサウンドが特色です。しかもブリッジサドルがブラスですから、現状よりサウンドエッジを効かせる為にはサドルを t.m.p製の2連スチールサドルへの変更が必要でしょうね。
それによって、よりブライトでシャープな立ち上がりになります。
CFS化を行なう際に当然リフレットとなりますが、CFS化+リフレットで¥65.000,スロープヘッド化を行なうのであれば、更にプラス6万、そして燻煙処理に6万、劣化した電装系パーツを総交換しての再配線処理(ピックアップは現状のまま)で¥17.000、2連スチールサドル代など
、以上の作業を全て行なうとほぼ21万のチューンナップ費用となります。
ご要望のサウンドからするとピックアップを交換する以前の基本作業でこの金額ですから、これ以上の対応はご本人のご判断を仰ぐしかないですね。取り急ぎ、Fさんへのお見積もりでした。
ご連絡をお待ちしております。
ショック! 8月が終わります。 くう~ また海に行けなかった・・
写真はチューンナップの依頼で届いたFさんのナビゲーター。80年製オーダー品だそうです。
丁度ワタシがESP社を退社した後の個体ですね。
ご本人の要望はブキャナン系のブルージーさ、テレキャスでプレイしている時のベックのサウンドとご指定頂いております。CFS化は必須とのことで、それを前提に。
まずはネック材がパドーク材なので、この材は硬質な音質系ではありますが、角の取れたマイルドさを備えたサウンドが特色です。しかもブリッジサドルがブラスですから、現状よりサウンドエッジを効かせる為にはサドルを t.m.p製の2連スチールサドルへの変更が必要でしょうね。
それによって、よりブライトでシャープな立ち上がりになります。
CFS化を行なう際に当然リフレットとなりますが、CFS化+リフレットで¥65.000,スロープヘッド化を行なうのであれば、更にプラス6万、そして燻煙処理に6万、劣化した電装系パーツを総交換しての再配線処理(ピックアップは現状のまま)で¥17.000、2連スチールサドル代など
、以上の作業を全て行なうとほぼ21万のチューンナップ費用となります。
ご要望のサウンドからするとピックアップを交換する以前の基本作業でこの金額ですから、これ以上の対応はご本人のご判断を仰ぐしかないですね。取り急ぎ、Fさんへのお見積もりでした。
ご連絡をお待ちしております。
経過報告 2件
0830 ヨコハマ 曇り空
8月も終わっちゃいますね。なんか寂しいね。
こんな天候ですから燻煙処理が出来ないままに滞ったままです。
写真は本日 指板Rを変更の上、フレット打ちを行なったカスタムオーダーのCCR のネックです。
完璧なフレット打ちが行なえて満足です。晴れたらネック全体のクリアーコーティングに移行します。
70's 初期のフェンダー・ジャズベースは本日仮組みを行ないました。
ここまでの作業で、ネック本体も、ネック仕込みも精度を出し直して作り込みをして来ましたので、この仮組みでブリッジも取付けて全ての関係性を確認しました。
ネックの仕込み精度も悪く、ブリッジの元の取付け位置も、理想位置から5㍉もズレ込んでいました。しかし、もうこれで大丈夫、この設定であれば、この個体はバランス良く、タイトに鳴らない筈が無いのです。
必ずこの個体のポテンシャルは100%引き出せます。そこまでの作業を行って来てますからね。
別な言い方をすれば「これ以上のクオリティサウンドでこの楽器は鳴りません」って事です。
アナタの楽器はその状態ですか?
先程、CCRのボディ生地へのコントロールキャビティ加工が終了致しました。
次の行程では生地の仕上げ研磨へと移行します。
8月も終わっちゃいますね。なんか寂しいね。
こんな天候ですから燻煙処理が出来ないままに滞ったままです。
写真は本日 指板Rを変更の上、フレット打ちを行なったカスタムオーダーのCCR のネックです。
完璧なフレット打ちが行なえて満足です。晴れたらネック全体のクリアーコーティングに移行します。
70's 初期のフェンダー・ジャズベースは本日仮組みを行ないました。
ここまでの作業で、ネック本体も、ネック仕込みも精度を出し直して作り込みをして来ましたので、この仮組みでブリッジも取付けて全ての関係性を確認しました。
ネックの仕込み精度も悪く、ブリッジの元の取付け位置も、理想位置から5㍉もズレ込んでいました。しかし、もうこれで大丈夫、この設定であれば、この個体はバランス良く、タイトに鳴らない筈が無いのです。
必ずこの個体のポテンシャルは100%引き出せます。そこまでの作業を行って来てますからね。
別な言い方をすれば「これ以上のクオリティサウンドでこの楽器は鳴りません」って事です。
アナタの楽器はその状態ですか?

先程、CCRのボディ生地へのコントロールキャビティ加工が終了致しました。
次の行程では生地の仕上げ研磨へと移行します。












